きみと、波にのれたら を語る
2019.06.30 [Sun] 22:00

イオンシネマ天童で見てきました。
田舎におけるイオンの偉大さを感じました。
もう最終の時間帯での鑑賞だったためか客は自分1人だけで、
なんだか落ち着かない感じもしましたが新鮮な体験ができたかなという感じでした。

以下ネタバレ感想。


見る前の予告から死んでしまう恋人がドライブ中に余所見をしているのが気になっていて、
安全意識低すぎて死んじゃうのかなぁとか色々想像していたんですが、
彼にとって真っ直ぐな道は脅威ではないっていうことの現れなのかなと思った、かなぁ。
波という複雑な動きをするものが、彼にとっては不吉なものだったんだろうな、みたいな。

波に乗っているヒーローを見つつも、自分は最初はその道には進まない。
以前からの夢はあっても、ヒーローへの憧れから人を助ける職業に。
物語で感じる歪さは、彼の真っ直ぐさに繋がる描写だったのかなと。

最初に絵作り的に感じたのが予告のドライブと火事での出会いのシーンかな。
主人公は階段を駆け上がる、後輩も階段をのぼる、
でも彼ははしごを伸ばして一気にくる。
2人のように過程を踏むのではなくすっ飛ばしてくるのが後輩との対比にもなっていて気になった。

恋人が最後に主人公たちを助けるところも直線的に天に向かうだけで、
波に乗る主人公が自分の力で助かる側面もあったので、
人を助けるというのもこうした直線的な形だけで、あとは他の人がカバーしていたのかなとも思えたり。
後輩との別れのとこはマスクの光の反射で後輩泣いているのかな、
という風に見れたのが印象的だったかな。

主人公が凄く可愛いかったので、
ケモノヅメ的なイメージでセックス祭りをやるのかと覚悟をしてましたがそんなことはなかったですね。
行為の絵は完全な対面ではない絵でもあったので、そのズレも気になったかな。
あと主人公が左手で食事をしだしたりとか、そういう複雑なことをやってしまうのとか、
あれも一種の対比でもあったのかな。

主人公の服のはだけ方だったり光で服が透けて体のラインが見える感じだったり、
エロスは意識させてくれるけど爽やかな絵で見ていて見ていて気持ちが良かったな。

しかし主人公、冒頭の大量のダンボールに始まりイルカのアレを街中で連れまわしたり、
やっている絵面が抱き枕を抱えて街を歩くオタクみたいな印象と変わらなくて、
そこが見ていて途中ちょっとつらくも感じた。
倒錯はしていない健全さがあるのに、はたから見たらそう見える辛さ、みたいな。

徐々に恋人の死から立ち直ろうとしてライフセイバーになろうとする一連で、
人工呼吸の練習が描かれていて、プロメアと繋がったなと勝手に思いつつ、
口を合わせることへの抵抗感に触れるのかなと思っていたら、
恋人の死に様を思い出して逃げ出してしまうというのが、
正に今色々なことから逃げることを再認識させられている印象でした。
恋人の死というトラウマが人工呼吸にまつわる全ての問題を、
主人公の中で克服することができないというのを明確な死のイメージで描かれていて、
こういう触れ方もあるのかと驚かされたというか。

恋人妹が可愛くて、これは妹可愛いで盛り上がる作品だと思ったら正にそういう反応ありありで。
その妹を助ける形、そして助けられる形で主人公がトラウマを克服して恋人が離れていくのを見て、
彼が自分の役目を終えたと感じたっぽいのも印象的かな。
自分じゃない誰か、しかしその相手は自分の血を分けた兄妹で主人公と同性、
というのは気になる形でもあったけど、物語中は主人公と恋人の関係で結んでいて、
他者を入れない感じだったのは逆にもやもやするけども綺麗だったかな。

最後に一緒に波に乗るのかなと思ったんですが、
主人公の軽快な動きで締めくくられていて、
これが一番求められていたもの、彼女の生きていく姿なんだと思ってそこでグッと来たな。

あとスマホを合わせてイルカの絵を作るとか、
本人たちには見えないものをこちらに見せるなど、
ああいう繋がり感を意識した絵を躊躇なくやれるところも湯浅演出だと感じるかな。
喫茶店での描写や歌についてはあまり見ることができなかった感。
その辺旧作を踏まえつつ見たいところでもあるかな。

