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ウォッ酸でスマソ
コンビニ / 2018年07月13日(金)
これも去年の話なんだが「なんでこうしないのかなぁ」と思うことは結構ある。
「世の中に不満があるなら自分を変えるか黙ってろ」みたいなセリフを思い出すが、インフラみたいな大規模なものは正直そうするしかない。
でも、自分の持ち物ならそいつを変えるぐらいのことはある程度できる。

androidタブレットは持っていたがスマホはずいぶん出遅れてやっと去年持ったので、技術進化でいろいろ便利になっているだろうと期待していた。
実際、MVNOとか出る前に買わないでよかったと思うし、クラウド処理できる機能とかすごいと思う。
んが、充電がいまだにこんなのなのかとややあきれる。
ほとんどの機種でマイクロUSBコネクタでやってるじゃないか…。
古めのタブレットやガラケみたいに各社専用形状じゃないだけマシといえばそうなのかもしれないけど、USBコネクタの耐久性を考えると、これでいいのか結構疑問である。
メーカーとしてはせいぜい2年ぐらいで買い替えさせるつもりだからいいということなのだろうか?
appleがマグセイフケーブルを使っててうらやましいなぁ、とかは思ってた。
かといって非接触給電がいいのかは、まだ試そうと思うほど普及してない。エネルギー輻射の人体への影響とかは微々たるものだろうけど、電力効率とか充電速度とか、持ち歩かなければならなくなるデッドウェイトとかである。
電磁誘導原理を使うわけだからアンテナに相当するコイルが必要になる。ラジオの受信なら得られる電力(利得)が少なくても、電気仕掛けで増幅すればいいが、純粋にエネルギーを伝達するのが目的なのでそのために電気を使うなんてことはできない。
となれば、アンテナを大掛かりにしてできるだけ送信元に近づけることで解決するのだろうけど、そうなれば大きなアンテナが必要になる。つまり無駄な重量というわけだ。
実際に出ている製品のレビューなどを見る限り、その手の心配はあまりないようだが、充電速度に関しては3割ほど遅いのは間違いなさそうだ。
単純に電源能力に比例して充電速度が上がるなら、この差はもっと開くだろうが、現行のリチウムイオンバッテリー相手では受ける側の限度もあるので非接触も現実的な選択肢になりつつあるのかもしれない。
いずれにせよ、自分の端末にはもともと機能は実装されていないし、後付け品はうまくいくかどうか、本当に使いやすいのかは実際買ってみないとわからないというのが実情だ。
使ってるのはシャープのSH-M04という端末で、純正のACアダプタだと5V・800mAの出力みたいだが、端末はそれだけで送られてきたし、汎用品を使えということなのだろう。
そもそもUSB−Cを使ってる時点で特別な注意事項がなければ電力以外の問題は度外視できると考えてよい。というわけで1か月ぐらいは100均のアダプタにそこら辺にあったケーブルをつないで使っていた。
で、スマホカバーの安いのが欲しかったのでアマゾンを物色していたら、マグセイフもどきのandroid用を見つけ、それほど高くもなかったので一緒にぽちった。
物が届いて、やっぱり便利である。つか、どうしてメーカーがこれをやらないのか不思議な気もする。特許などでアップルに訴えられる可能性でもあるのだろうか。
あとは、磁石応用なので下手をすると金属片を引き寄せてショートするとか、磁気カードと一緒にされて磁気情報を壊したりするクレームが怖いとかだろうか。
だが、約1年使っていてその手のトラブルは今のところない。
難点としてはデスクトップPCの筐体の上において充電してるのだが、コネクタが鉄板の変なところに張り付いて、結構行方不明になる。もとのほうから線を手繰ればまあ問題ないといえばないのだが、いちいち屈み込むのが面倒くさい。
などと思いつつダイソーをうろついていたら、スマホグッズコーナーにスタンドが売ってた。スタンドは持ってなかったので買ったはいいが、このままだとまたUSB−Cコネクタの抜き差しである。


ダイソーのスマホスタンド

そこで思い切って分解して改造することにした。不安要素はスタンドの殻割と給電側コネクタの長さがスタンド内部に収まってくれるかどうかだった。
作りが安いものは分解など考慮されていないことが多く、壊すしか方法がないものも多々あるが、100円とはいえ無駄にぶっ壊すのは気味がよくない。
同じことをする人がいるかどうかはわからないけど内部の状態画像を参考までにあげておく。


割ったところ、特に爪などない
思い切って割るしかないが運が悪いとガワが割れる

使ったケーブルはZRSEという中華のケーブル。余談だがこのケーブルを買うときに結構往生した。はじめはアマゾンで買って、よさげなので追加でマグネットコネクタ部分だけを買おうとしたのだが、どうやら型式バージョンみたいなのがあって、見かけそっくりなのに寸法違いで合わない商品を送られて、初アマゾン返品になってしまった。そのあともandroid用を注文したのにライトニングコネクタが送られてくるなど、紆余曲折。結局アリババにあるメーカー公式から買ったほうが確実なうえ、送料もチャイナポストならフリーシッピングでタダだった。他にもメーカーはあるし使ったことはないのでよくはわからないが、ここのは全端子活きているので電力だけでなく通常のUSBコネクションが確立できるためMOBIZENなんかもこのケーブルでいけるし、コネクタの裏表も気にしないでよい。


これ、3〜4ドルくらい(送料込)



コネクタの出っ張りでぐらつかないようにスタンド側に廃材で座布団を敷いた、全部で1000円もかかってない
(関係ないが今日って13日の金曜日だったんか…)

非接触も充電器が4000円弱、受電側が1000円弱なのでちょっと魅力はあるが、いまのところこれで十分に便利になったので当面はこれで行くと思う。
 
   
Posted at 16:23/ この記事のURL
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わすれたころにやってくるもの / 2018年06月30日(土)
話は少し前のことになるがwindows10メジャーアップデートの話。
1709の時もひどい目にあっていたのだが実は1803でも同じことになっていた。
症状の現れ方と被害規模からみると前よりひどいともいえる。

