RENT The Broadway tour@赤坂ACTシアター

2009年08月15日(土) 20時06分


RENT The Broadway tour
赤坂ACTシアター

作詞・作曲・脚本/ ジョナサン・ラーソン
演出/マイケル・グライフ
振付/マーリス・ヤービィ


ふらふらと東京に遊びに行ってました。
目的はこの舞台を観る事もあり。
「RENT」の来日舞台版は2年前に大阪で観たんですけど
→そん時の感想はこちら
http://yaplog.jp/kazupon/archive/605

今回、なななんと"RENT"初演時のオリジナルキャスト、
そして映画版でも同じ役を演じていたロジャー役の
アダム・パスカルとマーク役のアンソニーラップが
来日公演に出演とのこと。




これはすごい!2年前に
ブロードウェイで少しだけ復活公演してたみたいですが、
まさか日本に来るとは・・そして大阪公演はもちろんナシ!(笑)
という事でエイヤって行ってしまいました。
多分2度とこんなチャンスないでしょうし。

RENTはおそおそで映画で知ったクチなんですが、実は映画観た最初の
印象は曲が今となっては80年代をまだ引きずった
90年頭の音でそんなにいいなって思わなかったんです。
勿論あの"Seasons Of Love"は別格にいい曲だと思いましたけど。
でも映画のサントラやブロードウェイ版のサントラをiPodに入れて
日々聴くうちにどんどん好きになっていきましたね。まぁ
中には今でもダサイなぁと思う曲もあるんですが・・。

例のあの普段着みたいな衣装で、舞台上にまず現れる
アダム・パスカルとアンソニー・ラップ。会場のリスペクトを
込めた拍手でイッキに盛り上がります。
しょぱなの派手なナンバー"RENT"が始まると、
歌声は当たり前ですがさんざん聴いてきたあの声!いやー
ほんと感激でガクガクです。特にアダム・パスカルは未だに
若々しくて、歌めちゃくちゃ存在感ある人だってのは
生で観てよけいその印象を強くしました。

ツアー版とはいえ、他のキャストも今回は豪華で
RENT観た方ならわかると思いますが、第2幕最初に
一列に並んで歌われる名曲"Seasons Of Love"の
途中と最後のゴスペルっぽいソウルフルなソロを聴かせる
シンガーは、初演時、つまり舞台版オリジナルCDと同じグウェン・
スチュワート!
そしてエンジェルとコリンズはブロードウェイ最終
公演と同じキャストでした。豪華です。
個人的には主演二人は当然ながら、ミミ役のレキシー・
ローソンもかなり良かった。

サントラはここ数年ずーっとお気に入りで聴いてますし、
12年ものロングランで続いた"RENT"ブロードウェイ
最終日公演が昨年あって、その公演を収めたDVD
「レント ライヴ・オン・ブロードウェイ」
発売されたばかりで前日に観て行ったんで、
今回も字幕のプレート
をほぼ観ないで舞台上だけを見つめてました。

RENTって歌詞は英語力ダメダメな自分でも判りやすい
言葉で作られたものが多く、今回舞台を観てて改めて
思ったのは、アンサンブルで曲を交錯させたりする
部分の美しさ。曲だけではなくて物語の中での
メッセージや歌詞がどーんと心にくるようなアレンジが
されていること。
HIVで親しい友達がどんどん死んでいくのが
深刻だった時代(今よりも得体の知れなさ、
救いのなさや恐怖があったと思う)
の気持ちがいろんな曲にちりばめられてて、
死にゆくものの恐怖やさみしさなどは特に伝わってくる
ものになってると思いました。

東京はお客さんのノリがライブでも違うなーと思う時が
あるんですけど、前回、大阪で観た時は二幕の"Seasons Of Love"
は観客総立ちになって知ってる人はみんな合唱してたんですけど、
あーそんなのやらないんだなぁこっちはって感じでした。
日によってなんでしょうけどね。

