氷菓 22話(最終話) を語る
2012.09.18 [Tue] 23:54



というわけで最終回。
最後まで日付や時間を見せる辺りはやっぱミステリー意識なのかなという感じ。
エイプリルフール的な意味合いってなんかあったのかな。



今回はオヤジ祭りという感じ。
以前は京アニ作品のモブのオヤジとかって結構怖い感じだったけど、
最近はやっぱ丸みを感じさせるような印象が強いかな。
あと氷菓は祭り、文化祭がメインだっただけに、
こうやって巡り巡ってまた祭りっていうのが取り上げられるのには意識的になっちゃうかな。



こういうのをポンと挟むところがやっぱ京アニだよなぁという感。
紙が折れている感じっていうのを動かしながら見せたりしてて、
妙な力の入れ方をするところがやっぱそうかなと。
アニメスタイル的に言えば頑張ってる感じっていうのが出てるカット、と言えなくもないか。



こうやって出入りする辺りは武本さん的な感じ。
千反田の普段とは違った高貴な感じのする言葉遣いとか印象的でしたね。
千反田の服はセルで置いたりして、
存在感を見せていたのが個人的には良かったかな、と。



茶髪。
答えに詰まったところで折木がそっと力添えをするかと思いきや、
茶髪さんがその役を奪っていく。
折木が役を譲ろうとしているのも示唆的。
しかしやっぱり違う人間、茶髪は折木ではないということを強調してるのが嫌味臭く映らず、
折木とのやり取りが清々しく見えるかな、と。
本音が見え隠れするやり取りっていうのはそういう気持ちよさもあるのかなーと。
個人的に胸のうちに溜めて爆発するよりは、
こうやって風のように言葉を流すやり取りのが気持ちよいのかなという気がします。
そういう意味では言葉を溜め込むオヤジ達とのいい対比になってるのかな。



行列。
橋を渡る姿と水のイメージが氷菓が描き続けてきたイメージと重なって、
ちょっと気になる感じだったかな。
橋を通してのやり取り、水辺でのやりとりっていうのはけいおん!でもやってたので、
その辺はもうちょい考えてみたい感じ。

あと今回見てて武本さんってAIRを相当気になさってるのかなという気がする。
後半の演出はTV版、この辺は劇場版意識なのかな、とか。
動きをストロボ的にゆっくり見せている感じはやっぱ武本さんかなという感。



清涼感。
行列が入射光や画面のぼかしで不鮮明で強烈なイメージが強かっただけに、
こうして落ち着いた場所をフォーカスして見せて静まりを意識させられる感じが気持ち良いかな。



マジックで手になんか書くとくすぐったいよね、という。
折木のところで引いちゃうところが照れなのか、
男のニヤケなんか見せてもなという感じなのか、
せっかくやってるのにここで引くのかと、
その感じが個人的にはちょっと引っかかったかなぁ。

折木の話を聞いて茶髪の行動に思いを馳せる千反田だけど、
その感情の流れに、千反田の中の茶髪に反応しない折木っていうのがちょっと引っかかる。
それだけ嫉妬とかそういう部分を描く作品が多いっていうことなのかもしれないけど。
ある意味同意するような感じっていうのは、
それだけ折木と茶髪が近い、ということなのかもしれない。
珍しい行列っていうのが桜の下を通るだけでなく、
千反田えるがいる行列が桜の下を通る、ということを指している可能性もなきにしもあらずという気もするし。
珍しさというか魅力を主にどこにおくかっていう視点を意識させられる感じだったかなぁ。



自分のブログで一番よく例に上げるのがAIR 5話に成りつつある感じ。
それだけインパクトあったし、コメンタリーでも言及されていたので。
このシーンはカメラを回しながら背景がさも立体として存在するような背景の処理をしてて、
やっぱカメラを動かすことで世界の広がりを見せるっていうのをやりたかったのかなーと。
そんでやっぱこういうカメラの振り方をするっていうのは、
やっぱ過去に言及していたAIRの石原さんなのかなという気がしてくるんですよね。
そういう珍しさと京アニというスタジオの流れを意識させられる感じで、
ちょっと本編の内容とダブる気もするかな、みたいな。



ファイナルファンタジーっていうか。
氷菓は推理シーンでのイメージ映像なんかが割りと珍しかったですけど、
最後の千反田とのやり取りの中で折木の告白が折木の妄想として処理されるのを見ると、
これが作品が最後に見せるイメージというか幻想なのかと、
そういう仕掛け方がちょっとグッときたかな。

ただその想像の先の千反田の表情の変化は見えず。
しかし現実の風景の中で桜が舞う中で千反田は笑顔を折木に向け、
妄想の中では見られなかった千反田の表情に辿り着く。
折木の妄想と現実での風の吹き方は同じであるけど、
その意味合いは全く違う。
しかし風が吹くという予感を折木が察知した上での妄想ならば、
その先の笑顔も妄想の先に確かに存在し得たのかもしれない。
そういう狭間が感じられるのがある意味で心地良いとも思えるし、
それってどうなのかな、と思う部分でもあったり。
同ポジで見せる変化は、魂狩の武本回を思い出す感じでもあったかなーとか。
そういう有り様が印象的でした。

脚本:賀東招二
絵コンテ:武本康弘
演出:武本康弘 石立太一
作画監督:西屋太志

最終回はらきすた、日常同様に石立さんが入る格好に。
ピンクの光は石立空間的な感じがするけど、
後半の処理こそ締めなんだし監督がやらないと、
という気もするのでどういう流れでこうなったのか少し気になる感。
石立西屋コンビは今も健在だなーとまた思ってみたり。

というわけで氷菓完結。
11.5話とかも見たりしたいんで楽しみはまだありますが。
総括とか終わってみての感想はまた次週したいかな。
CMの話とか中二病の話しなんかもしたいし。
とりあえず監督以下スタッフの方々、お疲れ様でした。

氷菓 21話 を語る
2012.09.11 [Tue] 23:34



バレンタインデー。
今回の話数は私の見たい氷菓っていう感じになっててグッときたな。
中学時代の伊原の姿がカッコよくて可愛くってグッときたな。
足元のショットだったりアップだったり、
これが中学時代の話だということに気づくのに時間をかける演出だったなと。
アップなんかでもまだわからなかった。
Aパートは引きの画を見せてからアップというのではなく、
人物が前にくるようなアップが印象的に使われていた感。

しかしアップでチョコレート噛む辺りの伊原はいいっすよねぇ。
男子っぽい感じもするけど頬ブラシやヘアピンが正に女の子のそれで、
見ててそのアグレッシブさにドキリとさせられてしまいます。
指をさす構図も嫌味臭くなくて可愛かったな。
チョコレートの包破る辺りとか結構冒険もしてるし、
噛み砕かれるチョコレートも楽しい砕け具合。



こういう身の削り方見ると武本作品かなっていうか。



やっぱアップで見せるところが印象的というか。
狭さを意識させる、ストレスを感じさせるような構図と、
それに合わせる芝居なのかなという感じが。
引きでチョコを蹴る虚しさよりも、
折木のストレスに寄ってる感じ。