湯浅監督も最近は多作ですが、
今作はかなり楽しみにしていた1作だったので、
見ることができて良かったです。

海獣の子供 を語る
2019.06.24 [Mon] 00:00

以下ネタバレ感想。



わかりづらい作品だと聞いていたけれど、
導入はまだ全然わかる話で全編わけわからないものを見せられるかも、
と身構えている人はも気楽に考えていいと思ったかな。
原作からかなりそぎ落とした話らしいですが、
分かる人は分かる作品として物語でも触れられている気がしたな。

特に琉花が空と出会うところなんかは示唆的。
波打ち際が教えてくれると言ってるけど、
互いの存在を海を通して2人は知っているわけで、
海の存在に近そうな人間を互いにそうだと認識するのはそう難しくないわけで。
自然が教えてくれたんじゃなくて、事前に知っていた。
そこには神秘性も何もなくて、単に事前情報に当たっているかそうでないかの違いしかない。
波の音に仮託されているのはそうした前提情報であり、
この物語の原作の位置づけもそのようなものだと言われている感があり。
単に知っているか知らないだけかの違い。
波の音だって何を言っているかわからなければ、音を聞いたって何も分からない。
何も分からないことはこの作品においてその程度の話でしかない。
宇宙がどんなものなのかなんて、誰にも分からないし。

今作は波打ち際に代表されるような境界にちょっと意識が向くかな。
琉花の学校のトーテムポールとか、水族館のバックヤード、
水族館のガラスやキャラクター同士の境界などなど、
神秘と日常の境目なんかを結構意識されているのかなという気がしたな。
最後に傷つけた少女と再会するのも、
琉花が学校という場から逃げてきて、その道を戻ろうとした時という形だったので、
神秘的な海と空の体験から日常に何を持っていくか。
そういうのが問われるラストだったように思えた。
世界の真実に触れたとき、それは日常にどのように作用するのか。

水中の描写は凄まじかったですね。
生々しく描かれていて、ジンベイザメの群れでもちょっとした恐怖心が見ていてあったな。
ジョーズに代表されるような、海洋生物への恐怖心を煽られるような印象。
クジラの歌に代表されるような神秘性などを含め、
人が踏み入れられない場所にいる人智を超えた存在としての自然の代表として、
そういった生命を印象付けられている感があったなと。
海の生物もまた君を見ているという目の見せ方もなかなか。
水族館でああいうのやられたら二度と足を向けられないなと思ったり。

隕石のかけらを体内に入れ、さらにクジラの体内へとマトリョーシカ的に入って、
クジラの歌により祭りが始まるという一連の流れがまた神秘的。
歌により隕石が反応して子宮から宇宙が生まれる、
宇宙が書き換わっていくような体験はちょっとまどマギを思い出す感じ。
隕石のかけらが海にとっては人魂というのが示唆的で、
宇宙が広がりを見せる中で人魂を琉花から取り上げようとする海は、
その人魂が必要な誰か、すなわち己だったのかなと思えたり。
神秘的な隕石のかけらは自身の中に帰ったことで神秘性を失って自壊した、みたいな。
子宮を持たない男子に移ったことで宇宙創生とはならなかったとか、
そういう風に見てもいいのかもしれないけど、
個人的に子宮信仰って自然すぎて不自然に思えるのよな。

新しい宇宙へと旅立つ感じなんかでイデオンやエヴァを連想する人もいるかもしれないけど、
そこはやはり絵の素晴らしさでもって他の追随を許していない作品だったと思います。
そういう意味でやはり劇場で体験したい作品という印象でした。

最後のへその緒切りが自分の中で定まらない感じだったけど、
ひとつであったものが分けられること、決してひとつに戻らないことへことだったのかな。
宇宙もまた孤独であるような。

リュウグウノツカイと一緒に打ち上げられていた海はつまり、とか、
色々と連想される箇所がいくつもあったような印象。
他にもいろいろ思うところも畏怖するところもあったように思いましたがちょっと思い出せず。
まだ上映しているうちにまた見たい一作なんですが、
現在長期出張中で上映してる映画館が遠いのが辛い。

海洋アニメって言うと自分の中では七つの海のティコが残ってる感じでしたが、
またひとつ作品が増えたかなという感じ。

そういえば、最近上映された映画を見ると
原、渡辺、湯浅とシンエイ系の方の作品がずらっと並ぶ格好でしたね。
久々にマインドゲームや緑の巨人伝あたりを見返してみたいところです。

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない を語る
2019.06.20 [Thu] 00:00

以下ネタバレ感想。


TVシリーズは思春期症候群が涼宮ハルヒシリーズ対する揶揄なのかな、
みたいに思えてあまりいいイメージを持ってなかったのでそんなにのめりこんでみる感じでもなく。
ただ今作はあくまでシリーズの続き物という形でそことは切り離して鑑賞できたかなという感。

