『あの日、欲望の大地で』

September 17 [Thu], 2009, 2:48
'09.09.09 『あの日、欲望の大地で』(試写会)@よみうりホール

yaplogで当選。また重めの作品(笑) 『バベル』『21グラム』の脚本家ギジェルモ・アリアガの初長編監督作品ってことで、ズッシリ重量級間違いなしながら、きっといいに違いないと応募。当選した。

*やや、ネタバレしてます! そして、熱く語ってます

「ポートランドの人気レストランでマネージャーとして働くシルビア。仕事は順調ながら満たされず、自傷行為を繰り返している。同僚との不倫も、行きずりの男たちと関係を重ねてしまうのも、心に抱えた傷のせいなのか。ある日、彼女の前に見知らぬメキシコ人男性が現れる。一人の少女を連れて…」という話で、これは一人の女性の半生と、再生の話。その半生は相変わらず重く、再生にしても兆しが見えたところまでで終わってしまう。見ている側としては何ともやり切れない感じだけど、何故か見ていてイヤではない。主要な人物で幸せな人は一人も出てこない。共感しているのとも違うと思うけど、主人公達の気持ちは分かる。例えその行動を正しいことだと思えなくても、それでも彼らの気持ちは分かってしまう。やっぱり脚本と見せ方が上手いんだと思う。そして演技がいい。

ポートランド、ニューメキシコ、メキシコと3都市を舞台に3つの話が交互に描かれる。唐突に場面は切り替わるけど、特に説明はない。でも、混乱することはない。それぞれの場面がリンクしているのはなんとなく分かる。『バベル』でもそうだったし(笑) ポートランドで空虚な生活を送るシルヴィア。ニューメキシコの乾いた大地で逢引する中年の男女。メキシコで農薬散布の仕事をする父娘。それらが初めは断片的に、そのうちにじわじわ広がって交わる。メキシコの父の飛行機が農薬散布中に墜落してしまう。父の友人カルロスは彼の頼みを受けて、娘を連れてその母親に会いに行くことになる。冒頭、ポートランドでストーカーのようにシルヴィアを追っていたのが実はカルロスだったことに気づく。似ていると思っていたけれど、メキシコの照りつけるような太陽の下、真面目に働く友人に比べ、だらだらやる気のなさそうなカルロスと、思い詰めたような表情でシルヴィアを見つめる男と一致するのに時間がかかる。その感じが上手い。そんな感じで、この3つ場面と、それぞれの登場人物達とシルヴィアの関係が見ている側にじわじわと分かるようになっている。それが上手い。この辺りはさすがにギジェエルモ・アリアガという感じ。

次第に映画の中心となっていくニューメキシコの男女。この2人にはそれぞれ家庭がある。話はこの2人が平原のトレーラーハウスで焼死した後、回想の形で始まる。だから回想シーンと語られている時点と、ここでは2つの時点を交互に描く。そして後にもう一つ別の視点がある事が分かるけど、多分それはうすうす分かると思う。でも、知らない方が絶対におもしろい。男の家庭についてはあまり描かれない。このエピソード自体は男の息子達が友人と、父親が焼死した現場を見に行くところから始まる。男のお葬式に女の家族がやって来て、その夫が「お前達の父親が、この子達の母親を奪った」と怒りをぶつける。見ている側としては、不倫ならお互い様だろうと思うけれど、後に彼には罪悪感があったことが分かる。これは多分その裏返し。そしてこの時、男の次男サンティアゴと女の長女マリアーナは初めてお互いを認識する。お互い心に深い傷を抱えている2人が強く惹かれあうこのシーンは好き。この時点ではまだ恋愛ではない。この後、2人はそれぞれ父と母を失った穴を埋めるかのように追体験し、やがて結ばれる。

この2人の姿が本当に痛々しい。特にマリアーナは母の心が自分達家族から離れ、男に向かっているのを敏感に感じ取っている。サンティアゴとの会話で以前は彼氏がいたと言っていたので、既に経験があるのかもしれない。この娘の心理描写がスゴイ。母には母でいて欲しい。それはもちろん娘である甘えもあるけれど、男女のことについて知っている、もしくは知りつつあるからこそ、母の女である部分を見たくないって気持ちは分かる。上手く言えないけれど、恋愛に強い憧れを持ちながら、大人の男女の関係を淫らで汚らわしいものに感じる。その思春期特有の潔癖さみたいな感じがすごく伝わってきた。この感じ女性ならよく分かるんじゃないかと思う。別にウチの母親はフツーの母親だったし、書いててちょっと恥ずかしいけど・・・(笑)