店内でのやり取り。
見切れる伊原と存在感の大きい千反田。

店内でのやり取り、
伊原が千反田によっていく辺りの芝居とか、
そこから腹をかく折木に繋げてるのとか、
自然な芝居が続く面白さみたいなのはあったかなぁと。



千反田の髪の処理とか見ると、
やっぱ総作監が見てる量が多い回だったのかなという気も。
三日月というか髪の束を見せるのとかはハルヒの版権が印象に残ってるので、
西屋さんなのかなーと思えちゃうというか。



外を見る折木。
ここもアップからの引きだったなぁ、と。
この風景を見る折木っていうのはちょっと北之原回を思い出す感じ。
氷菓 18話 を語る
困っている千反田を前にいつものようにモノローグを挟むではなく、
いつも千反田の頼みごとに対してどうしてきたのか。
そういう風景を見ながらの問いかけを意識してしまうかな、というか。
まあどうでもいい話。
終わってみれば里志を意識しての、かもしれないし。両方か。



主観で手前から指を見せたりするのも武本さんっぽいよな、と。
沢木口先輩から千反田を隠すようにしたりとか、
手前と奥での重なりあいを意識させる構図が散見されて新鮮な感じ。
山田さんの回でもそういうのあったけど、
あれは距離感の潰すっていうのを意識させる望遠的な感じで、
こういうのとはまた違った印象。

話は違いますが以前他の作品で好きな方のコンテ回のコンテ見る機会があったんですけど、
監督にほぼ全修正されてるようなものになっていたので、
そういうのってやっぱあるんだなーと思ってちょっとした衝撃がありました。
なのであまりあの方の回が!とか言わない方が無難かなと最近思います。



フェードインで見せるっていうのは結構目立つ感が。
事件の真に迫っていくような転換点になるようなところで外からの構図とか、
これもちょっと北之原回で意識したんで、意識してるのかなと思って見てしまうな。

古典部員たちが椅子に座らずにやり取りしてるのを見ると切迫感が感じられていいかなと。
この前の階段のところなんかも折木が前に出すぎず、
しかしその場の重苦さを出すようにまくし立てるようなやり取りとか、
折木のストレスを感じさせるような感と焦りによる古典部としての一体感もあって、
そういう小さい集団ならではの事件検証と次へ向かう流れなんかが味わえて良かったな。



沈んでる千反田。
後半は割りと引きの絵が多くなっていつもの雰囲気に近い感じがしたかな。
私気になります!がこうなる、という。
そういう千反田を前にしてからの折木のストレス、
っていうのを言葉遣いから芝居から、
そういうもので意識付けしてくれていて、
折木の感情の流れが普段とは一味違った回になっててGOODでしたねぇ。



バラバラチョコレート事件。
窓の外のみぞれの処理は今までアニメ見てきてた中で一番それっぽい気が。
こういう処理に心躍るというか。



この辺で千反田と伊原の店内でのやりとりを思い出す構図。
共通してるのは伊原の緊張、里志の躊躇いと相手に対してどう心を縛られているか、
っていうところになるのかな。
ここは折木と里志の会話としてはイマジナリーライン超えてくるような感じにもあるので、
ちょっとした違和感を持つシーンにもなっていて気になる感じ。
そのまま切り返しで見せているので意味は無いのかもしれないけど、
初撃での驚き、みたいなのはあるのかな、と。
やっぱ視聴者を驚かしてなんぼ、みたいな感じなんかなぁ。



チョコレートの苦さは青春の苦さか。
氷菓、アイスクリームが叫びだったように、
甘いものの裏の苦さっていうのを見せるには、
やっぱ格好のネタなのかなという感。

脚本:西岡麻衣子
絵コンテ・演出:内海絃子
作画監督:門脇未来

内海回。
やっぱ全体を意識しての回っていう風に仕上げてきてる感。
腕時計で日にち見せたりとか、ああいう部分への意識っていうか。
今までも使ってたジャンプショットなんかも交えつつだったり。
うーん、氷菓の内海回はちょっとミステリアスな気が、というかいつもか。

次回で最終回ですか。
最後は美しくまとまる最終回だといいなぁ。楽しみです。

氷菓 20話 を語る
2012.09.04 [Tue] 22:50



足指いじり。
手いじりとかで反応を見せるようなシーンって結構ある気がするけど、
足の指を見せるっていうのはあんま無い気がしたので新鮮だったな。



千反田の晴れ着。
なんか挨拶も着物の話も新鮮な感じだったなぁ。
千反田がタクシーから降りる辺りなんか見ると、
折木も一見して千反田を認識できないのがそこはかとないリアル感、なんですかねぇ。
十文字さんの巫女さん姿もそうだけど、
細かくカット割ってその中で印象的な動き入れて魅力を引き立ててるのか、
こういう煽り方はやっぱグッと来る部分がありますね。
千反田のうなじいいよー、みたいな。



アニメで久々に男の武将を見た気が。
この辺はちょっと浮いた感じだったな。
今回は堀口さんや多田さんが原画入ってましたね。



この辺はちょっと目を引かれたな。
千反田の手を出す方向に神社があるけど、
それを折木の主観に合わせてみせていくのがダイナミックな印象として残る感じ。
今まで手ブレとかで主観見せたりしてたけど、
こうやって目線を追う描写で世界の大きさを見せる処理っていうのは、
あんまりなかったような気もしたので。
それに単純にカットを割らずに1枚背景が作る、
大判の絵の強さっていうのを感じられる気がするなと。
やっぱただカメラをスライドさせるだけじゃなくてアクティブに動いてる部分がいいのかな。
最初は止めて見せてるのかと思いや、という意外感もあって新鮮でした。

最近『なのは2nd』で大判の背景1枚で空間全体を見せるパノラマのようなカットがあって、
こういうのってただ絵をスライドさせるだけでこんなダイナミックな感じになるんだな、
っていうのを久々に体感できたので、
似たような?処理というかにはちょっと目を引かれてしまうかな、と。

確か少女革命ウテナのカツヨ回、7話だったかのウテナが必殺の一撃を出す直前とか、
ああいう感じの処理っていうのをまた味わいたいかなという気分になってるというか。
気づいてないだけで結構あるのかもしれないけど。



十文字さんが好みすぎて。
氷菓の女性陣はみんな可愛いですね。
伊原のジト目を見ると武本作品だなーというのと、
折木視点っていうのをまた意識させられるキャラだなーと感じます。
大体上から見下ろす視点でジト目?っていうのが強調されてる気がするので。
伊原とのいがみ合いの中で伝わる呼吸が個人的には楽な感じにうつる。



折木の唸り?
2人の会話とは別の位置にある折木、爪弾きにされた感じ、なのかな。
京アニでこういう構図見るといつも幻視球さんの記事思い出す。
http://d-miura.info/2007/04/rakisuta1.php
似たようなあり方でも同じ意味合いじゃない、という。
リンク先は移転されたためかキャプも載ってないので、
この辺のことかな、と思って見ると面白いんじゃないかなと思います。
もう5年?近く前の記事ですけど、やっぱ印象的な記事っていうは記憶に残るものですね。
特に自分じゃ到達できないものを見せつけられると特に。
しかし月日が経つのは早いな。