結局少女が自分の力で助かってしまう話なんだなという印象で、
その因果をどのように見るかが重要なのだと思うのですが、
個人的に提示されていると思えたのは過去に飛んだ際に主人公を見つけた後輩とのやり取り。

絶対的な窮地の中であの瞬間、主人公は確かに救われたはずなんですが、
後輩への感謝の念はあるにせよ、
そこにそれ以上のものが芽生えないのが個人的な引っかかりで。
なぜ見えたのか、という問いへの答えは自明だとも思いますが、
それは思いの一方通行が印象付けられているようで。
そしてそことの対比がラスト、またはヒロインとの出会いになるのかなという印象。

少女が自分の力で助かってるように見えますが、
そこには誰かの力添えが不可欠で、その相手に気づかれる、
過去の因果がきちんと活きることが描かれている。
気づくこと、相手の存在を認識することが大事で、
主人公にとっては切り捨てた少女が生きていること、
少女から見れば切り離した過去から因果が巡り、相手もその因果を共有していること、
そういう双方向性により、物語に意味を見出している。

ただその中で双方向でない関係、後輩やヒロインの妹が決め手になるのは、
どう見ればいいんだろうか、というのが個人的な引っかかり。
主人公やヒロイン助力だけでなく少女からは見えていない相手に助けられる格好なので、
後輩たちには何らかの描写がほしかったように思えたなというか。
パーツ的な扱いがやや気にかかる感じ。

アニメ雑記 2019/6/19 を語る
2019.06.19 [Wed] 00:00

日曜にT・ジョイ 新潟万代でアニメ映画を見てきました。
行ったら既にあおぶたの特典やパンフレットの販売が終わっていて、
新潟県人あおぶた好きなんだなーと思いました。
一番大きいスクリーン1で朝からイリヤ、ガルパンを見て、
その流れで別箱であおぶたが見れたので、始まった映画を一気に見れるような時間調整がされていて、
とにかく1日で全部見ないと勢に優しい映画館だなと思ったり。
時間を置いて海獣の子供も鑑賞し、かなり疲れましたが劇場で見れて良かったです。

以下ネタバレ感想。


●Fate/Kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム
まあ普通にカーニバルファンタズムのプリズマイリヤ版という感じですが、
型月作品大集合のカニファン対して作品内で完結しているためクロスオーバーに乏しかったかな。
ギャグも慎二と言峰押しがややきつく、キャラをダラダラ見るだけ、
次回への繋ぎ感が強いのがちょっと残念でした。

徹子の部屋のパロディの桜のやつ、背景の窓が全てステンドグラスで、
そこは大沼さんっぽくてちょっと面白かったかな。
あとZEROの時臣のアレを言峰でやるところも意外でちょっと笑えました。

最後にまだ続ける格好が出てきていたので楽しみ。
どこまでやるかはわかりませんが、エフェクト祭りにもってこいな原作なので、
1期や2期くらいの熱量のある画面を期待したいですがどうなるのかな。


●ガールズ&パンツァー最終章 2話
期待値はそんなに高くなかったんですが、まだまだやれるということを見せられた印象だったな。
劇場版を彷彿とさせられるBGMの使い方でお馴染みの学校を印象的に扱いつつ、
BC自由学園など新規の学校の掘り下げもされていて面白かったです。
一回り成長して大洗に挑む知波単学園を含め、
劇場版からの流れをかなり意識した話数だったんじゃないかと思います。
個人的に主観ショットの多用と各校がよく歌うのが気になったかな。

あと戦車から身を乗り出してのアクションが目立つカットがちらほら。
BC隊長のマリーの前転や、知波単の戦車が沼地が抜け出そうするところでの回転とか、
回転を意識したアクションが気になる感じ。

あとやはり丁寧な作品だなという印象も強いですね。
キャラ作画も崩れないし動きに違和感もない。動画で溶けるみたいな印象がない。
戦車に乗ってる際の微振動とカメラぶれ、SEのマッチ感が作る臨場感など、
改めてよくできている作品だなぁと思わせられます。
特に微振動はどういう指定でこれカメラ揺らしてるんだろうなと改めて気になってくる感じ。

BC自由学園は隊長車両、つまりはフラッグ車のみで相手を討ち取ろうとするところ、
大洗を見てきた知波単と大洗の戦い方を相手に意識させるようにして、
なお大洗がその上を行くような構成だったのがまたグッと来る感。
BCの隊長さんが好印象なのも、そういうところからきてるのかなという感。

