社員旅行の想ひ出A〜聴竹居編〜

March 17 [Sun], 2019, 20:41
こんにちは!!ゆうき@LwSです。

この度のBlogでは、
茅本@LWSのBlogにてお届けした「社員旅行@奈良/京都」
の第二弾をお送りいたします!

なんと!
ついにこの建築物を見に行くことができたのです。
完全予約制で事前に予約しないと見学ができない建物である為、
なかなか予定が合わず、
何度もチャレンジしてきましたが、挫折の連続、、、
しかし、
ついに!念願の!思い焦がれた!

「聴竹居」!!


photo by Hitomi Mese


ようやくその空間に足を踏み入れることができました。

「聴竹居」は京都府大山崎の天王山の麓に位置する築91年
平屋木造住宅です。

天王山といえば、あの有名な山崎の合戦(天王山の戦い)があった地で、
本能寺の変の報を聞いた羽柴秀吉(豊臣秀吉)が、現在の岡山県から一気に京へ戻り
本能寺の変の首謀者である明智光秀と戦い、明智光秀を打ち破った、あの有名な地であり、
戦国時代妄想が溢れ出す素敵な土地です!
皆さんも「聴竹居」を訪れる際は、歴史ロマンに浸って下さい。

ちょっと話がそれましたが、、、
「聴竹居」は、京都帝国大学教授であった藤井厚二氏が、
「日本の気候風土に合った理想的な住宅を追及して建てた自邸」になります。

どこか聞き覚えのあるフレーズが・・・
日本の気候風土に合った・・・

夏場の日本は、大変な湿度になります。
さらに、日本には梅雨があります。
これは欧米の夏とは大きな違いで、日本特有の気候です。
この日本特有の気候に適した建物を建てることが、ここ日本では最も重要なこと…
どうでしょう?皆さま、お聞き覚えがあるのでは??
そうです!これこそがまさに、常日頃から私たちLwSがこれまで様々な場面で語り続け、
追い求めてきた家創りのあり方そのもの。
そんな私たちですから、ここ聴竹居に込められた設計思想へのシンパシーをたっぷり抱きながら、
見学に臨みました。


出展:聴竹居パンフレット
※撮影した室内写真は公開規制がある為、パンフレットの写真をお借りしてを載せています。

1900年代初頭の日本の住宅建築は、急速な西洋化が進んでいました。
日本古来の建築様式から、西洋建築へと移り変わっていく時代の始まりの頃。
もちろん西洋建築の素晴らしい点はたくさんあり、そこに当時の日本人は魅力された訳ですが、
藤井氏は、西洋建築なら全て万能のような風潮に疑問を抱き、様々な実験を行います。
特に、先ほどの「日本の気候風土に合った」
これがキーポイントになります。
「聴竹居」はその実験的住宅でもあったのです。


photo by Hitomi Mese

現代でも、建築分野における西洋建築の影響は絶大です。
例えば「高気密高断熱化」のような方式、考え方は、西洋建築の影響の最たる例。
兼好法師が徒然草の中で「家の作りやうは、夏をむねとすべし」と語るとおり、
高気密という発想は日本では全くあり得ないものでした。
高気密高断熱化は、冬の寒さ対策として悪いことばかりではないのですが、
「日本の気候風土にあった」という点で問題が多いことも事実です。
私たちLwSも、その点に疑問を抱き、「日本の気候風土にあった」家創りを、
独自に進めて来た自負があるだけに、私たちよりも100年近く前に、
同様の思想を持って果敢に実験を試みられたその精神に、早くも感激…



