幸せのカテゴリー

May 30 [Sun], 2004, 2:44
空を見るってことを気がつかないうちに忘れていた。
貴方が『すごい…』って呟いて見上げた雲のはやさ。
ふたりの時間とは逆の流れで、多分、こんな風にお互い現実のはやさについていけなくて、底のほうでさまよってるのかなぁ。
土地柄よりも隣にいるのが貴方だから、街の空気も自然体で感じれたんだと思う。

外で初めて恋人のキスをした。
会う前はそれまでに比べたら、そういう欲はないと思ってたけれど、
一旦その流れにすくわれると、歯止めが利かなくなるのは目に見えているので、そこは意識していたけど、そこが密室といえ、外というのはあんまり重要ではなかったあたり…
その後、文字通り、外の階段でビル風に吹かれながらベタベタしてた時はさすがに人目を、いまさらだけれど、はばかって貴方だけをみていられなかったのが今、悔やまれる。

後になって、伝えたかった気持ちに言葉が伴ってきたり、元々自分の感情に言葉を与えてしまうことで嘘になってしまうのを怖がっているせいもあってか、貴方が私の気持ちに不安を抱いてないのかな、と思うときがある。それはつまり私が自分の気持ちに不安なのであって、そういう時、貴方が言ってくれる言葉をひとつひとつ噛み締めると、あぁ、この人を愛したい、できればうまく、本当に愛したいという想いがわいてきて、当然うまくいくかなんてわかりもしないことだけど、そういう姿勢こそが愛するということなのかもしれないって思う。

事実、恋人という関係になったんだけど、それだけじゃなくて、友達でもあるし、共通の趣味をもつ仲間でもあるし、だからこそ、よいという部分もあるかもしれないが、やっぱり自分の人生の中の大切なひとたちと一線を画するのは、貴方が私を選んでくれたあの瞬間に、私も貴方を選んでいたってこと。

恋のような情欲ももちろんあるし、特に私はそれに弱いけれど、でも恋人という認識よりも愛する人という方がしっくりくる。
貴方がそうかはわからないけど、私の体でも心でもなくて魂がほしい、と言ってくれたとき、うれしくて、でも貴方の想いに答えられるかわからなくて、難しいね、としか言えなかった。

難しくて怖くて、でも、したいと思う。
手探りで、間違うこともあるだろうけれど
幸運なことに、すでにいわゆる社会通念からは外れている間柄だから
これから自分たちの関係も自由に、かたちに囚われないでいいんじゃないかな。

貸付け記念日

May 15 [Sat], 2004, 2:40
まさか初めてのキスを貴方とするとは思いませんでした。
期待してなかったといえば、真っ赤な嘘で、
じゃれあったまま、朝のまどろみのなか、
私は静かに心臓の鼓動を聴いた。
外殻が邪魔、と呟いた貴方の言葉を聞き間違えて笑う私に、
ひとつになりたい、って意味だよ、と腕に力を込めた。
私は心地よい沈黙のなか、貴方の鼓動を聴いた。
一瞬の眠りが恒久に思える、あの瞬間のように、
私は貴方の問いで目を覚ました。
答えをいいおわるか、おわらないかのうちに、
酸素は貴方の唇の肉をもった。
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