マリアーナの母ジーナは数年前に乳がんになり、乳房を切除した。最初のうち彼女は胸に触れさせない。見ている側は乳がんで胸が無いんだろうなとうすうす勘付いている。だから彼女が不倫に走ったんだということも何となく理解する。彼女との逢瀬のためトレーラハウスを用意した男の前で初めてその姿を見せる。この時のキム・ベイシンガーの演技はスゴイ。男はそれをも愛すると言う。それを彼女は大きな愛だと思う。でも、違うと思うんだけどな。これは単に欲情なのであって、こんなにこの女を愛するオレに酔ってるだけなんじゃ? って、言ってしまってはみもふたも無いのかな(笑) でも、本当に愛していたら家族のために別れるといったあの時、彼女のために身を引くんじゃないかな。そうでなければ、離婚して彼女との家庭を築くんじゃないだろうか。でも、乳房を失い女性として傷ついた彼女は、長距離トレーラーの運転手の夫とのセックスレスでより深く傷ついている。自分はもう女ではないのか? 私自身は妻になったことも、母になったこともないので、母親であっても女でいたいという感覚が本当には理解できていないけれど、女性であることを強烈に実感できるのは、やっぱり男性に身も心も愛されることなんでしょう。それは分かる(笑) でもなぁ・・・。愛情と欲情はとっても似てるし、愛情の重要要素ではあると思うけれど、やっぱり違うと思うんだけどなぁ。その辺りが人間の弱さなのかもしれない。

ジーナの乾いた感じはすごくよく分かる。それが、ニューメキシコの乾燥した空気と、何もない感じ、それでいて閉塞的な感じとともに画から伝わってくる。もちろん、それはキム・ベイシンガーの演技のおかげでもある。しだいに自分でも抑えきれなくなってくる感情。見えすいた嘘に気づきもしない夫。彼女の気持ちは理解できる。理解はできたけれど・・・。明らかに自分の不貞に気づき、攻撃してくる娘に「明日、話しましょう」と言う。その約束は果たせずに終わる。彼女は何を話そうとしたのだろうか・・・。真実か、それとも嘘を重ねたのか。そして悲劇は起こる。

マリアーナとサンティアゴが自らの腕に火をかざし、火傷をするシーンがある。これは真実を知った後から考えると辛い。画面の中で2人が傷をなめ合うように心を寄せ合う頃、シルヴィアの前にカルロスと少女マリアが現れる。マリアを見た瞬間逃げ出してしまうシルヴィア。それはずっと抱えてきた心の傷と正面から向き合わなくてはならなかったから。彼女は生後2日でマリアを捨てた。それは彼女が犯した罪ゆえ。これに関しては見ていれば何となく分かるし、勘のいい人ならこの拙い文章だけでも分かってしまうと思う。シルヴィアの愚行とも思える行動(例えば不倫相手と一夜を共にした朝、裸身を窓辺に晒し、通学中の親子に見せるとか・・・)も理解できる気はする。自分をずっと憎んできた。自分を愛せないのは辛い。だから自ら傷つける。自分は汚れたものと思っているから、行きずりの関係を重ねてしまう。レイプ被害者の女性に多い症状だと聞き、胸が痛んだ覚えがある。行為自体は嫌悪しているし恐怖なのに、自分は穢れていると見知らぬ男性との関係を結んでしまう。そして、より自分を傷つけてしまう。多分、本当は自分を愛したいし、自分を愛して欲しいと思っている。だから、自分を差し出してしまう。もちろん、心理学の知識も、精神科医でもないので間違っているかもしれないけれど・・・。でも、それはやっぱり愛じゃない。

シルヴィアは実は加害者であり被害者。直接、法に触れたり傷をつけられたりしてはいないけれど、精神的に傷つけられた。彼女の罪は許されることではないけれど、それを引き起こした人物は別にいる。女として傷ついたから、女として満たされたいから、だからといって娘にこんな人生を歩ませる母親って一体なんだよと思う。性(さが)というけれど、人の性は時に罪深い。シルヴィアは娘と向き合い、不器用ながら母になろうとする。そして夫である昏睡状態のサンティアゴに自分の罪を告白する。ずっと抱えてきた重荷をやっと彼に分けることが出来た。死を覚悟した彼がカルロスにシルヴィアを連れてきて欲しいと頼んだのは、娘を思ってのことだけじゃない。だったら娘を託せばいいだけのこと。多分、彼は知ってた。少年のあの日、少女だった彼女を一目見た瞬間に理解したんだと思う。彼女の立場だったら同じことをしたかもしれない。だから彼の方から彼女にコンタクトした。でも、若かったあの頃は若く不器用で彼女を救いきれなかった。彼女が告白したのはそれが分かったからなんじゃないだろうか。全てを受け入れてくれる人がいることが。