1803のことは実際に更新画面にタイトルが出るまで知らなかった。
機能的にもこれといって目新しい内容が追加されるようでもないし、話題性も少ないからネット記事も少ないし、目についたとしても興味を持ってみることはなかったのだと思う。
前回ひどい目にあっているにもかかわらず、割とお気軽に更新をかけてしまった。
3時間ほどかかったが別段の異常もなく、いくつかの設定が初期状態に戻ってMS推しになってるのを戻すぐらいで「まあ、セキュリティアップデートの大型版ぐらいのものかな?」という感覚だった。
PCの普段使いでは特にOSのメンテナンスに関するメニューなんかもそんなには見ない。
いつも通りのことができれば、よほどの新機能でも実装されない限りアップデート自体意識することはない。
そうして1週間弱、正味5日ぐらいだっただろうか…その間にパッチが2〜3入ってた気もする。
メインPCともう1台がフリーズするようになった。
結構リソース食いのゲームをすることがあるのではじめはそのせいかと思って調べていたが、どんどん症状が重くなる。フリーズといっても見かけ停止してるように見えるだけなので本当は動いているのかもしれない。マウスカーソルだけが反応する状態。
立ち上がっていきなりではなく、3〜5分するとその状態になる。きっかけは何かのアプリを終了させたタイミングで高確率で再現する。
保護違反やメモリの不具合に似ているが例によってSELに何も残らない。強制再起動すると不時停止の重大エラーが記録されるだけ。
仕方ないので見当でボードの勘合を清掃確認したり、メモリテストプログラムを走らせるが特に問題が出ない。
こうなると直近で怪しいのは1803ということになる。不思議なのは1週間弱は問題なく使えていたということ。だがもう1台も様子がおかしく、症状も似ている。
わりと新しめのハードでは特に問題が出ず、バックアップのノートは同じ症状が出る兆候はない。とはいえ、使用頻度が違うので発現するに至ってないだけの話なのかもしれない。
いずれにしてもハードは可能な限り調べたが異常は見つからない以上、ソフト面での対策しか意味はなさそうだ。
ただメインマシンではUEFIで結構重大な設定ミスがあった。セキュアブートとCSMの両方が有効になっていたがこれは結構まずい。なんだかんだで動いていたので気づかなかったが障害対処中に何かの拍子に立ち上がらなくなるのはこれが原因らしい。
しかし内容的には今回の状況には関係なさそう。あとはストレージコントローラがMBR方式のままなこと。ハード環境としてはGPTにできる環境なのだが歴史というか、昔の設定を引き継いでいるので完全なクリーンインストールする機会でもない限り、システムドライブをデータが乗ったまま移行させるのは恐ろしくてやってなかっただけ。
デバイスマネージャで見るとIDEコントローラが標準じゃなくなってたのでいったん標準にしてみると若干停止までの時間が伸びた気がするが症状は消えない。
アップデート保留処置をしたうえで前バージョンへのロールバックも試したが効果なし。

結局、windows10でいうクリーンインストールをせざるを得なかった。1709で作っていた回復USBドライブ起動で全データを引き継がない回復である。
ストレージを丸ごとフォーマットまではしないで済むが、それでも1709のトラブルの時はデータを引き継いで凌げたが、今回はそうはいかなかった。
おかげでユーザーディレクトリもすべてなくなったわけで、まあ、控えは重要なものは取ってあったが直近でダウンロードしたり作ったものはすべてなくなった。
うっかりというかある程度意識にはあったのだがsteamゲームのセーブがユーザーに入っているものが多くこれが吹き飛んだのは結構痛かった。さりとてバックアップとなると結構な大きさなのだ。steamは賢い開発者がいるようでダウンロードとインストール済みのアプリに関してはそのディレクトリさえなくなってなければ捜索して再設定かけてくれる。
ProgramfilesはでかくてSSDに収まらないのとこういうことがあって信用してないのとでシステムドライブには入れてない。MSが毎回このありさまなので今後アプリの開発者はこの方式にしてもらえないだろうかと思う。システムセキュリティの問題で不利な部分が出るかもしれないが、選択式にするとかでユーザーに下駄を預けられるようにしてくれないと、実際トロイなんかの対処よりこうしたトラブルのほうが被害復旧のワークロードが高いのが現実となっている。

対処中に思ったのだがメニューが結構いじられている。コントロールパネルとか前述のOS機能設定に関するところは結構違う。コンパネはもうスタートメニューには出てこない(プログラムメニューのシステムツールには残ってる、デスクトップアイコンで出せる人は出してるだろうが、それやるにはコンパネかデスクトップのプロパティ[個人設定]からわっかりづらいテーマの中の設定項目から変更でやっと出る、ちなみに「デスクトップのプロパティ」なるものはデスクトップの右クリックでは出ない)。ネット情報も去年書かれたようなものではもう役に立たない始末。歯車アイコンの[Windowsの設定]が10で入ってから、MSはコンパネをどうしたいのかわからない。どんどん探しづらいところへ追いやってはいるが、いくつかの設定は相変わらずコンパネからしかアクセスできない。パワーシェル然りで管理者モードのCMDじゃないとできないことはまだあるのに、いつも思うが「ほんとMS社員はWindows使ってないんじゃね?」と感じる。

あれから2か月近くになるが、トラブル解決をした2台とその他のPCも問題は出ていない。
余談だがoffice2013の認証は問題なくできた。前回ライセンスをあきらめようかと思ったぐらいだが、MSアカウントの関連付け周りで何か変更したらしい。いっそ使えなくなってしまえば「せっかく覚えたVBAがもったいない」というこだわりも捨てることができるかもしれないのだが…。
 
   
Posted at 11:30/ この記事のURL
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マヤ歴終焉の後 / 2018年06月19日(火)
専門でも何でもない、あちこちで聞いた話をする。
なかには、トンデモなものもあるので話は半分で。

世界中の地面が不安定なようである。
地球はまだ中身が固まっていないので薄皮である地殻がその上でプカプカ浮かんで移動するので、継ぎ目で浮き上がったり沈み込んだりすることでいろいろなことが起こる。
ハワイは浮き上がるほうでキラウエアは吹き出し口だ。
かつてはずっと北のほうにあって、アリューシャンだかその辺から徐々に移動して今の太平洋の真ん中に来ている。
吹き出し口が必ずしも火山というわけではないらしく、アフリカでは大地溝帯(グレートリフトバレー)というのが吹き出しにあたる場所になるが、ここではいきなり地割れが起きている。
7000kmくらいの長さがあって、アフリカ大陸南部から中東まで続いているが、このところ大規模な地割れが頻発している。
プレートテクトニクスという学問では、いずれアフリカ大陸はここから2つに分かれてしまうことになっている。
日本もどこからが始まりなのかを言うのは難しいが、地震が起きたり火山が吹いたりしている。
東日本は明らかにプレート型の地震だが、それとは別に断層型のものとか、いずれにも分類できないタイプのものも起きている。

地震が起こるのは、地球の構造上しかたないし、小さなものが多く起こるほうがむしろありがたいと思ってきた。
中身が固まってマントル対流がなければ地球に磁気圏はなくなってしまう。マントルの運動で発電機のように地球にはバンアレン帯という磁力線が形成されていて、太陽からの電子線や放射線の大半はそれに沿って向きを変えるので、地上に到達するものは限られている。もしそれがなければ火星のように大気や水までもが太陽風で吹き飛ばされ、直接太陽からの放射線にさらされて生き物が存在するのが難しい惑星になってしまう。
南極や北極はちょうど磁力線が出入りする場所で、オーロラが出たりオゾンオールができたりするのは磁場に関連した現象(オゾンホールの形成は気流の関係とする説が主だが極成層圏雲の生成には宇宙線も関係しているとする考えもあるらしく、そうなると無関係ではないかもしれない)。