出展:聴竹居パンフレット


館内に佇んで、細部にわたる様々な試行錯誤を目の当たりにすると、
時代は違えど、家創りへの想いは同じなんだなぁと実感。
勝手に、親近感が湧いてきて、同志にして頂くことに^^
91年の時が経っていますが、この家に込められた想いがビシビシ伝わってきました。


photo by Hitomi Mese

そんな「聴竹居」。
見学では、ガイドの方が細部までみっちりと説明して下さいます。
しかも、ガイドの方(この日の担当は森本さん)は、独自に研究されているようで、
この建物に込められた様々な工夫や思想について非常にわかりやすく、
興味深い説明をして下さって、私たち一同、贅沢なひと時が過ごすことができました。


photo by Hitomi Mese

建築大好きLwSメンバーは、ガイドの方の話を一語一句聞き逃さないように、
ものすごい集中力で聞き入ったかと思えば、隙があれば、
材質のことや、納まり、設計者の意図など質問攻め。
当ブログでは書ききれないほどの発見や驚き、設計者としての想いなど、
改めて建築の奥深さ、楽しさなどを学ぶことができました。
ご興味ある方は、LwSメンバーにお尋ね下さいね。
みんな「聴竹居」の虜になっていますので。



出展:聴竹居パンフレット


一同、大興奮で、鼻息がかなり荒々しい感じで、
当初予定していたここでの滞在時間を大幅にオーバー!
帰りも、名残惜しくて、足取りゆっくりに聴竹居を後にしました。
2時間ほどの滞在でしたが、ここで感じた感覚はとても貴重なものだった気がします。

季節が変わるとまた違った表情を見せてくれるので、また訪れようと思います。

昨年、関西を襲った大型の台風のため、甚大な被害を受けてしまった聴竹居。
この日も至る所で改修工事中が行われ、外部には足場が立つなど、復旧に向けて力強く動き出していました。
そこには、この聴竹居を愛する人たちの大きなエネルギーが注がれたからこそだと、
ガイドの森本さんはじめ、スタッフの皆さんの愛情の深さを感じました。
文化財を守り、繋いでいくことの大変さを、目の当たりにできたことも、
私たちの意識を一層高めてくれたように感じます。

さて、社員旅行の想ひ出シリーズ、まだまだ続きます^^
どうぞお楽しみに!



ゆうき@LwS


株式会社ライフウィズスタイル

Life with Style のホームページ

Ama mi tanto のブログ

Life with Style の Facebook

hello@lifewithstyle.jp


Instagram

住所:広島市佐伯区五日市中央7-12-15-102
電話:082-299-7494
FAX:082-299-0097

定休日:水曜日
営業時間:10時〜19時

Houzzに登録中の広島市佐伯区五日市中央, 広島県, JPの株式会社ライフウィズスタイル


広島市佐伯区五日市中央, 広島県, JPのHouzz登録専門家株式会社ライフウィズスタイル

  • URL:https://yaplog.jp/lifewithstyle/archive/2158
Comment
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。

Instagram

■Life with Style■
■はじめましてLife with Styleです。
私たちは広島を中心に「良好な空気環境」と「耐久性」、そして「デザイン性」の3つを柱に、真の注文住宅を手掛ける設計デザイン事務所です。

本物の素材は古くなっても「本物」・・・あくまでも「本物の素材にこだわり、歳月を経る程に輝きを増していくような家創りを理想としています。

http://www.lifewithstyle.jp/

■お店の場所■
広島市佐伯区五日市
中央7-12-15-102
五日市の牛角のとなりになります
定休日:水曜日

■お問い合わせ■
hello@lifewithstyle.jp
カテゴリアーカイブ

最新コメント
アイコン画像弾き語る家主
» 『ゆうきの建築武者修行』 第1弾〜港町「鞆の浦」編 (2014年02月05日)
アイコン画像lifewithstyle
» 上棟フェス☆@岩国 (2013年12月07日)
アイコン画像Mai
» 上棟フェス☆@岩国 (2013年12月03日)
アイコン画像tomo@LwS
» 『初心』忘るべからず!ですね^^ (2013年07月14日)
アイコン画像M.N
» 『初心』忘るべからず!ですね^^ (2013年07月13日)
アイコン画像lifewithstyle
» 『空の色が時を刻む家』上棟フェス@西区 (2013年06月25日)
アイコン画像しましま
» 『空の色が時を刻む家』上棟フェス@西区 (2013年06月06日)
2019年03月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
月別アーカイブ