りんくう総合医療センター 控除は違法 未払割増賃金の支払を求めて70名が第2次提訴

2018年12月20日(木) 21時18分
 りんくう総合医療センターに勤める診療放射線技師等の医療技術員41名と看護師29名が未払割増賃金の支払を求めて大阪地裁堺支部に提訴しました。朝日新聞 毎日新聞
 看護師29名の提訴は、第1次提訴と同じ争点です。
 医療技術員41名の提訴に関しては、病院は、宿日直勤務につき、監視断続的業務の労働基準監督署長の許可を受けずに、しかも、急患や入院患者の急変への対応など通常勤務と同様の勤務に従事させており、宿日直の時間すべてを実労働時間として割増賃金を算定して支払うべきとの是正勧告を受けていました。にもかかわらず、病院は、宿直勤務の翌勤務日に勤務がなかったり、日直の直後の「半休」をについて、労働がないとして、1日ないし半日の基本給相当額を「代休分」と称して控除して、一部しか支払っていません。しかし、通常勤務から連続して宿直をした場合のように、およそ翌勤務日に勤務することなどできないのですから、職員が勤務しなかったことについて責めに帰すべき事由はなく、反対給付としての賃金請求権は失わないはずです。一方的な控除は全額払の原則(労働基準法24条)にも違反します。
 違法を指摘されながら違法に控除をして是正命令に従わない違法を続ける−労働者の健康を確保するための最低限の法令すら遵守しないような病院では、住民の健康を守ることができるでしょうか。
 第1次提訴と合わせて153名の大所帯の原告団ですが、労働者の健康と権利が守られるまともな職場になり、地域の拠点病院としての役割を果たすことができるよう、裁判にとりくみます。
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