「奈良 西大寺展」のグラフィック

December 06 [Wed], 2017, 12:33
「創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」は、西大寺の創建1250年を記念し、東京展、大阪展、山口展を巡回して開催され、西大寺の所蔵する彫刻、絵画、工芸、古文書などの国宝、重要文化財を含む名宝が公開された。

 東京展:2017年4月15日(土)〜6月11日(日) 三井記念美術館
 大阪展:2017年7月29日(土)〜9月24日(日) あべのハルカス美術館
 山口展:2017年10月20日(金)〜12月10日(日) 山口県立美術館

東京展の期間内にはこの展覧会があることすら知らなかった。初めて知ったのは、大阪展のフライヤーに「ひさなが志安M」が使われているとの情報が届いた時だ。「創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」というタイトルだけとはいえ、「ひさなが志安M」が実際に使われているのを見るのは初めてだったので素直にうれしかった。




それでは山口展のフライヤーはどうだろうかと山口県立美術館のウェブサイトを覗いてみたら、フライヤーのPDFが置いてあった。フライヤーのなかに「ひさなが志安M」は見当たらなかった。タイトルは分断されているが、いわゆる描き文字(レタリング)だった。少しポップな感じがする。
東京展はすでに終了しているが、三井記念美術館のウェブサイトの「過去の展覧会一覧」のページに画像が残されていた。明朝体を加工して使っている。もちろん「ひさなが志安M」はない。
東京・大阪・山口各会場独自の展示構成とはいえ、西大寺所蔵の名宝であることには違いない。フライヤーはどれも仏像をモチーフにして、タイトルの文字を重ねているが、まったく違う表情を見せている。タイトルの書体の違いによって、異なる展覧会のようになるのが面白い。それぞれの意図があるのだろう。
ふと、西岡たかしの「大阪弁」という歌を思い出した。少しもじってみた。(個人の感想です)

あのねェ ボクねェ やっぱりねェ
大阪のんが好きでんねん
(元歌は、大阪ちゅうのが好きでんねん)

  • URL:https://yaplog.jp/kinkido/archive/128
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:欣喜堂
読者になる
欣喜堂は活字書体設計をおこなっている会社です。日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史にはぐくまれた活字書体の開発をめざしています。
2017年12月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
https://yaplog.jp/kinkido/index1_0.rdf