読みやすい解説と紙面効率(1)

February 28 [Sat], 2009, 17:28
詰将棋の解説の基本的な並びは、
・図面
・手順
・変化・紛れ
・解説文
のように思います。
これが複数並ぶと、図面と手順が解説文とページが別れる事が普通に生じます。
短編では、これらのセットが複数ページ分には普通はならないですから、ページをめくらなくても図面等と解説文が読めるのが「読みやすい解説」という意見があります。
私個人としても、全く同じ意見です。
ただし、経験的に紙面効率というか、空白を無くすと上記は無視で書く事になります。
詰将棋の雑誌・本には、上記を意識して書かれたものと、無視して(やむを得ずも含めて)書かれたものがあります。
前者は、最初に本の割り付けを行い、「図面」を配置してから空いたスペースに合わせた量の「手順から解説文」を書くことになります。
これは、かなり時間もかかりプロ的な作り方です。

はっきり言って難しいです。
ただこれを意識して本を作る・解説文を作る事は、あまり目立ちませんが読む人を考慮した優れた内容と思います。
私が「舞シリーズ」10冊を作った時はそこまではとても出来ないと思っていました。
ただ、「あきらめないで考えて見てはどうか」と助言して頂いた人がおり、第10集のみ方法を考え出し実施出来ました。
何事も簡単に無理と思い込まない事が大切です。
難しい場合と可能な場合は、別途考えたいと思います。

3月最初は本館の定期更新予定です。

第211番無掛の舞

作意は、 2009/03/24 へ(スクロール)
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2009/02/04 の作意(スクロール)

作意
1六香・同玉・2八桂・1五玉・1六香・2四玉・3六桂・2三玉・1二銀・2二玉・2三歩・3一玉・3二歩・同玉・4四桂・同銀・2二歩成・同玉・2三金・3一玉・2一銀成・同玉・1二香成・3一玉・2二金 まで25手

桂の3段活用。
2九桂から始めるのは、かなり厄介です。

自作解説付き投稿

February 22 [Sun], 2009, 15:23
詰将棋は作っても、解説等の文章を書くのは嫌いという人はいるでしょう。
特に、他人の作品で、短編で、自分の好みでない作品の解説は苦労するという人はかなりいると思います。
苦労するという人の解説ならば幸運だけれど、文字を埋めただけの解説に出会って落ち込む作者もいるかも知れません。
選者=解説者の場合は色々と考え方はありますが、自身で選んでいない作品の解説の場合はあっさり言うとそれも仕方がない面はあります。
もし作者が解説内容に何かを望むならば、変化・紛れを丁寧に書く事は当然として作品の狙いや説明を付け加えるしかないと思います。
もっと極端に言えば、自作解説を投稿に付けるくらいの事を行う必要があるでしょう。
それを、実際の解説者が全部または一部を使用するかどうかは分かりませんが、解説者の人が書きたい事がなければ使用すると思います。

自作の白紙状態の作品解説を読みたい人は、他人に伝わらないという可能性は知っておくべきでしょう。
必ず伝えたい人はその努力を文章で示すべきでしょう。

抽選制になった詰パラ誌の短編コンクールですが、いっそ一定の作者感想・解説付き投稿制に出来ないかと考えます。
現実は難しいでしょうが、作者と解説者と読者をより密接につなげる工夫を捜したいです。

第210番続不成の舞

作意は、 2009/03/18 へ(スクロール)
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2009/01/29 の作意(スクロール)

作意
4四桂・同銀・6二と・同玉・5四桂・5二玉・6一銀生・同玉・6二銀・5二玉・5一銀成・同玉・7一龍・6一合・6二桂成 まで15手

右上配置作品

February 16 [Mon], 2009, 17:48
主として短編では、右上の「6X6」や「5X5」の範囲での作図が望まれる事があります。
一般の新聞や雑誌に掲載される詰将棋の図面に多いので、新聞詰将棋サイズ等の呼び方をした時期もあったように記憶します。
下段玉が好まれて、しかも配置に広がりがないという条件とも言えます。
簡単・簡素・一般向きのひとつの表現とも言えるでしょう。

