有期契約労働者に対する手当不支給は不合理と判断するも、継続雇用による格差は容認

2018年06月02日(土) 22時19分
 無期契約労働者に支給している手当を有期契約労働者に対して支給しないのは労働契約法20条に違反するとして、賃金又は不法行為による損害賠償を求めていたハマキョウレックス事件で、最高裁第二小法廷(山本庸幸裁判長)は、1日、無事故手当、作業手当、給食手当、通勤手当について不合理であり労働契約法20条に反して不法行為に当たるとして損害賠償を命じた原審の判断を是認した上で、精勤手当についても不合理であるとして、審理を大阪高裁に差し戻す判決を言い渡しました。他方で、住宅手当については不合理と認めませんでした。NHK
 一方、高年法に定める継続雇用によって有期契約となって、諸手当が支給されなくなったのは違法であるとして賃金又は損害賠償を求めていた長沢運輸事件で、最高裁第二小法廷(山本庸幸裁判長)は、1日、精勤手当及び超勤手当(時間外手当)を支給しないことは不合理として、原判決を破棄して原審に差し戻しを命じたものの、高年法による継続雇用制度により再雇用されたことは、「その他の事情」として不合理性の判断において考慮することができるとした上で、能率給、職務給、住宅手当、家族手当、役付手当、賞与の不支給は不合理ではないと判断し、労働者の上告を棄却する判決を言い渡しました。NHK
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