“ホンジュラス×チリ” 

2010年06月18日(金) 1時58分





躍進著しいチリ。
元アルゼンチン監督のビエルサが超攻撃的サッカーを植え付け、
この試合でもその攻撃の姿勢を存分に示しました。
ホンジュラスが格下だったというのもありますが、
とにかく攻める攻める。
今回のワールドカップ、
攻撃的サッカーを標榜するチームは少なく、
スペイン、メキシコ、そしてこのチリぐらいのもの。
面白い事に、この3チームは全てスペイン語圏。
チリは個人のボール保持力がスペインほどではない分、
スペインとは違った形で
攻撃的サッカーを追求しているようにみえました。
中でも特筆に値するのが、21歳のFWサンチェス。
彼がチームを引っ張っているのはまず間違いないです。
総合的に高い能力を持っており、
パス、ドリブル、シュート、それぞれのプレーで
卓越したものを見せてくれました。
ただ、チーム全体の決定力には難があるような。
今大会は攻撃的なチームに風あたりが強いですが、
どれだけのものを見せてくれるか。
スペイン戦でどんなサッカーをするか。期待してます。

この試合、ホンジュラスはほぼ防戦一方。
守備からカウンターで行こうとしましたが、
殆ど何もできませんでした。
攻撃に特に優れるチリ・スペイン、
守備に特に優れるスイスと同じ組に入ったホンジュラスは、
言わば攻撃或いは守備のスペシャリストばかりのグループに放り込まれてしまったわけで、
元がどちらかといえばバランス型のチームであるため、
どちらに力を注いでも格上が居てしまう状況は如何ともし難い。
スイス相手にどれだけできるかが全てだと思います。

“コートジボワール×ポルトガル” 

2010年06月17日(木) 2時48分




時間が経ってるので試合経過は書きません。
0−0の引き分けです。
同じ組が北朝鮮とブラジルという事で、
両チームとも、この試合は勝ちたい試合以上に、
絶対に負けたくない試合でした。
もし負けたら、相手が2連敗する可能性の低さからして、
ブラジルに絶対に引き分けなくてはいけなくなりますから、
堅実に考えるなら、この試合はリスクを冒さず、
バランスを取りながら攻撃をしてあわよくば勝ち、
得失点差勝負或いは相手の躓き待ちという事になるわけで、
まあ結局どちらもそういう選択をしてきました。
逆に言えばこの試合に勝てば超楽ですが、ハイリスクハイリターンですし。
そういうことで、試合は互いに守備から行く感じでした。
ポルトガルはロナウドをアクセントに、
全体としてはパスを繋ぎながら崩すタイミングを図る感じの攻め。
コートジボワールは球際の激しい守備から、カウンターとまではいかないまでも、
早め早めで攻めてました。
ポルトガルは、ドイツワールドカップ辺りから
あんまり変わってないと思いました。
まあそのドイツでベスト4だったわけですからいいのかもしれませんけど、
攻めのバリエーションがどうにも少ないという印象は当時からあって、
跳ね返され始めた時に多角的な攻めができないチームという気がします。
それは特に守ってから攻めるタイプのチームには顕著で、
今回も、コートジボワールの激しい守備に晒されると、
ロナウドのドリブル頼みだった感が否めない。
そのロナウドも今はある程度抑えられてしまうわけで、
そうなると攻撃の形は作れず。
リエジソンが一度決定機を得たぐらいで、
攻守ともにコートジボワールペースでした。
結果だけ見ればコートジボワールが引き分けに持ち込んだ、
という事になるのでしょうが、
終わってみればコートジボワールは
勝っておきたかった試合だろうと思います。
ポルトガルは、先が見えてるというか…。
コートジボワールはエリクソンと思ったより息が合っていて、
全員が迷いなくプレーしている様子からそれが良く解りました。
今のとこ、ガーナと並んでアフリカ勢をリードしてますね。
抜けて欲しいです。


“ガーナ×セルビア” 