宇宙線が多く降り注ぐと雲の生成量が多くなる。これは霧箱の中で電子線が水蒸気の軌跡を残すのと同じで、飽和に近い水蒸気状態に刺激が加わると凝結するということで、刺激がなければ空気に溶けた水分はどんどん増え過飽和になっていく。
刺激が遅れるほど、そのあとに生成される水滴は大きくなるので雨になって落ちやすい。
逆に、刺激が早い段階だと、水滴は成長しづらく、雨滴になって落ちにくいため雲として長く空中に滞留することになる。

地面の話と離れたように見えるが、統計では宇宙放射線と地震活動には有意な因果関係がみられるそうだ。あくまで統計の話であって、どんな機序があるとかそういう話はまだ未解明なので、このあたり似非科学のお話と結構きわどくなってしまう。

ここのところ異常な気象も多い。
去年から今年にかけての天候も身に染みて異常な感じがした。うちの近所は積雪量が半端なかったのである。
これを「温暖化」と片付けるのはむずかしい。確かに極地の棚氷が溶けてしまったり、平均気温の上昇やらで、総エネルギーの蓄積が起こっているようには見える。だが実際は海水温が下がってみたり、要はポテンシャル分布とでもいうか、熱がどこへどういうふうにたまったのかがちゃんとシミュレートできていない。過去に地球シミュレータでいろいろ計算したデータがどうやら要修正の感じなのである。
去年、北半球で起きていたのはジェット気流の蛇行異常、というか滞留で流れが途切れたりしていた。またジェット気流を含む極環流もおかしな感じで通常は5〜6つの高気圧と低気圧で蛇行はカエデの葉っぱのようにある程度の規則性をもって出入りするものなのだがそれが2つとか1つとかとにかくおかしなパターンが多かった。

もっと大きめの話になるのだが、太陽の活動がよくわからない状態になっている。
去年は黒点がなくなって、太陽活動が極小期に入るのではないかという噂になった。
太陽活動は黒点の数が指標になり、多いほど活発ということで普通は10年周期ぐらいで人類には直接感じない程度の活動の波があるが、ほかに中波と大波の極小期があり、ダルトン極小期とマウンダー極小期が有名だ。
とくにマウンダー極小期は普段凍らない川が凍ったり飢饉が起きたりという史実がある。
このところの太陽活動はその極小期に差し掛かっているように見えていたので、温暖化の熱収支もややこしいことになる。
もうひとつ、太陽活動が低下すると先に述べた太陽風も弱くなり、地球に到来する宇宙線が少なくなるような気がするが、豈図らんや太陽系外からくる宇宙線の量が多くなるという。これは地球が磁気圏を持つように、太陽もまた巨大な磁気圏を持っていて、太陽系全体を系外からの宇宙線から守っている形になっているためだ。
系外からの宇宙線はエネルギー量も高い傾向があり、物質と干渉するとその影響も大きい。
玉突きの球が高速なほどあちこちに跳ね回るようなものだ。なぜ高エネルギーなのかというと、系外のものは星の爆発などによるものが主だろうが、太陽系との相対速度がそもそも違うからだ。太陽は各惑星までの距離は公転軌道のほぼ限られた範囲内で一定だが、系外からの飛来物はそうはいかない。また規模も様々で太陽など比較にならない高エネルギー爆発のものもあろう。
いずれにせよ宇宙線の総量は太陽活動に関連しない形で増えているそうだ。
さっきの統計データの話だと地震などがこういうものに刺激されている可能性はあり得るのかもしれない。
そもそも、太陽活動がそれ自身のバイオリズムだけで決まっているのではないのかもしれない。なんらかのより大局的な外乱で起こることだってあるかもしれないのだ。
フォトンベルトみたいな話は信じてはいないが、それに近い代物はあっても不思議ではない。ただ、観測できないということはないと信じたいが、いかんせん人間はまだまだ精進が足りない。
 
   
Posted at 22:21/ この記事のURL
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こないだのはなし / 2018年06月07日(木)
前回の記事の絡みで自分でも電波法の解釈があいまいな部分があったので確認してみた。
具体的にどの動画の問題なのかは差し控えるが、その動画では東京の空港で外国旅客機のパイロットが飛行場管制席と出域管制席との交信を録音したもので、コールサインが具体的にわかるようなものだ。
やり取りの内容は、パイロットがATCに対して自分の取り扱いについての不平を言ってるもので、その会話がうまく噛合わないといったトラブルに関するもので、事故には至っていないようなもの。
航空管制における航空無線の利用形態としては不適当ではあるがある意味比較的ありがちかもしれないケースものではある。
投稿者はその録音に図説をつけて公開しており、音声のソースは海外のサイトに公開されていたものを利用したとしている。

再生者のコメントの中には電波法の問題を指摘しているものも散見されていたが、投稿者は「1.海外にあった録音 2.2次利用であり収集窃用の責任は自分にはない」という趣旨の回答をしていた。

条文を読む限り「”傍受”してその存在若しくは内容を漏らし、又はこれを窃用してはならない」とあるので、傍受の解釈が、例えば対空通信を直接拾って録音する意味に限定されるなら確かに投稿者のいうとおりということになる。
だが、現実には直接だろうが間接だろうが同じ結果になるので、法益という観点からだと不法行為がまかり通る抜け穴になり少々おかしなことになる。

実例や解釈を漁ろうと電波管理局などを嗅ぎまわっていたら、総務省の窓口で相談業務というのをやっていて、ネットでも質問に答えてくれるようだ。
質問に際し自分の情報をある程度添えなければならないが、どのみち昔、航空級を取った時に名前や生年月日やたぶん本籍あたりは取られているのでどうということはない。

海外サイトに国内通信の録音を公開すること、それを2次利用することについて問い合わせてみた。
問い合わせ先は地元の総合通信局あてになり5月中旬に質問し、回答が今日来た。
1度「回答に時間をください」というメールが来たので、そうそうある質問じゃないのかもしれないのと、慎重な回答を吟味してくれたんじゃないかと思う。
だが、こうしたケースを放置してると、この先この手のケースは増える可能性がある。

以下が回答文抜粋
 電波法第59条では、原則として通信の秘密を漏らしたり、窃用することを禁じており、「日本人が、通信を録音し、海外サーバーで公開した場合」は、電波法違反となります。
 二次利用された場合は、特定の通信であることがわからないほど加工された場合等を除いて、同様に電波法違反となります。 
 処罰に関しては、警察等の捜査機関による取り締まりが行われた場合は、刑事罰等を受ける可能性があります。
 なお、想定された行為が日本国外で行われた等により、日本の法律を適用できない場合は、電波法による処罰を受けることはありません。

残念ながらクロ確定のようである。
最後の部分は投稿者の居住と素性によっては捕まらない可能性があるが、国際犯罪に関する引き渡し協定などの範疇ではあるいは可能かもしれない(総務省に聞くのは酷だろう)。

