神のふたつの貌

March 16 [Tue], 2010, 22:58


神のふたつの貌
貫井 徳郎
★★★★☆

《あらすじ》
田舎町にただひとつある教会に生まれた早乙女。
神とはなにか?
なぜ神は人に苦しみを与えたのか?
なぜ自分には福音が聞こえないのか?
少年の葛藤が殺人へと駆り立てる。
《感想+ネタばれ含む》
1部で主人公の幼少期
2部で息子の青年期
3部では主人公視点の2部が描かれています

貫井さんらしく、終始重い空気が漂っています。
叙述トリックのためと思われますが、主人公とその息子が出てくるのですが2人とも『早乙女』と表記されています。
呼んでいる最中は、叙述トリックは必要ないんじゃないかな?と思いました…。
ミステリー風だけど、本書はミステリーではないと思うからです。
それでも書かれていた理由はなぜでしょうか??
もしかすると二人の相違点をあからさまにするためではないでしょうか?
同じ『早乙女』だからこそ共通する部分と違う部分が深く読み取れたとゆうことはないでしょうか?
これが『輝』と『創』でも深く違いを感じ取れていたでしょうか?
叙述トリックのわりにすぐに輝ではないことが分かるのは不自然にも思えますし…。
これは読み終えてから思ったことで作者の意図とはまったく違うかもしれません。

父(輝)も息子(創)も神とは何か?みたいなところからスタートして経過は全く違うのに殺人とゆうゴールを迎えるんですね。
父(輝)は、これをも神の導きなのか?と最後に思うわけですね。
とても重い話のように思うかもしれませんがそれは勘違いで至極単純な話で…
『神とはなにか?』
これがテーマなのです。
それについて二代に渡って(もしかすると三代かも)考え抜く話なのです。
時折、自分の考えにスパイスをくれるのが他者で確信を得るために殺人を犯すといった感じです。

あたしは心理描写とか好きだから面白く感じましたが、重いとか、暗いと言った理由で敬遠する方が結構多いみたいです。
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