アセス方法書審査終結 なぜやり直さないのか!

2008年02月29日(金) 23時23分
 普天間代替施設のアセス方法書で防衛省が提出した「追加・修正資料」の取扱いをめぐって、28日、沖縄県環境影響審査会が開催されました。沖縄タイムスその1 その2 琉球新報その1 その2 琉球放送 琉球朝日放送 沖縄テレビ しんぶん赤旗
 審査会では、「追加・修正資料」に対する県の意見案24項目86件について協議。そのうち審査会が出した意見は53件にのぼります。ジュゴンの複数年調査や、集落の飛行訓練の形態の特定などを求めています。
 審査会は終結し、来週にも、県が意見をとりまとめて、防衛省に提出するとのことです。これを受けて、防衛省は、3月にもアセスを強行しようとしています。
 このことからも、審査会は、やはりアセス方法書作成手続の「やり直し」を求めるべきだったのです。
 防衛省の作成した「追加・修正資料」は、法書公告後評価書公告前の修正であり、環境影響評価法28条(県条例25条)による再実施が必要です。同条ただし書きでは、「政令で定める軽微な修正」を再実施の対象から除外しています。防衛省などは、同法施行令12条・9条に定めるような滑走路の長さの増加や、埋立区域の追加がないとして、「軽微な修正」とする立場のようです。
 しかし、同施行令9条は、「環境影響が相当な程度を超えて増加するおそれがあると認めるべき特別の事情があるもの」は軽微な修正に当たらないとしています。土砂埋め立ての量が明らかになり、県外から土砂を集めなければならないような修正は、「環境影響が相当な程度を超えて増加するおそれがあると認めるべき特別の事情がある」というべきでしょう。
 このような場合に再実施を要求したのは、方法書の公告・縦覧の際には、環境への影響の小さな「ダミー案」を出しておいて、その後にとんでもない案を出すなどして、事業者がアセスを脱法することを防ぐためです。防衛省のやり方は、「ダミー案」による脱法そのものです。住民のチェックを受けない方法書に基づくアセスは、違法というほかありません。
  • URL:https://yaplog.jp/lawyaz-klub/archive/2887