こういうのは2chを思い出すが、ヒロユキは法整備の遅れが主因と思うが結局逃げ切ってしまった。
インターネットに関してはだれに責任があるのかを特定するのが難しいが、少なくともサイト運営者にも一定の責任が及ぶのは当然だろう。
エロや著作権については学校教育などでもやってるのかもしれないが、技術進化に伴って多様なシチュエーションが起こり得るのでサイト側の投稿内容についての注意や啓蒙活動はある程度義務化する必要があるのかもしれない。
 
   
Posted at 22:33/ この記事のURL
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すかむ / 2018年05月08日(火)

航空無線を聴取するエアバンドを趣味にしてる人は結構いるだろう。
何を言ってるかわからなくても何となくかっこいい感じがするからと聞いてる子供もいれば、空港に出迎えに行くために行く時間を図るために聞くような人もいる。
電波法ではこうした無線を聞くだけの行為は禁じてはいない。
しかし59条ではそれを他人に漏らしたり窃用することを禁じている。

では、この法律が厳密に執行されているかと言えばそうでもないのが現実である。
これは証拠集めが困難だというのが一つ。
例えば個人ベースで「おれ、昨日こんなやり取り聞いたよ」ぐらいのことだとまず犯罪として証明するのは無理だ。
加えて対象者が現実的な「害」を被る場合が少なかったり、あっても認知に時間がかかるなど、当局の労力に見合う取り締まり成果が期待できない。
なので、電波法59条がらみはグレーゾーン扱いされる方が多かった。

だが最近ちょっと事情が異なってきている。
以前もこの法律で有罪判決となった例がごくわずかにはあった。
だいたいは別件で上げられてその経緯で傍受がばれるとか、許諾無しの報道のようにそれを2次利用して裁判沙汰になるとかだった。
報道のように公衆の耳目にさらせば、当然のようにいろいろな価値観の評価を受けることになる。
最近の事情というのはもちろんネット動画のアップ。
特に母数の多いつべは子供とか残念な人の比率もそれなりに多く、かつての2chのような状況で、玉石混交も規模が大きくなると目立つ事例が増えてくる。
動画サイトはページビューこそが全ての評価になってることもあり、投稿者はどうしても大勢の興味を引く内容をあげたいと思うのが人情だが、その手の動画というのはいい話ばかりではない。
ドラレコ動画なんか最たるもので、煽っただの事故っただのじゃないと動画としての価値は認めてもらえない。
そうしたトラブルがらみの音声や動画は当事者がいるわけで、動画サイトではそうした当事者たちについて、有識者から有象無象までがコメントでいろんな批評をすることになる。

善悪というのは単純なものではない。
というか、世の中の現実的な事象は善悪という単純さでデジタイズできるような話は少ない。立場によって、最善が異なることで有識者同士でも立場が違えば意見の食い違いは出てくる。

飛行機関係は一般の人々にとって、飛ぶ姿だけではなくその非日常性が憧憬の源であったり、高度であると同時に難解なな運用システムが興味の対象となっている側面がある。
故に、コメントの価値を上げるために自らを関係者と偽って自身の発言に信憑性を付加しようとしているフシがあるコメも多い。インターネットのおかげで公開されている情報や技術に関しては素人でもそういうことはある程度は可能だが、現実に業務従事したものにしか感覚的にわからないことや、特に出るのが精神論に近い徳目的な常識事項(そういうのは敢えて文章化されることが少なかったりする)について見当はずれな意見を言う者は大概ニセモノである。
そもそも正しいことを述べているなら、個人情報につながりかねない自分が何者かを前置きする必要もない。
何の資格審査も理に適った拠り所もないような連中が好き勝手を書くとなれば、不穏当な言いぐさも終末処理場の廃棄物のような勢いで投げ込まれることになる。
前にニコ動についてその管理方法についてひとくさり述べたような気がするが、通り一遍の規約や、単純な自動システムではこうした問題は解決できない。
オンラインのアーカイブとなって再生数が伸びればそれらのコメントはいずれ当事者の目に触れ、風評被害になる可能性もあり、当事者から然るべきところで親告があればタダでは済まなくなる。
耳目が集まるということはそういう両面性が顕在化するということでもある。
自分もこうしてネットにソースの出所不明な話を垂れ流してはいる。
故に、自分の知らないことについて論じる場合は、特に注意しなきゃという自戒を改める。
だがこの件の大きな違いは電波法という歴とした条文があり、そこに窃用が禁じられているにもかかわらず、傍受した電波をもとに自らの利益を得ること、それにより発生しない被害が起こりうることで、結果どういうことが起こり得るかは、よくよく考えたほうが良い。
 
   
Posted at 11:09/ この記事のURL
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うろつくもの / 2018年03月29日(木)
中期防でEA-18G導入の話が出とるとか。
つべのミリオタ動画なんかが時々取り上げている。
コメントを読むと「導入すべき」みたいなのが多い。
まあ、そんな動画見に来る人は何でも新しいおもちゃがあれば見たいぐらいの勢いなんじゃないかと思う。

電子戦(EW)は相手の探知や通信、兵器の誘導システムを無能化するための戦法で、これができると今どきの戦争では相手をほぼ沈黙させられる。
制御できない兵器は意味がないからだ。
また、電子戦に対抗するのも電子的手法になる。
前は妨害攻撃を仕掛ける方がECM、守る方がECCMと呼んでいたが今は守る方はEPというらしい。
この手の戦法は相手より1歩でも先んじた技術を持つ方が圧倒的勝利となる性格がある。
妨害が有効なら100%相手を沈黙させられるし、不可能なら100%無駄な攻撃になるからだ。
電子戦を理解するには多少電波のことを知っている必要がある。素人が電波を理解するには、その光に似た特性と波に似た特性を概念として持っておくとよい。

