詰将棋の順位・無解と誤解の扱い等

September 25 [Thu], 2008, 0:53
解答者が投票・点数付けするのは、解答募集方式での詰将棋ではよくあります。
何が目的かは、全てが明白ではありません。

ダイレクトに順位を付ける必要があるとき>順位戦。
選者への参考?>詰棋校?・・・異論はあるでしょう。
詰パラの詰棋校の半期賞>選者が選ぶ>解答者の付けた点数は参考にしていますが必ずしも機械的に選んでいません。
将棋世界の年間賞・近代将棋(休刊前)の塚田賞>選者が選ぶ>解答者の評価の影響は不明。

並べてみると、詰パラの詰棋校の半期賞が意外と特異な状態なのに驚きます。
しかも得点の計算方法が、一度大きく変わっています。
旧:A・無解・誤解=4、B=2、C=1
現在:無解・誤解=除外、A=3、B=2、C=1
得点・順位が半期賞に直接につながらないとはいえ、微妙な差は気にはなります。
現実的には、大学院で正解者1名の時はその1名で得点も順位も決まります。

さて現状で得点と順位を付けたい・知りたいのは誰なのでしょう?。
作者?・解答者?・選者?・非解答読者?
まさか看寿賞選考委員という事はないと思いますが・・・。

無解・誤解の扱いはどれが良いのでしょうか。
そもそも、評価は必要かは疑問です。(短評は別です。)
計算は面倒な筈です。

第185番続積木の舞

作意は、 2008/10/19 へ(スクロール)
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2008/09/01 の作意(スクロール)
作意
1二銀成・同玉・2一飛成・1三玉・2五桂・1四香 まで7手

詰将棋の早解き競争・他

September 19 [Fri], 2008, 0:29
いくらコンピュータがしらみつぶしで詰将棋を非常に早く解く時代になっても、人間の解答能力は奥深く興味があります。
最近は、難易度や条件が異なりますが早解き競争が増えている気もします。
従来ながらの、1ヶ月程度の時間で解く事と併行して行われてゆくでしょう。

自分が解けないものには妬みもあって、難解だけが良い詰将棋ではないと今でも言っています。
故塚田正夫九段の言葉に「これは1秒詰みですね」があります。
実際に1秒で詰ましているかどうかは不明ですが、見た瞬間に正しいと思う筋が見えて変化も含めて想定作意が思いうかぶという意味ではないかと思います。
実際は変化の確認や、変化長の確認をすると1秒では無理でしょうが、内容的には解けているという意味でしょう。
逆に解く時間を長くするのは、最初の2−4手に飛び駒と合駒が入っている作品でしょう。これは、手順が見えるかどうかよりも、解く気にならないのが多くの場合でしょう。

最近の「3−7手詰が多く掲載される」傾向を見ると、意外と手数が短いながら作意が見えないものがかなり混ざっています。
そして、特定の作者に集中しているようです。それも数題に1−2作が引っかかりがあれば良いという作り方なので、形や持駒に無理が来ていないと感じます。
超短編で自然な形で、時々詰めにくいというのは作者にかなりの経験とノウハウがあるように思います。

第184番落城の舞

作意は、 2008/10/13 へ(スクロール)
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2008/08/26 の作意(スクロール)
作意
3三金・2一玉・3一角成・同馬・1三桂・同馬・3二金打・1一玉・2二銀・1二玉・2一銀不成・1一玉・1二歩・同馬・同銀成・同玉・3四角・1三玉・2三角成 まで19手

作意が似ていると言うこと

September 13 [Sat], 2008, 0:23
詰パラ読者限定の話になってしまいます。
解答者や解説者等の負担へのアドバンテージについて書いた事がありますが、今回は作者のアドバンテージについてです。
矛盾している訳でなく誰が問題だとも客観的な話でもなく、筆者個人の主観的な1つの考えです。
詰パラ08/9月号発表のA級順位戦に類作絡みの作品が2つ取り上げられていました。
一番の指摘は、「作意が似ている事」です。
作家的には作意設定も大事ですが、狙い・意味付け・変化・紛れ・創作難度も無視できません。
順位戦2番は非常に作図的に高度です。
初手の追加・4手目の中合の変化処理・中合を歩ではなく香で行う+単打。
これは作意には現れないので、作意のみでは分からないでしょうが筆者には、詰将棋の作意に現れない部分も含めた全体では類作とは思いません。
4番は、主眼の狙いが全く異なるが前半の作意表記が似ている事と、収束処理が類似している事があります。全く意味つけが異なり作意表記が似ているだけで類作というのは、個人的には意味不明としか言えません。
収束は2手延ばしの移動中合全てが類作という内容か「単に作意が似ている部分がある」いう指摘なのか自体が不明でコメントにも困ります。
従って、質駒を作る角捨てと空き王手の種駒を守るための角捨ての比較ですがこれは異なるとしか言えません。

