アトピー性皮膚炎は皮膚科専門医で治しましょう!

2012年09月12日(水) 8時00分

 アトピー性皮膚炎(アトピー)は、遺伝的にほこり(ハウスダスト)、ダニ、カビ、ペットの毛、食べ物などに対してアレルギー反応を起こしやすい体質(アトピー体質)によって生じる慢性的な皮膚炎のことを言います。 非常に強いかゆみを伴いますので、かいてしまうことによって湿疹ができて、よくなったり悪くなったりを繰り返します。乳幼児期に発症し、慢性の経過をたどりますが、中学生頃までには軽快する場合が多いようです。しかし、最近は成人型アトピー性皮膚炎といって大人になってもアトピーが治らなかったり、逆に大人になってから発症する人も増えてきています。 アトピーの方の皮膚は、皮膚のバリアー機能(皮膚本来がもつ皮膚の表面を保護する機能)がうまく機能していないといわれていますので、保湿剤を定期的にぬる必要があります。まひろ皮膚科クリニック(豊橋市:皮膚科専門医)では、アトピーの方におすすめの保湿剤を処方しておりますので、お気軽にご相談ください。
 はなまる(雑誌Hanamaru)2006年7月号に、アトピーに関する、当クリニックの記事が掲載されました。

アトピーの原因:アトピー体質に加えて、しめきった通気性に乏しい住環境、イライラやストレスなど様々な要因が重なって皮膚炎が発症すると考えられています。最近では、皮膚のバリアー機能(皮膚本来がもつ皮膚の表面を保護する機能)の障害が大きな原因の1つとして注目されています。  
アトピーの症状: アトピー性皮膚炎とは湿疹が顔や首、ひじの内側、ひざの裏側などに現れ、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。かゆみが非常に強いことが特徴です。かゆみを伴った湿疹が慢性に経過し、左右対称に分布することが多いです。年齢などにより湿疹のできやすい部位が違ってきます。
 乳児では顔、首や頭などに症状ができやすいです。成長すると次第にひじ・ひざなどの関節が曲がる部位に湿疹が目立つようになります。かき傷を伴って皮膚の乾燥もみられます。また、皮膚がジュクジュクしたり、かさぶたができたり、切れたりします。くり返しかいているうちに、皮膚はゴワゴワに厚くなり、かたいしこりになったりします。

検査:食べ物、ハウスダスト、ダニやカビなどのアレルゲンに対してどれくらい過敏なのかどうかを血液検査で調べることができます。当クリニックにおいても、アレルギーの血液検査を行っております。お気軽にご相談ください。  

治療:大きく分けて、スキンケア、外用療法、内服療法の3つに分けられます。 


スキンケア→ 皮膚を清潔にすることが大事です。ただ、石けんでゴシゴシ洗いすぎるとかんそうした肌にダメージを与えてしまいますので、刺激性の少ない石けん(洗浄力の弱いもの)を使用するとよいでしょう。 皮膚表面の汗や汚れをやさしく洗い落とすことが大事です。刺激の少ない石けんをよく泡立ててなでるように洗うのがこつです。

外用療法→ 外用療法に使われるぬり薬には、保湿剤、非ステロイド剤、ステロイド剤などがあります。外用療法のポイントは、湿疹の炎症を適切な強さのステロイド剤や非ステロイド剤をぬることによりおさえ、できる限り早くステロイド剤の入っていない保湿剤だけに切りかえていくことです。そして、いったん湿疹がおさまっても油断せずに毎日保湿ケアを欠かさないことが大切です。保湿剤は風呂上りなるべくすぐぬるのがよいでしょう。

内服療法→ アトピー性皮膚炎の特徴である非常に強いかゆみをコントロールするために、一人ひとりに合った抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の飲み薬を服用します。飲み薬が合えばかゆみがおさまって皮膚の状態もそれに伴いよくなります。ただ、上記の飲み薬でかゆみや顔などのほてり感があまり改善しない場合は、体質改善をねらって漢方薬を併用することもあります。

日常生活上の注意点→ 乳幼児期は、食べ物(卵白、小麦、牛乳など)がアトピー性皮膚炎の悪化因子となることがありますので疑われる場合は、専門家に相談して適切なアドバイスをうけるようにしましょう。乳幼児期をすぎると、ハウスダスト、ダニ、カビなどの環境因子がアレルゲンになりますので、こまめに室内をそうじしたり、天気のよい日は窓をあけて換気をすることが大切です。 じゅうたんやカーペットはダニの格好のすみかになるので敷くのをやめ、晴れた日は布団をほすとよいでしょう。動物の毛もアレルゲンになることがありますので、室内にペットを飼わないようにすることも重要です。夜ふかしや睡眠不足もかゆみのもとになりますので、規則正しい生活を送るように心がけましょう。肌触りのよいやわらかい衣類を着るとよいでしょう。ただいま、まひろ皮ふ科クリニックでは、乾燥肌にやさしい石けんや入浴剤などのサンプルをプレゼントしています!