2010年06月14日(月) 19時56分




4年に一回の放送を有料電波で独占するスカパーへの怒りとともに。
試合はエッシェンを欠くガーナと、
フランスを押し退けて一位通過を果たしたセルビア。
両者慎重に慎重を重ねる立ち上がりで、
互いに巣をつつき合うものの、意を決して攻め上がったりは中々しませんでした。
ガーナもセルビアも組織的な守備から
スペースを活用した攻撃をするタイプのようでしたが、
どちらも自陣のスペースを消しながらローリスクで攻めていたので
お互いに本来の攻めパターンが作れず、ジリジリした展開に。
しかし、ガーナの方はタゴエ、ギャンを中心に何度か攻め上がりは見せており、
主導権はガーナ。セルビアは縦パスがまあまあ通るものの、
その後の寄せが早く、
サイドバックの攻め上がりも長身のジギッチもあまり機能しませんでした。
後半は目に見えてガーナの攻撃する時間が長くなり、
ロングスローからはギャンがヘッドで叩きつけるもののゴールの右へ逸れる。
しかし、セルビアは退場者を出してから俄然集中力を増し、
イバノビッチのドリブルや、スタンコビッチのFKなど、
10分間程度ゴールへ迫るシーンが続きます。
ゴール前でのフリーのシュートシーンが一度ありましたが、
これはGKが好セーブ。
するとガーナも反撃し、サイドから上がったクロスを
セルビアのDFが軽率極まるハンド。
PKをギャンがキッチリ決め、ガーナが先制すると、
試合は落ち着きを取り戻し、そのまま終了しました。
終了間際にはギャンがGKと1対1になりましたが、これはポストに阻まれ、
追加点はならず。

ガーナはこれまでのアフリカ勢で最も組織的、守備的なチームという印象を受けました。
相手が同じく守備的なセルビアゆえに膠着した展開になりましたが、
アッピアー、ムンタリが万全の状態になれば、
初戦で負けて攻撃的に試合に入ってくるであろう、
オーストラリアとの試合は結構楽になるでしょう。
両チームとも、
初戦でどうしても勝ち点を取っておかなければならなかったのは事実なので、
くっきり明暗が分かれてしまいましたね。
セルビアは時節はドイツとの試合ですが、
ドイツは勝っているのでリスクはまず侵さないでしょう。
そうするとセルビアは攻めなければなりませんが、
ドイツから得点するほどの攻撃力があるかっていうとどうなのか、
っていう感じ。
そうなるといよいよもってセットプレーが重要になりそうです。
時節のセルビアのサッカーに注目です。


“イングランド×アメリカ” 

2010年06月13日(日) 20時17分



今大会注目の好カード、イングランド対アメリカ。
ベンチでスーツ姿のベッカムが見守る中、試合は最初から動く。
前半数分で、相手陣内でのスローインからヘスキーがポストで
エリア内のジェラードに落とし、そのままゴール。
今大会はこれまでのとこ、
こういうパッと先制点が入る展開が多い気がします。
意図しないものと意図したものがあるでしょうが、
この時のイングランドと前の試合のアルゼンチンは
完全に入れ込んでいる相手の出鼻を狙っていましたね。
その後は、落ち着きを取り戻し、
堅実なプレスからドノバン、チェルンドロ、アルティドールらを中心に
カウンターのきっかけを虎視眈々と伺うアメリカと、
スペースへガンガン飛び出し
全員で押し上げていくイングランドがガンガン攻め合う展開になりました。
アメリカは遠目からどんどんシュートを打っていき、
それが功を奏してデンプシーのシュートをグリーンがファンブル。
ボールはゴールへと流れ込み、頭を抱えるグリーンを尻目にネットを揺らし、
1−1に。
後半もイングランドは出鼻を狙って激しく攻めかかりましたが、
その後は交互に主導権を握り攻め合い観客を楽しませました。
両チームとも一回ずつGKとの一対一を迎えましたが決め切れず、
最後は互いにリスクを回避して引き分けに。

采配が注目されたカペッロは、
攻撃参加著しいチェルンドロの所へ
更に攻撃力のあるライトフィリップスを投入して
結果的にチェルンドロを自陣に押し込んだり、
イエローを貰っていたCBのキングを早々とキャラガーに変えたり、
決断力のある早めの采配が光ってました。
このカペッロの手腕と代表のポテンシャルによる化学変化に期待する人は多いでしょうね。
イングランドは誰かを中心とするのではなく、
全員の高い攻撃意識によって攻撃を行うチームという印象です。
ジョンソンやレノンらのサイドバックもどんどん切れ込んでいくし、
ルーニー、ヘスキーもラインとの駆け引きを怠らない。
ジェラードとランパードのミドルシュートは言わずもがな。
注目されたルーニーはチームへの献身に徹し、
前半は前線からの守備で良く目立ってましたが、
徐々にヘスキーと共に時折裏への鋭いパスを引き出すシーンが増えていき、
好機を得てました。決定機を演出する事も何度か。
ゴール前でボールを受けるシーンは少なかったですが、
サイドやバイタルエリアから、得意のコースをついたシュートを何度か打ったりもして
存在感を発揮してました。
ヘスキーも熟練のポストプレーが光りましたね。しかしGKとの1対1は残念。
緊迫したゲームでは彼らの決定力がモノを言いそう。
一方ゴール前での守備には少し不安があるかもしれません。

