漢数字「二」

March 26 [Tue], 2019, 0:40
漢数字「二」は、仮名文字「ニ」とデザインが同じものがほとんどだ。
それ故に、シリーズとして作られ作品以外は区別が出来ない。
特にあぶりだし曲詰では、別デザインは作図が難しい。
門脇芳雄作「曲詰百歌仙」も田中至作「過雁組曲」は双方を収録するが、盤面の位置や玉の位置の違いがあるが、デザインは同じだ。

門脇芳雄作「曲詰百歌仙・第6番」漢数字「二」
54竜・同玉・43銀引不成・同銀・53と・同玉・62角・54玉・43銀不成・同香・45金・同玉・35角成・54玉・55歩・同玉・66銀・54玉・76馬・同飛・46桂・同香・44馬 まで23手

詰上り図


「象戯童翫集(野口版)・第2番」・漢数字「二」
33桂左成(A)・同と・同桂成・同成銀・同と・同玉・43角成(B)・同玉・52銀(C)・42玉・43歩・同成香・同銀成・同玉・44歩・同玉・45歩・55玉・56香・同玉・67竜・同香成(あ)・47金・55玉・65金 まで25手詰
(A)前半5手の非限定は調べる気にならない、4手省きたい。
(B)野口版では45桂・同成香・同角以下余詰となっているが、35歩合・同飛・44玉で詰まないようだ。
(C)32銀も同様に詰む非限定
(あ)55玉は、65金・同香・同竜・46玉・47金の27手駒余り、または65金・46玉・47金までの同手数の文字崩れ。
ギリギリ、ギリの完全作扱いだろう。

詰上り図

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酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第28番」・仮名文字「ニ」
61角成・同玉・62金・同銀・同桂成・同玉・53銀(A)・63玉・64銀成・同玉・65銀・55玉(あ)・47桂・同香成・45金 まで15手詰
(A)非限定
(あ)63玉は64銀以下17手駒余らず、駒余りの順が見つからない
こちらは仮名文字(偶然)で、許容外の変化長。

詰上り図


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第906番も仮名文字「ニ」と同じデザインの、漢数字「二」
第912番は小駒図式が途中で挫折した

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第912番「漢数字」−10:19手詰


作意は、 2019/04/19 へ(スクロール)
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2019/03/02 の作意(スクロール)

第906番:「漢数字」−9:「二」25手詰
85金・同玉・75金・95玉・85金・同玉・74馬・76玉・77香・67玉・79桂・66玉・75馬・55玉・45飛・同香・47桂・同香成・56金・同玉・45銀・55玉・67桂・同香成・65馬 まで25手詰

詰上り図


酒井桂史作の「あぶり出し曲詰」

March 20 [Wed], 2019, 0:48

大正末期から昭和初期の詰将棋作者・酒井桂史の作品集は、
山村兎月編「酒井桂史王玉編」
清水考晏編「酒井桂史作品集」昭和26年・30年
>昭和51年復刊(野口益雄発行・以下この本による)がある。

年代的には「将棋イロハ字図」の丸山正為と似た頃のようだが、私は将棋月報はよくは知らない。

「酒井桂史作品集」には「あぶり出し曲詰」が26題+1題収録されている。
「イロハ字」のあぶり出し曲詰がイロハ順に「イ」から「ノ」までと「シ」がある。
江戸時代の中型・大型曲詰と比較するとコンパクトにまとまる感がある。
変化長手数が普通にあり、現在の許容範囲を超えるものも含まれるようだ。
作られた時代のルールなのだろうから、今に問題視しても意味はない。

酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第25番」・「イ」11手詰
62桂成・同玉(あ)・63歩・同玉・43竜・同香・54銀・64玉・57桂・55玉・65金 まで11手詰
(あ)42玉は52桂成・31玉・41成桂・同玉・43竜以下13手駒余

詰上り図

酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第26番」・「ロ」17手詰
52角成・同玉・51角成・同玉・61歩成・52玉・62と・53玉・63と・54玉・55金・同銀・46桂(A)・同銀・66桂・同銀・64と まで17手詰
(A)66桂と46桂の手順前後が成立する、よく見かける形だが今はほぼ不完全。

