【2016年02月06日・新入荷商品】 新宿風月堂(喫茶:1946年〜1973年8月31日)燐寸(マッチ)

February 07 [Sun], 2016, 12:11



【2016年02月06日・新入荷商品】

昭和初期の経木の箱で作られた東京都内のお店で配られていた燐寸(マッチ)です。


新宿風月堂(喫茶:1946年〜1973年8月31日)は、文化拠点として1960年頃から1970年代前半の時代の象徴的な存在が風月堂でした。新宿駅の中央口改札を出て真っ直ぐ進み、最初の交差点を過ぎると、右側数十メートルのところに「風月堂」があった。全面総ガラス張りで、中にいる人の姿を表から見ることが出来る。同じくガラス張りになっているドアを押して店にはいると、すぐ前に洋菓子を陳列したガラスケースがあり、そのまま左に向きを変えて店内に進む。レジ兼用のそのガラスケースに沿ってすぐ右にまがれば、左側は丸テーブルが置かれている客席、右側には2000枚はあると言われたLPレコードを収容する棚や、コーヒーの厨房、カウンターがあった。







大卒初任給が1万円そこそこだった当時、レコード1枚が2千数百円もした時代1杯数十円のコーヒーを飲みながら落ち着いた気持ちでリクエスト曲を聞くというのが売りで1946年横山五郎さんが、家業の潤沢な資金とクラシックレコードのコレクション2000枚を売りとして、新宿東口の角筈(つのはず)1丁目(後の新宿3丁目付近)に開業。 戦時中禁止されていたクラシックレコードをかける喫茶店としてスタートしました。レコードのコレクションは充実しており、NHKも借用にくるほどだったそうです。風月堂のオーナーは横山さんは、大体は奥の事務所で仕事をしていて昼間は滅多に顔を見せないが、夕方近くになると入り口のドアの付近に折畳式の椅子を持ち出し、腕組みをして座っていたそうです。何をするでもなくただ何となく店の中を見まわしていた。背は高く痩せ形で、眼鏡をかけていたが、なかなかハンサムな感じのする中年紳士だったそうです。横山夫人は活発な人で、毎日レジで忙しそうに立ち働き時々小学校5,6年生くらいの息子さんが入り口で跳んだりはねたりしていたそうです。



滝口修造、白石かずこ、天本英世、三枝成章、三國連太郎、ビートたけし、野坂 昭如、五木寛之、岡本太郎、栗田勇、岸田今日子、長沢節、朝倉摂、谷川俊太郎、唐十郎、安藤忠雄、寺山修司、若松孝二、蛭子能収など若き才能が数多く集っ た。当時の出来事が書かれた本で麿赤児さんの話によれば唐十郎さんと初めて出会ったのは風月堂で店内に女性は10人程度しかいなかったと書いてあります。




1964年の東京オリンピックでは、外国人観光客向けガイドブックでも「日本のグリニッジ・ヴィレッジ」と紹介され、外国からの若者やヒッピーの間でも「Fugetsudo」の名は東京の代名詞にまでなり、若者文化の聖地、若き才能のるつぼと呼ばれるまでになりました。


クラシックと言うよりは、ジャズが流れる文化的な雰囲気というか雑多というか、いい加減さも相当なもので、 1970年前後から週刊誌 にも取り上げられ、全国から若者達が押し寄せ、何時間も店にたむろし、作家・山崎朋子が店のウエイトレスをしていたこともあり(ベ平連活動家)の拠点ともなり、ベトナム戦争従軍米兵の脱走兵をかくまっていたこともたびたび、さらにフーテンも出入りするようになり、芸術的な雰囲気は薄れ、アングラ、反戦運動、新左翼の拠点として名声、轟き、一日中コーヒーを一杯でたむろできるというのでフーテンの溜まり場となり、ラリって階段を転げ落ちても追い出されない雰囲気や常時、アメリカやフランス、ドイツなど外人のヒッピーが30,40人が出入りしており、マリファナやLSDが売られているという噂も立ち伝説化し公安警察が監視していたそうです。

かつての芸術喫茶は大きく変貌を余儀なくされ、後年横山さんの息子さんが、ヒッピーやフーテンの溜まり場となってしまった店に嫌気がし常連の客足も遠のき1973年8月31日、戦後の新宿文化を象徴した名曲喫茶「風月堂」は閉店し、約27年の歴史に幕を閉じました。風月堂を閉じ、カレー屋に模様替えしたがこのカレー屋も立ち行かなくなっり店そのものが人手に渡ってしまったとの事。以降、二度とこういう喫茶店は現れず、やがて喫茶店文化は衰退していきます。後年、三越の壁面にはプレートのみが残っていたそうです。



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