アメリカはコンフェデで鮮烈な印象を残したアルティドールを中心とした攻め。
孤立するシーンは少なく、
ドノバン、デンプシーらと連携しながら効果的に攻撃してました。
カウンター主体というよりも、ボールを持ちつつ、
少ない手数でゴール前へ持っていこうとする感じ。
体の強いイングランドの選手にも当たり負けしないディフェンスラインはお見事。
セットプレーでは殆どアメリカが勝ってましたね。
ハイライトは後半、ロングボールから、
アルティドールが圧倒的な走力でキャラガーを抜き去り、
GKと一対一になったシーン。グリーンが触ってポストに阻まれましたが、
無限大の身体能力の片燐を見せました。



“アルゼンチン×ナイジェリア” 

2010年06月13日(日) 2時38分



注目のアルゼンチンの初戦。
フランス同様とまではいかないまでも、
こきおろされているマラドーナアルゼンチン。
もといメッシとロールスロイス。
試合は序盤、
ナイジェリアがアルゼンチンの予想以上のパスワークと、
ディマリア、テベス、メッシなどの
四方八方からの飛び出しにパニック状態となり、
その混乱に乗じて好機を作りまくったアルゼンチンが早速点を取ってしまう。

そのままワンサイドゲームかと思いきや、
アルゼンチンの攻撃は段々と落ち着いていき、
それとともにナイジェリアがカウンターで盛り返す。
以降、アルゼンチンがボールを回しながらも得点には至らず、
時折ナイジェリアのカウンターやセットプレーでピンチに陥るも
これも精度を欠く展開に。
一時的に怒涛の攻めをナイジェリアが展開しましたが、
カウンターを食らいがちだった右サイドにテコ入れをし、
アルゼンチンが逃げ切り態勢に入る頃には完全にガス欠状態に陥ってしまい、
ボールを回しにかかったアルゼンチンからは並大抵のことではボールは取れず、
1−0のまま試合終了。

色んな見方のできる試合でした。
アルゼンチンの1点取った後のプレーは、
単純にアイディアを欠いていたとも取れますし、
そもそもアルゼンチンはこの試合に無理して勝つ必要は無く、
負けなきゃいいぐらいのはずなので、
ゲームを落ち着かせに掛かったとも取れます。
実況と解説はアルゼンチンの攻撃がいかにうまくいってないかを
口酸っぱく言っていましたが、
動きの無い緩慢な試合展開は
リードしているアルゼンチンに取って望むところだったとも言えるのでは。
しかし、メッシ頼みの攻撃というのは確かに感じました。
メッシを封じるというのは既にインテルがやってみせたわけで、
メッシが本当に何も出来ない時何ができるのか、
というのはこの試合では見えませんでしたが、
それが見えるような試合ではそもそも無かったかもしれません。
調子の悪い強豪は強豪と当たった時に真価が解るってもんです。
ミリートは何か物凄い風格がでてきました。関係ないですが。
気になるのはイグアイン。彼の浮きっぷりは試合運び関係なくまずい。
本来はセンターFWなので、中央で構えているのかと思いきや、
サイドに盛んに流れ、結果誰も中央にいないという展開が多かったですし、
そもそもボールを余り受けていなかったように思います。
つまり消えてました。スペースを求めていたのかもしれません。
でもそうするとスペースの必要なFWが多すぎますよねアルゼンチンは。
そこでミリートの出番なのでしょうか。

ナイジェリアは、身体能力を活かしたカウンター攻撃&セットプレー、
精度を欠いてしまいがちなフィニッシュという、
良くも悪くもアフリカのサッカーのイメージ通りのサッカーに終始した感じがします。
結局枠内シュートはゼロだったはずで、
カウンターでキーパーと1対1になるようなシーンも無し。
オフェンスのレパートリーもどう見ても多くないように思いました。
一方、パニックが落ち着いた後の守備は中々に強固だっただけに、
どうしても序盤のパニックが悔やまれる気がします。



“韓国×ギリシャ” 