この日、全然知らなかったんですけど終演後にアダム・パスカルと
アンサンブルの一人で日本人で初めてキャスティングされた
高良結香さんのトークショーがありました。

とにかく特に二人とも言ってたのは日本の観客は
「Quiet」(静か)だってこと。「What's Happen?」
って最初戸惑ったけど、でもそれは日本人がプレイヤーに
対してリスペクトしているのを理解しています!と
上手いフォローをしてはりました。アメリカ人は「Selfish」
つまり自分勝手な人多いしデジカメとか映像撮るようなヤツ
もいっぱいいるし・・とアダム氏。
数日前公演中に大きな地震が来て、舞台裏は大騒ぎだったそう。
ここ数日地震多いからそれで日本キライにならなければいい
ですけどねー。
ご存じ?の通り、舞台を初演する初日の前日に楽曲、いや
RENTそのものをすべて手がけたジョナサン・ラーソンが急死。
初演のときはその悲しみややりきれなさみたいなものを舞台に
ぶつけていて、12年経った今、同じ役をやるのはある意味
そういうのが無い分、楽でもあり、
逆に新鮮な瞬間というのが何度もあると。
というような貴重なエピソードも聴けました。
高良さんはNYでRENTが好きでいつもブレイクスルー(下記)
並んでたけど外れて一番後ろで立って観てたそう。
その舞台に自分がいるのがすごくうれしい!
といわれてました。

実は開演前に赤坂サカス内のACTシアターのすぐそばの
カフェのテラスでいい気分でシャンパンなどを飲んでたんですけど、
アダム・パスカルがスタスタと横をフツーに通り過ぎて
いったみたい。っぼうってしてました。
追いかけてサイン貰ったら・・いや公演直前
だったからイカンですやはり。

公演は月末まで。
ジョナサン・ラーソンの意思をついで、
RENTは初演時から学生さんなど、お金がなくても舞台が観たい
人のために最前列と2列目を「ブレイクスルーチケット」として
当日抽選で安い料金で販売してます。本公演は6000円と
やや高めだけどそれでも定価の半額なので、チャレンジして
みてもいいかも。競争率むちゃくちゃ高いらしいですが・・。

RENT Broadway Tour 2009 Japan cast

Adam Pascal /Roger
Anthony Rapp / Mark
Michel Mcelroy / Tom Collins
Justin Johnston/ Angel
Lrexi Lawson/ Mimi
Jacques C. Smith / Bennie
NIcolette Hart / Maureen
Haneefah Wood/ Joanne
高良結香/Alexi Darling他
Gwen Stewart/"Seasons of Love" Soloist他



RENT Broadway Tour Japan official

http://www.tbs.co.jp/act/event/rent2009/


RENT official site

http://www.siteforrent.com/

この"Without you"の歌詞いいなぁと思う。せつないけど。

Without you, the ground thaws,
the rain falls, the grass grows.
Without you, the seeds root,
the flowers bloom, the children play.
The stars gleam, the poets dream,
the eagles fly, without you.
The earth turns, the sun burns,
but I die, without you.

Without you, the stars roar the breeze warms,
the girl smiles, the cloud moves.
Without you, the tides change,
the boys run, the oceans crash.
The crowds roar, the days soar,
the babies cry, without you.
The moon glows, the river flows,
but I die, without you.


ディア・ドクター

2009年08月14日(金) 23時46分


うわーしばらくほったらかしててすいません!
なんだかんだで更新できなくて・・。前記事から1ケ月経ってる。
もはやスッカリ忘れられてしまってそうですが。
映画は結構観ているんですけどね、でも例年通り
夏はハリポタとかGIジョーとか、ボルトとか娯楽作
ばっかり観てるかも・・。
感想は徐々に書いていこうかなと思っておりますが
まず娯楽度の薄い映画から・・。

