お金を貯める以前に必要なこと

March 06 [Sun], 2011, 5:53


ある女性経営者のお話です。


人生において、お金は非常に重要。


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これは事実です。


貧乏な環境で育った私は、
お金の大切さは身に染みてわかっています。


だから必死に働いた。


でも、ただの「貯金魔」になることは一度もありませんでした。


私は、中学を出てすぐに、
前橋の理容店で住み込みで働き始めました。


そこでは、修業の身でしたから、
貸金は微々たるものでした。


しかし、当時の私にとって重要なのは、
貸金の額ではなく、どれだけ自分が成長できるか。


住み込みで衣食住が保障されて、
技術が磨ければそれで充分。


貯金のことなど考えず、ひたすら働きました。


言ってみれば、お金の貯金よりも
スキルの貯金をしていたのです。


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いま、いきなりお金を貯めようとする若者がいますが、それは逆。


スキルのない人が自分の給料からせっせと貯金していても、
たいした額にはなりません。


若い頃は、いい給料をとれるようなスキルを高めることが先です。


ある程度のスキルがついたと自信を深めた私は、
二〇歳で上京し、理容店で働くようになります。


このときに、前橋の理容店からいただいた退職金が二万円。


いまで言うなら二〇万円くらいになるでしょうか。


ここから、私は貯金を始めました。


理容店も衣食住付き。


理容店の仕事を終えてから皿洗いをした高円寺の飲食店でも、
夕食を出してくれました。


この頃には、理容師としての腕も上がっていましたから、
だんだんと給料も増えてくる。


だから自然に貯金もできるようになったのです。


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もし私が、一六歳の頃から貯金にばかり関心を持っていたら、
理容師としての腕も半端なもので終わったでしょう。


そして、いまだにちっぽけな貯金しかできていないはずです。


だから、お金を貯めたいなら、
貯金を始めるのではなく、
お金を稼げる人になること。


技術を磨くのでも勉強をするのでもかまいません。


自分が人よりも多くのお金を手にできる特性は何なのか。


そこを見極めることです。


あなたが、同期社員よりも毎月五万円多く貯金できているとしても、
同期と同じ給料であるなら意味がありません。


同期が三〇万円もらっているところを、
あなたが三五万円とれるようになることが重要なのです。


いま、趣味を聞かれて「貯金」と答える若者がいるそうですね。


さらには、その額面を逐一ブログでアップしているとか。


そんな話を開くと暗澹(あんたん)たる気分になります。


とてもではないですが、彼らを私の会社で雇う気にはなりません。


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お金は貯めるものではなくて使うもの。


私が、二〇代の頃に衣食住を節約してまで貯金をしたのは、
使う目的があったからです。


当時は「日本一の理容師になること」を目的としていましたから、
そのために使うお金を準備していたのです。


結果的には、フランスでエステティック技術を学ぶために使うことになるのですが、
全額使い果たして、ちっとも惜しいと思いませんでした。


お金が大事なのか、貯金が大事なのか。


そこのところをごちゃまぜにして考えると、
ビジネスもちっぽけなものになってしまいますから、
注意が必要です。



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