キャストはみんな良かった。ジーナのキム・ベイシンガーは女として満たされない、乾いた心を見事に表現していた。だからこそ、ジーナが欲望のおもむくまま突き進んでしまう気持ちは理解できる。でも、それゆえ1人の女性が一生苦しむことになるわけだから、やっぱり罪深いものとして映らなくてはならない。そのさじ加減は良かったと思う。少年のサンティアゴも良かった。繊細で。だからこそマリアーナの辛さが分かったんだと思う。でも、彼もまた傷を負っていたし、全てを受けとめられるほど大人じゃない感じが痛々しくていい。カルロスのホセ・マリア・ヤスピクも良かった。事情を知らない彼は親友を思うあまり、シルヴィアを理解できず嫌悪するけど、しだいに受け入れる感じがいい。ジーナの夫役の人も良かった。お葬式でサンティアゴ達に怒りをぶつけた時にはイヤな男だと思っていたし、ジーナの見えすいた嘘にも気づかないダメなダンナだと思っていた。でも、今度は娘を失うと知りながら、すれ違ったサンティアゴをそのまま行かせたあの瞬間、彼がホントは全て知っていたのだと分かった。怒りの矛先をサンティアゴに向けたのも、妻の嘘にも気づかないフリをしたのも、妻に応えられなかった罪悪感。このシーンは良かった。

マリアーナのジェニファー・ローレンスがいい。思春期特有の潔癖さと、母に甘えたい母のままでいて欲しいという気持ちが伝わってきた。思いのほか大胆なのも、この時期の女の子の早熟な感じでいい。その思春期の潔癖さと好奇心が悲劇を招いてしまう感じもよく分かる。彼女の行動を詮索好きな子とも、生意気とも思わなかったのはジェニファー・ローレンスのおかげ。そして、早熟さゆえに結論を急いでしまい。娘を捨てることになる。サンティアゴは多分知ってた。もう少し頑張れば・・・。でも、きっとダメだっただろう。やっぱりお互い苦しんで、自分を受け入れられるようにならないと、相手も受け入れられない。そういう、痛々しい早熟だけど未熟な感じがすごく良かった。自分をコントロールできない感じ。

そしてシルヴィアのシャーリーズ・セロン。シャーリーズは好きな女優さん。美人女優の枠にとらわれず汚れ役にも挑戦している。よく女優がノーメイクで汚れ役を演じたりすると、体当たりの演技と言ってほめる傾向にあって、それだけで評価するのはまり好きじゃないけど、大袈裟に泣きわめいたりするわけではないのに、心の傷や、満たされず空虚な感じ、いつも何かが頭にあって離れない感じが伝わってきた。だから前半の行きずりの関係を続けてしまう辺りもイヤではない。店の客と去った彼女を追ってきた不倫相手との修羅場を演じた後、置き去りにされた彼女を見かねて送ってくれたカルロスを誘うシーンが痛々しい。多分、その行動自体も恥じている。そして、カルロスに拒絶され、より自分を恥じる。その表情がいい。映画の性質上、シルヴィアの部分はあまり触れなかったけど、主役はあくまでシルヴィア。それはシャーリーズ・セロンの演技あってこそだと思う。

とにかく、入り組んだ話を混乱せず、飽きさせもせず見せてしまう。しかも少しずつ見ている側が理解できるようにヒントを与えつつ、でも多くは語らず見るものに委ねる脚本が見事。そして画がいい。シルヴィアの住むポートランドは海辺の薄暗い町。実際、薄暗いのかは知らないけど(笑) 暗く青っぽい画と、しとしと降る雨がシルヴィアの冷え切った心を感じさせる。ニューメキシコは乾いている。それはジーナの心の乾き。そしてマリアーナの乾きでもある。そしてメキシコの鮮やかな色。輝く太陽。それは希望と再生の色。

と・・・。読み返すと恥ずかしくなるくらい熱く語ってしまった(笑) 相変わらず重い。でも、嫌いじゃない。それは希望のあるラストのおかげかも。監督作品としては初めてだけど、『バベル』『21グラム』『アモーレス・ペロス』『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』と脚本家としてのギジェルモ・アリアガ作品はけっこう見ている。『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』の次に好きかも。良かった。