イマジナリーラインを超えて折木が2人に入る 、という流れ。
あとメインキャラのやり取りを見る第三者の視点とか。
アルバイト中だというのを念頭に入れたりだとかしてると、
こういうのにも想像力が働いてしまうよな、と。



リップで色気出すのとか。
今回やたら2人の距離が近いので、
一体空白の期間に何があったのかと問いたくなります。
今回はやっぱ全体的にエロかったな。



真上からとか。
構図とかも結構色々試みてる感じ。
やっぱ若手の方が色々やるのを見てるのが楽しいかな。
しかしうちの環境だと画面が真っ暗になって、
コントラストとかいじらないと見れない箇所とかもあったので、
暗さっていうのが時々煙たがれるのはそういう個々の環境のせいなのかなとか。
それでまた新しいものを買ってっていうのが難しいのでうーん、と。
昔AIRのコメンタリーでそういう感じのことを言われていたのを思い出してこんな話。



なんというか今回は話とか全く気にせずに見てしまった感。
あー千反田とか十文字とか伊原とか可愛いな、と思ってたら終わっていた感。
あきましておめでとうとか、里志の冗談で終わるような微妙な幕切れとか。
このエピソードの落とし所っていうのが自分には見えづらく、
実際画面も暗くてよく見ずっていうところもあったので、
ちょっと不鮮明な感じがしてもやもやするかなーと。
まあでも2クールもある作品ならこういう回があった方が自然な気も。
いつも何かしらの意味に縛られるのも窮屈な気もしますし。
『日常』なんかはそれを意識しすぎてる感もあった気がするので。

千反田のリアクションとか折木の破壊活動のイメージ映像とか、
可愛かったり可笑しかったり場面場面は楽しかったんだけどな、みたいな。
次回は伊原の回っぽいけどどうなるやら。

脚本:江上美幸
絵コンテ・演出:太田里香
作画監督:鴨居知世

太田さんの回を見たのは初めてかな。
コミックについてくる回が初演出回でしたか。
USTじゃ画質悪すぎて見る気にもなれなかったので、
どういう回なのか見るのが楽しみです。

氷菓 19話 を語る
2012.08.28 [Tue] 22:52



正しさ。
適当に選んでしまっても正解っていう憎らしさがあるように思えるけど、
成績はそこまで良いわけではないんだっけか。

折木の選んでいく問題が二者択一なら正しい方を選べるように見えるし、
他にも語群があって、絞り込めたときは外さない、という話なのか。
二者択一という中で折木の正しさを見せよう、
っていうその狭さが個人的には引っかかる感じかなというか。

今回は千反田とのゲームで当てるか外すか、
っていう天に焦点が集まっていたけど、
部室の中の2人だけの世界での当たり外れっていう、
今回の舞台や登場人物自体に幅がなく、
前回が真実と嘘の先の話を見せてくれていたので、
2人の関係と掛けるようにゲームが2つに1つというテーマで片付けられるのは、
前回から後退してる感じがしたかな。



今回は部室だけでの話だったからか、
頭越しのやり取りを連発してて、
こうやって関係性をとりあえず見せとけばオーケー、
っていうのがやっぱ京アニ流なのかなーと。
やり取りの中でだんだんアップにしてみせたりとかして変化をつけてるけど、
ここだと千反田の存在を狭めているような感じで、
こういうキャラの変質を意識させられる感じはどうなんだろうなとか。
さっきまでは千反田の黒い髪を意識させてたのに、
今度は黒い部分の線が直行して髪に見えず、
画面分割を意識させるようになってる違和感っていうか。





省エネ折木が積極的に動く場面だけど、
その異常性が斜めからのアングルからだけでなく、
真正面から描かれることの違和感。
特に折木は影の変化で顔つきのリアリティを出す、
っていう京アニがよくやる手法を使って、
折木の悪意っていうのを千反田に向けているはずなのに、
千反田はそれに無頓着。
なんだろう、やっぱ折木の表情の変化にあまり連続性が感じられなくて違和感あるのかな。
悪い顔も、光を印象づける顔の凹凸の影の変化もここぐらいしか無い気がしたし。

今回はただいつもと違うものを見せようとしてるところが本当に別物になってしまった、
と感じてしまうシーンが多かったような印象。



今回は同じような引きの絵で見せたりとか、
同ポジで見せるような場面が多くて、
やっぱ省力してる印象が結構あったかなぁ。
時計と放送スピーカーを何度見せたりしてて、
同ポジでもシーン単位でカメラ位置を変えていってるような印象。
それだけシーンが箱物のようになってると思えなくもないけど、
うーん、どうなんだろ。



こうやって事件の流れを見せてくれるのは変化もあってわかりやすく楽しい。
しかし道をわざわざ引いて行ってるのに、
学校から出てくる児童たちは野原に出て行っているっていう違和感。
ハッタリの画面で児童の動きの論理を入れてしまったらハッタリが破綻してしまった、
っていう感じっていうか。



うーん。



うーん。
折木がゲームに乗るようなところで悪意を見せているのに、
こういう折木のイタズラ心に反応してくる千反田っていう振れ幅がなんだかな。
今までにない反応だからこそ、もう少しこの千反田に繋がる千反田が見たかったかな。



この話数で一番印象的だったシーン。
生徒指導室から壁抜けて下の階の職員室にカメラが動いていくインパクト。
カメラが壁を抜けていくインパクトっていうのはAIR 5話で石原さんがやってたけど、
ああいうのを効果的に引っ張ってきてるなっていう印象があって面白かった。
やっぱ小川さんも石原さん寄りな方なのかな。
石立さんなんかは三好演出の影響受けてる印象強いけど日常は副監督だったしなぁ。



この時計、特定されたら買おうかな。
時計が放送スピーカーと一緒に何度も映ってたけど、
具体的に今がいつなのか、っていうのは説明されてなかったので、
ここでようやくそれがわかるようになってる。
個人的にここまで今が11月1日であると明かさないのはちょっと卑怯だったんじゃないかな、
という気がしないでもない。

Aパートは折木の推理の飛躍なんかを印象づける、
折木らしくない場面っていうのを強調する箇所が多かったけど、
Bパートは本来の折木らしいポーズ、
思考を取り戻していって、
折木の運の良さかはたまた能力のためか、
Aパートでのやり取りがBパートでは本来のように折木が推理できる舞台を構築してしまっていた、
っていう感じに見えて印象的だったかな。

傍から見えれば視界の狭さがドツボにハマって推理に酔ってるだけに見えるが、
それが最後に当たっていたような、
そうでないようなの狭間になっていて、
シロか黒かの物語が灰色になっている感がちょっと楽しいかなと。

