Zappa Plays Zappa@Zepp Osaka

2008年01月22日(火) 1時50分


Zappa Plays Zappa
featuring Steve Vai , Ray White
大阪公演:Zepp Osaka

zpz official site

http://www.zappaplayszappa.com/

いやー感涙モノのライブでした。
故フランク・ザッパの長男、Dweezil(ドゥイージル)が
ギタリストとして亡き父の残した超絶的な楽曲を再現する
ツアー。なんと日本にも回ってきてくれました。
多分フランクのいないZappa Bandなんて
物足らないだろうなって想像してましたが
なんのなんの!

ザッパの曲はこんな風にライブで聴こえるのか
というのがホントに始めて体験できた感じ。
やっぱり凄かった。
マトモなカヴァーバンドも見た事なかったので
一時ホントにハマってすごく聴きこんだ楽曲が
次から次へと出てくる度にもう嬉しくって仕方
ありません。涙出てきましたもん。



「ゼップでザッパプレイズザッパ」なんて早口言葉
っぽくなってしまうゼップが会場でしたが
大阪は残念な事に二階席はほぼ空席。
ザッパな公演ある事はあまり知られてなかった
感じだっから、チケット売れてないんね。
空席が死ぬほど勿体無いと思ったライブでした。
「本人いないからまぁいいかぁ」なんてスルーした
ザッパ好きだったアナタ!良かったですよ
いやほんとに。

ザッパ好きなバンド仲間のAさんにチケット取って貰ってたので
どーんと最前列ど真ん中あたりでございました。
ありがとございます。幸せです。
バンドの演奏とザッパの作った曲が素晴らしすぎて
死にそうでした。
あっこの記事ザッパご存知ないと訳分からないと
思いますが(苦笑)気にせず続けます・・。



バンドは息子Dweezil Zappa(Guitar,Vo)
をメインに、サイドギター、ベース、ドラム
にキーボード兼トランペットと
アルトからフルートまでのサックス全てと
キーボードと歌までこなすマルチな女性、
そしてなんつってもマリンバを含む超技巧の
パーカッショニスト!の7人+ゲスト二人
特にマリンバがないとマトモに
ザッパの曲は再現出来ないんですよ。
よくぞあれだけの機材持ってきてくれたもんです。
フランクが現役の頃とほぼ同じ編成。

そしてバンド一緒に現れたのはレイ・ホワイト!
そう歴代ザッパバンドには黒人のヴォーカリストが
大抵いたんですけど、その中でも一番お気に入りの人。
もちろんライブビデオでしか見た事無かったけど
あのフランクの横で歌ってたあの方が
目と鼻の先に立ってます!いやーテンション上がりまくり。

ゼップでは珍しいイス席ありのライブだったので
バンド登場ではまだ観客もおとなしい感じだったけど、
昔フランクがよくやってたようにドゥイージルが指揮
してへろへろへろー♪ジャーン!って
インプロっぽい音遊びの後、1曲目に
繰り出されたスネアの連打はおぉ!
"One Size Fitz All"の名曲
"Florentin Pogen"!
あぁ、生ザッパだ!とイントロでどっひゃー!って
外人客も多くて会場ここでイッキに歓喜ムードに。
そうこれは紛れもなくザッパのバンドなのだ。
夢にまで観たザッパのライブにいまいる!

いやいや、音源だけでしか聴いた事の無かったザッパの
ナンバーは生で聴くとほんと素晴らしい。
レイ・ホワイトの声、ぜんぜん変わってない!
もんのすごい声量でニコニコしてて凄くイイ人っぽい。
その後もCheepnis〜Magic Fingers〜
Carolina Hardcore Ecstacy
と続けてコーラスのハモリが要の70年代中盤の頃の曲を
多くやってくれました。

ライブで注目すべきはサックスとキーボードの紅一点
シーラ・ゴンザレス。
ザッパ生きてた頃は殆ど女性はメンバーにいなかったけど、
楽器かなりマルチでしかも歌える彼女、
ドゥイージルを筆頭に比較的マジメそうに演奏を
こなすバンドの中で一人ノリノリでライブの要になってました。
レイ・ホワイトとのハモリが絶妙・・ハモリといっても途中で
展開がコロコロ変わるザッパの難曲の中でのコーラスパートは
彼女あっての完成度だったなー。
3時間近いライブで、途中えっ?こんなんやるの?
ってほぼインプロビゼーションの"Duprees Paradise"なんて
驚きの選曲もありました。

中盤は泣ける演出があって、"Cosmic Debris"では
多分74年頃のスタジオライブのザッパ本人の映像がスクリーンに。
バンドは生、ヴォーカルとギターバッキングは
スクリーン上のフランクがやっているという趣向。
これが完璧にハマってて、ファンには堪りません。
ナタリー・コールが「Unfogettable」で故ナトキング・コールと
競演したのに近い手法ですね。

1時間経過したのちにもう一人のゲスト、スティーヴ・ヴァイが
登場して"Andy" ユニゾンがやはりカッコイイ。
ヴァイはゲストだったけど、ソロの曲はやったりせず、あくまで
かつてのザッパのスタントギターの役割としての
プレイを弾いてる感じでした。
めちゃくちゃ好きな曲"Filthy Habits"もヴァイと息子の
ツインギターで聴けて幸せでした。
ザッパ門下生だったヴァイも"Montana"の時には
感慨深げにスクリーン上のザッパが弾くソロを見つめてる
のが印象的だったな。