劇場版のあとの延長戦という意識が吹っ飛ぶ話数で、
これからに期待がさらに乗ってくる話数でした。
また次回を見るのが楽しみです。


あおぶたと海獣はまた次に。

プロメア を語る
2019.05.26 [Sun] 13:00

見てきました。
久々の今石監督作ということで楽しみな一作でした。
以下ネタバレ感想。



今作はコンビニで宣伝を聞いていて、
また檜山修之が出るんだと知って、脇役の声優は結構固定の方が多いように思えたな。
メインキャラは芸能人で脇はいつもの声優でって棲み分けで、
今石×中島かずきカラーが出ていたように思えたな。
あとヒロインとその姉の佐倉綾音、小清水亜美のキャラが可愛くて好みな感じだった。

最初に▲記号でバーニッシュの出現を描いて記号的なところで攻めていくっていうのをまず描いていて、
映像的に古臭く描くことで過去の出来事として描いていましたが、
そういった記号画面が続くところに今までとは違った知的な部分を意識してしまうところだったかな。
四角い窓ガラスが強調される記号的なビル群を最初にじっくり見せたり、
ハイテンションさが売りの今石作品からしたらずいぶんと不穏さ強調される導入だなと感じた。

バーニングレスキュー登場シーンを見ていて、
個人的には勇者シリーズの系統を思い出してしまったな。
AIロボなんかはいないんだけど、相手を倒すのではなく救う、
火を消すというのが新鮮だったからかもしれない。
煙を散らせる辺りで赤と青のサイレンが強調されていて、
思わずガオガイガーの超竜神を思い出してしまったり。
イレイザーヘッド的な考え方なのかな、みたいな。
後半出てくるメカの悪顔や赤と青の強調、
敵側の武器ではなく工具的、工事用メカのギミックもそれっぽくて、
個人的に今石さんはどこかガガガフォロワー的な一端があるように思えて、
そういうところが個人的にグッとくるところだった。
まあ今石作品のパロディ群の1つには過ぎないとも思うし、
意識されているかはわからないけど、檜山修之さん起用はやはり自分は嬉しいので。
マトイも組み替えればマイト、つまりマイトガイン⁉くらい序盤は頭が熱暴走してました。

消防隊というのはこれからアニメ化されてくる作品群の中では先手を打ったもののように思えて、
そこから辺も意識しときたいかなぁとも思った。
湯浅監督の作品やCMでやってるソウルイーターの作者のアレとか。

個人的にレスキュー物の描写として気になったのが人工呼吸ならぬ人口移し火?かな。
ガロがリオの仲間の死に掛けのバーニッシュを救うのに救命行為を行うことを申し立てるけど、
それをリオが拒否してバーニッシュにしかできない口移しでの炎の移植を行って救おうとするけど、
その姿が恋人への口付けのように、リオにとっての大事な人へのもののように行われるのがまず気になった。
ガロが人のためにそういうことをしたいと申し出たのがレスキュー隊の心情としていいなと思えたし、
リオによる救命処置がバーニッシュの特性を描く上でも重要な儀式だとも感じたので。
ただリオと少女の関係に焦点を置くような印象が拭い去れないのがどこか厭らしく感じてしまった。
リオはバーニッシュならば誰にでもそうするのだろうと思いつつも。

それを念頭に置いて後半、
絶体絶命のリオに対しガロが同じことを行う。
リオから貰った炎を返す形で行われるそれは腐女子をキャーキャー言わすには持って来いのシーンでしたが、
救命処置してのシーンより、ガロ×リオのシーンとして見てしまうのは、
リオが少女に行った行為に関してそのような目で見てしまっていたからかなという気がするよね。
ただあのシーンを思い出すとガロは救命処置をすることに躊躇いがあるキャラのように描かれていなかったので、
ガロにそういう観点はなく、あくまでリオを救う手段として試したという形っぽいのですが、
どうしても間にリオと少女の関係を挟むので頭をよぎってしまうんですよね。

自分的に救命処置についてそういう視点を介在して欲しくなったというのがまず念頭にあって、
見方によってそれが肯定される要素にモヤモヤさせられてしまう感じ。
ただガロが少女に救命処置をして相手を死なせてしまったら、ガロは自分を責めてしまうのではないか、
というようにも思えて、あえてガロの掬い上げようとする命には死者を出さず、
リオに背負わせて、それをガロが救う形にしたのがあのシーンなのかなとか。
色々考えてしまいますね。

凍った湖の上でヒロインとのやり取りも印象的だったな。
氷の上でスケートやるように滑るのと光と影を出たり入ったりとか。
グレンラガンの1話の夜と夕日の狭間に飛び出すシーンを思い出すシーンでしたね。
今石さんやっぱああいう狭間の絵が好きなのかなと印象的でした。