件のEA-18Gは主として対レーダーのための妨害システムを搭載した戦闘機だ。
簡単に言えば目つぶし攻撃である。
以前レーダーの説明をしているが、この目つぶしは電波的なもので日常身の回りのものに置き換えるなら、ラジオ放送の電波障害を起こすようなものだ。
障害状態になるとラジオ局は雑音で受信できなくなり、意味のある内容ではなくなる。
。ラジオは音声信号を電波で運べるように変調という加工をして特定周波数でアンテナから送り出し、受信側のラジオはそれを同調したアンテナで受けて復調という加工で元に戻して音声を出しているが、その伝送時には特定の周波数の電波を使う。そうしないと同調しようとしてもどの周波数なのか見当もつかなくなって信号そのものが拾えないからだ。
ラジオ受信機(日本語だと受信機がラジオだが英語的には電波応用は全部ラジオとなる)でどこかの局を聞こうとすれば、ダイヤル(今はボタンになってるのが多くて同調の意味が判り辛い)を回していたのが同調のための操作で、これはTVにしても携帯電話にしても基本は同じ話。
でもって、この同調できる周波数帯に無意味で強力な電波を放送すると、本来の信号がかき消されるために内容が聞き取れず役に立たなくなる。
実際ふだんのラジオ受信機の話だと、こういう場面は少なく、局の入りが悪い場合というのは、送信元の出力が少なくて届かないとか、間に障害物があって電波が遮られている等の場合のほうが多い。
これは、不法電波がしっかり規制されていて、資格のないものがむやみに電波を出せないようにしているからである。
戦争ではそんな規制はないので、相手の不都合になるように邪魔な電波をどんどん出そうということで、積極的に電波を出して邪魔する方法をアクティブジャミングという。
とはいえ、実現は簡単な話ではない。特定周波数にピンポイントで邪魔をするのは比較的容易でその手の妨害をスポットジャミングという。だが電波の周波数帯は非常に幅広く広義には光も電磁波となるほどで、邪魔されたくなければ少し外れた周波数に変えて通信すればいい話なので、防御側のシステムにはそういう機能を持ったものもある。
とはいえ、目的に沿った周波数帯というのがあるので、無限に広いというものでもないのだが、レーダーについていえば周波数が低くなる(=波長が長くなる)ほど遠距離の探知ができる。これは電波というのは波長が長いほうが遠くまで届く特性があるからだ。じゃあ全部長くすればいいのかというとそうはいかない。遠方までの探知となると反射波が返るまでアンテナを待たせなければならない。つまり走査速度(スキャンスピード)が遅くなりある方向の操作が終わったら次に操作できるまでの時間が長くなり、その間の目標の移動を知ることはできない。また波長が長くなるということは物体の奥行側の寸法が波長の長さに応じていい加減になる。これがいわゆる分解能(レゾリューション)の低下で方位分解能と距離分解能の両方とも悪くなる。兵器の誘導などでは相手の寸法以上に分解能が悪くなれば、当たらない可能性が出てくる。なのでレーダーが使用する周波数はその目的で概ねの周波数帯(バンド)が決まってくる。
バンド全体を妨害できるかというとそれは妨害装置が出せる出力次第ということになる。
ここで水面の波を考えてみるとわかるが、手で大きい波と小さい波を同時に起こそうとすると手の平でパチャパチャ小さい波を立てながら腕で大きい波を作るようなことになる。
これは、どちらかの一方の波を作るより当然大仕事になる。また、大波を作るのは小波より大変というのも同じことが言える。
したがって妨害装置は限られたエネルギーの中である程度の範囲にしぼった帯域の妨害をする。これをバラージジャミングという。
もう少し利口なやり方として相手が使う周波数は電波として受信できるのでその周波数を受信した時点で合わせて妨害する方法もある。
いずれにせよ、こうした妨害には大電力が必要になる。

さて、上記を踏まえたうえでEA-18Gがどういう任務を持つか考えてみる。
戦闘機は決して大きくはない。高い起動能力が必要になるので図体のでかいやつでは都合が悪い。必要な兵器システムが積めて、且つなるべく小型の機体に可能な限り大出力のエンジンを載せる。当然余裕なんてものはほとんどなくなる。そこへ大電力が必要な仕事が来たらどうするか?
ある程度の兵器システムは諦めて下ろした分の発電機と妨害システムを積むしかないだろう。幸いにしてエンジンは強力なので電力ソースとすることはできるが何も戦闘機に積まなくてもいいのではないだろうかという発想もある。
自衛隊は電子戦機自体は持っていて、YS-11とC-1という輸送機に妨害システムを乗っけた機体がある。次期輸送機のC-2も電子戦機にする予定があるようだ。
この方が大きな発電機を載せられるし、なにより長く飛んでいられるので好都合だ。
ただ、兵装は何もないに等しいので敵のタマが飛んでくるようなところへはなかなか行けない。レーダーを黙らせることができてもそれ以外の赤外線や画像による誘導方式には無力だし、人間が照準して撃ってくるような無誘導兵器にも意味がないからだ。
したがって、ある程度前線から離れた安全地帯からちまちまと邪魔をするという方法になる。
アメリカがEA-18Gを作った意味はそこにあり、この飛行機はタマが飛んでくる領域にまで侵攻して、敵の捜索誘導装置を物理破壊するというものだ。このためEA-18Gには戦闘機同士で戦うような兵装はないが、地上にあるレーダーシステムに向かって飛んでいくミサイルが積まれる。補足すると妨害装置もレーダーも、光に例えると電波の発射中は光っているのと同じだ。つまり光っているところへミサイルが飛んでいけば目標を破壊できることになる。これは逆に言えばEA-18G自体も妨害中は非常に目立つ存在になることでもある。
囮となって敵陣に突っ込みながら敵対空兵器の反応を待ってそこをたたくという寸法だ。
この戦法はベトナム戦争時代にアメリカが悩まされたソ連製地対空ミサイルを潰すための戦法で、ワイルドウィーゼルと呼ばれるものだ。相手の戦闘機との空対空戦闘や空爆に入る前に、地対空火器を一掃してしまうやり方で、戦闘のごく初期段階で行われる。ワイルドウィーゼルはイタチのことでイタチは獲物の巣穴に潜り込んで捕食を行うのでこの名がついた。またこのためのEA-18Gと同じ任務を持つユニットをフェレットと呼んだりする。
妨害装置の電力は機内に発電機を積むのではなく、翼に吊り下げるタイプの妨害装置の先端に風車をつけて飛行機が大気中を飛ぶことでエンジンの推進力を結果的に電力にしている。
ここまで聞けばわかるだろうが、この任務は非常に危険なものであるうえ、先制的な状況でしか役に立ちづらい。
というのも、侵攻してくる敵が持つ移動するレーダー装置は対抗手段としてまず「移動できる」ということがとても有効だからだ。敵の電子戦機が来たとわかれば、レーダーは送信をやめて沈黙して、いなくなったらまた送信するとか、偽の送信機を置いといて、ミサイルを撃たれたらそっちへ誘導するなんて手があるので、ミサイルはそうなったとき、本物の位置を記憶し電波情報は無視してホーミングする。しかし、固定局なら通用しても移動局となるとその場所いる保証はむしろ少ない。
また対空兵器も進化が目覚ましく、単純に電波源に飛ぶものはむしろ少なくなっており、ステルスの時代にこのような戦法は被撃墜の確率を上げるものではないだろうか。
そんなわけで、EA-18Gの戦術的価値というのは場面が限定されるし、近年の戦闘でも実はベトナム時代ほどの目覚ましい戦果というのはなかったりする。
加えて、今の画像認識技術やGPS、慣性誘導を使った自律システム、複数の情報から目標評価を決定するAI(ほぼロボット)などを応用すれば、わざわざこんな危険な任務を、まして専守防衛の自衛官にやらせるなんて発想は出てこない。
島嶼防衛なら面積は限定的だし、位置も変わらないので面制圧もやりやすいから、これまた必要性がない(余談だが中国の南シナ海の要塞もそういう意味でバカげている)。