『あの日、欲望の大地で』Official site
  • URL:https://yaplog.jp/maru-a-gogo/archive/680
Trackback
Trackback URL


時系列のない同時進行のような形で進んで行く物語は、最初違和感を覚えますが、後半になってわかってくると、なるほどと頷かずにはいられないミステリーの様相を呈している。
シャーリーズ・セロンさん主演です。重く沈んでいくような話で、ラストでようやく浮上する。
美貌のレストラン経営者のわざと自分をおとしめるような行為の裏には、取り返しのつかない過去があった、というもの。それをずっと引きずって、身を傷つけながらも後悔しても拭えない、過去。
彼女の少女時代を演じたジェニファー・ローレンスさんがまた素晴らしい。少女特有の潔癖さ、また多感な微妙な心情が良く出ていました。彼女はとある行為を目撃したことにより、自ら母親を殺してしまう事になるのです。
愛を求めて罪を背負い、罪ゆえに愛を拒む。
しかし、シルヴィアには共感は出来ず、むしろ母親の気持ちのほうが共感できるものがあった。彼女は片方を乳房切除してることから、きっとこんな姿でも誰かに愛されたい、と切に思っていたことだろう。だから愛してくれる相手に巡りあえて、嬉しかったのではないだろうか。確かに不倫は良い事とは思わないけれど…。
しかし、まだ若い少女...
いやいやえん  October 09 [Tue], 2012, 15:05
 『21グラム』や『バベル』の脚本と聞いただけで尊敬してしまう。この前に観た『夜
EURISKO2005  March 20 [Sat], 2010, 9:27
製作年:2008年 製作国:アメリカ 監 督:ギジェルモ・ア
いつか深夜特急に乗って  March 09 [Tue], 2010, 20:56
原題は「THEBURNINGPLAIN」。これはあの二人が死ぬことになるトレーラーハウスの炎のことか、若い二人がお互いを忘れないために痕跡を作るための炎の意味なのか、まさに大地を人間の欲望の炎が燃えているというドラマである。最初の2世代は、まさに親の因果が子に報いと...
映画と出会う・世界が変わる  March 08 [Mon], 2010, 7:47
この映画は大河ドラマである。しかし、歴史的な事件をからませることなく作り上げている点は、日本の大河ドラマに慣れている者にとっては新鮮な驚きである。時間の経過や年代を歴史的な事件で表現するのではなく、エピソードの一見無秩序な順序で表現していることが、この...
映画と出会う・世界が変わる  March 08 [Mon], 2010, 7:47
『21グラム』や『バベル』などの脚本家として知られるギジェルモ・アリアガが、監督として長編デビューを飾った壮大な愛の物語。愛を渇望する悲しい宿命を背負いながらも、一筋の光に導かれる3世代の女性たちの生き様を真摯(しんし)に描く。ミステリアスな主人公とその母親を演じるのは、シャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガー。このオスカー女優二人が肉体をさらけ出し、ひたむきに熱演する女性たちの魂の叫びやその悲しみに圧倒される。[もっと詳しく]

火、風、水、土の四大要素(Element)を、勝手にキャラに当て嵌めてみる。

ほとんど前知識なしに『あの日、欲望の大地で』という、なんとかしてくれといいたくなるような邦題の作品を見始めて、いきなりというか僕の好きなシャーリーズ・セロンの裸身が目に飛び込んできてドギマギする。
しばらくすると、僕と同じ年のキム・ベイシンガーのいつものような困惑したような儚げな表情に魅せられてしまう。
そしてこのキム・ベイシンガーは4人のこどもを持っているがそのマリアーナという名の長女役の少女がとてもしっかりした目力を持っていて素敵な子だなあと思いつつ、あとでチラシを見てジェニファー・ローレ...
サーカスな日々  March 07 [Sun], 2010, 11:33
映画チラシ 出演:シャーリーズ・セロン
映画『あの日、欲望の大地で』
▼画像をクリックすると楽天オークションに▼