この映画は、先日遅まきながら久しぶりにハシゴ。
「色即ぜねれいしょん」と続けて観ました。
どちらも気に入って比べるようなタイプの映画じゃないけど、
映画の濃密度は先に観たこちらのほうがかなり上かな
と感じましたね。

老人しかいないような過疎な田舎の村に一人しかいない
医者の伊野(笑福亭鶴瓶)が急に行方不明になった。
物語は研修医として彼に仕えていた青年(瑛太)
が赴任する日から回想されていく・・。

西川美和監督は「蛇イチゴ」は未見、そして
前作「ゆれる」は評判に反してあまり好きな
映画ではなかったんです。なんというか、男性のイカン部分を
ナナメから見透かされているような、気ぐるしくなるような作品で、
自分が男性なんで端的にその視点がイヤだったのかもと
思ってます。映画は確かに良く出来ていましたからねー。

「ゆれる」はオダギリ・ジョー主演、今回主演はなんと鶴瓶師匠!
鶴瓶が役者として映画に出ているのものだと、
マラソンのコーチ役で出ていた昨年の「奈緒子」が
記憶に新しいんですが、あの映画は鶴瓶師匠は鶴瓶師匠でしかなく、
しかも役にハマる事が可能な人なんだなぁって意外?
な印象を持ってました。
子供の頃からでラジオDJとかやられてた時から
知ってるだけに自分の中でも固定イメージも大きい人ですし。
師匠アフロヘアーでしたもん昔。そうそう、今と違って
テレビに出ると何故か今の竹山みたいに結構キレキャラやって
たんですよね。

今回も、鶴瓶師匠のまんまでいける役でありながら、
映画の主人公として完全に成り立っている。というか
観ててすごい!と思ってしまった。
ひょっとしたら「戦メリ」の時のたけしみたいに
鶴瓶さんの芸能人人生の中でもエポック的な映画になって
いるのでは?と思えるくらいの存在感がありました。
いやー主演男優賞とか取るんじゃないでしょうかね。
でもいたってふだんの鶴瓶師匠なんですよね。ていったら
ご本人は怒るかもしれませんが・・。

説明的な映画が多い昨今、西川監督は観客に想像の余地
をかなり与える映画作りが上手い人なんだと思う。
この映画でも「なぜどうして?」っていう部分が結構あるけど
それを展開上説明しちゃうところもあれば、そのまま投げ
っぱなしにわざとしていたりする部分もあったり。

映画は主人公の偽りにめぐる騒動なんだけど、決してそこを
解明していくようなサスペンス映画ではなく、誰にでも
あるような自分のやっている事に対する本気度ってどうなんだ
ろう?って考えさせられる作品でした。
劇中、瑛太に実は告白をしている場面が印象的。
「次から次へと来るタマがくるから打ち返してしまう・・」
というようなセリフは人生の中で多くの人には身に覚えのある
部分だと思います。

「ゆれる」もあまり明るくない田舎が舞台になってましたけど、
本作もしかり。
タイプは違うけど、「松ケ根乱射事件」などの山下敦弘監督
とこの西川監督はこんな草食系男子なんて言葉が出る時代に
なんというか「昭和」の日本映画の匂いがする映画を
作る人たちだなぁという印象を勝手に持ってます。

「ゆれる」の時には口に出さない、セリフに
出さない「優しさ」みたいなものが映画の戸棚の奥の
一番判りにくいところに潜んでいる映画だなーって思いましたけど。
今回もそれはすごく感じました。いや、今回はもうちょと
手前、トビラ開けてちょっと探したくらいのところに
ある感じかな?そこのメンタルな部分はホントに微妙な
描き方にしていて、観客の判断任せってところがいいですね!

あ、井川遥さん、さらにキレイになってはりますねぇ。

kazuponの感想ー★★★1/2


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感想はネタバレ確実にしてますのでご注意を!
たまにdrummerもやってます。
コメント&TB大歓迎ですが、
最近忙しくTBはマトモにお返し出来ず申し訳ありません。

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