折木が灰色っていう氷菓の序盤を考えると、
折木の推論にぶち当たるように新聞に偽金事件の犯人逮捕が載るとか、
ちょっと安易な、ありがちなオチが正にご都合主義の省エネ、と言えなくはないかな、とかね。
そういうどうもいい話。





この一連は引っかかったかな。エフェクトとか。
歪みの演出は湯浅さんとか思い出すけど、やっぱシンエイ動画繋がりでくるのかな。
定期的にこういうの見る気がするので。



ノートも見開きの半分を意識させて、シャーペンを真ん中へ。
ここでも2つと1つっていうのを意識させられる感じ。

脚本:江上美幸
絵コンテ・演出:小川太一
作画監督:秋竹斉一
作画監督補佐:高橋博行

小川回。
初演出回がお祭り騒ぎだったんで楽しかったけど、
今回は打って変わっての部室だけでのやりとりと、
また河浪さんの時みたいに変な振り方してるなーという印象が。
次回以降に期待。

氷菓 18話 を語る
2012.08.21 [Tue] 22:24



ヘリコプターの音、鳴り始めるBGM。
BGMの穏やかな曲調が、
ヘリに纏わる記憶へと思いをはさせていく折木へ興味を惹かせていく導入として美しく、
ちょっとワクワクさせられました。
風景を見ながら、記憶の中の風景に没頭していくようなところに身近な雰囲気もあって見やすかったなと。
以前は曲で意識させられるのはクラシック、
G線上のアリアとか使ってたのが印象深いですが、
こういう導入のBGMにどこか日常感、安心感もあり、心地良いです。

ヘリなんかは映画けいおん!の飛行機に続き良い感じでしたが、
やっぱメカ回は北之原さんでっていうかんじなんでしょうか。

しかし、しいたけかぁ。
どうせなら京アニでイリヤリメイクでもやってくれないかな、など。
文句しか言わなそう。
それか良かったね探ししかしない。



真実と嘘の二元論。
思考の行き来と崩壊の思考の転換っていう意味合いを追うのが楽しいかな。
雰囲気を作りつつ、
それを破壊することで推理シーンというキメをも崩し、
その先にあるものに興味が引かれる。



最早お約束、とも言える光の対比。
奥は男が自転車に乗ってきて、手前は千反田が自転車に。
しかし対比として奥の2人と手前の折木たちの関係は、
そう相違ないようなもののように思える。
当たり前のような日常を反復する風景。
その中で千反田の自転車を意識してしまい、
先に行かせてしまう折木のうぶさっていうのが味わい深いものなのかなと思ったり。
千反田がお辞儀して自転車を押していく辺りとか可愛いな。



今回はシンメトリーじゃないですが、
そういうのを意識させる画、
画面を右左で構造物と空間とかで割るようなとこに少し意識がいったかな。



向日葵のステンドグラス?なのかな。
これ狙ってやってるのかーと思うと、
武本監督作っていうイメージの延長にあるものなのか、
と思わず意識してしまいます。



学校の内装なんかはカクカクしてるので、
曲線を意識させる受付カウンターがどこか新鮮だったな。
円柱の柱とか、曲線を意識させられる感じがそう思わされるのかなと。





シンメトリーと外からのショット、そして鳴り始めるBGMの不穏さ。
2人だけの世界を強調しながら、
今まで続けていた外を見せる、窓の外を見せるショットから一転し、
今度は外から2人を見せることで第三者の視点っていうのを意識させられ、
鳴り始めるBGMがその視点の不気味さを追い立てる、ちょっと怖いシーン。
アバンからちょっと反転してるようなイメージのシーンかなという感じ。

しかし折木の推理を聞きながら図書館全体の空間を見せていくことで、
狭いと思われた空間の緊張が解けていって、
謎が氷解していく流れに安心して身を任せられる流れになっていたかなと。
そして折木が見た先生の表情は笑っていた、
といい流れになるのかと思いつつ、
BGMの醸し出す雰囲気のせいか、
残酷な結末が待っているこのシリアスさにまたゾクリとさせられます。





今回は折木の視点を扱いながら俯瞰でキャラを見せる場面なんかも多かったですが、
最後はヘリと折木とを見せながら、
ヘリに対するイメージ、先生に対しての折木のイメージっていうのを意識させる、
そういう折木の中の記憶とのやり取りを印象的に見せてくれていて良かったです。
遠くを見る、ヘリを見る、というイメージが折木の記憶を喚起し、
その中での現在の問題を並列させる。
記憶と現在とのすり合わせをしていく折木の誠実さがまた眩しく、
そうした記憶のやりとりっていうのがまた個人の心象のあり方として綺麗に見えてGOODだったなと。



そして反復される1話での交差点上の折木。
ここがやはりポイントとなる地点なんでしょうかね。
今回は千反田を見送る折木というのが強調されてますが、
自転車に乗る千反田と一緒に歩む道はあるのかな、とか。

今回の去り際の千反田はまた雰囲気が違っていて印象的だったな。
最近は名前をまだちゃんと覚えてない方が原画にいらっしゃるんで、
そういう方々の手によるところなのかなーという意識で観てたり。
耳を見よう。

脚本:芦田杉彦
絵コンテ・演出:北之原孝將
作画監督:丸木宣明

いやぁ、氷菓の中ではかなり好みな話数だったかも。
やっぱ北之原回はいいっすねぇ。
脚本の芦田さんは7話とか折木×千反田っていうのを強く意識させる回やってらっしゃるんですね。

今回見てると新聞だったり何だったり、
文字とかフォントなんかも結構色々種類を使われてるのかなと考えてしまったりとか。
あと同ポなんかも多くて省略的な意味合いも結構あったのかなーと見てて思ったり。
他にはやっぱヘリと折木、窓からの風景と空からの視点とか、
それぞれの繋がりを意識させられるカメラワークが気にかかったかなと。
こういう話のテーマの意識の付け方が良いのかな、みたいな。

というわけで北之原回。
今回はkanonを思い出すような話数だったなぁ。
最後の信号のでのやり取りとか、遭難事故の居た堪れなさだとか、
折木の記憶の引っ掛かりとして残るヘリの輝き方だったりだとか。
kanon 21話 を語る
北之原さんの持ち味であるシリアスさが味になっててGOODだったなぁ、と。
やっぱこういう回を見るとテンション上がりますね。

あとこうやって古いタイトル、作品を意識させられるのが氷菓、
武本監督なのかなという意識でもあるのかなという気がしないでもない。

個人的にはやっぱ日常、氷菓の北之原回好きですね。
またCLANNADみたいに堀口さんと一緒に暴れてるところも見たいなと。

自分は氷菓から中二病に既に意識が向きつつあるんですが、
最後にこの作品がどういうところに着地するのか、楽しみです。

氷菓 17話 を語る
2012.08.14 [Tue] 20:50



クドリャフカの順番、幕。
推理回にしては決め手にかける演出だったように思う。
折木の推理も、里志や伊原の苦悩もその青春の中の苦さとして味わえるが、
文化祭という盛り上がりの幕というのをイマイチ味わえなかったのが少し気がかりか。
これもひとつの問題提起なんだろか。
本当に、コレでよかったのだろうか、という。



