カビの生えた猿払事件判例に忠誠を誓い、公務員の自由制約に痛痒を感じない裁判官の人権感覚

2008年09月20日(土) 14時51分
 厚生労働省職員が休日に「しんぶん赤旗」号外を配布したとして国家公務員法違反(政治的行為の禁止)に問われた宇治橋眞一さんに対し、東京地裁(小池勝雅裁判長)は、罰金10万円の有罪判決(判決要旨)を言い渡しました。しんぶん赤旗 東京新聞
 猿払事件の最高裁判決について、「下級裁判所としては同判決を尊重すべき立場」と述べて無条件に忠誠を誓う一方、職務とは無関係なビラ配布を「政治的変更の強い行為」と論難し、それが「自由に放任されると、公務の運営に党派的偏向を招くおそれがあり、行政に対する国民の信頼が損なわれる」などと抽象的かつ独善的な「公務の中立論」をふりかざして、公務員の政治活動の自由を規制しても違憲ではないと結論づけています。具体的な弊害もないのに自由を規制してもかまわないという鈍麻した裁判官の憲法感覚は、絶望的ですらあります。
  日本共産党書記局長談話
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