詰上り図

酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第27番」・「ハ」19手詰
85金・同玉・86香・74玉・75銀・63玉・52角成・54玉・43馬・45玉・36金・同玉・25馬・27玉・16馬・同玉(あ)・1七飛・26玉・35馬 まで19手詰
(あ)18玉は17馬・19玉・46馬・以下21手駒余

詰上り図


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第910番は曲詰の字崩れだが、仮名文字で通るだろうか?。

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第910番:11手詰

第911番17手詰


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2019/02/24 の作意(スクロール)

第904番:と歩の舞:9手詰
41飛・22玉・31飛成・33玉・42竜・22玉・33角・同と・31龍 まで9手詰

第905番:と歩の舞:9手詰
41飛・22玉・31銀・11玉・33角・同と・22銀成(非限定)・同玉・31飛成 まで9手詰


「半濁音・ピ」

March 14 [Thu], 2019, 1:05
丸山正為作「将棋イロハ字図」は
・最初の「イロハ48文字の曲詰シリーズ」
・初形曲詰と、あぶり出し曲詰の、双方のシリーズ
に加えて、濁音と半濁音も含むシリーズの特徴がある。

昭和2年から発表と追加と修正・改作が長期に渡り行われていて、「あぶり出し曲詰」を観ているが疑問点も有り最終的な姿が判らない、最終の姿が知りたいと思う。
私が保有しているのは、詰パラ編集部発行のコピー版で昭和30年頃の将棋世界掲載分も含む、収集と誤植の問題も含むと思える。

丸山正為作「将棋イロハ字図・145番」「あぶり出し・ピ」*注・不完全作
22飛成・同玉・23銀打・33玉・34香・42玉・32香成・43玉・44銀・54玉・64と(A)・同桂・55歩・同馬・76馬・同桂・66桂(B)・同馬・64金(C) まで19手詰
(A)柿木将棋は53と、あるいは66桂でも詰むという
(B)64金でも45金でも3手詰、55銀でも長手数の詰あり
(C)作意?、45金でも詰む

詰上り図

半濁音は作図例は少なく僅かしか見た記憶がない、岡田敏作「詰の花束」(数百題収録)でも2作だろうか、創作意欲がなかっただけだろう。

第903番は、半濁音記号の32香と34歩が無いと濁音「ビ」になる。
逆算で(あ)の変化で必要な駒にした。
4文字の半濁音記号「丸」は、作図上は2文字仮名曲詰の片側文字に近いと感じる。

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仮名濁音も、半濁音と同様に多くはなさそうだ。
20字全て作ったのは、「将棋イロハ字図」だけで、岡田敏作「詰の花束」でも複数文字を含めて11作だろうか(約半分)。

下記の第908番と第909番は、仮名濁音だ。

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第908番詰図の舞「文字詰」:17手詰

第909番詰図の舞「文字詰」:11手詰


作意は、 2019/04/07 へ(スクロール)
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2019/02/18 の作意(スクロール)

第903番:詰図の舞「半濁音」:「ピ」・27手詰
21桂成・同玉・31金・同玉(あ)・41歩成・21玉・31と・同玉・42桂成・同玉・33銀不成・51玉・52銀成(非限定)・同玉・53桂成・同玉・54金・同玉・55銀・同玉・44銀不成・54玉・43銀不成・55玉・67桂・同銀成・65金 まで27手
(あ)11玉は22歩成・同玉・32金以下
詰上り図


「幾何学図形・三角」

March 08 [Fri], 2019, 0:49
「幾何学図形」の種類は多く、大きさも多様だ、ただし是非とも作りたい図形は多くない。
「5X5」内の図形としては、正方形・円・三角・菱形が代表的だろう、枠組だけのデザインを指すが、塗りつぶしや市松模様もありうる。
三角は、底辺5と縦5の直角三角形もあるし、「5X3」に入る第902番の三角もある、後者は小型曲詰のイメージがある。
上下左右の4方向がある、左右は同じだが・・・。
岡田敏作「詰の花束・第431番」「逆三角」
54飛・同玉・43金・55玉・54飛・同玉・53桂成・同桂・44金・同玉・34馬・54玉・66桂・同香・64金・55玉・65金・同桂・45馬 まで19手詰