-出品画面-
★部屋?...
楽天オークション出品中  February 07 [Sun], 2010, 17:49
あの日、欲望の大地で’08:米

◆原題:THE BURNING PLAIN◆監督:ギジェルモ・アリアガ「バベル(原案)」「21グラム(脚本)」◆出演:シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス、ブレット・カレン、テッサ・イア
◆STORY◆断崖にあるレスト...
C'est joli?ここちいい毎日を?  February 04 [Thu], 2010, 11:37
絶対にあってはならないことだけど、そのことをその人がしてしまった理由を知ってしまうと、それはその人の命を守ることだったんだなと思えるような、それほどのことってある。この映画では、そんなことを考えた。シャリーズ・セロン演じるシルビアは、海辺の人気レストランのスタッフ。予約をさばき、ワインをすすめ、お客さんが心地よい食事の時間を過ごせるように、気を配る。仕事ができる彼女だが、タバコを吸うために休憩するとき、なぜか、自分のからだを傷つけずにはいられない。また、プライベートでは出会った男性と次々とベットを共にする。それは快楽のためというより、自傷行為のよう。そうでもしないと生きていけないとでもいうように、からだを傷つけ、自分に罰を与えるように男性と関係をもつ。そんな彼女の前に、一人のメキシコ人の男が親友の娘を連れて現れる。その女の子はシルビアの子どもだという。シルビアは、彼女を生んで二日目に、恋人と彼女をおいて家を出てきたのだ。しかし、それにはわけがある。彼女は娘が自分の影響を受けることを恐れたのだ。これまでの事を謝罪し、許しを請うときに、「あなたが私のようになるのが怖かったの」という。そ...
今のところではありますが…  November 22 [Sun], 2009, 11:52
「あの日、欲望の大地で 」★★★★オススメ
シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス主演
ギジェルモ・アリアガ・ホルダン監督、107分、2009年、2009-10-10公開



                    →  ★映画のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい←

「映画冒頭の燃えるトレーラーハウスの映像、
説明もなく全く別の場所でストーリーが始まる、
でも燃える映像が頭から離れない、
そして映像が燃える前のトレーラーハウスに繋がる、
くどい説明などなく、流れるように物語が動き出す」


孤独を抱える二人の女、
同じ孤独を抱えていても
その度合いは誰にも分からない、
深い深い井戸を覗き込むように。

時間軸が現在と過去に移動し
別の場所別の主人公の物語が重層的に語られる、
どこで繋がるんだろう、
もしかして全く別の話を重ねているだけなのか、
ミステリータッチで目が離せない。


身近な人にはうまく伝えきれず、
日常とは別の部分でわずかな接点だけあれば
むしろ知らない人のほうが
心を通わせられるのかもしれない、
もちろ...
soramove  October 30 [Fri], 2009, 8:54
久々に洋画をみてきました。 とりあえず、邦題が生々すぎw アメリカの田舎の不倫の
かりんのつれづれなるblog  October 25 [Sun], 2009, 12:43

{/kaeru_en4/}この大学って、たしか吹石一恵の出身大学よね。
{/hiyo_en2/}あの「雪に願うこと」の吹石一恵か。
{/hiyo_en2/}そう。
{/kaeru_en4/}日本のシャーリーズ・セロンと呼ばれる吹石一恵か。
{/hiyo_en2/}日本のシャーリーズ・セロン?誰がそんなこと言ってるの?
{/kaeru_en4/}セロンだけに、世論が言ってる。
{/hiyo_en2/}なに、それ。あなたが勝手に言ってるだけでしょ。
{/kaeru_en4/}でも「あの日、欲望の大地で」なんか観ると、あのシャーリーズ・セロンの役を吹石一恵が演じたら彼女も一皮むけるんじゃないかって、想像しちゃうわけよ。
{/hiyo_en2/}そんな突飛なことを思うのは、あなたくらいなものよ。
{/kaeru_en4/}そんなことはないだろう。シャーリーズ・セロンっていえば、アカデミー賞女優だ。吹石一恵にもああいう大女優になる素質があるんじゃないかと俺は秘かににらんでいるわけよ。
{/hiyo_en2/}吹石だけに、いまは原石だけど、磨けばダイヤになる?
{/kaeru_en4/}うまいこと言うねえ。「あの日、欲望の大地で」のシャーリーズ・セロンもうまかったけど。
{/hiyo_en2/}そして、キム・ベイシンガー。盛りを過ぎ、老いが忍び寄る女性の哀しさを体...
JUGEMテーマ:映画 