装備庁の役人がようつべのミリオタ程度とは思わないが、トランプに何言われたにせよ買い物の妥当性は十分評価したうえで税金を使ってもらいたいものだ。
 
   
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RV / 2018年03月23日(金)
もうすぐ中国の宇宙ステーションが降ってくる。
中国当局は
「天宮1は大気圏再突入時に、そのほとんどが燃焼するため、航空活動や地上に危害はない」
とか言ってるそうだから、きっと燃え残って降ってくるに違いない。
ハーバードの先生によるなら下手をすると1割から半分弱が地上に到達するそうだ。
8.5tもある物体だから1〜3.5tのものが降ってくることになる。
燃料酸化剤のヒドラジンが入っているから残っていると危ないので近所に墜ちたら風上に回るようにして近づいてはいけない。接触すると皮膚やら肺やらをぼろぼろにされる。
万一の場合は消防に頼んで水をぶっかけてもらうと拡散は緩和するが全国の消防署はこれ知ってるのだろうか…。
欧州宇宙機構の落下予想では4月の第1週中の公算が高いそうで、特に北43度近辺と南緯43度付近が危ないという。
赤道だろうが確率は同じ気がするが軌道高度に多少のブレがあるのかもしれない。
天宮1号の軌跡を地上に投影するとメルカトル図法では上記の緯度の間をサインカーブのような曲線で行き来している。
で、衛星追尾情報が見られるサイトに行くと高度情報も出るのだが今日の時点で213km前後になってる。
先月見た時はもう20km高かったのでいよいよ落ちてくるのは間違いなさそうだ。
先だって日本も超低軌道衛星SLATS「つばめ」というのを実験的に打ち上げているが、これの高度が180〜260km。
空気抵抗がある領域なので減速落下防止のためリフトエンジンがあるほどだ。
うちも北緯41度近辺なので誤差の範囲で十分危ない。
というか日本全部入っちゃってるけどね。
 
   
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バカ殿のポリコレ / 2018年01月15日(月)
今でもやってるかは掌握してないが、航空自衛隊入間基地では夏に基地内で花火をやっていた。
空自基地は更地の面積も大きいし、消防隊も完備しているのでそういう催しにはうってつけだ。
費用の出所とかそういうのはよくわからないが、広報活動の一環としても有効で特に地元商工会等との親交を深めておいた方が相互の理解と協力に資するだろう。
航空祭などもそうだが所属している隊員の慰安的側面もある。
しかしながら、基地内に部外者を入れるとなるとセキュリティ面ではかなりのリスクになる。特に滑走路のある基地は陸自駐屯地などよりも立ち入り禁止にしなければならない場所が多いし、あげく前述の通り基地自体が広い。
なので、基地警備の人員が相当数必要になる。ためにお祭りと言ってもその最中にきっちり働かされる人間のほうが多い。
自分も花火の打ち上げ場と観客席の間を区切るロープ際の立ちんぼとして警備させられていた。警備と言っても別に小銃を持ったりするわけでもなく、夏制服に腕章をつけるだけだが、制帽が結構うっとおしい。
観客席もピンキリあって担当場所は米軍招待者のうち割と下の方の(VIPだとちゃんとこっちの偉いさんが接待するようになってる)人たちが呼ばれるような場所だった。アメ公の皆さんは花火が上がってる間はみんな割と行儀よくしていた。軍属もいたのかよくわからないが、制服と私服が半々ぐらいでほとんど空軍の制服だった。
ロープから出ないように見張るので、こっちは観客席を向いていなければならない。当然花火は後ろでドンドンいうだけでじっくり見ることはできない。
正直自分はこういうお祭り騒ぎはもともと好きな方ではないので、花火が見られないことは全く苦にもならない。なので目の前で飲食しながら花火に興じる米兵を前に、休めの姿勢のまま、微動だにせず人形のように突っ立っていた。
やがて、花火が終わり皆様お帰り下さいの段になって、誘導のために客先側に入った。
結構酔っぱらってるやつもいて、ところどころに缶入りのビールやベバレジを氷水に付けた大きめのペールバケツやゴミバケツが設置してあるのだが、暗いし足元がおぼつかない人が蹴躓かないように注意する必要があった。するとある結構いい歳で私服の白人が近づいてきてその氷水ペールのビールを1つ取るかと思ったら、バケツの中に落とした(というか軽く投げ込んだ感じ)。ばちゃんと水がはねてこちらに少しかかる。ご機嫌なのか何か知らんがニヤニヤしていた。酔っ払いにはありがちなことだし、相手は客だから何か言うほどのことでもない。そのままよろついた感じで帰っていった。その後少ししたら黒人の制服を着た士官じゃなかったかと思う。やにわに正面に立って私の手を取ると強く握りしめながら、英語でなにやら話しかけてきた。ネイティブのリスニングなんていまいちなのだが、どうやら招待のお礼と先ほどの顛末を見ていたのか何か謝っているふうだった。
黒人に手を握られるのは実はその時が生まれて初めてだったので、自身かなり混乱していたのも事実だ。そのあと彼は敬礼して去っていった。敬礼されたら答礼するのが礼儀なのだが、そんなことも忘れるぐらいプチパニックになっていた。
それから後になってその出来事を少し考えると、有色人種差別のこと、大戦のこと、アメリカという国のことについて、その複雑さを実感したような気分になるのだった。
その白人の行為はおそらく侮辱的意味だったのだろう。だが戦後日本人で政治意識も低く平和ボケの自分にはメッセージそのものが正しく伝わらなかった。
大戦の遺恨もないし、正直安保で世話になってる実感も無い。でもアメリカ人というと黒人より白人をイメージする。それはたぶんGHQがやった日本の戦後教育のポリシにも影響されてるんだろう。今じゃアジアやヒスパニックもアメリカじゃ大きなセグメントを占めるがインターネット以前の時代だと、そんな意識はない。
普通の日本人にとって、黒人の肌の色が違うというのは視覚的にはまったくもって異質であり、あの瞬間まではある意味で未知の存在だった。手を握られたとき普通に暖かく、人の手であることに驚くというのは客観的には滑稽な気さえするけど、たぶんほとんどの日本人はいまだにそうなんじゃないかと思う。
アフリカ系はアメリカ以外にも当然いるわけで、特にアフリカ大陸の途上国や開発自体が手つかずのエリアにいる人たちは、しばしば博物や人類学図鑑の項目のように人類史の発展過程のティピカルのような紹介をされてきた。特に子供の理解の上でのカテゴライズを誤らせるような教育やテレビ番組が多かったように思う。ために自分の黒人に対する意識に一定の差別感が存在したと言われても否定はできない。思うに韓国なんかの黒人・南方アジア差別はまさにそうしたものなのではないかと思う。

対して白人の日本人差別はどうだろう。大戦時は敵国で、特に真珠湾に関してアメリカの教育は徹底して自国の正当性維持のため、日本の不正さを強調するものになっているだろう。また戦後日本の復興に伴いアメリカ側が経済的に辛酸をなめることも多々あった。冷戦構造になると、かつての宿敵の日本を守る必要が出てくるし痛し痒しの場面ばかり(アメリカの戦略は、長期的にはこういう裏目が多い気がする)。
ただ、近年にあっては(本件のだいぶ後)大戦時の日本に対する遺恨云々より、アメリカ本土のアジア系人種の増加(主に中国系)のほうが大きな影響になりそうだ。