詰上り図


田中至作「弘文出版刊・詰将棋考・第36番」「三角」
66銀・同飛・54と・同玉・63銀不成・55玉・54銀成・同玉・84飛・55玉・54飛・同玉・56香・同飛・46桂打・同と・同桂右・同飛・55歩・同馬・66桂打・同飛・同桂・同馬・53と・同銀・63角成・55玉・64飛・同銀・64馬・56玉・46馬 まで33手詰

詰上り図


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江戸時代に喜内と君沖と言う作者が、大型3大曲詰とも呼ばれることがある「大引違い」「大菱」「大市松」を作っている。
現代では大型3大曲詰なのか、他のデザインを加えるべきかは、見方は変わるかも知れないし、小型・中型曲詰の方が曲詰らしさを考える人も多いとも思うし現実味がある。

この中で「市松」は、具体的なデザインは意見が分かれると予想する。
個人的に盤面全体の大型は作図が厄介なので、小型・中型曲詰を目指す。
第907番のデザインは、好きな人は多いと思うし、手ごろ感もある。

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第907番詰図の舞「市松図形」:25手詰


作意は、 2019/04/01 へ(スクロール)
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2019/02/12 の作意(スクロール)

第902番:詰図の舞「幾何学図形」:「逆三角」・25手詰
21馬・63玉・54馬・同玉・53銀成・同玉・65桂・64玉・54金・同玉・53桂成・35馬・同桂・54歩・同玉・55歩・同玉・56金・同玉・57金・55玉・75竜・同歩・65金 まで25手

詰上り図


「漢数字:八」

March 02 [Sat], 2019, 0:19
「駒の舞」本館の月初めの定期更新をしました。
新題は「4X4詰将棋」と、「不成の有る収束形のあぶりだし曲詰」です。
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「漢数字:八」と「カタカナ:ハ」の双方を作る場合のデザインの区別は、「カタカナは左右対称で作り、漢数字は非対称(右が長い)」の作例がある。
門脇芳雄作「曲詰百歌仙・第12番」「漢数字:八」
85桂・同金・94銀打・92玉・91桂成・同玉・92歩・同玉・83銀成・91玉・82成銀・同玉・85飛・73玉・84銀・64玉・63桂成・同玉・53金・64玉・73銀不成・同玉・62馬・64玉・54金・同玉・53馬 まで27手詰

詰上り図


田中至作「過雁組曲・第82番」「漢数字:八」
56銀・同金・44角成・同玉・56桂・35玉・34金・45玉・54飛成・同玉・44金・55玉・46銀・同玉・45金打・56玉・74馬・66玉・65馬 まで17手詰

詰上り図

田中至作は、第900番の元ネタであり、収束5手が同じだ。
第900番は42香を増やすデザインを含めて、強引さが目立つ、「漢数字:八」は収束形が少なくて悩ましい。

「童翫集」は「漢数字のシリーズ」が有名だが、第八番「漢数字:八」は野口益雄氏発行本の図面では、詰め上がり形は作意でも疑問だ、誤植だろうか。
「童翫集第八番」「漢数字:八」
77馬・同玉・78銀打・88玉・66角・97玉・88角・同玉・77銀・同玉・78竜・66玉・76竜・55玉・54金 まで15手詰

詰上り図


解説では3手目66角から余詰とされる、しかも詰上がりは「八」に読みにくい。
改作案??として「86歩削除、28竜>38竜」、作意同じで、誤植が疑わしい86歩を無くして、竜の位置で余詰を消す、どうだろうか。


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第906番の字形は過去にも作ったが、今回は入玉側からの逆算を行った。
作例の多いデザインだが、それ程には作図は易しくないと思う。

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第906番「漢数字」−9:25手詰


作意は、 2019/03/26 へ(スクロール)
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2019/02/06 の作意(スクロール)

第900番:「漢数字」−7「八」:19手詰
55金・同金・42竜・同香・36金・同玉・37銀・45玉・46歩・同金・同銀・同玉・35角・同玉・34金打・45玉・63角成・55玉・54馬 まで19手
詰上り図


第901番:「漢数字」−8「八」:13手詰
54銀左不成・55玉・75飛・同と・64銀・同玉・53銀不成・同角・54銀成・65玉・55成銀・同玉・54角成 まで13手詰
詰上り図


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