母娘3代に渡る愛と運命の叙事詩。「21グラム」「バベル」でイニャリトゥ監督と組む脚本家ギジェルモ・アリアガの初監督作品ということで、それらの作品とも共通するテーマ“人々をつなぐ宿命”が描かれていました。とても見応えがあり、満足度の高い映画でした。その一番の要因は主人公シルヴィアを演じたシャーリーズ・セロンの演技です。ポートランドの海辺のとある高級レストラン。シルヴィアはそのレストランのマネージャーとして働いている女性です。海辺とは言っても、曇りや雨の多い地域の陰鬱な絶壁の上にありまさにシルヴィアの佇まいにどこか似ている、寂しげで悲壮な雰囲気です。彼女の表情やふるまいから、深い悲しみと罪悪感を抱えて生きている女性だということが、じわり、じわりと伝わってきます。物語の流れは現在のシルヴィアを中心にして時間も行きつ戻りつ、場所も雨のポートランドと乾いたメキシコをかわるがわる、とても複雑に進行するので、脚本、演出、俳優の演技、そのどれもがしっかりしていないと観客はたちまち置いて行かれてしまうような作りでした。しかし、そのどれもが行き届いており、複雑にからんだ糸...
ハピネス道  October 06 [Tue], 2009, 1:10
{/hikari_blue/}{/heratss_blue/}ランキングクリックしてね{/heratss_blue/}{/hikari_blue/}
←please click


アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督と組んだこと数回、
『アモーレス・ぺロス』『バベル』『21グラム』『メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬』の脚本家、
ギジェルモ・アリアガ初監督作!


ずいぶんとまた、古臭い邦題できました{/m_0006/}
どっかで聞いたことあるようなカンジ。

試写で先週観て来ました?{/hikari_blue/}

シャーリーズ・セロン&キム・ベイシンガーの二大オスカー女優共演。
といっても二人の絡むシーンはナシ。

キム・ベイシンガーの娘の数年後役、少女時代の罪の意識が拭えず孤独なシルビアにシャーリーズ。
本作では製作総指揮も担当、力入ってます。


シャーリーズといえば、役の為ならヌードもいとわず過去作品でも
かなり披露しているけど、今回も冒頭から裸体。



少女時代を新人、ジェニファー・ローレンス。ヴェネチア映画祭で新人賞受賞


キム・ベイシンガーはその母親。

わたしは『セルラー』や『トラブル IN ベガス』以来みてないかも。
かなり久々。綺麗だけどさすがに歳とりました



キムの旦那さん役...
我想一個人映画美的女人blog  October 05 [Mon], 2009, 11:37
監督・脚本: ギジェルモ・アリアガ
キャスト
シルヴィア☆シャーリーズ・セロン
ジーナ☆キム・ベイシンガー
マリナーナ☆ジェニファー・ローレンス
ジョン☆ジョン・コーベット
ニック☆ヨアキム・デ・アルメイダ
サンティアゴ☆ダニー・ピノ
カルロス☆ホセ・マリア・ヤスピク
サンティアゴ(青年)☆J・D・パルド
ロバート☆ブレット・カレン
マリア☆テッサ・イア

【ストーリー】
シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺にたたずむ...
あーうぃ だにぇっと  October 05 [Mon], 2009, 7:20
原題:THEBURNINGPLAIN監督・脚本:ギジェルモ・アリアガ出演:シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス鑑賞劇場 : CINECITTA公式サイトはこちら。<Story>行きずりの情事を繰り返し、孤独を守る謎めいたレストランマネージャー、シ...
NiceOne!!  October 03 [Sat], 2009, 18:51
{{{   ***STORY***
行きずりの情事を繰り返し、孤独を守る謎めいたレストランマネージャー、シルビア。ある日、彼女の元にシルビアの娘と名乗る少女マリアが、夫の危篤を伝えに現れた。突然の出会いに戸惑うシルビアに、国境の町ニューメキシコの荒野での若き日の過ちがよみがえる。かつて、不倫の恋に走った母ジーナ、母と同じ宿命をたどることを恐れ、すべてを捨てて逃げたシルビア。灼熱の大地で渇きを満たすように愛を求めた女たちの秘密とは。そして、シルビアは一度手放した愛を取り戻せるのか…?  gooよ...
Cartouche  October 01 [Thu], 2009, 11:13
(原題:THE BURNING PLAIN)
【2008年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★★☆)

「21グラム」「バベル」の脚本を手掛けたギジェルモ・アリアガの初監督作品。
時代と場所を越えて、さまざまな女性たちが織りなす愛と葛藤の物語。

アメリカ北東部、メイン州の海辺の街ポートランド。高級レストランの女マネージャーを務めるシルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、てきぱきと仕事をこなしスタッフからの信頼も厚い。しかし、職場を一歩離れると、行きずりの男と安易に情事を繰り返していた。ある日、そんな彼女の身の回りを、怪しげなメキシコ人男性カルロス(ホセ・マリア・ヤスピク)が付きまとうようになる…。