ヒロインとヒロイン姉とのシーンも夕景で、
カメラ位置を逆転させてビルの外から見せていたのを中から見せて、
舞台的に夕日を見せているのが印象的だったなと。
姉の妹を思うシーンとして、ちょっとした黄昏感がある印象が引っかかる感じかな。
この辺は誤読かも。

流れとしては前半冒頭のバーニングレスキューのアクションが印象的だった分、
後半まで長いアクションがシーンがないので、割と世界観の説明に尺を使っていた印象。
今石作品にありがちな頭空っぽにして楽しめる痛快娯楽作品みたいに考えていると、
ちょっと違う印象がする印象。
ただ映画の尺的に脱線できないので遊び的な話は少なく、
一直線な作品だった印象。

炎使いはどうやってもかっこ良くなるんだよ!
という意識で見ていたので炎使いのリオよりガロが印象的に映るのは新鮮だったな。
最終的に敵もバーニッシュだったということがわかるので、
火消魂の方が熱いをそのままいった感じ。

アクションシーンは色々なアイディアが入っていて見ていて楽しいシーンが多かったですね。
炎使いならやはり火炎龍ということで割と長尺で火炎龍を描いていたのが新鮮だったな。
怒りに任せた炎というのはこちらも入っていきやすいのでより印象的でした。

個人的に読み切れてなかったのがガロの心情かな。
憧れの人の裏切りはガロの誇りに関して影を落とす部分のはずだけれども、
それをどう克服したかを見落としてしまったなと。
ガロがリオの誇りを、バーニッシュを守ろうとしたことが記憶にあるので、
ガロはどうだったかと思うと覚えてないみたいな。

見どころが多いのでもう1回見たい気もするんですが、
やや尺が長めの作品なのと見る場所的に映画館行くの面倒だなというのもあるので、
ディスクになってから補完という形になるかな。

今石作品はTVシリーズだと楽しいけど終わった後の虚しさみたいなのをよく感じたので、
映画の尺でこれはああいうドラマだったのかな、
みたいな個人的に思いを馳せられる作品だったのが印象的な作品だったかなという感じでした。

アニメ雑記 2019/5/20 を語る
2019.05.20 [Mon] 21:34

●鬼滅の刃



OP。
技が主役になるカットがカッコいい。
水龍だしレイアース参考にしてたりするのかなとか思ったり。
最新話で竜巻起こして勝ってましたけど、
渡部バンク作画っぽい必殺技出すキャラだなとか思ったり。



キャラごとに色の対比もあってカラフルに彩られる華のある感じが好き。
表情を見せずグッと溜めての解放感もいいですね。

本編は1話見たときモノローグ多すぎる気がしていましたが、
最新話とその前話数はバトルの見せ方等楽しく、
また今後に期待が高まる感じでしたが例の事件が尾を引いてくるのかどうかがちょっと心配。

次回予告が毎回楽しみな深夜アニメって久しぶりなので、
その辺も楽しみに見ていきたい感。


●この音とまれ!



OP。
人物ワイプというか倒れこむ女性像でマクロスFのOP思い出した。
琴の音で全てが解決するという幻想を抱いた作品とも言えるので、
ある意味マクロス的な価値観の上にあるのかなとも。
様々な人間関係の上に成り立っている部というのがある意味象徴的。
ただ生徒全員に認められるのは個人的には行き過ぎた幻想という気もする。
ネット上の雰囲気的にヤンキーが良いことをしたとして云々みたいな話もある中で、
これをアニメ化しようという企画がたったのが凄いなという感。
色々キャラクターがいる中で、天才少女の苦悩がピックアップされているので、
少女漫画的な側面が強くなってきている感がやや気になるかな。
音を届けるという意味では『四月は君の嘘』っぽくもあるか。
個人的に今はユーフォ的な価値観が強いんですが、
アニメってこういう話の方が王道なんだよなっていう感覚もあるので(スラムダンクとか)、
自分の中のバランス感覚を見ていくような感じで視聴している感。


●八月のシンデレラナイン 7話





笑わないキャラが笑うっていうパターンはたくさんあると思いますが、
会長がそれをどう受け止めているのかを相手に伝えないことが新鮮だったかな。
屋上での恥ずかしいセリフとか、
ただ伝えるべきことを伝えるという前進がこのような形になったように見えたので、
彼女の内面そのものが変わったということではないように思えるんですよね。
そういう心情が前に出てきたことにビックリしない、
キャラ違わない?とか笑顔で受け止めるとかそういうのではなく、
ちょっと驚いたけども普通に接していく、その関係に深みがあるように思えて、
個人的には好みかなと。
彼女の内なる価値観が変質したわけじゃないからこそ、
その変化はありのままに受け入れられるべきと思えるからかな。

