ブログ引っ越しいたします

August 15 [Thu], 2019, 17:50
【重要】ヤプログ! サービス終了のお知らせ

長年にわたりご愛顧いただきましたヤプログ!ですが、
2020年1月31日(金)12:00をもちまして、
サービスの提供を終了させていただくことになりました。
今までヤプログ!をご利用いただいた皆様には、
心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
終了に際し、多大なご迷惑をおかけいたしますが、
何卒ご理解、ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。


以上、ヤプログ運営ブログより一部引用



という訳でかれこれ10年以上前からちまちま書き続けていたヤプログがなんと終了。
諸行無常ですね。

最近ほとんど更新していなかったけれどお引越しすることにいたしました。

移転先はライブドアです。 http://blog.livedoor.jp/kirin_orangedays/

読み返すとほとんど成宮さんに関する記事ばかりだなあ。
アツかったあの日々。
お元気ですか…?


サービスが完全に停止する2020年1月末までこちらは閲覧できます。
あーなんか切ないね。


湊かなえ「未来」

June 16 [Sun], 2019, 11:48
湊かなえ「未来」

「こんにちは、章子。わたしは20年後のあなたです」ある日、突然届いた一通の手紙。
送り主は未来の自分だという……。『告白』から10年、湊ワーールドの集大成!
待望の書き下ろし長編ミステリー!!



これも凄まじい本だった。
怒涛のごとく人の悪意が、哀しみが、すがるような結びつきが押し寄せる。
期せずしてこの本も虐待が根底にある作品だった。
読んでる間中、ずっと章子達が幸せになるようにと祈るように読んだ。
後半は読むのが止められずベッドの中に一気読みした。

SF?ファンタジー?かと思ったらそこはやはり湊かなえ。
しかしもう「イヤミス」の女王という範疇は超えている。
まさにまだまだ進化中の湊かなえの集大成。

読み終わった後、読書メーターやAmazonで感想見てみたら
意外と賛否両論だった。
出てくる人間が屑ばかりでありえないと。
そのほか細部の展開には疑問がある点は確かに否めない。
でもそれを超えるギリギリで痛いくらい切実な祈りが
章子達から発せられていて受け止めるのに必死だった。


「ハイテンション!」

章子達が叫ぶ。

カラ元気でもいい。
拳を突き上げて、彼女らを覆う黒い雲をつきやぶり生きていってほしい。



 

村田 沙耶香「地球星人」

June 16 [Sun], 2019, 10:14
村田 沙耶香「地球星人」

衝撃のラストにあなたの常識が破壊される!?
『コンビニ人間』をはるかに超えた、驚愕の芥川賞受賞第一作
なにがあってもいきのびること。
恋人と誓った魔法少女は、世界 = 人間工場と対峙する。


村田沙耶香さん本は「コンビニ人間」について2冊目。

ちょっと凄い本でした。
ラストが衝撃という触れ込みは聞いていたのだけどまさに衝撃。
思考停止な凄さがあった。

感想や書評はラストが印象に残る、というものが多いけど
そこまでに至る過程が大事なのであって、そこにも触れてほしい。
主人公のそうならざるを得なかった切実さと、
この著者がずっと叫んでいる「普通」への恐怖。
衝撃的なラストは救いなのかも、と思う。

虐待、先入観、常識、性差別、弱者と強者。
本線からはじかれてしまった人達の声なき叫び。

でも本線ってなに?
地球人って何?

冒頭から最後にいたるまで
主人公たちの慟哭がずっと淡々と細く強く、永遠に放たれている。

読む人にとっては辛いかもしれない。
「コンビニ人間」と近しいテーマを持っているが更にそれを超える怪作。傑作。
ラストの真の意味を理解するためにもいつか再読したい。


舞台 「ハムレット」(シェイクスピアものになんですがネタバレあり)

June 11 [Tue], 2019, 23:39
Bunkamura30周年記念
シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.6 「ハムレット」

[作]ウィリアム・シェイクスピア [翻訳]河合祥一郎
[演出]サイモン・ゴドウィン
[美術・衣裳]スートラ・ギルモア
[出演]岡田将生   黒木華

青柳翔  村上虹郎   竪山隼太
玉置孝匡   冨岡弘   町田マリー   薄平広樹   内田靖子  
永島敬三   穴田有里   遠山悠介   渡辺隼斗   秋本奈緒美  

