『波紋音』の魅力。

April 29 [Mon], 2019, 11:05



今日はある楽器について書いてみたいと思います。
『波紋音(はもん)』という日本の打楽器(スリットドラムの一種)です。


スリットドラムとは、木や鉄などの板に溝(スリット)を作り、打面の大きさや形によって音程を変えてメロディックな音を作り出せるというもの。様々な種類があり、古くからあるものでは木鼓、最近ではRav Vast DrumやHAPI Drum等があります。

2000年初頭のハンドパン(スリットドラムではないです。)の爆発的なブーム以降、海外を中心にちょっぴりブームになっている楽器でもあります。


そして、この『波紋音』は日本人鉄作家の斉藤鉄平氏による作品。
一つ一つ手作りで、スリットの入り方、音程、全てがランダム。ネットで見つけて初めてその音を聴いた時、ものすごい衝撃を受けました…。

注文したのは今年の頭位。完全手作りで現在(2019/04/29)は注文受付していないようです。

先日届きまして、生でその音を聴いて改めて感激しました…。





見た目は宛ら、ひび割れた石のよう。
渋く、寂寥を感じるような、ひと目見ただけでは楽器と思えない風貌です。

しかし、そんな見た目からは想像もつかないほど美しい音がなるんです…。






水琴窟のような音とも評されています。

僕が初めて聴いた時は
「お寺の鐘の音のようだ」
と感じました。
見た目もなんとなく仏具を彷彿させるような雰囲気がありますよね。



侘び寂びを感じるような、心静まるような音。
夏の夕暮れ、渓流のせせらぎを聴くような、どこかノスタルジックな音。
鉄という硬質な素材から響く、優しく柔らかな音。




「音の響き」そのものに感動できる。
ジャズを聴くようになってからパーカッションに興味を持ち始めた僕ですが、日本にこんなに魅力的な打楽器があったなんて...
こんな素晴らしいものが手元にあるなんて...!!
個人的に、一生物の打楽器です。



最後に、この打楽器で遊んでいる時に思い出した和歌を。



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氷ばかり艶なるはなし。
苅田の原などの朝のうすこほり。
古りたる檜皮の軒などのつらら。
枯野の草木など、露霜のとぢたる風情、おもしろく、艶にも侍らずや


心敬「ひとりごと」


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