今作、作画がかなり切羽詰まった感じですが、
演出意図を汲んだ画面にしようという意思が固いのか、
それが画面に出てきていて、低調だけどなぜこういうことをやっているのか、
というのが見やすくてそこが見どころかなという感。
アニメを分かりたいという人に薦めたいかなというイメージというか。
そういう意味では崩壊してるとも言い難く、なんか特殊な立ち位置の作品という気がする。


●ぼくたちは勉強ができない 7話



先生、目力が強いイメージがあったので、
自分の意思を語るところで目線を外す芝居っていうのがちょっと引っかかった。
そのまま顔を向けずに語ってもいい場面だと思うんですよね。
ただ相手の方に顔を向けるっていうのは相手にそれを伝えたい意思もあるはずで、
でもその目は相手を見ていないっていう何処か自信の無さに触れる感じが新鮮かなと。





左右に振って本を整えて、



整ったと思ったら、



思わぬ登場人物に反応して一瞬またズレる。

ギャグっぽい感じの芝居ですがそういう雰囲気でもなくて目を引いたな。
楽しませる動きを入れる感じが好印象というか。
OPで本を整える芝居があるので、そこを意識してこういう芝居を入れたかったなら、
その心意気にグッとくるなぁ、みたいな感じ。



こういう廊下に飛び出すのも含め、そんな感じ。


●みだらな青ちゃんは勉強ができない 6話



大傑作…!
瞳の処理が変わるのと飛んでくる花びらが印象的。
分かたれぬ花びらが語るものは何なのか、みたいな。
青も父の小説に興味津々なのかもしれない、みたいな。
まあこういう花びらの見せ方珍しいよね、みたいな話です。





今話に限った話じゃないですが青の表情変化が面白いですね。



青の不安感を強調するように背景を白くぼかす感じに。

その後のモノローグと地続きで、
名前呼びの違和感を考えるときは背景飛ばさないので、
一連を1つのシーンと考えるとやや意図が伝わりづらい印象がしたかな。
青の不安は2人が付き合っているのかということ、
名前呼びは彼と付き合う場合に違和感しか感じないこと、
それぞれ別の話を描いているのに連続性が強いからかな。
みたいなことを思ってしまったという話。





天を仰いだら相手の顔が、
みたいな背後へ意識を向けられる連続感に目を引かれる感。



名前呼び。
先ほどの背景ぼかしとはまた違った意図の飛ばし方。





相手に抱きかかえられて気が動転する表情付けが可愛いかな。
強引すぎる感じだけど、望んでいる感じでもあるので許される感。
直前で返事もしちゃってるし?
こういう意外性を強調しつつ望まれたことを受け入れるような関係が好きなのかな感。
好きな相手だからってやられたら嫌なことはあると思うんですが、
ここは青の望みが含まれている感じでそういう奪われることに反応する少女感、
みたいなのが好きかな、みたいな。

7話ではそれが通じなかったのでああいう話になってるので、
そういうギャップがやっぱり見ていて楽しいです。

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風とか を語る
2019.05.15 [Wed] 22:08



OP2。
ネタバレ全開なOPって珍しいなと思いましたが、
中でも目を引くのは冒頭のそれまでのあらすじを見せるシーンの中のこの絵。

アニメが始まる前に弟と5部の盛り上がりってどこだろうと話していて、
自分はブチャリティがボスを裏切る辺りかアバッキオが死ぬ辺り、
ペッシ戦やボスVSメタリカ、チョコラータとかいっぱいあるなと言ったんですが、
弟はホワイト・アルバム戦に決まっているだろ!と断定していて。

5部の提示する覚悟っていうテーマを十分に描いているし、
ジョルノの覚悟を受け取って攻めていくミスタ、
しかしその上をいくギアッチョの覚悟、そのミスタの覚悟を受け取って輝くジョルノ!
5部で重要なことがかっこよくここで描かれているんだよ兄貴!
みたいに熱弁されたんですが、自分の中でしっくりきていなくて。

そしてアニメ見たら正にここが第5部なんですよ!という本編とOP2での絵を見て、
自分は5部のこと全然わかってなかったんだなぁと。

なぜここが象徴的なシーンとして扱われるかは、
シチュエーション的な意味も勿論あると思うんですが、
第1部のジョナサンVSディオ的な意味合いであるのかなと。
太陽を背にする男VS氷使いという図式を作り再演することで、
ジョルノがディオの息子という肩書ではあるが、その精神は間違いなくジョースターだ、
という意味合いがあるのかなというのが1つ。