2010年06月12日(土) 22時51分




間もなくアルゼンチン×ナイジェリアが始まるので、
大急ぎで韓国×ギリシャの感想をば。

飯食ってる最中に始まったので、
序盤のペースをどちらが掴んでいるかはっきり解らないまま、
気が付いたら先制点。その後は圧倒的に韓国がペースを握りました。
効果的な走り込み、パスを繰り返し、やっていて楽しそうでした。
ユーロ優勝後、目立った成績を残せておらず、
その中で久方ぶりにワールドカップに出場したギリシャは、
緊張なのかコンディション不良なのか、
後半20分ぐらいまでずーっとのろのろのろのろしてました。
前半半ばには、のろのろしたギリシャのバックパスを、
彗星のようにパクチソンが奪い、
サッカー選手としての彼が凝縮されたプレイで2点目を奪取。
その後も韓国が試合を支配しましたが、
後半20分ぐらいから急激にギリシャが活性化し、
持ち前の縦に早いパスと球際の強さを発揮し始め、
好機も2,3度作りましたが、最後まで韓国が耐え切り、
2−0で気持ちのいい快勝。

この試合で最も驚くべきことは、アジアのチームが、
ロングボールの競り合いで負ける事が殆どなかったということ。
競り合いの強さとそのフォローについては、解説者もベタ褒めでしたし、
実際凄かったです。
走力を活かした攻撃といい、士気の高さといい、
ワールドカップの舞台でアジア勢があそこまで堂々とプレーしていた事実は
単純に喜ばしい。
確かにギリシャが極端に悪かったのもありますが、
アジアの先輩として背中を見せてもらいました。
日本も見習うべき所はたくさんあるはず。
しかしディフェンスラインの統率がイマイチなようなので、
アルゼンチン相手に必ず裏を取られるシーンがあるでしょう。
その時守れるかどうか、というとこでしょうか。

ギリシャはユーロ優勝の時に批判されたスタイルを余りいじっていないようです。
監督が同じなのでそりゃそうっちゃそうですが。
前半はロングボールを放り込んでは跳ね返され、
ディフェンスも余り激しくいけないという良い所無し振りでしたが、
後半20分ぐらいからのギリシャの長所を活かしたプレーは
活目すべきものがありました。
しかし本来が逃げ切り先攻型のサッカーなので、
スタイルが出てくるのが遅すぎました。
個人的に、負けているチームがああいうプレーを選んだ時の
FWの気を吐きっぷりには悲壮感を覚えてしまいます。
ゲカス、ハリステアスというユーロ優勝組の決定力を活かせるかが
ポイントになりそうです。

“フランス×ウルグアイ” 

2010年06月12日(土) 21時16分


散々こき下ろされてきたフランスと、
フォルランが良くも悪くも目立ちまくっているウルグアイの一戦。
立ち上がりはフランスがボールを支配したので、
お?お?という感じで期待してましたが、
リベリーが完全に抑え込まれ、
アネルカ・リべリー頼みの攻撃が明らかになると、
フランスの攻撃はほぼ沈黙しました。
守備から試合に入ったウルグアイは、リべリをマンツーマンで抑えつつ、
中央のアネルカに仕事をさせない事でペースを掴んだと言えます。
フォルラン・スアレスという大会屈指のツートップは、
スアレスが上がりフランスのディフェンスラインを押し下げ、
逆にフォルランが下がる事でフリーになり、ボールをはたき裏に出るという
ボールの無い所でのコンビネーションプレーから何度か決定機を作り、
非常にいい仕事をしていました。
前半20〜30分過ぎからはウルグアイペースがほぼ決定的となり、
そのまま試合が進むものの、フォルランの個人技以外は
ウルグアイもフランスの中盤でのディフェンスに手を焼き、
余り得点の香りはしませんでした。
そんな空気を読み取ってか、ウルグアイは退場者を出す前から既に攻撃を控えており、
その後の時間帯フランスのチャンスが増えるという事も無かったです。
フランスはアンリ、マルーダを投入して攻めかかるものの、そのまま試合は終了。

非常に球際の攻防の激しさが印象に残る試合でした。
両チームともディフェンス時に手を出したり引っ張ったりなんて
当たり前のようにやってましたし、ファウル?全然オッケー。ぐらい、
腹くくった守備に見えました。
特にウルグアイの中盤の選手達のボールキープは、
鬼気迫るを通り越して、コレ取られたら俺死ぬから、というほどのものでした。
とにかく死んでもキープして、何とかスアレス・フォルランへという
統一された意思をヴィンヴィン感じました。
結果的にオフェンスこそ尻切れになりましたが、
南アフリカとどんな試合をするか楽しみです。
しかし、決勝トーナメントで勝つならさすがに、
ツートップ以外でもっとシュート体勢作っていかないといけないと思いますが。