校了原稿。
里志の持つ燃えた原稿の絵がかっこ良くてグッときたな。
既にこの時に問題は解決されていたので、
ある意味ここが幕だったのかなと思うとかっこ良さ的に言えばそうかもな、と。
言い換えれば、最初からクライマックス。



イリス先輩と千反田えると。
ポスターが意味深だったりイリス先輩を隠すレイアウト、
放送室のアオリなんもそうだけど、
この辺は石立さんっぽさが目立つところだったなー、とか。

それと並行して画面手前での男女の片付け作業に目が行くようになってるのが引っかかった。
犯人、十文字が女生徒への思いも胸に秘めていた、
というのをサラッと流されたけど、男女間のやりとりというのを、
古典部の外の風景から発見していこうとする視点が興味深いというか。

今回の古典部は折木以外が色々と苦汁をなめることになったわけだけど、
その中で芽生えたのは恋心とかよりは嫉妬とか、
自分にできないことを突きつけられる現実と慰め合いだとか少々後ろ向きな繋がりが強調されていて、
青春の苦さがかなり強調される回だった。
だから、それとは別の風景の一端を見せてくれたのが凄く嬉しくなったなと。
青春は古典部だけに、才能なんかを求めている中にだけあるだけでは決してない、
という余白感がやっぱグッと来るかな。
この奥のやり取りより男女の関係を中心に据えている、
っという意外性と、その意味合いを考える楽しさがあった。
まあそれだけの話しですが、この気遣いが嬉しいんだよなぁ、と。



折木の推理。
なぜここで里志?っとそのカメラの振り方がちょっと気になる。
また氷菓で推理を展開する際の奇抜な見せ方っていうのがコレしか無かった、
という点が非常に気にかかる。

また折木と犯人を交互に見せていって、
貴方が犯人、と折木がキメるシーンも引っかかりどころ。
折木と犯人を交互に見せながらそれぞれ写すポイントずらすことで、
折木の押しと犯人の引きが強調されてて摩訶不思議空間になっていたなと。
手前の柱が連続性を強調し続けるので、それがより違和感を煽ってる感じ。
決め方としては氷菓らしくないけど、興味深い見せ方かなと思った。

口で言えなかったから、と吐露したところで口を見せないレイアウトにしたりとか、
そういう見せ方も気になったかなと。
欠損などを意識させる考え方は武本さん的な部分かもなと。



閉会式。
わざわざ看板?というかを画面から切って見せてくる違和感。
会長は本当に事件の暗号に気づかなかったのか、気づいていたのか、
その狭間があることを伝えるニュアンスなのか、
顔の見えない生徒たちの姿のように、
文化祭の事細かな様相を見せることができずに終わる、
作品世界への名残がこうさせてるのか、
まあ色々考えてしまいます。
文化祭という脚本の余白を考えてしまうっていうか。

あと生徒会長の髪もやたら強調されてる感じで気になるっちゃ気になる。
このシリーズのキャラってもっと髪をまとめて表現していると思うので、
ああやって髪の重なりを強調するようなキャラっていうのは、
それだけ華があるキャラだという位置づけになるんだろか。
生徒会長だしなぁ。



先輩のセリフに合わせて寄っていくカメラ。



先週までとは打って変わっての人のいない校舎でのやり取りが気になる。
ここの通路でのやり取りは、「けいおん!」でいうところの部室のベンチ的なものなのかな、と。
個人的にはこうした風景に到れるところにいないので、正直ただただ見送るしかないシーンだったなと。
先輩が頑張っても夕べには骸にに勝てる作品が書けない。
そういう勝負するところの狭さ、
校舎の2つのように二者択一しかない狭さが苦いのかな、とも。



今回のシリーズは道とか光とかがまた強調されてたけど、
石立さんはその辺のニュアンスを残すだけで撮影場所っていうのに拘っていたのかな。
犯人とのやり取りも駐輪場から動かずに見せていたし。
屋根の凹凸、シンメトリーな建物に適当に置かれる自転車。
屋根の凹凸は波というか、一定ではない心、揺れる心情、
そういうのを見せたかったのかなーとちょっと思ったりもしたけど、
限定された場だけでどれだけ勝負できるか、
っていう挑戦だったのかな。
そういうことを思ってしまうぐらい、華のない演出だったように思ったので。
この淡々と次へ進んでいく感じが、青春のリアル感、なのかねぇ。

今回見てて気になったのは脚本家の消失。
前回の映画も今回の漫画も脚本を描いた人間が描かれない。
やっぱメタ的な意味合いで引っかかりを覚えてしまうので、
この辺はシリーズである程度形になる文脈みたいのが見えてくるのかな、
とそういうところに重点を置いてみたい感じ。

脚本:賀東招二
絵コンテ・演出:石立太一
作画監督:内藤直

というわけで石立回。
なんか久々に原画で多田さんを見かけたような?
やっぱ校了原稿の辺りなのかなー、かっこ良かったし。

話の苦さは何となくわかったけど、
自分は正直直視しても味わいきれない話なので、
余白を用意して下さった石立さんに感謝。

期待という言葉も今回少し説教臭く聞こえたけど、
まあ自分はいつも通り、次回にも期待、
と言って終わろうかと思います。

氷菓 16話 を語る
2012.08.07 [Tue] 22:20



里志の道。
前回からやる気満々で犯人探しに没頭する里志。
そして里志の歩先に同じように並ぶ探偵たち、
というのが強調されるようなカット割りかもなと。
ポスターを見る里志のバックの道、
俯瞰での説明に目の前の探偵たち、と。
そういうのが引っかかるアバンだったかなと。
あと万人の死角がやたら文化祭の飾り物として目立ってる気がするので、
これも何かあるのかと邪推してしまうかなと。



今回は壁貫して奥行きを潰したような平面的な部分も目立ってたかなと。



これだけ見ると目瞑ってる子が全部悪いようにも見える。
悪意が偶然形になってしまった不運みたいのを感じるというか。
程度の問題かもしれないけど、
服を汚そうとしていたことには違いないわけで、
誰の目にも明らかな形でそれが現れ、
事故として処理されるのか、故意にやったことを咎められるのか、
なんか全員が固まっていることが逆にそんな妄想を掻き立てててくる感じ。
普通に考えれば、事故。でも故意でもあった。そんな狭間。





作画の判別は耳だと京アニさんがおっしゃってます。



奥行きを潰した画が目を引くせいか、
こうして別のアングルから立ち位置を見せることで、
また変わった印象があってインパクトありましたね。
イマジナリーライン超えての意外性もあるか。
折木を攻める目線っていうのを繰り返し強調する感じで、
その雰囲気にやきもきさせられる。
折木を中心に全員が空回りを始めてる感もあり、
そういう話のあり方にやきもきさせられる回だったなと思います。