ヘイトかどうかは別として、自分と違う部分を識別することは生命体の基本機能であり、ほとんどの場合は排除の方向へ向かう。
それが社会ということになると、共生のための合理性だったりで定義づけが複雑化し、表立った敵意は潜在化してヘイトだのなんだのということになる。

そのような視点に立ち戻ると、今回の顔塗りの件もジャーナリストが日銭稼ぎででっち上げた話にしか見えないのだ。
 
   
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にじゅういちけい / 2017年12月13日(水)
古ーい写真が出てきた。
銀塩のプリントなのでスキャンした。
これ、意外なことにネットを探してもなかなか出てこない画像だ。



これはGround Controlled Approach = GCAユニットと呼ばれる装置。
日本語では着陸誘導管制ユニットとなる。
管制業務はちゃんとした建屋に機器を据え付けてやるのが一般的だが、規模が小さい飛行場や、戦後貧乏だったころは多くがこの移動型の装置で航空管制をやっていた。

機材のノーメンクリエイチャ(型番)はJ/MPN-21Kで単に「21K」と呼んでいた。他にはJ/MPN-11というのがあったが番号の通り古いので見たことはない。
当時の防衛関係の電波機器をほとんどやっていたNEC製だったと思う。
着陸誘導管制は進入管制区の一部分で飛行場に近いエリアの着陸機をレーダーで誘導するものだ。
ちなみに進入管制区のレーダー誘導は遠いエリアや出発機とこのGCAをひっくるめてターミナルレーダー管制業務と呼ぶ。
一般的に進入管制区は飛行場を中心に50マイル(海里:NM)前後の円柱状の空域になる。
実際には隣接する飛行場や航空路、制限空域や地形で誘導できない高度や電波が届かない高度などの影響があるためあちこちぶった切られたり、抜けたりと複雑な形状をしている。
ターミナルレーダー管制所の人間がこの装置を扱うことは滅多にないのだが、例えばレーダー施設の定期点検で停める場合などによそから持ってきて運用したりする。
この写真は北海道の八雲町に通常は使用されていない昔の滑走路跡があり、そこを緊急使用するという想定で初めて実地演習したときのものだ。



この装置で誘導するのはだいたい40マイルより内側ぐらいといったところ。
で、GCAも機能的には捜索誘導(パターン)と精密進入(ファイナル)に分かれている。
パターンは文字通り、飛行場の周りを四角い飛行経路で回しながら誘導して複数の航空機の間隔を適正にあけて誘導し進入させる。
使うレーダーは空港監視レーダー(Airport Surveillance Rader ASR)で写真では5の部分だ。
これは約1分で15回転する、4にSSRとある横棒状の物は二次レーダー(Secondary Surveillance Radar SSR)でASRにくっついて一緒に回転している。
3に立っているのはサイドローブサプレッションシステムと呼ばれる装置のアンテナで、SSRの仕組みは地上のインタロゲータの質問に機上のトランスポンダが答えることで位置を特定し画面に表示するものだが、質問電波を1方向に鋭く飛ばさないと査信したい方角でない航空機も答えてくることになる。発射電波のパターンをLobeと呼ぶが本来出て欲しいローブをメインローブと呼ぶのに対し、サイドローブという別方向に出る小さなローブがどうしても出来てしまい、複写パターンはカエデの葉っぱのようになる。すると何が起こるかというと距離情報は時間で判定しているので正しく出るが、方位は電波が当たるたびに応答してくるため本来ならターゲットが点で出て欲しいものが円弧状になったり、ひどいと円になったりする。この現象をリングアラウンドと呼ぶのだが、非常に都合が悪いのでこれを抑制するためにアンテナの向きに応じて正しくない質問電波のキャンセルをするためのものだ。
このでかいアンテナがこの勢いで回ると車体が相当不安定になるのでこの車両だけ10で示すスタビライザーがついている。余談だがこの装置は運用滑走路の方向に正対していないと後述のPAR進入ができない。このため風向きが変わり運用滑走路が変わるとこの装置もトラクターで引っ張って反対向きにしなければならない。階段やらケーブルを外したり人手が結構いる仕事なので管制官もこの作業をするのだが、寒冷地の厳寒期などはこのスタビライザーが凍って地面に貼りつき取れなくなることがある。スタビライザー以外にもジャッキで固定していてこちらも貼りつくのだがジャッキは上が自由になればてこの原理で何とか外れる。だがスタビライザは見ての通り上側はユニットに固定されているし下のプレートも傾きに合うように自在なので溶かさない限り外れない。マイナス10度を下回るような環境ではやかんの3つ4つの熱湯ごときでは太刀打ちできない。ランウェイチェンジ中はASRも止まってるのですべてのレーダー誘導は中止されており、上空ではノンレーダー待機経路で進入待ちの飛行機がどんどんたまっていくことになる。
融氷剤などをまいたりして予防はするのだがひとたびそうなったときのプレッシャーは大変なもので作業者はみんな変なテンションになってしまう。

んで、9と6がPAR:precision approach radar(AZ/GP)が最終の直線進入10マイルを誘導するアンテナだ。縦についているのがグライドパス用、横はアジマスといって水平方向のコース用だ。
写真ではレドームカバーが開いている状態だが運用時は閉じて使うので見た目はただの平板にしか見えない。アジマスのカバーが少し歪んでいるが材質は電波が通らないとまずいのでFRPと思しき樹脂(確かハニカムになってた)でそれほど強固な板ではないため。
このアンテナはちょっと変わったスキャン方式でパッシブ型のフェーズドアレイレーダーだ(と思う)。前にwikiのフェーズドアレイレーダーの解説についてひとくさり文句を垂れた記憶があるが、両方とも略語表記ではPARになる。件の解説は今ではAESAという表記に移行したようだ。自分が文句を言ったせいではないだろうが世の中少しは良くなっているところもある。なおAESAはアクティブ電子走査なのでここでいってるPAR
はPESA(パッシブ電子走査)となる。電気的に走査しているというもののパッシブの場合、内部で導波管を機械的に動かして結果、スキャンしているので機械式と言えばそうなのだが、この辺の解説は資格試験の時に聞かれるぐらいで普段必要のない知識なのでプロの管制官でも判ってない奴は多いのではないかと思う。
ちらっとググったら科学技術情報発信・流通総合システムってところに電気学会の雑誌収蔵記事があり、ほぼずばりのことが書かれていた。興味のある人は調べるといいが常人は3分で眠くなること請け合いだ。
とにかく、管制官はこのレーダーで航空機の最終進入コースに対する垂直・水平方向の位置関係を見ることができるので、それに従ってコースや降下率に対する指示を行い、概ね高さ200フィート(60m)、距離にして1キロぐらいまでパイロットが前の状態を見られなくとも引っ張ってこられる。
この誘導のいいところは、機上機材が必要ないこと。レーダーに映りコミュニケートできさえすれば、どんな旧型機でも精密進入で引っ張ってこられることだ。ちなみに精密進入とはコース(水平)情報とグライドパス(垂直)方向の情報を得ながら最終進入できる方式を言い、そうでないコース情報のみのものは非精密進入と呼ぶ。