フランスは上記したように中盤のディフェンスは安定してました。
っていうかトゥラランのがんばりが。白髪が余計に。
ていうかみんな頑張ってた。
ディアラはどうしようもないグルキュフに変わって
皆を操ろうとしていたし、リべリは諦めずにアタックしていたし。
サイドバックや中盤の選手のポテンシャルは感じますが、
どこかちぐはぐさが消えない。
それを解消するものとして期待されていたグルキュフは、
この試合に関しては全くの駄目だったと言っていいでしょう。
中央で指揮を執る役割にも関わらず、パスミス、ドリブルミス、判断ミスと、
とにかく何をやっても駄目な状態でした。
選手の質に偏りがあるのがフランスの今の課題、
という事にやっぱりなるんでしょうかねえ。
彼らを操る選手が居れば全く違うのではと感じさせるものはありますが、
今大会中には解決しそうにない気が。
しかし内心強豪を喰うタイプの強豪だと思ってるのでひそかに期待。


“南アフリカ×メキシコ” 

2010年06月12日(土) 2時10分



開幕戦。
試合は序盤南アフリカがとにかく緊張しているのが解り、
うまく試合に入れていないのがありありと見え、
出足が遅くボールが取れない。
一方のメキシコは取り敢えずパスを繋ぐ事で様子を見つつ主導権をうまく取りました。
元々下馬評の低い南アフリカですから、
碌にプレイできないまま良いようにされて終わるのではないかという
懸念を抱きましたが、
決定的なシーンを一度凌いだ後は徐々に緊張が解け、
南アフリカに縦への推進力が生まれる始めると立場は徐々に逆転。
とにかく縦への鋭いパスが面白いように入る。
サイドを広く使うのが非常に上手く、横に開いた後に空く中のスペースへ
人とボールを通すというビジョンがはっきり感じ取れましたし、
走っている人の足元へ出るパスの精度が高く良く収まる。
個人個人のキープ力と攻撃意識も高く、チーム全体として縦への意識が強かったので
出し手と受け手がかみ合い、更に球が繋がった印象です。
先制点のシーンは、それらが凝縮されてましたね。
また、メキシコの守備はどこか散漫で、
南アフリカにフィールドをだだっ広く使われ、
プレスの的が全く絞れて無かったように見えましたし、
中での激しい寄せも見られなかったのでそれも一助でしょう。
でもなんかそれじゃ説明がつかないレベルで球が回ってたような。
それがアフリカン特有の出足の早さ故なのか、
ボールを扱う時の特有の懐の深さ故なのか。
南アフリカがペースを握った後は、メキシコが持たされてカウンターを食らう展開に。
後半もその延長戦上でした。
メキシコは球は持てるものの、最後の部分でドスサントスの個人技頼みであったり、
不思議なほどにクロスやフィードの精度が不味かったりで恐さの無い攻撃が続く。
好機は結構あったので、運が少し良ければ試合の転がり方は違ったでしょうが。
南アフリカは相変わらずフィールドを広く使い、どんどん縦へ縦へダイナミックに入れてくる。
しかし、ブランコを投入してからは目に見えてメキシコの攻撃の精度が上がり、
段々裏を取るシーンが増えてくると、
南アフリカのディフェンスラインの失態から得点。
主導権は南アフリカが握ったまま、引き分けで終了しました。

南アフリカの攻撃は上記したようにとにかく効率が良い。
攻守の切り替えが早くショートカウンターにしっかり人数を掛けてくるし、
あれを常にやられるとなると相手方はそうそう前掛かりにはなれないでしょう。
ゴールキックやキーパーからのカウンターがびっくりはまりましたね。
心配なのはやっぱりディフェンスラインでしょうが、さてどうなるか。
次の試合が俄然楽しみになってきました。
来たれアフリカ旋風。

“blue be bop” 

