シン・シティ

October 02 [Sun], 2005, 18:13
シン・シティ公式サイト(フラッシュがまたかっくいい)


観てきました。シン(罪)・シティ(街)!
R15指定だったんで、えー、怖いのー、やだよー、
とか思ってたりした上に
あたし個人は全く知らない役者さんばっかりだったんで、
何が面白いのかを探るような見方をしてしまいました。
あっという間に引き込まれてしまった・・・

アメコミの世界をCG技術で再現したという本作は、
アクション!アクション!またアクション!という風に
なかなか止まってくれないスピード感溢れる作品に仕上がっていて、
すごい怖いし血もたくさん見るんだけど、
どこか怖くないというか、冷静に見られる面もあったりして、
チラシにあるとおり「どの映画にも似ていない」というコピーは
まさしくその通り!と思ってしまいましたね。
映画そんなに観ていないのに。

キャスティングは後から聞くところによると
相当すごいキャスティングだったそうなんですが、
とにかくアメコミで先に描かれていたイラストとそっくりなのがいい。
外人マンガの外人映画だからそう思えるのかもしれないけど、
逆に役者を見てマンガを描いていたんじゃないかと思えるほど。
恐ろしくそっくりです。そこがすばらしい。

この映画はとってもお勧めです。
アメコミも観てみたい。機会があれば、是非。

以降、ネタばれありで。
物語は公式では3つというけど実際に分かれるのは6センテンス。
1つめはタバコを差し出してそっと殺し金品を盗んでいくある男の話。
2つめは無実の罪で捕らえられ、
相棒に裏切られ牢へ入れられたハーティガンの話。
これは5つめにつながっていく一番の要といってもいい。
3つめはその強面の外見から誰にも愛されなかったマーヴが、
たった一夜を共にして愛を与えてくれたゴールディの敵を討つまでの話。
4つめは恋人シェリーの元恋人ジャッキーボーイと、
オールドタウンと呼ばれる警察が介入しない娼婦の街の女ボスで、
元恋人ゲイルが起こしてしまった事件に巻き込まれたドワイトの話。
5つめは出所したハーティガンが大人になったナンシーを守るまでの話。
そして6つめでまた最初の男に戻り、物語が続いていく。と。

なにせ途中までは全くその繋がりがわからないんだけど
1つめから6つめまでの間で時系列が前後していて
同じ酒場に前の話で死んでしまった男がいたりとか、
これから事件が起こるのだろうかとか、
大元の敵が家族だったり親戚だったりでつながっていたりとかで
オムニバスながらもその繋がりを垣間見えた時にぞくっときたし、
いやー、面白かったです。
散々っぱら映画館では怖がっていたんですけど(笑)


特番でもやっていたんですが、
この映画は新しい手法を用いていて、
アメコミの世界を忠実に再現するために
撮影はほとんどグリーンバックのスタジオで撮影。
後からアメコミからかたどったバックをCGで編集したとか。
車のシーンも、外のシーンも、牢屋のシーンも、バックはCG!
後から知ってえらい驚きましたよ。
だって全くそんな風には見えず、片鱗もわからなかったし、
よくもまあこんな場所があったもんだと感心してたくらいですからねえ。

そしてアメコミに忠実にする方法として用いられたのが
印象的なカラーの使い方。
女の口紅、真っ赤なドレス、白い包帯、赤い血、
白いメガネ、金色の髪、青い車、黄色い男。
基本はモノクロで描写されていて、
普通にマンガが映画化された時の違和感が
より少なくなるという効果が作られたと思います。
最初はいつカラーになるのかなと思っていたわたしですが、
今でも思い出せるくらい印象的で、すごーく良かったです。

どうやら2作目、3作目と計画があるらしく相当楽しみですが、
その前にアメコミが観たい。楽しいもんじゃないだろうけど。イラストだけでも。

映画初心者さんは、ちょっと怖いかもしれないけど、
映画的にはお勧めです。
物真似はできないよーーー


そうそう。それぞれのお話について。

結局は、ハッピーエンドなるのは4つめのドワイトの話。
これ、元恋人だってのにゲイルとラブラブなんですけど、
なんでしょうね。罪の街だから許されるみたいな気もしてきました。
ドワイトはシェリーの元へは戻るんでしょうか。戻る気ないのかな?
娼婦の街で起きた事件は本当にあっという間で
警察なのに銃向けてナンパするなよジャッキーボーイ!
でもあんた死んだはずなのに車の中で額に銃刺したまま
突然ドワイトに語りかけたり死んでからの方が面白かったよ。
3つめのマーヴの話は、牢に現れたゴールディ(本当は双子のウェンディ)
のシーンがカラーで描かれていて本当に綺麗に見えたのが印象的。
横顔がマンガそっくりだと思っていたらなんと鼻に特殊メイクですって。
この映画のために体を鍛え上げたという彼は、
同じマンガで言うとシティハンターの海坊主なみです。やって欲しい。
生まれる時代を間違えた男さ、と酒場で噂され納得したりして、
ゴールディの敵ケヴィン(イライジャウッド)との戦いはもう
本当に怖くて正視できませんでしたね。
ケヴィンは人肉を食らって女の顔を家の地下に飾る異常者で
本当に怖かった。アレはちょっと夢見悪いです。
でもなにはなくてもマーヴは敵を討って、死んでいった。
戦いの後の男は綺麗なもんだなあと思った。殺人を正当化はしないけど。
ハーティガンとナンシーの話はやはり8年もの間手紙を送り続けたという
美しい愛情に尽きますね。命を助けてくれたハーティガンを愛していると、
確かにそう思うのかな。どんなに年が離れていても。
黄色い男との戦いは本当に気持ち悪かった。
なんてゆうか、不死身で、悪魔と称されたように、
人間とは思えなかったから本当に怖かった。
でも人間なんだとわかった時恐怖ではなくなったし、
整形手術のせいでふくれたでっぱらはかわいそうだったなー。
結局はハーティガンは老体に鞭打ってナンシーを助けたせいと、
ナンシーの今後を救いたい一心で自殺をするんだけど、
その心も綺麗だった。
こんな怖い思いをして観た映画なのに、綺麗だと思った。
不思議な映画でした。
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