卑猥な話の逆光から徐々に印象づけられる光の使い方が印象的でした。
里志の暗部を見せる際にも影を落として見せたりもしていましたが、
折木の語りはそれとはまた別の文脈で2人の姿を黒く塗りつぶす。
事件そのものへ探究心、
それがまた空に置き換えられてるのに凄く打たれる描写だったなと。
坂本回だと綺麗なものの見せ方っていうのがあったように思うんだけど、
そんな事件へ折木の探究心をこうして里志の影を含めるような姿で見せる、
2人が求めているものは同一であるということを含めたような感じがまた気になる感じかなとか。



そして里志は最後に光の道を外れて折木に託す、と。
里志の歩みが印象的なアバンからの変化が見て取れて印象深かったです。
平面的な部分も目立っていたせいか、
折木と里志の距離もまたより印象的に見えたかなと。
女帝の回の立ち位置を思い出すとまた印象深い話数だったかなと思います。

脚本:西岡麻衣子
絵コンテ・演出:坂本一也
作画監督:高橋博行

坂本回。
やっぱ坂本回は凄いですね。
京アニで一番目立ってる演出家は坂本さんだと改めて感じる回でした。
ちょっと前までは泣きとか雨とかばっかりで、
坂本さんそればっかりやとか、なんか自分の世界に入ってる感が凄かったですが、
氷菓はまた違ったことされてて、また一味違った坂本さんで凄いなと。
千反田にあんな表情させることができるのは坂本さんしかいない!
とか無責任なこともガンガン口走りたくなってくる感。
文字演出なんかは間延びしてる感もしますが、作画的には省略になってるし、
ああいうのもまた今までとの差異を印象づける形なのかな。
これからもまた楽しみ。

そろそろバラバラだった話が繋がってきて、
折木の推理じゃないですがやきもきしてきた感があるので、
次回は話が進む感じだといいなぁ。
しかし今回出てきた小説の原作名の順番といい、
やっぱ数字というかを念頭に置いたルールが根底にはあるのかなと思ったり。
クリスティの引用もそうですが、そういうのは古典部的にはやっぱ正しい姿なのかな、
とかそんなことを思ったり。

氷菓 15話 を語る
2012.07.31 [Tue] 21:53



見てますよー。
怪盗事件の話で画面からエビちゃんが消えていって、
振り払って食べようとしたらこのインパクト。
私、気になります!の怖さを感じさせてくれる感じ。



こうした腕のパース強調とか京都にしては珍しい感じで新鮮だったなぁ。
折木が回転して決めポーズは魔法少女の文法のように思えた。
特に足を揃えてナメるように見せていくところが。
伊原はひみつのアッコちゃんのコスプレしてるけど、
魔女っ子はむしろ折木がやっちゃってるっていう。
山田さんだけじゃなく内海さんもかーみたいな。



今回も手の芝居に意識が向く感じ。
特にナメで見せたり画面の下からINしたり中心に置いたりとか、
武本さん的な置き方をちょっと意識されているような感じ。
里志とか壁新聞部とか男どもはカメラ手前でのブレを印象づけるアクションが目立ってたかな。
あと前回はどちらかと言えば折木の方が影を強く落とすような格好だったのに、
今回は画面手前のナメで見せたキャラに影を落とすようなショットがあって目についた。
伊原と部長のやり取りとか。
女帝のときの里志と折木の対比の裏返し狙いなところもあるのかなと見てて思ったり。



私、確認してます!
女帝イリスの教えを反芻する千反田える。
この辺も手のディテールに目が行きますよね。
芝居を印象づけるためなのか、その確認するという手順にリアル感を出したいのか、
ちょっと狙いが読み取りにくい感じはありますがインパクトはありますよね。
日常でも内海回の手は目立っていたので、そういうことなのかなと。



色合いがどこか石立空間。
まあ先輩の話をメインでやったのが石立回だったのでリスペクト的な感じなんでしょうかね。
しかし制服を伸ばすとか、オカルトというかトンデモっていう感じが。
それが天然パワー、ピンク空間なのかなと思ったり。



京アニのスタッフコメ的に言うなら絶対可愛い男の子って感じで描いてるんだろうなと。
こんな髪型の男の髪が揺れたって!というワタクシの叫び。
里志が戦っているのは折木なので、
こういう噛ませ犬的なキャラがより里志を引き立てるのに必要なのでしょうが、
愛らしさは別に求めてないかなーみたいな。
伊原サイドがどちらかというとダーティーだしな、と。



遠垣内先輩もそうだけど、折木もアゴ触る芝居しててちょっと絵的にワンパターンな印象も。
奇術同好会の司会?の人が最初に廊下で振り返るところとかは、
腕の芝居でどういう動きをしたのかっていうのを印象づける感じで新鮮だったな。



漫研は女の戦い。
先輩が入ったところで急に演劇的な印象になるのが興味深いというか。
男装してるせいかもしれないけど、
赤い薔薇のような花を手に取るというところに含むところを感じてしまうのですよね。
それが部長の語るところのエピソードがどのようなものなのか、
というところの想像に繋がってくるというか。
ちょっとウテナっぽいというか。



壁新聞部って手書きしてるんだろか。
なんというかこの作品でスマホとか使われても異次元で使わてる印象、
同時代性っていうのをイマイチ感じられない作り方をしているように思うので、
この距離感についてはもう少し考えてみたい感じ。
古典部の意味するところがソレなんじゃないかなと初期の頃は思っていたんですが。
文字を手で書くというところが古典でもあるように思えるし、
古典を取り巻く雰囲気ってなんなのかなーという感じになるというか。



似たような構図を反復して最後のショットに繋げてる感。
このエピソードが夜の千反田から始まったので、
それを里志が反復しているのがまた印象深いですね。

古典部員がそれぞれ文化祭で違った繋がりを持ちながら、
古典部に帰属していく様子っていうのが気になる感じ。
伊原はそれだけに終わらなそうなのが引っかかる感じ、かな。
折木が千反田をよく観察しているっていうのと、
通販できるのかーとか言ってるのを見るとまた折木の変化みたいのが見て取れて、
文化最後のやり取りっていうのがどういう風景なのかまた気になるかな、と。

脚本:賀東招二
絵コンテ・演出:内海紘子
作画監督:門脇未来

内海さんは結構全体に気を配るような感じで見てたのかなーという感じ。
文化祭編に入ってみんな好き勝手やるのにギアが入りすぎてるためか、
武本さんのコンテの処理やってたからか、
氷菓でやっている要素っていうのがある程度でた回だったのかなぁと思えたり。
本来の作品のあり方に物語が戻ってきたからっていうのが正確な感じもしますが。

前回が男の体寄りな作風だっただけにあの感じを味わえなかったのは少し残念だったけど、
虚構の折木の姿だったり、手だったりでそういうのを補給できたかなぁと。
今後の内海、門脇回がまた楽しみです。

氷菓 14話 を語る
2012.07.24 [Tue] 20:33



逆光。
室内の暗さ意識かなと最初思ってたけど、
切り返したときは普通に明るい画面になっているようにも見えるので、
強すぎる光を意識して意図的に暗く見えるようにっていう意識なのかな、とか。
今回伊原は光を背負って影を落とすっていうイメージが強かったな。