2010年06月01日(火) 2時33分



先生が勉強しろと言って死ぬほどジャズの音源をくれた中に、
チャーリー・パーカーなる人物のものがたくさんあったのですが、
好きになれなさ過ぎたので気になって調べてみたら、
ビバップの創成の中心に居た人物らしいです。
で、ビバップというのは、アドリブを主体とした、
下手したら調性をも無視する奏法らしく、
規律のあるジャズが好きな自分とは相入れそうもないです。
困ったものです。ipodからも外してしまいました。
ビバップは他の音楽に比べて特にライブで聴く事が重要だと思います。
メイシオ・パーカーの音源ももらったのでついでに調べてみたら、
彼はファンクの第一線で活躍している人物らしいです。
確かに曲の作りはファンクですが、貰った音源はローテンポのファンクが多い。
ローテンポのファンクはあまり好きではないので、
彼も微妙に退場気味。
貰った音源の演奏者について調べてみると、
フリージャズやバップの奏者が多い。
まずいなあ。おれそういうの好きじゃないのになあ。


“日本×イングランド” 

2010年05月31日(月) 1時19分





2-1にて敗戦、しかも失点は全部オウンゴールと
一見すると何とも香ばしい試合になりました。
これだから、といつも通り失望する人もいる事でしょうから、
それを少しでも防ぐために今日の試合の中身について、
主に良かった点を書きます。

まず4−1−4−1の布陣。これは思っていたよりも嵌りました。
因みに岡田さん的には4−3−2−1らしいです。
最初にスタメンを見た時に、「これでボールが収まるのか?」と思いましたが、
遠藤、長谷部、阿部の辺りできっちり球が持ててました。
ボールキープ、と言えば俊輔、中村という考えはさっさと捨てなければいけません。
というかこの布陣、ボールが収まるというよりは、常に前へボールが動くという感じでした。
阿部の所で、あるいは大久保、長友を絡めたボールを奪い、遠藤、大久保、長谷部が
回すのではなく連携しながら前へ繋いでいくという流れ。
この流れは連携に長谷部・大久保という
攻めっ気の強い二人が絡んだ事が大きい気がします。
これは非常に良い。
ゆえに、堅守速攻というコンセプトにおいては、
この布陣に阿部、大久保、長谷部のセットを置くことが効果的だという事が言えます。
左サイドが非常に広く使えていたので、
日韓戦で課題に挙げた球の散らしも上手くいってました。
プレスが韓国に比べて緩かったとは思いますが。
守備面については、アンカーである阿部の守備センスがグンバツに光ってました。
球をとるとる。CB、阿部を中心に、
イングランドの攻撃は連携の効いた守備で前半ほぼ完封していたはず。
我を通そうとしてくる相手の多いワールドカップを前に、
4−1−4−1が使える目途が立ったのは非常に大きな収穫でした。
岡崎と森本、相手によってFWのチョイスを変えれば、
戦術の幅も広がると思います。
後半互いに足が止まってからは本田も連携に加わり、
森本が入ってポストプレーをするようになったので
パスの繋がりは前半よりも良いと感じました。
ただラインが下がってルーズボールが取られていたので、
保持する時間そのものは減ってましたね。
これは課題になるでしょう。

岡崎は若干ポストプレーぽい事もしていましたが、
彼は裏を取る事に専念した方が良いです。
ここ最近、強豪相手に決定機をはずしているので、
もっとフェイントを入れるなど冷静さが欲しい所です。
復帰したトゥーリオはビルドアップにただならぬ存在感。
今日一番縦パスを入れていたのは彼なんじゃないか、
と思わせるほどに鋭いのを何回も何回も入れていました。
4−1−4−1の成功の要には、阿部の守備センス、
サイドの連動以外に、彼の最終ラインからの縦パスが確実にある。
数日前にあるコラムで、トゥーリオのパサーとしての重要性、
というのを見て、その時は懐疑的でしたが、完全に当たりでした。
大久保はFWとしての全盛期は国見時代というのが最近の持論ですが、
やはりMFとしての性能は高い。早く本職になってほしい。
彼は視野が広く、ファールが多いながらも球を良く追うので、
4−1−4−1での守備網の形成、
攻守の切り替え時に頼もしい存在になる可能性がある。
逆に、FWとしての力量は微妙なので、
4−3−3とかで前に張らせる事は良くないと思います。
松井には突破力があるので、
相手に合わせてオーダーを変えていくと面白いです。
森本はどうも試合に入りきれていないので、一度先発で使って欲しい所。

などと色々言いましたが、
とにかくこの試合は、4−1−4−1がうまくいったという事に意味があり、
オウンゴールは正直どうでもいいんです。
オウンゴールがあってもなくても、
後半のラインの保ち方は課題になっていましたし。
それよりも各選手が4−1−4−1にしっかり嵌っていた事が何より素晴らしい。
久々に良い試合でした。
なんか欧州行くと急に強くなりますよね。代表の欧州モチべは凄いです。

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