すべては荒野にポツンと止まったトレーラーハウスが、静かに炎上している場面から始まるのです。

この作品、何を書いてもネタバレになっちゃうな?と躊躇してたんですが、チラシの裏を見ると、ぜ?んぶ書いちゃってあるんだよね。
ともやは何も知らないで鑑賞して、エピソードの繋がりが観て行くうちにだんだんと分かってくる過程が面白かったのだな。



まずは、シャリーズ・セロン演じるシルビア。
冒頭から綺麗な裸体を(本当に)惜しげも無く見せてく...
ともやの映画大好きっ!  September 23 [Wed], 2009, 16:09
★★★★  試写会場のよみうりホールは超満員。開場30分前から階段に大行列が出来る仕末。この映画に対する期待感と熱気がムンムンと漂っているようだった。 この映画は、『21g』や『バベル』の脚本を手がけたギジェル・アリアガが、初監督を飾った親子三代に亘る愛の
ケントのたそがれ劇場  September 23 [Wed], 2009, 12:07
(原題:The Burning Plain)


----これはまた古めかしいタイトルだニャあ。
アフリカあたりを舞台にした一大叙事詩ってこと?
「いや、主たる舞台はアメリカだね。
もっとも一部分はメキシコの国境近くだけど…」
----ふうん。どういうお話ニャの?
「それを一言で説明するのは、
かなり難しいな。
なんと言っても、この映画の監督は
あの『バベル』や『21グラム』の脚本家として知られるギジェルモ・アリアガだからね」
----へぇ?っ。
ということは、今回も過去と現在が交わりながら
複数のエピソードが展開していくってことだね?
「そう。
しかも今回はそこに3代の血の繋がった女性が関わってくる。
最初のうちは、いったいどこがどう繋がるのか、
当然だけど、まったく分からない。
でも、それでも観る者をいらいらさせることなく、
緊張感を維持させながらスクリーンに目を釘付けにさせるんだから、
ぼくはこの監督、きらいじゃないね。
テーマはともかくとして、映画を観たという充実感を与えてくれる」
----テーマはともかくって?
「テーマというよりも、
観るべきところはその設定かな。
これについてはイギリス版の予告編のテロップが
実にうまく言い表してい...
ラムの大通り  September 22 [Tue], 2009, 16:00
愛ゆえに 女ゆえに 公式サイト http://yokubou-daichi.jp9月26日公開監督・
風に吹かれて  September 18 [Fri], 2009, 15:09
Comment
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。
maru♪
>谷澤 サマ

こんばんわ♪
TB&コメントありがとうございました。
TBは大歓迎なのでとってもうれしかったです

シルビアは痛々しかったですね。
彼女の抱えている傷がハッキリと分かるのは後半になってから。
なので、前半の彼女の姿に戸惑ったりもしますが、
自分を憎んでいることをきちんと感じさせるシャーリーズの演技が
素晴らしかったですね。

是非また遊びにいらして下さい
November 25 [Wed], 2009, 1:11
maruさんの素晴らしい感想に、私の方のTB機能がないのに、TBしました。
私もすごくいい映画だと思いました。とくに、自分のことを憎んでいるがゆえの行為をしてしまうシルビアが辛かったです。
November 23 [Mon], 2009, 7:43
maru♪
>rose_chocolat サマ

お恥ずかしい・・・
映画自体は淡々とした語り口なのに、熱くなってしまいました。
しかも赤裸々に書いちゃっててホントに恥ずかしいです(笑)
正直、見終わった後は「ふ〜ん」というような感じだったんです。
記事を書いているうちに熱弁を振るってしまいました・・・
やっぱり作品の力なのでしょうか。

そうですね! 「母親を奪った」というところがミソなんですね!
"○○ちゃんのお母さん"と呼ばれたことがない身としては、
その響きの幸福感と、自身の喪失感みたいなものが、
イマヒトツ理解できていない気がします

この記事を書いていた時には、マリアーナに感情移入していました。
彼女がとっても痛々しかったんですよね。
でも、今はキム・ベイシンガーの乾ききった表情ばかり浮かびます。

見る人や角度を変えると、また違った見方ができる。
やっぱり優れた作品なんだと改めて思いました。
October 07 [Wed], 2009, 3:14
確かにレビュー熱いね!

ジーナとニックの背景が細かく描かれていないところがこの作品のポイントとなるように思います。
私たちは想像するしかないんですけどね。
ですが、ジーナの夫が、
>「お前達の父親が、この子達の母親を奪った」
って言ってました。
この台詞、「僕の妻を奪った」 じゃ、ないんですよね。 
ここがミソだと思いませんか?
そう考えるとかなり読み解ける気がしてきます。

やっぱりいくつになっても男は男だし、女は女。 愛されないと生きてはいけないってことでしょうね。 これは愛情だの欲望だのそれぞれ意見が出てきて面白いんだけど、私生活も透けて見えそうなんでこの辺でやめにします(笑
October 05 [Mon], 2009, 11:23
maru♪
>ともや サマ

こんばんわ〜♪
コメントありがとうございました!