しかし今回の伊原は何もかもが中途半端な感じ。
啖呵切ったのに漫画は持ってこれないし、
ポスター作成は時間に追われて完成できずに
本当に出来たのかよくわからないまま教室飛び出すし、
おまけにかき揚げは揚げ足りない。
伊原は途中で投げ出す女、完遂できない女であると同時に、
できないというところに暗い影を落とす女でもある、
っていうのがある意味今回のテーマの1つだったのかなと思ったり。
実際学園祭に入ってから伊原は踏んだり蹴ったりな事が多いし。



天井模様。
なんかイリス先輩とのやり取りは色々カメラ振っててちょっと気になる感じ。
階段の通りを上から覗き込むように見せたりとか。
目の光の反射が綺麗で目立つなっていうのもあるけど、
この前後の千反田の伸ばした手をまた畳むところの芝居とか、
いつもよりクセの強い構図、芝居が目立ってきてちょっと新鮮だった。



着膨れするような丸さというか。
等身のバランスを意識させられる感じ。
前回の映画編のイリス先輩は手足も長く細く感じられる、
スレンダーでスマートなイメージがあったんですが、
この辺は千反田と対比するとそうでもないっていう太さを感じるというか。
足の描写なんかも強気と云うよりは迷いも感じられるし、
千反田のお手の押したり引いたりとか戸惑いも感じられる。
その前の手を出すところも強気の表情と言うよりは、
おもむろに手を出してみたっていう今までの表情とのズレを感じる部分もあって、
なかなかの異空間っぷりだなぁと見てて楽しかったな。
イリス先輩が立ち去るところで重なるように千反田がお辞儀する、
ああいう望遠での重なりの画なんかは千反田とイリス先輩の同化意識ってことなのかな。
あそこはカット割ってもあまり変化を感じない望遠の画っていうのも少し気になる感。
結構新鮮な画だったので。
今回は魚眼で空撮したりもしてたし、色々やっていたな、と。
俯瞰で廊下に映り込むような処理とか。
高雄さんの遺伝子きてるなーと思わずにはいられない。



ハイタッチ。
直前の伊原と里志の絵柄があまり見かけない感じだなーと思ったらこの辺も。
千反田の横顔とか腕を顔に重ねてからいきなり目の処理が変わってるように見える衝撃というか。
なんかまとまりとしては納得できそうだけどパーツには納得出来ない感じっていうか。
植野さんの作監作業が非常に気になる感じだな今回は。



モブの荒波を突っ切っていく伊原なんかもインパクトあってよかったけど、
この辺の傘の織りなす異次元感がまた新鮮だった。
今回は祭りの飾り付けだったり調理器具だったり、
1話の部活の張り紙のようにセルで置いてるっぽい画になってるけど、
この辺は誰も使わない、動かない傘っていうのを狙い撃ちしてインパクトだしてる。
伊原の影を落とす思いとか、コスプレした少女が会場に出ちゃう恥ずかしさとか、
天気、太陽の光を避けようとする仕草とか、
そういうのと対比させるようなアイテムとしての傘だったのかな、とか。





今回のポイントはやっぱ手だったのかなというふうに思います。
料理大会の司会が各部紹介してるところも手を大きく意識的な芝居をさせてましたけど、
この辺も井原の 焦りを強調するしたりとか、
里志の指立てというかその手の捻りに注目が集まる芝居だったりしますし。
伊原のダッシュも小指を若干立てるようにして走ってたりとか。
手のアクションっていうのはインパクトや芝居、
作画さんの個性とも思える色々なものが出てきて、
各部で作る料理が違うように部分部分で違う手に興味が湧く、そんな回だったなと思います。



この辺のおさげがクルクルしてるのとか可愛い処理だなぁ、と。
髪が揺れるっていうのは普通にある処理ですけど、
クルンっとなっているお下げが流れてまた輪を作り直すその揺れ具合というか、
変化を意識させるような髪の処理が面白いし可愛いなと。
こういうあざとさっていうのはもっとやって欲しいですね。



ちょっとずらしたような手の位置。
こういうのが気になるというか。
割りと正面口元で手を合わせる芝居ってよくやってますけど、
こうやって手を少しずらした時の可愛さっていうのをあまり伝わらない角度で見せる、
っていうのはどなたのアイディアなのか少し気にかかる感じ。

しかし今回の料理時の拝みもみだー!とか、
なんかやたら拝む姿を見せるキャラクターを揶揄しているようでもあるなと、
その辺の画づくりというか芝居との近さが少し気になる感じ。
これからはなんでこの人達拝んでるんでしょうって言ったほうがいいんでしょうか。



しかしこの折木はどこの澪ちゃんですか山田さん!みたいな。
映画けいおんのロンドン行きが決まってはしゃぐ澪を思い出す手ですねとわざわざ言いたくなるなと。
恥ずかしがる折木が女の子にしか見えません!みたいな。
内海さんが凄い少年的だったのにこっちは少女になってるよ!というか。
伊原、千反田が同じようなことしてるから余計にそう感じるわーみたいな。

なんつーか折木は伊原のスケープゴートにされた感がある。
時間内にちゃんと出来たっていう嬉しさは描けてて、
一応直前までの影を落とす伊原っていうのを払拭してるように見えるんだけど、
それがちゃんと解消されるのって言うのは優勝できてこそだとも思うんですよね。
伊原自身はまだ不満が残ってることを最後に呟くし。
その優勝でどれだけ救われるかっていうのを折木に引き受けてもらってる感がなきにしもあらず。
というか今回一番らしくないことをしたのは折木であって。
勝たないと一番らしくないことした折木が報われない。
だけど、優勝を告げれる前と後の伊原っていうのはやっぱり心境が一転してるような感じで、
そういう転換点を折木に捧げるようにして欺かれたような感はあるかな、と。
優勝できた途端、あー私まだ不満あるわ〜全力じゃなかったわ〜的なこと言い出すし。
映画の件で最初に手を出したのは伊原だったし、
そういう繋がりなんかも意識してるのかなーとか。
まあどうでもいい話。

脚本:村元克彦
絵コンテ・演出:山田尚子
作画監督:植野千世子

いやー山田回だったなと。
あのハロウィンやってた2人組とかどう考えてもけいおん!のオカルト研だよーみたいな。
でもやっぱ気になるのはまとまってるようでバラついてる作画かな。
植野さんの回でここまで引っかかる回っていうのはあまり無い気がしたのですごく新鮮だったな。
スタッフコメとか気になる感じ。
今回は伊原がかき揚げあげるところだったりをマルチアングルとスロウで強調して見るような感じだったり、
キメに来るようなところとかもグッときたけど、
そこにまた影を落としたりして一味付けたりと、色々やってた回だったかなと。
モブの子もなんか色々拘ってそう。お菓子持ってる子の頭についてるやつとか。
漫研にあった鏡の小物とかetc。
やっぱ文化祭編に入って折木視点っていう縛りがないせいか、
結構色々弾けててこれが祭りかぁなんて思ってたり。
ようやく事件っぽい?ものも始まるようなので次回も楽しみです。