福井貴一  山崎一   松雪泰子


2019.6.8(土)18:30
6.9(日)13:00
6.11(火)13:00  
森ノ宮ピロティホール



夏の夜の夢、十二夜といった明るいシェイクスピアは見てきたけど
がっつり真正面のハムレットを丸ごと見たのは実は初めてなのでした。

いやね、真面目な話、1回目見たときは
「さすがシェイクスピア。
 古典だけど時々とても胸に刺さる台詞がある。
 だけどハムレットの行動理念を全部理解するのは無理だなあ。
 結局オフィーリアはことは愛してたのか?愛してなかったのか?
 他も色々といまひとつわかりづらい。
 古典だから仕方ないかな」

なんて思ってた。

けど大千秋楽の今日、全身全霊で熱量凄まじく演じる岡田ハムレットを観ていたら
「ああ、そういうことか……」とわかったこともあり。
シェイクスピアの深淵に少し踏み入れられた気がした。

人一倍、純粋で、父を愛し、その父を愛す母を愛し
身分の隔てなく友を愛したハムレット。
そしてその純粋な故に、どうしても濁りを許すことができなかった。

有名な「尼寺へ行け!」も、
最初は「おいおい唐突だな。しかしオフィーリアかわいそうすぎだろ。」だったけど
あれは結婚というか男女のそういうこと自体に嫌気がさしてってことなのでしょうか。
それでもガートルードへの思慕はまだまだ募らせてるとこに
ハムレットの人間的な可愛さがありますが。

好きな台詞はガートルードのものが多い。
松雪さんの上手さなのか、ガートルードの台詞はどれも胸に刺さる。
弱気もの、汝の名は女
けれど、世の清濁も受け入れる強さも持っているのです。
そんな松雪さんのガートルードだった。

岡田将生くんのハムレットは優しげで頼りなげで泣き虫で激しくてまっすぐで美しかった。
けっして古典ではなく、そこに今、生きているハムレットだった。
いまある力を全て出し切って演じている岡田ハムレットに何度も涙した。

1幕。
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」
超有名な台詞。
ここで、一度死を覚悟して、
でもやっぱり…な岡田ハムレットの表情の変遷が凄かった。

そしてシェイクスピアの戯曲に
生きるか死ぬか、やっぱり死ぬの怖い!な心理が、ああ、今も昔も同じなんだなあ、と。


2幕。
ガートルードの寝室。
母を追い詰めるハムレット。
父の亡霊に鬼気迫った顔で語りかけるハムレット。

この岡田くんの顔が本当に憑りつかれているようだった。
すごかった。
ここで「父の亡霊」はどこまで本当なのか、と思う。

悪態をつきながらポローニアスの亡骸を引っ張っていくハムレット。
台詞とは裏腹に優しくポローニアスに触れ
泣きながらポローニアスを引っ張っていく岡田ハムレット。
「さあ、いこう、お前と一緒に。幕切れだ」
もう泣いた。泣いたよ。

あとホレイシオってとてもいい役ですね
ハムレットとホレイシオの熱い友情がもう涙涙。

「無常の風はいずれ吹く。今吹くなら、あとでは吹かぬ」
このくだりの台詞がとても好き。
というか3回目の観劇で「ああ!そういうことか」と。
シェイクスピアはどの台詞も含蓄がありすぎて
ぼーっとしてると、ポロポロ聞きこぼしてしまう。
いやーだからみんな何度も上演するんですね。

なんだかダラダラ書いてたらあまり熱が出てない文章になってきた。

とにかく古典古典してない演出がよく、舞台美術も1枚の絵画のように美しく。
(特にラストシーンの、4人がバタバタと倒れていく悲劇の場面。
 王室の壁に、人影や椅子やまるで影絵のように映り込んで静止画のように哀しくも美しかった)
音響もメリハリがあり、とてもよかった。

出演者は岡田将生くんが良かったのは言うまでもないが
黒木華さんのオフィーリアが可憐で、狂ってしまったあとは本当に涙涙。
松雪さんはやっぱり好き。あの体幹素晴らしい。
村上虹郎くんが短い出番ながら本当によかった。
舞台感があるのでしょうか。間の取り方が上手い?
板に立つ姿が本当によい。無駄な動きがない。そして声がよい。
ラストを締めるのはフォーティンブラスなのだけど、
本当に舞台を締める素晴らしい演技だった。迫力があった。


