響け!ユーフォニアム2 第九回 を語る
2016.12.01 [Thu] 22:37







一旦ロングで見せて徐々に久美子に寄る。
あすか先輩がいつからこの自体を予期していたのか、
というのに対する久美子のやるせなさですよね。
今回は久美子の後ろ姿や手を握るという動作、
窓越しのショットなどこの話数で度々見る絵っていうのがここで結構でてる。
久美子の中で湧き上がる感情っていうのが大事なのかなー、とか。



足を見せたりとかで反応を見せるっていうのは山田作品かつ最近の京アニの常套手段ですが、
1人だけうつむいているっていうのをある程度の引きの絵で見せるっていうのが新鮮だったな。
首から下の芝居を見せるっていうだけでなくて、1人だけうつむくという、
周囲の反応から1人浮いた状態で、あすかの問題というのが久美子の問題であることを強調してる感。



どうして久美子がそんな顔してるの?
このセリフの作る距離感が面白いかな、と。
久美子のあすかとのやり取りの回想が徐々に過去に遡っていってるのと、
そこから麗奈の視点で久美子を見るようなショットからこのセリフっていうのがいいなと。
悔しい、なぜかはわからない、という久美子の返答と合わせ印象的なシーンだったかな。
正直この話数はここまででお腹いっぱいになるくらいでした。
目線のようなPANの動きや回想からの戻ってくるカット割りが印象深くてもう凄いなと。
徐々に焦点が合ってくるっていうのは久美子が現在へと戻ってくるような効果ですが、
それが麗奈の視点になっていくような意味付けのカット割りになっていて、
麗奈から見るあすかの見づらさっていうのに繋がっていて、
この場での麗奈との距離感を作ってるのが面白いなぁと。
今回はオーバーラップやピン送りなどがキマっててまた凄い回がきたなという感が凄かったです。
劇場版艦これはその点が不満だったので余計に際立って見えてしまいました。
どうでもいい話でした。



度々出て来る赤信号。
久美子の住むマンションを見せるときは建物全体を見せる機会が多かったので、
信号とマンションという寄った絵でもわかるだろうというシリーズの絵を信じる形と、
6話の河浪回の韻踏み的な意味合いを感じるかなと。
最初はあすかがいないことでの久美子の戸惑いを含めた意味合いで信号、
帰ってきたところでピン送りでマンションへっていう流れがまた引っかかるかなと。
見せる背景の切り替えをこう大胆に見せるのかっていうのも合わせて新鮮だったな。

ここで姉がいなくなっているのも気になるところで。
姉のようにあすかもいなくなってしまうかもしれない。
CDを返してきた姉はどこにいったのか、どこにもいない。
久美子の中で姉とあすかがダブるような不安感をここではやっているのかなという感。



表情を見せない俯瞰。
ここの一連は久美子の視線以外表情を扱っていないので、
絵のインパクトと接写でなるべく他のキャラクターを見せないようにしているのかなという感。
他のみんなより、今は久美子に集中したいっていうところなんでしょうかね。
しかし石立さんも妙な俯瞰の使い方しますねえ。
楽譜の対比でもあるんでしょうけども。





小物類接写で見せたりとか。
電気のイメージからスピーカーへ。
練習のときに使ってるのかな。
この辺は各楽器の練習の何かなんだろうなと思うほかないけど、
こういう連想ゲームで引っ張る感じが面白いですね。
絵がかっこいいっていうのもありますし。



学内にある像を今までとは別の角度で。
ロングの絵からポン寄りで見せるっていうのは今回多いですよね。
他の視点から見せるっていうのも新鮮だったかな。
今回は練習風景の道具を含め、改めて見る/見せる絵っていうのがどれも新鮮でしたね。



あれ、そういえば冬服になってるじゃん、
っていう意味合いでの音楽室のシーンだったのかもしれない。
コメディ色のある夏紀とのやり取りが面白いですね。
香織先輩が浮かび上がってくるのも今作でやってるイメージ像を上手く使ってる感。



個人的にこの話数で一番気になるシーン。
ここで夏紀が久美子の方に体向けるところで手を握るような芝居を一瞬するけど、
向き合った瞬間にはもう手を開いてる。
冒頭の久美子が印象的というか、手を握ることで感情の流れ、
感情を表すことをアニメではよく演出でやっているけども、
ここではそれをやりそうでやらなかったが故の引っ掛かりがあるんですよね。
どうしてこのアングルで見せるのかって考えたときに、その辺を意識してしまうせいでしょうか。