氷菓 13話 を語る
2012.07.17 [Tue] 21:57



新OP。
折木が映り込む世界に入り込んじゃって誰からも認識されないという構成。
壁なんかにキャラクターを写り込ませるというよりはめ込む、
っていうのをハルヒ2期EDで武本さんがやってたけどその延長ですかね。
というようなことを思い浮かべてたけど、
まだ見かけない新キャラの方のに目が行った。
メガネで、姫様カットで、泣きぼくろで髪編んでて、グッと来る、みたいな。

しかし沢木口先輩OPにも登場するのか。
キャラデザ思いっ切ってるって話題になってたけど、
今後も登場することがあるんだろか。



千反田や古典部員には認識される折木。
前回のOPで川とか雨なんかが割と強調されたりして、
今回もいきなり水中にいたりするわけなんだけど、
その水の在り処っていうのが引っかかる感じ。
水の中から引き上げてくれる、
言わば恩人が千反田なのかなー、というか。
前から思ってたけど、水っていうのはもう少し意識したい感じ。
間違えた折木が千反田の話を聞くところが川だったところとか。



構図的にもキャラの表情的にも武本さんだなぁと思わされる。
武本さんはキャラの部位だけを切り取る映り込みなんかも結構使うけど、
そことの振り幅は何なのかなーと今回のOP見てて思ったり。

ホワイトボードに描かれた折木とか季節の巡りとかの扱いも気になる感じ。
しかし一発目がホワイトボードっていうのは少し引っかかる。
結局、折木という存在はあの世界で「描かれた」キャラっていう風にも思えるし。
映り込むより前に、描かれたキャラっていうのがくるのは何なんでしょう。
それにホワイトボードも黒板も攻撃を避けるような動きしてるし。
描かれたキャラは侵食を恐れているのでしょうか?
私、気になります!





前半はクイズ大会を中心に間を描くような感じが楽しかったな。
外の声に聞く耳を立ててる伊原、
引きで漫研の様子、またアップで伊原周辺、
と人が来ない漫研部員たちが外のクイズで暇をつぶしてるっていう、
そういう日常感とか楽しかったかなと。
音を聞くっていう伊原のアップでレイアウトの空間の開き方とか、
目の向け方での意識付けみたいのを見せててくれててそういう興味の引き方もいいなと。
引きの絵でサターン里志が目立つっていう遊びをやってたけど、
ここはその変奏とも取れますね。
一定のカメラ位置で里志は見せたけど、
伊原たちはカメラ位置替えてきての見せ方だったり、
伊原の頭で興味を引いて周囲を見せるっていう、
里志とはちょっと反対の役回りだったり。

クイズが古典部のため、ということを意識させるように売り子してる折木も出てきたり、
とそういう雰囲気作りが楽しい前半だったように思います。
しかし間に対する里志の言葉のニュアンスの移り変わりも楽しかったですけど、
里志自身が間を演出してたり、そういう滑稽さを見せてたりして、
そういうのも楽しい部分だったかな。
クイズの早押しで問題を聴いてる時のボタンを押す手を強調する待ちの間の絵とか、
やっぱ間が強調されてた感もあったかな。



しかしクイズ研の2人は面白かったな。
無駄な間の演出もいいですが、アバンでのライダー的なポーズとかキマってたし、
司会の子もやたら内股強調してるなっていうのと、
引きでキャラの動きを見せるシーンっていうのを引き受けてる面があって、
そういうのが楽しかったかなと。

あとやっぱ日笠陽子いいですね、とか。





千反田があまりにもカワイイので全部キャプとっちゃいましたテヘペロ☆
じゃなくて、実際並べて見ると写真を入れ替えてるのに紙の位置は全然ずれてないんですよね。
重なった紙っていうのを意識させる絵になってるけど、
めくっていっても同じレイアウトで、千反田の画像だけ変えてあるだけっていう。
めくる手を含めて、リピートなんですよね。
千反田の可愛さばかりに目が行って、
こうした工夫を意識させない辺り見ると、
やっぱ全然アニメというかを知らないよなーと視聴者的な立ち位置なんかを改めて感じます。

しかし前回はチアガールを最後に撮ったわけじゃないのになぜかチアが最後。
これは千反田的にはチアが一番恥ずかしいってことなのか、
はたまた制作側のチアガールが一番エロいから最後で、
という意図的な改変なのか。
それとも熱を上げそうな語り口用意してますね、と皮肉交じりに言えばいいのかと、
色々思ってみたり。



エアガン回す辺りの強調いいですね。
こういうアクションを意識させる動き、強調するSEが強く出てるシーンだったなと。



今回は長回しで見せる間に短いショット挟んで、
寄ったアイテムや部位のディテールやニュアンスをより強調してましたけど、
ここの一連は長回しで芝居を見せつつ、
アップでディテールを見せるっていう切り替えが印象に残ったかなぁ、と。
ただ最後に折木が銃を見てるところなんかを見ると、
ちょっと振り回すような芝居のが自然に思えたので、
引きに引っ張られたのかなーという感がちょっとあり、
やっぱ芝居というよりはカット割りで見せていくのを強調するAパートだったのかなという感じ。





女の戦い。
伊原のまつ毛や先輩の口元、目元を強調するやや濃い感じが印象に残るシーンだったな。
前回先輩が伊原を庇う形だったので、この展開は少し意外だった。
漫研の雰囲気を含め、全体の重苦しさと部長の立ち回りの上手さが楽しい。
ここはAパートで見せた漫研の様子っていうのをまた形を変えて見せてる感があったかなと。

しかし伊原のモノローグっていうかを言わせるのはちょっと過剰気味な気がしたけど、
直前の里志云々のモノローグを活かす方向で入れたのかなぁとかちょっと思ったり。







なんか動きそうなものをセルで置いてるっぽいけど、
動かしたのはTV台だし、動いた後また背景として描かれてる辺り、
よくわからないけど京アニを見たなという気分になる。
別に同ポジにしなければ違和感はないんだろうけど云々、みたいな。
ハルヒの部室からこうしたセルと美術の配置っていうのには引っかかりがあったけど、
氷菓で一番ソレが見れたシーンだったかもなと思ったり。

今回は千反田の放浪シーンでのタロットだったり小物なんかもいいかなって思ったり。
部活の道具が盗まれるっていうのは前回から伏線があったので、
その辺の話が気になる感じ。
古典部は何を盗まれているのか、という疑問もあり。
次回は料理対決みたいなので、その辺も含め楽しみ。

脚本:江上美幸
絵コンテ・演出:北之原孝將
作画監督:丸木宣明

北之原回。
前回の映画の処理とか凝りに凝ってて凄かったけど、
今回楽しい回になってて楽しかったかな。
口論のシーンは誰だったのか気になるなぁ。
P R


(06年/7/31設置)

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