「黄道十二宮」に因んで

July 28 [Mon], 2014, 8:44
欧字書体にはすでに豊かな活字書体群があるが、和字書体、漢字書体と組み合わせて使用するためには同じように再生する必要がある。そこで、やはりヨーロッパの書物に取材して、これから12書体を制作することにした。
 これを西洋占星術の『黄道十二宮(The signs of the zodiac)』から「欧字書体十二宮」とした。
 獣帯(zodiac)とは、天球上の黄道を中心とした、惑星が運行する帯状の領域をさす。宮(sign)とは、西洋占星術において獣帯を12等分して得られた区画であって星座そのものではないが、12星座の名称がつけられている。
 とくに西洋占星術とは関係があるわけでも興味があるわけでもないが、星座の名前が12書体とぴったりきたので、「欧字書体十二宮」と呼ぶことにした。


( 暫定版 2016年2月15日更新)


ヴェネチアン・ローマン体
K.E.Aries (資料:『博物誌』(1472年)より)

イタリック体
K.E.Libra (資料:『Vita sfortiae』(1539年) より)

オールド・ローマン体(イタリア・フランス)
K.E.Taurus (資料:『ミラノ君主ヴィスコンティ家列伝』(1549年)より)

オールド・ローマン体(オランダ・イギリス)
K.E.Gemini (資料:『The Diary of Lady Willoughby』(1844年)より)

スクリプト体
K.E.Scorpio (資料:『活字書体見本帳』(フライ・アンド・スティール活字鋳造所、1795年)より)

トランジショナル・ローマン体
K.E.Cancer (資料:『田園詩と農事詩』(1757年)より)

モダン・ローマン体
K.E.Leo (資料:『チメリオ・ティポグラフィコ』(1990年 復刻版)より)

20世紀ローマン体
K.E.Virgo (資料:『アメリカ活字鋳造会社活字書体見本帳』(1906年)所収の組み見本より)

スラブ・セリフ体
K.E.Pisces (資料:『印刷活字総合見本帳』(ファン・ストリート活字鋳造所、1857年)より)

サン・セリフ体(19世紀)
K.E.Sagittarius (資料:『Neue Grafik』(1958年)より)

サン・セリフ体(ヒューマニスト)
K.E.Capricornus (資料:『ザ・フローラン』(1930年)より)

サン・セリフ体(ジオメトリック)
K.E.Aquarius (資料:『フツーラ書体見本帳』(バウワー活字鋳造所、1927年)より)

ブラック・レター体
K.E.Ophiuchus (資料:『42行聖書』(1455年)より)
  • URL:https://yaplog.jp/kinkido/archive/51
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:欣喜堂
読者になる
欣喜堂は活字書体設計をおこなっている会社です。日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史にはぐくまれた活字書体の開発をめざしています。
2014年07月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
https://yaplog.jp/kinkido/index1_0.rdf