一作家の希望的個人的意見としては、類作判定には「作意が似ている事」だけではなく狙い・意味付け・変化・紛れ・創作難度も含めて判断してもらいたいと思います。
現実問題として、指摘者自体に要求するのは本末転倒ですが、作意や駒配置が検索等の最初に使用されるのは当然ですが、総合判断には全体的な見方が必要と思います。
類作でないとの編集部判断のようですが、「類作指摘」はあっても「類作ではないと言う指摘」はないという性格上で読み流す人には逆に類作と読んでしまう可能性が高い事が気になります。
それは作者にとって一番厳しい事と思います。

第183番単騎の舞

作意は、 2008/10/07 へ(スクロール)
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2008/08/20 の作意(スクロール)
作意
3一金・同玉・2三桂・同歩・3二香・同玉・2四桂・同歩・3一金・同玉・2三桂・2二玉・2一金・同玉・1一桂成・2二玉・3一銀・同玉・2三桂・2二玉・2一成桂・同玉・3一金・2二玉・1一銀・2三玉・3二銀 まで27手
変化同手数有り。

将棋ペンクラブ大賞

September 07 [Sun], 2008, 0:15
第20回の受賞者の発表があり、奨励賞に「桂九雀の詰まらん話」が選ばれました。
まずはおめでとうございます。
昨年は、渡辺竜王のブログが選ばれたり、その選考内容に変化が起きているようにも感じます。
3人の選考委員の顔ぶれから、観戦記や技術部門が選べるとはおもえないのでプロ棋士のアドバイザーが存在するのでしょう。
文芸部門の受賞作を本屋で見たことがありますが、文芸という言葉とイメージが一致しません。
「桂九雀の詰まらん話」が受賞と聞いて、詰将棋界に将棋ペンクラブ大賞に相当するものが存在しなかったことに気づきました。
作品賞と解答賞のみで、それ以外はなし・・・これは該当するものが少ないという事でしょうか。
それとも、解説等はおまけなのでしょうか?。
パラ誌に読み物や研究ものが少ない事は幾たびか言われていますし、私も同様に感じます。
今回の桂九雀氏の受賞で、作品・解答のみしか賞の対象としない所ではそれも仕方がないのかと感じます。
第182番無掛の舞

作意は、 2008/10/01 へ(スクロール)
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2008/08/14 の作意(スクロール)
作意
8三桂・同銀・8二金・同金・同龍・同玉・7四桂・同金・8三馬・同玉・7二銀・8二玉・8三金・9一玉・8一銀成・同玉・7二金・9一玉・8三桂 まで21手

詰将棋的局面も、プロの実戦にも希には現れる

September 01 [Mon], 2008, 0:31
詰将棋に「実戦形」と呼ぶものがあります。
意味は使用する人で異なるようで、曖昧な言葉の最右翼です。
指将棋に慣れた人から見てもあまり不自然でない初形の作品から、桂香図式まで広く使用されています。
桂香図式ではどう見ても指将棋的でないものも呼ぶ事もあるようです。
一方、詰将棋では珍しくないですが、指将棋では珍しいものもあります。
比較的に多く現れるのが、「駒柱」という縦一線に駒が9枚並ぶ局面です。
2筋と8筋が多いですが、それ以外も時々は見ます。
最近では8/29の竜王戦・羽生名人対木村八段戦。
「詰将棋的不成」特に大駒の不成は、非常に少ないですが現れます。
勿論、時間に追われて成らないものは省きます。昨年のネット棋戦・最強戦で森内名人(当時)が成れば取る1手の局面で指し(コンピュータ将棋では成る局面は操作が長くかかる)、相手の三浦八段がおもわず取らない手も考えてしまった事があります。
詰ます局面では、谷川九段対大山十五世名人戦の角不成が有名でしばしば引用されています。
今年度のB級1組順位戦・杉本七段対渡辺竜王戦の投了図が角不成です。毎日新聞夕刊に掲載されたので見た人も多いでしょう。
成れば詰みという訳でもなさそうですが、不成で攻めが切れるので有効な手でした。
8/29のやはりB級1組順位戦・久保八段対屋敷九段戦で、ミニ馬鋸の変化がありましたが実戦譜には現れませんでした。
巧妙な捨駒は変化も含めると結構ありそうです。

この後で本館の定期更新です。
8月表紙問題は、小駒無仕掛け図式の玉方銀不成です。
2手目が、銀不成・銀成の他に玉が逃げる変化があり厄介でした。
そこから銀成の変化が出来たのですが、銀不成の時は1六香で銀成の時は1六歩になるのが面白い順です。
本当は逆の方が良いのですが、無理でした。
9月表紙は、同じ小駒無仕掛け図式でも趣向味のある軽快な手順です。

第181番続積木の舞

作意は、 2008/09/25 へ(スクロール)
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2008/08/08 の作意(スクロール)
作意
2四龍・同玉・1三角・3四玉・2四飛・3五玉・3四飛・同玉・3五金 まで9手
2008年09月
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