水いぼ・とびひ・あせもに関する、まひろ皮膚科「夏に向けて知っておきたい子供の皮膚病」の記事:2011年プラネッツ4月号掲載!

  

アトピーの症状が疑われましたら、早めにまひろ皮膚科クリニック(皮膚科専門医)を受診し、適切な治療をうけるようにしましょう。

スギ花粉が原因でアトピーの症状が悪化することがある!

2012年02月21日(火) 7時00分
最近、スギ花粉症の時期に、顔・首にかゆみを伴う皮膚炎がみられることが多いといわれています。この皮膚炎は、スギ花粉皮膚炎とよばれています。スギ花粉の飛散量が多い年に、スギ花粉皮膚炎がより多く認められます。スギ花粉皮膚炎は、春先の花粉飛散時期にしか症状がみられず、まぶた、特に上のまぶたが赤くなったり、かさかさします。かゆみが強く、顔(特に目のまわり)や首などにじんましんに似た発赤も出ます。このようなスギ花粉皮膚炎は、子供からお年寄りまで様々な年令の方にみられますが、20代から50代の方に多く、特に女性に多くみられます。
一方、アトピー性皮膚炎の約30%の方でも、スギ花粉が原因で皮膚症状が悪化することがわかっています。この場合、顔や首だけでなく、全身にかゆみを伴う発疹が出ます。
スギ花粉だけでなく、ヨモギやブタクサなどの雑草やイネ科の植物などの花粉も原因でアトピーの症状が悪化する可能性があります。
・・・スギ花粉症は皮膚科領域においてもアトピー性皮膚炎の合併症として重要であるが、・・・スギ花粉がアトピー性皮膚炎の増悪因子として働いたときには、蕁麻疹様の紅斑のみではなく全身に多彩な紅斑、丘疹が出現し、アトピー性皮膚炎が全身的に増悪することがある・・・(Visual Dermatology Vol.6 No.10 より引用)
 はなまる(雑誌Hanamaru)2006年7月号に、アトピー性皮膚炎に関する、まひろ皮膚科クリニックの記事が掲載されました。

コメント:花粉症が原因で、アトピー性皮膚炎の皮膚症状が悪化することはよくあります。この場合、スギ花粉に触れないことが重要です。外出時は、マスクをしたり、帰宅時は洗顔やうがいをしっかりしましょう。直接お肌に触れるふとんや服などは外ではなく家の中で干すようにするとよいでしょう。目のまわりがかゆくても、こすらないようにすることも大事です。花粉症の簡単な血液検査も行っておりますので、お気軽にご相談ください。皮膚の症状がなかなか治らないアトピーの方で花粉症も疑われる方は、まひろ皮膚科クリニックを受診しましょう。花粉症によく効く飲み薬、目薬や点鼻薬も処方しています。

小児乾燥型湿疹: 幼児期や学童期には、秋から冬にかけて、皮脂の分泌量が減って乾燥肌になりやすいです。乾燥肌はかゆみが生じやすく、かいた刺激で炎症をおこし、小児乾燥型湿疹になります。爪を切ってなるべくかかないように気をつけさせましょう。また、保湿剤でスキンケアをすることも効果的です。まひろ皮膚科クリニックでは、お子様のお肌にやさしい保湿剤を処方していますので、お気軽にご相談ください。
ただいま、まひろ皮ふ科クリニックでは、乾燥肌にやさしい石けんや入浴剤などのサンプルをプレゼントしています!  

日常生活上の注意点→ お風呂で体をゴシゴシと洗いすぎるとバリア機能を壊してしまいます。ナイロンタオルなどはさけ、やわらかい木綿のタオルを使ったり、直接手で皮膚をやさしくなでるように洗いましょう。おふろの湯の温度は高くしないようにして、長湯もさけましょう。寒い時期はついつい高温にしがちですが、38〜40℃くらいのぬるめに設定しましょう。室内の乾燥をおさえるためにも、暖房は使いすぎないようにし、加湿器を用いるなどして適切な湿度を保つようにすることも大事です。こたつや電気毛布は、皮膚を乾燥させるだけでなく、皮膚温を上昇させてかゆみを助長することもあるため、特にアトピーの方は使用をひかえることが重要です。衣類は刺激の少ない木綿を使用し、毛羽立ったウールや化繊などは直接肌にふれないようにしましょう。 
水いぼ・とびひ・あせも・水虫などに関する、まひろ皮ふ科クリニック「子供の皮膚病」の記事が 2011年プラネッツ4月号に掲載されました!

アトピー・あせも・水いぼ・とびひ・水虫・しみなど皮ふの病気について  
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