東住吉えん罪事件 母親と同居男性に再審無罪判決

2016年08月13日(土) 11時43分
 東住吉えん罪事件の再審公判で、大阪地裁(西野吾一裁判長)は、10日、長女に対する殺人罪などに問われた母親の青木惠子さんと、当時同居していた朴龍晧さんに無罪判決を言い渡しました。
 判決では、精神的圧迫を加えて自白を強要するなどの捜査手法を指摘した上で自白の任意性・特信性を否定して、自白調書を証拠から排除するとともに、再現実験等を踏まえ、自然発火の可能性があるとして、犯罪性の立証がなされていないと判断しています。
 自白強要によりえん罪を生み出した警察・検察は、無罪判決が確定しても、被告人らに謝罪することもなく、違法な捜査に対し何ら反省をしていません。また、裁判所も、放火と疑うには不合理な点が多々あると指摘されたにもかかわらず、真摯に検討することなく、自白強要に目をつむり、自白に不当に依拠して、無実の罪をかぶせてきたのであり、そのことの責任を自覚すべきです。
 無罪判決を受けて、日弁連大阪弁護士会が、それぞれ会長声明を公表しています。
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