終演。
大千秋楽の森ノ宮ピロティホールは大歓声。ブラヴォー!拍手!
まさに鳴りやまぬ拍手。

そんな中、予想通り?泣いてる岡田将生くん。
隣の松雪さんと黒木さんから
「泣いてるー?」なんてニヤニヤ顔覗かれて
「いやいや泣いてないもん!」な感じで、ビシっと前向くけど
大歓声にやっぱり泣けてきちゃう、な岡田くん。
ステージ上も客席もそんなフニャフニャ泣いてる岡田くん見て
あったかーい空気。
ほほえましく笑いながら拍手してました。
カテコは5回くらいあったのかな。
出てくる度に落ち着きなく、いろんな表情見せてくれる岡田くん
(けど基本、半泣きか本泣き)
3回目くらい?で上手袖に引っ込むときに
黒木さんと肩組んで、というか黒木さんに支えながら
泣きながらヨロヨロと捌けてた。
そして客席は笑い、そして惜しみない拍手。
またキャスト登場。

な感じであったかーいカテコでした。
キャストの言葉はなかったけど、とてもよい舞台にカテコでした。

WOWOWでのオンエアも楽しみ。

舞台「キンキーブーツ」2019(ネタバレあり)

May 28 [Tue], 2019, 23:55

オリックス劇場
2019年5月19日(日)18:00
5月25日(土)18:00
5月26日(日)13:00
5月26日(日)18:00
5月28日(火)14:00


※公演は終わりましたが、ネタバレ満載です。
  閲覧ご注意ください。


今日無事に大千秋楽を迎えました。
お疲れ様でした。
おめでとうございます。

最っ高でした!!


初演の時は1回しか観てなくて。
でもその1回だけでもう衝撃で。
三浦春馬のまだまだ粗削りだけどスキルの高さと熱量と
何より圧倒的な華とオーラ!にやられてしまった。
あの華は天性。
手に入れようとしてもできないもの。

でもけっしてそれだけではない。
キンキーブーツに、ローラに憧れて、どうしてもどうしても演じてみたくて
稽古に稽古を重ねた結果。


という訳で再演が決まった時は興奮した。
またローラに会える!
今回は5回取ってみた。大阪だけ。
多すぎかな、初日見てから少し減らそうかな、と思ったけど
当然、全部みた。
ていうか足りない。
何回見てもキリのない、多幸感満載な舞台です。

初演の時より更に身体を作ってきた三浦春馬氏。
曲線を大事にした、しなやかな身体。脚がマジで綺麗!
でも格闘家のローラなので上半身の筋肉はそのまま。
どうやったらあんな身体を作られるんだろう。
役者ってすごいなあ。
もうとにかくローラが美しいの。貫禄さえある。
歌も初演の頃より上手くなっていて、
まだまだこれからも進化を見ていきたいと思った。

エンジェルスの皆さんも知らなかったら
女性かと思ってしまうほどの美しい身体。すごいなあ。


自分的忘備録的な好きなとこ。
(今回も映像化されない予感が、するので(出してくれー!)少しでも忘れないために)

雑に箇条書き。
(もちろんダンスナンバーは全部好きなのでそれは当然として。
 自分的マイナーな思い出書きに)

・SEX IS IN THE HEEL のエンジェルスの蹴るみたいな足の振りつけ

・ローレンのソロ。千秋楽は特に泣けた。
 恋する女のコの心理。あーわかる。わかる。
 ダメダメと思っても好きになったら止められないんだよね。
 そんでチャーリーがローレンに、林檎(?)を投げてくれたら
 もうわかりやすく元気になっちゃうの。わかるなー。

・NOT MY FATHER'S SON 泣ける曲。いい曲。
 (千秋楽は序盤歌詞を間違ってアドリブで作詞してた。聞いてて焦った。
  意味が多少つながってなかったけど何とか立て直し!)

