「雛人形で彩る陶磁器会館」

February 23 [Tue], 2016, 9:42
2月19日に、名古屋市蓬左文庫の開館80周年記念展示「コレクションが語る蓬左文庫のあゆみ」を観にいった。そのとき徳川美術館では開館80周年記念展示「尾張徳川家の雛まつり」をやっていた。その片隅で「文化のみちスタンプラリー」というフライヤーを目にした。名古屋陶磁器会館では企画展「雛人形で彩る陶磁器会館」が、文化のみち二葉館では「川上貞奴の手書き雛の羽織と雛人形」展が開催中とのことだった。
 名古屋城から徳川園に至るエリアには、江戸から明治、大正へと続く名古屋の近代化の歩みを伝える貴重な歴史遺産が多く残されているということで、「文化のみち」と名付けて活用をすすめているということだ。
 雛人形に興味があるわけでもなかったし、スタンプを集めようとは思わなかったが、徳川美術館に置いてあった名古屋陶磁器会館のフライヤーに「あおい金陵M」を発見したこともあって、名古屋陶磁器会館から文化のみち二葉館へと巡ってみることにした。
 名古屋陶磁器会館は昭和7年に建築された国登録有形文化財で、名古屋市重要景観建造物である。映画やドラマ、雑誌の撮影場所としても活用されているとか。その玄関脇に置かれた看板の「あおい金陵M」が出迎えてくれた。



企画展「雛人形で彩る陶磁器会館」は、2月5日(金)〜3月4日(金)まで、土日祝は休館(会期中の日曜日は12時〜16時開館)とのこと。金曜日だったのはラッキーだった。フライヤーには2種類あった。「縦組み版」「横組み版」ということにしよう。




●フライヤー「縦組み版」
企画展のタイトルに「あおい金陵M」が縦組みで使われている。



会場に入ると、陶磁器製の雛人形が並んでいた。中外陶園・薬師窯(瀬戸市)の陶磁器製の雛人形である。また、TK名古屋人形製陶(瀬戸市)の陶磁器製の雛人形は、日本で唯一製造されているレース人形で、男雛の纓と女雛の後ろのリボン部分がレースになっている。
 瀬戸製の雛人形のほか、「名古屋絵付け」を施した名古屋オリジナルの立雛なども展示されていた。なごや凸盛隊・安藤栄子さんの絵付け「凸盛り春盛りお雛様」など、白磁に様々な絵付け技法を施した作品もあった。

●フライヤー「横組み版」
企画展のタイトルに「あおい金陵M」が縦組みで使われている。



 企画展会期中の日曜日には、「お雛様ワークショップ」が開催されている。2月7日と14日には文化庁芸術振興費補助金(文化遺産を活かした地域活性化事業)として名古屋陶磁の技を伝える「転写絵付け体験」が開催されたそうだ。
 7日は「白磁の立雛に転写紙を使って着飾ってみよう」、14日は「白磁の小物入れに転写紙を使って飾り付けよう」ということで、いろんな柄の転写紙を自由に組み合わせてオリジナル作品を作るというもの(焼成して完成となる)。講師は、なごや凸盛隊の安藤栄子さんと杉山ひとみさん。
 陶磁器以外の「お雛様ワークショップ」として、「アイシングクッキー作り体験」や「こども能楽教室+ひなまつり工作」などが企画されているとのこと。

展示会場にもうひとつのフライヤーが置いてあった。2月27日(土)に開催予定の「名古屋絵付け〜現在・過去・未来〜」のフライヤーである。これを「絵付け版」ということにしよう。

●フライヤー「絵付け版」
このタイトルにも「あおい金陵M」が縦組みで使われている。




なごや凸盛隊・杉山ひとみさんのコーディネーションで、基調講演&シンポジウム「地域の文化遺産を活かすには……」のほか、職人・高木はるゑ氏による「凸盛り竜」の実演、凸盛りを中心とした作品展示があるそうだ。



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