虚構の絵。
高雄統子さんかと一瞬思ったり。
涼宮ハルヒの溜息 U を語る



この部にとって一番いいのは、あすか先輩が吹くことなんだから。
という夏紀を前にしてこの絵が出てくるのもなかなか。
京アニの会話のやり取りとして後頭部越しみたいなやり取りが結構あって。
だからその後頭部で見せるっていうのが逆に新鮮だったな、と。

今までの話から夏紀先輩は本心で言っていると思う部分があるのに、
どうして手の反応だとか虚構性を匂わす絵が出てくるのかな、
と不思議な部分があったんですが、
このシーンの一連って久美子がそういう風に思っているからなのかなと思える絵でもあり。

表情を見せない絵っていうのが夏紀の本心を掴みきれないこと、
相手に本番を譲るような精神に対する憤りであるようにも思えてもくるかな。



そういう風に久美子の様々な感情の渦を匂わす中で見せる夏紀の表情が真っ直ぐで響くなと。
ひびけ!ユーフォニアムというサブタイでメインタイトルを最終話ではなくここにもってくるかと、
本当に驚かされましたが、それは同じユーフォニアム奏者である夏紀の話としてもあったのかなと、
そんな風に思えるやり取りだったのかもなと。
しかし、こういう後頭部越しのやり取りってやっぱ多いですよね。



本心だよ、というところで久美子に戻ってくる。
カーテンを掴んだのは夏紀の中の悔しさを代行したかったのかもしれない。
夏紀のいう久美子らしさというのは音楽への向き合い方にあるのかもとか。
事情があるとは言え、出れるのに出ない、という形をあすか先輩も持っているので、
夏紀とあすかはそういう風な状態になってしまうことに憤る久美子に信頼を寄せているのかなとか。





こういう光での時間経過の演出は山村回でもやられてましたな。



電気を消す。
節電のショットと対にするような意図なのかな。
同じように電気のスイッチを見せて韻を踏むようなところが楽しいというか。
日常の一場面としても新鮮かなと。
シーンとしても切り替えの部分になるので今度は麗奈のシーンへ、
という意味でのスイッチだったのかもなとも思えたり。
ちゃんと教室出たら電気消すよ、節電だよっていう意味合いも含めて楽しいかな、と。



この一連の久美子を語る麗奈が妖美な感じでいいですね。
髪をなびかせて画面外へ出て、後ずさりしつつ見せる目、
久美子の真似をする麗奈の表情のすねた感じがいいなと。





ギュッと掴めて、その皮剥がしてやるって。
ここの縦PANも躍動感あっていいですね。
麗奈の久美子を落とすぞっていう気合の入ったような力強さと近さがあっていいなと。
1期5話の黄前さんらしいね、と言う表情や1期8話を思い出しちゃうかな。
改めて麗奈が見る久美子っていうのを描き出していてグッと来る感じ。



麗奈が写真を見つけるのはアニメオリジナルになるのかな。
滝先生を前にした麗奈の反応が可愛くてよかったですね。
手が触れてつま先を思わず上げちゃったりとか、
久美子が大丈夫かなという反応をするレベルなのが面白いというか。



2人で2つの吊革を見る。
2人が見る2つっていうものの違いも見て取れて面白かったかな。



虚像の中の分断。
2人で見上げているものの違いを意識させてくれる部分ですが、
ちょっと大げさな気もするような?誤読かな。





香織先輩登場。
やはり冬服の方が可愛くて好きですね。
あすかを呼び止める声もまた普段と違った感じで印象的。
ここでも分断的な絵が出てきますが、ここはそのままの意図なのかな。



ウインクも可愛らしい。







あすかの靴紐を結ぶ香織先輩という中でこういう絵が出てくるのも驚きで。
一体あすか先輩の中に何が渦巻いているのか、
これも久美子が見た中でのイメージの絵なのかとかいろいろ考えてしまいますね。
あすかがしきりに香織は可愛い、香織に誕生日にもらったなど、
香織先輩を意識させることを言うので一体そこに何があるのかと構えてしまいます。

カメラが回っていって囚われの絵っぽくなっていくのは、
まどマギ叛逆のマミさんのシーンを思い出すかな。今が一番いいという。
どうでもいい話でした。



広い屋敷であるっていうのを密着マルチで見せるのがやや新鮮な気がしたな。







接写やら俯瞰やら。
あすかの目線を切って狙いを呼び込んでる風に見せたりとか、
こういうレイアウトで見せるのかと思わされたり。
机での厳しめのレイアウトとか見ると石立回だなぁという風に見てしまいます。
フルメタルパニックTSRから涼宮ハルヒへ 〜京アニはエヴァを越えて〜  電源を入れてください〜都市ノォト〜
窓越しのショットとか意識しちゃうんですよね。