あとその図式を成り立たせることで、ジョルノは父殺しができるのか、
に触れられている気がするんですよね。
ジョースターの精神を持つならば、ジョルノはディオを倒すことができるのか。
それはこの場にミスタが見せる、仲間が見せた覚悟を受け取ることで、
ジョルノは自身を貫く形でそれができるのではないか、と。
ボスを討つ、トリッシュの父を討つっていうのは、
遠回しにジョルノはディオを倒せるのかに触れる話とも取れるので、
それを象徴する場面ならば、
正しく第5部を代表するカットだと言えるんじゃないかと思えます。

そう考えると色々繋がる部分もあるかなと。
思えば光一がジョルノを認めるのも太陽の光に弱い敵との戦いの中での出来事だったので、
この時点でジョルノがディオと戦えるかは描かれているんですよね。
ここはあくまでその再演。
足で倒すのって珍しいですが、
「手を下す」ことへの躊躇いであるとか言われたらまあ頷いてしまうかも。
第6部でこじれた親子関係を扱ったのは5部で父殺しを許容したことが原因では。
覚悟を6部で最終的に悪として扱うのはそうした歪みの表れなのでは、みたいなね。

自分の中でしっくりさせるならこういう意味合いかなと色々考えましたが、
どう考えるといいのかなと。
まあ普通にカッコいいシーンだからオールOKって気もしますが。



ギアッチョの濃い表情なんかは目を引きますね。
血のりを拭う主観ショットも目立ってましたね。
中の人も大正解という配役で良かったです。
氷使いは強キャラを地で行く感じで実に良い。
ちなみにPS2ゲームのギアッチョ戦凄く苦手。
イベントの起こし方も最初わからなくて辛かった記憶。





ミスタの表情の変化や銃を撃つアクションなんかも印象的でした。





OP2とはちょっと違った形で。
同じ場面が本編で2度描かれることってそうはないので、
OP、本編それぞれで演出の求める絵が違うというのがわかるのも、
印象的なポイントかも。



ゴールドエクスペリエンス。
スタンドを空間に描写するように出現させるのが印象的ですね。
精神を描き出したのがスタンドなら描くように出てくるべきという形なのかな。

しかしサブタイトル「ホワイト・アルバム」で吉田泰三さんのコンテとか狙っているとしか思えない。
やはり『WHITE ALBUM』見返すなら今だろうという気がしてきた。
気がしてきただけですが。

本編はいよいよ佳境なので、レイクエムやエピローグがどういう形で描かれるか楽しみです。

ぼくたちは勉強ができない 6話 を語る
2019.05.13 [Mon] 21:00



あーそっち忘れてた。
こういう不意にキャラの本音が出るようなところでまた大胆なアングル。
今まで漫符やデフォルメなど漫画的な表現が強めのカットが多かったので、
倒れこむ姿のアウトラインに何処かリアル感があってグッときますね。
私は彼が好きなんだ、という漫画的な押し押しの表現から、
ちょっと距離を取ってるように見えて、
でも語られるのは私にとって大事なものはそれなんだ、
という描き方はキャラクターの中の恋心をより魅力的に描き出してくれているように思える。

どこか空虚に、空を見つめるように、
私はそういうものだから、
という態度の演出もあるように思えるけど、
語れるのはいつも描かれる伝えられない恋心。
漫画的にデフォルメされたものから漏れ出る一瞬の語り口が、
よりその思いへの共感を得られるようでグッとくるというかね。
それは本物なんだ、という描き方への安心感かな。





漏れ出た一言がもたらす沈黙。
流れる雨の描写が強くて印象的な場面でしたね。
屋根から落ちる水流は思いの丈の流れる情景の一種でもあるのかな。
言ったことに対して無頓着な女子っていうのは、
鈍感力で全てをスルーするこの作品らしい感じ、なのかな。

絵コンテ:井出安軌
演出:山口美浩 伊藤達文
作画監督:いとうまりこ

井出さんの名前見て、近年ティーチャーもツインズも見れてないことに気づいた。
歩きながら煙出したりとかエフェクト的なところもちょいちょいあったけど、
演出の方での色気だったりするのかな。
あと伊藤夫婦いつの間にかシルバー所属になっていたようでちょっとびっくり。
本編の舐める絵でまた松竹さんの同人誌思い出したので、
やっぱあれシルバーで共有されてるのかなみたいなことを思ったり。