左側7の管制室ユニットにレーダースコープやら無線操作の管制卓(コンソール)が入っていて管制官はそれを使って仕事をする。コンソールは3台で、それぞれに上がASR、下がPARの画面となっている。通常、パターン誘導のフィーダーが1人、最終進入誘導のファイナルが1人、地上の他機関との調整要員が1人、それに運用主任(ウォッチスーパーバイザー)が1人、混みあう場合ファイナルがもう1人でだいたい4人以下である。
固定建屋のRAPCON(Radar Approach Control)だと2人増えて(デパーチャー、アプローチ、TFC、フィーダー、ファイナル、ウォッチ)なのだが、このユニットは装置の隙間に人が入る感覚なので3人も入ると身動きが取りにくくなるほど狭い、正直ファイナル2人運用は曲芸になる。また機材冷却のため冷やす一方のエアコンがガンガン回っているので寒い。夏場でもこいつに入るときは冬用のジャンバーをもっていかないとあっという間に体調を崩す。管制ユニット側に立っている2本のアンテナマストは無線電話用のアンテナで、UHF/VHFがあるが前回の話のように送受信を分けたりはしていない(3本ずつあるのは使用周波数が6波なので、ただし緊急用のガードとデルタU/V2波はモニタするだけで普通は使わないので運用上は実質4波)。このため送信電力は固定のものに比べると低いが、そもそもサービス相手のいる範囲はそう広くはないので問題にはならない。なおノンレーダーの進入管制所 や航空局やベースオペレーションといった地上の機関とも連絡が必要だが、そういったものは有線電話でつながれている。
赤白の市松模様なのは昼間障害標識といって、飛行機がうろちょろする場所にはこうした標識をするように国際基準と航空法で定められているためだが、自衛隊装備だと逆に攻撃目標とならないように、国防色で塗ったりしたものもあり、ナントモ感である。

おそらくもうこの機材は更新されてもっと新しい形式のものになっているだろう。
今日日はスマホで簡単に撮影ができるが、昔はでかいカメラを持ち歩かないと撮影はかなわなかった、撮る対象も一線装備の飛行機が主体になりがちでこういうニッチなものは写真自体があまりない。
もっとも情報セキュがあるから今でもおいそれと「GCAなう」とかやっちゃうと、お目玉を食らうだろうが、これはさすがに時効でいいだろうと思ってあげておく。

 
   
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ゴミ売 / 2017年11月25日(土)
「新千歳で一時無線障害、複数空港で離着陸に影響」というタイトルの記事が某新聞に出ている。
この新聞社の記事をソースにネットニュースを配信しているところも多いので、ネット上では新千歳の管制機関に問題があるように見える。
実際、発生時の24日の記事は「管制不具合 新千歳空港に影響
11/24(金) 21:24 掲載
新千歳空港、離着陸できず…無線システム不具合」となっていて、まるでATC上のミスがあったようにさえ読める。
現実に起きたことは国交省の札幌航空管制部(札幌ACC)の無線の不具合であり、そうなれば責任は省単位で変わってくる話だ。
札幌ACCは航空路管制業務を行っている。これは空港ごとにあるその空港の所轄空域の外を結ぶ航空路にいる航空機に行われる管制業務だ。よって今回も千歳だけでなく東北・北海道の全空域で発生しているはずだ。
正直なところ、札幌ACCの対空無線施設の実態は知らない。ただ、無線工学の原理的に考えれば送信所(TXと呼ぶ)と受信所(RX)は別の施設として離れて設置されているだろう。さらにACC内で細分された空域ごとに指定された周波数は異なると思うのでTX/RXともに複数のグループがあるのではないかと思う。
民間機はVHFを使い、軍用はUHFを使うが両方ともスラントレンジ通信なので地形と地球の丸みに対する影が無いようにもする必要がある。また、バックアップも万全を期す必要があり無線機も電源も多重に補完するシステムでなければならない。だが実際には管制室のCCU(通信制御装置)やヘッドセットから分電盤にあたるMDF、そこから各TX/RXまでということになり、それぞれにフォールトトレラント性能ということになるのでかなり複雑なことは確かだ。
CCUも昔とは違いコンピュータ制御だろうからそれなりの技術知識も求められるだろう。

千歳飛行場・新千歳空港の航空管制は防衛省の自衛隊が委任されている(まさに古巣だ)。
したがって千歳の航空管制用対空無線設備は自衛隊が管理運用している。
具体的には航空自衛隊-支援集団-保安管制気象群-千歳管制隊の地上無線整備(班)の所掌事項だ。
無線電話は航空管制の命脈であり、これが無ければ航空管制は”ほぼ”できない。
”ほぼ”と言うのは飛行場管制(タワー)に関してのみ、
ライトガンという3色の光が出せる懐中電灯のお化けみたいなものが管制室の天井からぶら下がっていて、
タワーのの見える範囲内でのみ、方式基準で定められた色の合図で一方的な指示はできる。
とはいえ、実際これを使った例は私の経験の範囲ではない。あまりにも原始的な装置で、今の技術なら例えばレーザーを信号パルスに変換して指示事項を直接表示したり、下手をすれば音声そのものを光通信できると思う。
(にもかかわらず飛行場管制席上番時に必ず点検しなければならないけど)
それはともかく、
そのぐらい無線の使命は重要で下手なことになれば数千人単位の死傷者が出る可能性もある。
したがって、こいつの不具合で実業務に影響が出るということは半端な社会責任ではない。
そんな重要なことをこんないい加減な報道タイトルで扱って、あまつさえ人様から御銭を頂戴してるとはふとどき千万である。
さらに言えば事案のタイトル程度は報道されるが、詳細は適当というのも納得いかない。
例えば、春に墜ちた陸自機の結果発表も結局のところ要を得ない。
函館空港の対応経緯は一切発表されないまま、パイロットミスということになっている。
だが、報道された情報は少なすぎて腑に落ちない点が多すぎる。

航空管制の世界は、現代社会が持つテクノロジーからみるとかなり遅れている。
これは枯れた技術でないと何が起こるかわからないという観点からは妥当ではあるが、前述のライトガンのように役に立つのか疑問のあるシステムも多い。本事例に際してそれではどういった初期対応がとられたのか、それが妥当だったのかの検証も必要だ。例えば各空港の管制施設からの無線は届く機もあっただろうし、それらの施設とのランドラインも生きていたと思う。カンパニー無線はHFで到達距離も長いし携帯電話通信ができる旅客機もある。
こういったものが物理的には可能でも運用上の定めがないことで有機的にはつながっておらず、回避できる危機が回避できないなんて話がありそうで怖い。
今回の件も危機に結び付く不要な情報は流すべきではないが、テロの可能性まで考慮して対策しないと、単なる情報娯楽で済まされるような話ではない。
 
   
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