・NOT MY FATHER'S SONの「だから夢に逃げ込んだ〜♪」の
 ローラ(サイモン)の走るみたいな腕の振り。あれ好き。
 自嘲するようなサイモンの表情がまた切ないんだよね。

・「ブーツを作ろう!」ってチャーリーとローラで肩を抱き合って見つめあって笑顔で去るとこ
 2人の心が通いあうシーン。(サイモンの笑いじわがよい)

・舌のまわらないローラ「わかっちゃっちゃ」

・なんといってもタンゴローラ!!!
 前髪ハラリに、黒と赤の細みストライプパンツに眩しい赤のタイトなロングブーツ。
 鞭をブーツからすっと出してきたとき、死ぬかと思ったね。ひー!好みすぐるううう。
 耽美の塊!
 そして余裕のあるセクシーな歌にダンス。
 ああ、私はムチになりたい。
 キンキーブーツの中で、頭の中の記憶を1つだけ映像化してくれるって言われたら
 なんといってもタンゴローラにします。

・ボクサーローラ。
 登場の紹介ダンスがたまらんんん。
重心低くして身体をななめってる、捻ってるダンス。
 これも色白に前髪ハラリが映えて
 もおおおおお。

・試合の前に「歯に口紅がついてるわよ、ダーリン」ってとこ。
 わらってはにかみ笑顔のローラが可愛い。

・試合終わってから
 ドン「なんで負けた?」
 ローラ 茶目っ気たっぷり。内緒話みたいに口元を隠して(手のひら見せて)「そうなの?!」

・ローラ「こんなのブレックファースト前よ」
 ドン「・・・朝飯前か?!」
 ローラ(あらいやだって感じで口元に手をやって軽やかに)「そうそう!」

・ボクサーローラが、ガウンのフードを被って
 ドンに「グッドラァァァァーク!」って巻き舌っぽく去るとこ
 (この被り方がセクシーにオシャレなの)

・二コラとチャーリーが喧嘩。
  二コラ 「誰のためにブーツを作ってるの?あのチャラチャラしたお友達?!」
  チャーリー「違うよ!昔から一緒だったろう?工場のみんなのためだよ!」的な。
 そこをドンが聞いてしまってるとこ。涙。

・チャーリーを励ますローレン。
 お父さんが亡くなった時のエピソードでまた涙。
・そのあとの工場でまた涙涙涙涙。たすけてー。

・HOLD ME IN YOUR HEART
 白いパーティードレスのローラ。
 歌いこむごとに上手くなっている。

・ミラノ。ローラ!
 もう女神か!!!
 貫禄さえ漂う神々しい美しさ!!
 「ありのままの他人を受け入れる」ローラ。
 今まで散々傷ついてきたんだろうなあ、でもなんて心が広いんだろうって涙涙。
 そして綺麗! 

・ミラノの最後
 ヤングチャーリーとヤングローラが登場。
 寄り添って見つめるチャーリーとローラ。
 それぞれパパの元にかけよって抱きしめられる。
 辛かったちっちゃいチャーリーとローラはもういないんだね。
 ハグする2人。涙涙。

・ラストはもう何で感動しているのかわからない、いつの間に泣いてることも。
  
などなどキリがないよー。


初演の時は、
うわー三浦春馬すげえええええ!綺麗!うまい!踊りまくって歌いまくってる!圧倒的なオーラ!
小池徹平も安定感のある歌声だなあ。うまいなあ

な感想がメインだったけど、今回見ていて本当によくできて、よいお話だなあと実感。
単なる派手なドラァグクイーンものじゃなかった。

「ありのままの他人を受け入れる」

というシンプルだけど、とても大事なメッセージを伝えようとしている舞台だった。
胸に刻んでいこうと思いました。


大千秋楽は、インスタライブでカテコでリアルタイム中継があった
終わったあとにスマホの画面録画で保存させていただきました。
便利な世の中になったもんじゃのう…。

インスタ中継の後も徹平春馬でカテコに出てきて
確か、ブロードウェイでキンキーブーツを見て、日本にこれを届けたくて。
たくさんの人の労力でここまで来れました。ありがとうございます、と春馬さん。

と、話してる2人の後ろをドン役の勝矢さんが無言でテクテクテク。
春馬くんが背後の気配に驚いて
「ひゃああ!」って両手挙げて素で驚いて、ジタバタしてた。
徹平君の方にびっくりしたー!って感じでよっていって
「クマが出たかと思った」
爆笑。
とてもとても可愛かった


な、感じの感想でした。
素敵な素敵な舞台でした。

自分の中の記憶をいかに凍結できないだろうか。
段々と薄れていってしまうのが哀しい。
DVD出ないかなあ
WOWOWでもよいよー。
ダメなら今回もライブCDだけでも出してほしい。


2月に観た「罪と罰」の感想下書きで終わってたな
また続き書こう。
あれも見ごたえのある舞台でした。
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