俯瞰での芝居。
妙に新鮮に映りますね。



こういうふすま越しのショットなんかも石立さんっぽいかな。
涼宮ハルヒの溜息 X(少し追記) を語る
なんというか今までの石立回で見られた絵をより精度をまして見せられてる感じがあって、
見てて心が踊りますね。
どれも絵がキマっててカッコいいですし、グッときますし。
監督作を除く演出回だと石立さんの新たな代表的な回と言っても差し支えないんじゃないかと思えるほど。
表情をあまり見せない声と動作の芝居が楽しいです。

これでアクションがあればなとも思いますが、
そういえば今回って楽器をあまり描いてないですね。
最後の演奏くらいでしょうか。
練習シーンを接写で乗り切ったのはユーフォニアム強調と楽器を描かない工夫でもあったのかな。
原画の面々も普段より少ないですし色々考えられるところも面白いですね。
それにしては気合入った回のように思える不思議。





冷蔵庫の中から室内を見せたりとか真俯瞰とか目を引くレイアウトが多いですね。
やり取りの中で後頭部越しのやり取りもまた出てきますけど、
それが表情を見せるちょっとした溜めを作るようになっていたり一つ一つの描写が新鮮なのがいいですね。
元父親発言で久美子が固まったりするギャグっぽいところも。
あすか先輩の冬服セーラーカラーのシワだとか、髪だとか、どれもが魅力的でGOODだなぁと。

母親を語るあすかに、嫌いなんですよねお母さんのこと、っていう辺りがいつもの久美子、なのかな。









回っていく。
あすかの告白から事実がねじれていく、受け取り方が変わってくるシーンの前ということで、
そのねじれをこの辺で見せているのかなという感。
フルメタTSR2話のヤマカン回で逆さになるショットとかあったけど、
あれとはまた別系統のニュアンスかな。



私、あすか先輩のユーフォが好きです!
久美子がここまではっきり相手にものを伝えるの、意外だったな。
姉とのイザコザがあったから、はっきりと伝えないといけないと思ったのかもしれない。
諦めて勉強に向かっていくあすかに自分の気持ちを伝えてるのはやっぱグッと来るところで。
原作だとスルーと流れるようなやり取りだったので、それを含めて意外だったかな、と。





目の中のハイライト回しってよく見ますけど、
光の加減で瞳の色が変わるっていうのがまた新鮮で。
ハイライト回しと合わせて印象的ですよね。
ユーフォを否定して欲しいっていう諦めさせて欲しいともいうべき言葉で、
久美子の反応を期待するように変化していくあすかが印象的ですね。
久美子のショットに切り替わったときにも光の変化をつけていて、
印象的な夕暮れ時のシーンになったんじゃないかなと思います。
この辺は演出さんのアイディアなのかな?
撮影で光の変化とかアドリブでやってそうな気もするので、
どうやって出てきたのかちょっと気になります。
今までにもあったのかな?







オーバーラップで久美子の笑顔から河へ。
そこからオーバーラップで風景を見せていくのが情緒的でグッとくるシーンでした。
なかなかこういうの見られないような気がして新鮮だったな。
夜に差し掛かる微妙な明るさが特別な時間を、演奏の煌めきを彩るようでまたグッときますね。











そして、次の曲が始まるのです。
OPと同じ場所なのかな。
以前ここ久美子と麗奈かなみたいなOP感想きましたけど久美子とあすかでしたね。
あすかの表情やユーフォニアムが響く風景が綺麗で非常に印象的でした。
1期8話を彷彿とさせられるところも、
久美子にとってあすかとの特別な時間を印象づけているようで好きですね。

子供の頃あすか先輩に届いていた手紙。
父への思いが今後どのように触れられていくのか楽しみです。

脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:石立太一
作画監督:高瀬亜貴子
楽器作監:橋博行


来週からは更新が不定期というか、
もしかしたら来年まで更新できないかもしれないのが個人的に残念。
ユーフォやってる時期は出張が重なる運命なのかと思いたくなるところ。
最後まで楽しんで見たいですし、感想も書きたいところです。
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(06年/7/31設置)

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