江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法のガラス工芸「江戸切子」。素敵な切子を紹介します。

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江戸切子の歴史 / 2009年03月18日(水)
江戸切子とは江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法の
ガラス工芸・細工で、伝統工芸に認定されているガラス工芸品、
地域ブランドの一つです。

薩摩切子と共に、江戸期のすぐれたガラス工芸品として扱われています。
それぞれ切子にはその発生と製造の経過に、違いがあります。

薩摩切子の場合、藩主島津斉彬の手厚い保護のもとに、藩の事業として
製作されました。当時としては最高の研究と開発の結果、編み出された
美術工芸品だったといえます。

一方、江戸切子はいわば庶民の手によって、小さい採算の枠の中で製作
されたものです。
そのため、明治維新の政治的改革にも影響を受けずにすみました。

明治初期に政府が欧米の文物の導入に積極的な方策をたて、模範工場を
指定した際に、品川硝子製造所の名の下、ヨーロッパの新しい技法が導入され、
切子については明治15年に、イギリス人技師によって、伝習生に教えられた
ので、江戸時代の切子の伝統は絶えることがなく、近代工業の要素を
取り入れることになり、今日まで長く存続する基礎を作りました。

ちなみに、薩摩切子は、藩主島津斉彬の死と薩英戦争の戦火によって、
ガラス工場は焼滅し、その伝統を伝えるものはなくなりました。


上記のように江戸切子は、わが国に現存する貴重な江戸時代の伝統工芸品
の製作技法なんです!


(おまけ)江戸切子と薩摩切子の違い

◎江戸切子
 1834年、江戸で始まる。
 素材は透明なガラスと色被硝子でも色を薄く被せたものとがある。
 カットは深く鮮明で正確であり仕上がりがはっきりとして華やか。

◎薩摩切子
 色被硝子を用いたカットガラス。
 色を厚く被せた素材で切子が半透明な淡い感じの仕上がり。
 幕末期薩摩藩で20年位の歴史の中でその後途絶え、
 現在あるものは復元的なものが中心。


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