ED。
伊藤夫婦で料理が奥さんの方らしいですね。
口がいっぱいでちょっと怖い。
本編見た後だとちょっと意識してしまいますね。

さらざんまいとか を語る
2019.05.12 [Sun] 20:51



ブギーポップのときも思ったけど、
アニメで携帯基地局の通信アンテナが描かれるのが珍しく感じる。
前景で置かれているので背景の一部としてではなく意識的に配置されている。
アンテナが指し示す意味っていうのは色々あると思うので、
見かけたらメモしていきたいポイントかな。
今まで背景ではあったのかもしれないけど、
ブギーポップも含めここまで意図して強調されたのってあまり見かけないので。



スカイツリーなのは裏テーマがレビュースタァライトと繋がるから、とかなのかな。
あっちは少女でこちらは少年みたいな。
まあ対立構造からして違うけど願いが叶うものを巡ってはいるか。

アサヒのうんこビルが描かれるのが珍しくて、
やっぱケツから出すもの繋がりでスカイツリーと一緒に見る風景として外せなかったのかな。
Wikipediaで調べたらあの謎オブジェおばけ説なんかもあったのね。
首都高走っててうんこビルやスカイツリー見るとやっぱテンション上がるので、
また一つ楽しみが増えた感はあるかな、と。



欲望を手放すな。
派出所から始まるのこちかめ的下町意識が念頭にあるのだろうか。
建物がはける感じとか舞台的がギミックが面白いですね。
何度も見たくなるバンクを作るのがホント上手いですね。



スカイツリーを昇っているのかと思ったら下がっている。
地下にスカイツリー?みたいなところもレビュースタァライトっぽさありますね。
大量のダンボールとかからっていうのダイモーンちょっと思い出す感じ。



河童サイドとは違ってコピペみたいな感じで踊りが描かれますが、
そういう対比なんですかね。



ウテナ。



さらっと。
FF6にでも感化されたんかみたいなのはちょっと思ったり。
バンクシーンに歌は付きものという感じですが、
今回は河童たちが歌っているのでシンフォギア感もあり。
ちょっとシュールな絵面ですがコミカルで楽しいですね。





河童状態なんかは割とキャラっぽい仕草を描いてますが、
尻子玉転送のシーンは三位一体のカッコいいシーンで驚かされます。
やっぱ滑るって気持ちがいい動きって印象かな。

アニメの話を聞いてると個性が出てるみたいなコメントをよく見かけて、
そもそもデザインも違うし声だって違うのに、
こういった揃えるようなシーンでキャラの個性強調するの果たしてプラスなのか?
というのが長年の疑問の1つなんですが、
ここは漏洩する記憶で3人が別々の人間なんだというのが明確に描かれるので、
三位一体の動きによってよりその悲劇性を強調している感はあるかな。
自分と同じだ、という意識が容易く破壊されるからこそ真実の衝撃力があるのかな、とか。
自分の疑問も、個性ではなく人生を描いていると意識を持っていきたいところかなーとも。

とりあえず最後まで楽しんでみたいところです。

アニメ雑記 2019/5/9 を語る
2019.05.10 [Fri] 00:27

●川柳少女 5話



脚本:神保昌登
絵コンテ・演出・作画監督・原画:一居一平

監督脚本と残り全部。
監督脚本ばかりで1話以降はコンテ切らずにってパターンになるのかな。
近年はずっとそんな感じですがどうしてなのか気になる。







鬼太郎系女子というか片目隠した髪型で、
こうして見せる目を髪を揺らして変えるっていうのが珍しい描写で目を引いたな。
髪を揺らして髪型変えるってなんかアニメ的な感じで印象的だなと。
自分が鬼太郎系女子好きなだけかもしれんけど。



あと接写で服脱ぐところを見せたりとか、
フェチズムが感じられる画面で楽しかったな。


●さらざんまい 3話
絵コンテ・演出:神保昌登
幾原監督が脚本でコンテ演出が神保さんで、
と川柳少女を見た後だとちょっと引っかかる感じ。

さらっとのポーズや、回想の中で足元を強調する画面を見ると、
ゴールデンコンビは2人で歩むことを強調しているように思えたな。
さらっとのポーズで2人で一本足で立つのは、2人の足で一人の足だと語ってるようでもあり。
ことごとくその関係は夢、というか妄想で終わるのが面白いやら悲しいやら。

机の中からリコーダーを取り出すところ、
机の傾き方から必死さが見て取れる作画でグッとくる一連だった。
P R


(06年/7/31設置)

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