中段玉や入玉が増えると、駒配置が広がっていなくても全盤面図を使用する事が普通です。
これは、視覚的に数字の位置符号よりも、右上配置の先入感が大きく勘違いしやすい為です。
詰将棋を作る人は、どこか変わっていて初形のみが範囲に入っていて、手順はそこから外れる作品を作って見たくなるようです。
徳島新聞へ右上配置で掲載する時に、手順がはみ出す作品だった時は全盤面図に変えられていた作品を記憶しています。駒の字が小さくなり見やすくはなかったです。

現在の詰パラでは、初級コースで右上配置は使用されていますが、駒の字が大きく見やすく好きです。
他の所の出題では、統一のために全盤面図ですがやや小さいです。
特別懸賞以外では、表紙が大きな図面です。表紙希望の人の理由でしょうか?。
私は、表紙登場経験も希望もないので、想像ですが・・・。

第209番素描の舞

作意は、 2009/03/12 へ(スクロール)
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2009/01/23 の作意(スクロール)

作意
9四香・同玉・9六香・9五銀・8六桂・8四玉・9三銀・同玉・9四香・8四玉・9三銀 まで11手

必至問題

February 10 [Tue], 2009, 15:36
来条克由氏の死去の事は、かなり前に色々な所で書かれていました。
必至作品集は、凄いというか理解出来ないというか、必至問題のイメージを変えました。
ただし、次元が異なる内容でどこまで理解出来ているのか不明です。
作品集を捜したが、直ぐに見つからなかったので記憶で書いています。
フェアリー的な感覚さえ感じたものもあります。

必至問題は難しいです。
作るのも解くのもです。
詰将棋が複数題、1問に入っている感じがします。
例によって、昔の創作ノートを見ると必至問題を作ろうとした形跡がありますが、全く完成していません。
玉方の受けが難しく、何が作意か分からなくなった記憶があります。
チェスプロブレムでも、手数の短いものが多くしかも難解で、作意というものが必ずしもひとつと言えない場合もあるように感じています。誤解かも知れませんが。
必至問題も、それと似たイメージがあります。
手数は短くとも難解で、特に玉方の受けで大きく変わり、難しくなると作意設定が分からなくなります。

来条作品は記憶では、手数も幅が広く構想ものもかなりありました。
必至作品の完全・不完全のルール自体が不明ですが、作意?を見ても意味が理解できる位で変化や別解の有無などは分かる筈がなかったです。

第208番続積木の舞

作意は、 2009/03/06 へ(スクロール)
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2009/01/17 の作意(スクロール)

作意
2三金・同金・1四歩・同玉・1五金・1三玉・1四香・同金・同金・同玉・1五金・1三玉・2四金・1二玉・2三金・1一玉・2一歩成・同玉・2二金 まで19手

詰将棋的不利感

February 04 [Wed], 2009, 15:16
本館を2/1に定期更新しました。
1月の無掛の舞は、シンプルですが作者好みです。
手数が短くまとまったという理由からです。
先に金2枚を使用します。
1二歩は2二玉で邪魔駒になります。
1二銀は、将来1四玉の時に逃れます。
2月は単騎の舞です。
こちらは短い手数で作るもくろみが失敗しています。
壁が必要ですが盤の端の利用が有効です。
それを3面使うと自然に手数も増えてしまいます。

詰パラ2月号は、詰みそうで詰ましたくなる作品が見つからないのでどうしようかと思っています。
谷口作の詳細変化を追ってみたい気もしますが、まだ難しそうです。
これなどは純粋に変化紛れが多いのと、玉の追い方に不利感があるのと双方で難解と思います。
玉が広い作品は、不利感というよりも解答を拒絶している気がします。たとえ見かけだけでもそのように感じさせるのも作図の戦略かも知れません。
詰将棋慣れすると、駒取りが盲点になります。
これは詰将棋ゆえの不利感で、分かってしまうと全然おもしろみが残らないのが多いです。
駒を取る場合でも、何かの工夫が欲しいと思います。

添川作龍追いの発表。持駒の変化をチェックした範囲では正解手順だったと思います。
構想は勿論すばらしいですが、龍を捨てながら多数の持駒を使いきる収束手順は作図技術の高さに驚きます。
中編以上の作図経験があれば、よりびっくりでしょう。

第207番無掛の舞

作意は、 2009/02/28 へ(スクロール)
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2009/01/11 の作意(スクロール)

作意
3一銀・同飛・5三銀・同桂・4一金・同飛・3二金 まで7手
2009年02月
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