君の呼ぶ声は

July 12 [Wed], 2006, 15:51
それでもたまに、波が押し寄せるみたいに思い出が押し寄せてくることがある。
気がつくと今日もまた12日だ。

大阪のことを、思い出していた。今となっては、あの日の姿が一番印象に残ってる。押しつぶされそうになりながら歌い続けたあの人の誰にもよりかかれない孤独な肩を、何が何でも守ってあげたかった。

信じて待つ、なんて言葉はクソくらえだと思った。しかたないことなのかもしれないけど、それでもやっぱり何も出来なかったことには変わりない。個人として好きだったからそう思う。あの人が辛いのが嫌だった。涙なんて見たくなかった。


ピエロが好きだからキリトを憎らしく思う気持ちと、キリトが好きだからあの人を追い詰めたピエロを憎らしく思う気持ちと、そういうのをもう全部思い出に変えて忘れようとしてる気持ちが、時々入り乱れて苦しくなる。キリトがいた頃の世界を、私があの人を好きだった頃に見ていた景色を、まだ覚えてるから、だからやっぱり少し懐かしくて苦しい。今でも、会いに行けばあの人はまだそこにいるんだと思うと、会いたくてたまらなくなる。でも、こんなふうに思ってるときに見に行ったらきっとまた泣いてしまうし、その声にまた寄り掛かってしまうから、だからまだ、きみに会いに行くわけにはいかない。



いつかまた会えるといいとか、あの頃みたいに同じ景色を見ていられる日がくるといいとか、そんなのは、きっともうありえない。現実には、もう絶望的に切り離されてる。また何かが繋がることは二度とないと思う・・・なのに何故この胸は痛むのだろう?


ここから離れたくない、何も忘れたくない。


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