なるほど中国の四大元素を描いていたんですね! 納得です。
ニューメキシコの乾いた土の感じと、
ポートランドの暗く青い海の対比が良かったです。
それぞれの心を上手く表しているなぁと思いました。

『21グラム』も3つの場面が入りくんでいましたねぇ・・・
『メルキアデス・・・』もやっぱり入りくんでます(笑)
でも、トミー・リー・ジョーンズの演技がいいので、
ラストに「なるほど」と思い、
最後まで頑張って見てよかったと思いました(笑)
September 27 [Sun], 2009, 3:38
こんばんわ〜、maru♪さん!
TB&コメントありがとうございます〜。
脚本もさることながら、ロケーションも良かったです。
もともとはそれぞれの4つの物語の風景が中国の四大元素(土・空気・火・水)を準えている…ということらしいですからね〜。

ともやは実はアリアガ脚本作品を1本も観たこと無いんです〜。
ちょっと前にTVで「21グラム」をやっていたんだけど、冒頭で眠っちゃいました(笑)。
今度ちゃんと観てみようと思います♪

>『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』の次に好きかも。
これお薦めなんですね♪
チェック、チェックです♪
September 24 [Thu], 2009, 2:18
maru♪
>えい サマ

重い映画でしたが『縞模様のパジャマの少年』のような、
どうにもやり切れない重さとは違って、救いがありりました。
人生というのは自分でもどうにもならないものだったりするんですね。

見ている時は、あのお父さんがもっと細やかな人だったら、
あんなことにはならなかったんじゃないかと思っていました。
でも、あのシーンを見たとき、彼は全て知った上で、
自分を責めていたんだと気づき、切なくなりました。
あのお父さんは、かなりかわいそうでした・・・
September 23 [Wed], 2009, 4:25
えい
こんばんは。

いつもながらの洞察に富んだレビュー。
しかも女性ならではの視点に感服いたします。

重いというのもそうですが、
人生を感じさせる映画でしたね。
自分の欲望に素直に生きれば、
それは、おのずと人を巻き込んでしまう。
傷つける者、傷つく者。
妻を寝取られ、同じ血筋の息子に今度は娘を…。
表面的な出番は少ないですが、
あの父親もつらい(涙)。
September 22 [Tue], 2009, 21:02
・ プロフィール ・
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:maru-a-gogo
  • アイコン画像 趣味:
    ・映画-映画全般
    ・音楽-ROCK♪
    ・アート-美術鑑賞
読者になる
https://yaplog.jp/maru-a-gogo/index1_0.rdf
Twitterボタン
Twitterブログパーツ
・ 最新記事 ・
・ 最新コメント ・
アイコン画像maru-a-gogo
» 『ゴーン・ガール』(試写会) (2014年12月15日)
アイコン画像rose_chocolat
» 『ゴーン・ガール』(試写会) (2014年12月13日)
アイコン画像maru-a-gogo
» 『オオカミは嘘をつく』 (2014年12月13日)
アイコン画像tomoco
» 『オオカミは嘘をつく』 (2014年12月12日)
アイコン画像maru-a-gogo
» 『インターステラー』(試写会) (2014年12月02日)
アイコン画像maru-a-gogo
» 『オオカミは嘘をつく』 (2014年12月02日)
アイコン画像mig
» 『インターステラー』(試写会) (2014年12月02日)
アイコン画像mig
» 『オオカミは嘘をつく』 (2014年12月01日)
・ 最新トラックバック ・
アイコン画像新米刑事モース (2016年03月21日)
アイコン画像パシフィック・リム (2016年03月21日)
アイコン画像ウォーム・ボディーズ (2015年11月08日)
アイコン画像アウトロー (Jack Reacher) (2015年06月20日)
アイコン画像馬々と人間たち (2015年06月14日)
アイコン画像インターステラー (2015年06月08日)
アイコン画像レッド・ファミリー (2015年05月26日)
アイコン画像プリズナーズ (2015年05月22日)
アイコン画像西遊記?はじまりのはじまり? (2015年05月09日)
アイコン画像サンシャイン♪歌声が響く街 (2015年04月06日)
・ Yapme!一覧 ・
読者になる