千字文断章「臨泉」(2016年1月)

January 18 [Mon], 2016, 21:38
新年初めは、日本でつくられた書体「臨泉」にしました。資料としたのは、御家流臨泉堂(生没年不詳)書による『御家千字文』(1814年、江戸書林)です。御家流とは中国から伝来した真書(楷書)・行書・草書とはことなる日本固有の書体です。御家流のもっとも大きな特徴は、Sを横に寝かせたようなうねりをもっていることです。
徳川幕府は早くからこの御家流を幕府制定の公用書体とし、高札や制札、公文書にもちいるように定め、さらに寺子屋の手本としても多く採用されたことで大衆化して浸透したそうです。
このような書写系の書体は、意臨ができなければ難しいのですが、まだ形臨のレベルなので、字体は原資料のままということにしました。



背景の写真は、日本の姫路城です。







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欣喜堂は活字書体設計をおこなっている会社です。日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史にはぐくまれた活字書体の開発をめざしています。
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