フランク・ザッパの存命中のライブは
ツアー出るまでにリハ半年。
100曲以上も演奏出来るようになってから
ライブに臨んだそうです。だもんで3時間近いライブの
演奏曲はの多くは日替わり。
しかも変拍子、超絶ユニゾンあり、歌あり、ネタコントみたいな
のあり、なんでもありだったのでバンドはよほどな人じゃないと
ムリなんですよね。
親父がやってたように、フルライブ全曲曲間ナシで
つなげて演奏!ってのはさすがにやってなかったなー。

ラストはレイ・ホワイトのメガトンヴォーカルがかっこいい
"City Of Tiny Lites"(涙)と"illinois Enemma Bandit"
いやーイリノイなんてアルバム「イン・ニューヨーク」でレイが
歌ってるあのまんまだったんでホント感激しました。

アンコールはえっこれをバンドで??っていう
シンクラヴィア用の曲だった「G-Spot Tornade」
とマフィンマン!
勿論演奏後は観客は総立ちとなりました。

ドウィージルめっちゃいい人で、終わってから全員ハケても
ゼップのステージの前に来て握手に応じる・・多分
希望者全員に握手してたんじゃないかなぁ。
前にいたのでちゃっかりピック貰ってしまいました^^

前にここに書いた事あるけど、昔、ロスに余興ライブに
行った時にドウィージルと弟のアーメットがやってる
バンドのライブを見にいって、写真一緒に撮ってもらった
事がありました。
その頃とあんまり変わってなくて、父親譲りのほりの深い男前は
健在でしたね!



ライブは1.22 (火) ZEPP TOKYO
1.23 (水) YOKOHAMA BLITZ のあと2公演ありますので
関東のザッパファンの方は次あるかどうか判りませんから
絶対観に行くべしです!
果たして親父みたいにがらっとセットリスト変えてくるのか?
今から観られる方が既にうらやましいです。

japan tour info (Smash)

http://smash-jpn.com/band/2008/01_zappa/index

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

2008年01月20日(日) 11時58分


ティム・バートンの映画はどんな世界を描いていても
いつも小さな箱庭の中を覗いているような気になります。
この映画もロンドンが舞台で有名なお芝居が原作だけど、
全てがバートンが作った小さな模型の箱の中の
出来事のよう。
昔のゴシックホラー映画が大好きだったという
バートンの為にあったような題材だったんで、
想像したのに近い仕上がりでした。
ベースになってる物語がかなり薄味だからか、
鮮血の飛び散る残酷場面が多い映画なんですけど、
意外にすんなり観れる作品。
時にはそんな残酷場面でも
ハっとするくらい美しいシーンがありました。

19世紀のロンドン。
フリート街で理髪店を営むバーカー(ジョニー・デップ)
は美しい妻と生まれたばかりの娘と幸せな日々。
その妻に目をつけたターピン判事(アラン・リックマン)
の策略により、無実の罪でバーカーは投獄の身に。
十数年後バーカーはスゥイニー・トッドと名乗って
街に戻ってきた。
元理髪店の1階でロンドン一まずいパイ店を営む
ミセスラベット(ヘレナ・ボナム・カーター)
によれば、妻はターピンに騙され
毒を飲み、娘は彼の家に捉われているという。
ただ復讐を遂げるために、再び
理髪師として復活を遂げるのだった。

いやー、超満員でした。いつも同じシネコンで
観てるから初日のお客さんの入りでだいたいヒットする
かどうか判るんですけど、これも大ヒットでしょう。
主演=ジョニー・デップでお客さんがドンと来る時代に
ホントになりました。
いま一番旬の俳優なんでしょうね。

あまり大きくミュージカルって宣伝されてないから、
冒頭でイキナリ歌始まるので、観客が最初は結構戸惑ってる
印象を受けました。
個人的にはこのソンドハイムの楽曲、重厚で
ストーリーを語る上での歌がメインなんですけど、
コレ!ってガツンと来る曲が無かったなー。
好みの問題なんでしょうけど。

自分にとってバートン=ダニー・エルフマンなんで
どうもあの独特のサウンドが鳴らないとちょっと
寂しくなってしまいます。

理髪師がドンドン殺し、そのまま死体を下に落としたら
パイの原料になる・・。なんと効率のいいビジネスでしょう。
って内容は昔ならまんま「悪魔の理髪師」って
タイトルがつきそうなゴシックホラー映画と、HGルイス
あたりのスプラッタの要素が混ざったような内容。
それらがシェフ・バートンの手にかかると、音楽をふりかけて
豪華に完成された料理に変貌していきます。
わざと色を退色させた画面に飛び散る真赤な鮮血
が映画の印象として強く残る。
次々と人を殺していく場面では、映画ならではの
軽快なテンポ。

いつもバートンの世界って箱庭だなーって思うんですけど、
特にジョニー・デップと組んだ「シザーハンズ」
「エドウッド」「スリーピーホロウ」「チャリチョコ」
「コープスブライド」ってその要素強い気がします。
本作を含めた6作品って何故か共通した箱庭感を
感じるんですよね。どこか非現実な空想の狭い世界の
出来事というか・・・。

ジョニーはどんな映画に出ても七変化で完璧なのは
判ってるんですけど、ミセス・ラベットは
ヘレナ・ボナム・カーターの為にあったんじゃ?
って思うくらいハマリ役。バートンと彼女は
多分ゴス系の同胞?みたいな二人なので
いい相乗効果が出ているんでしょうね。
元妻のリサ・マリーの時はムリヤリ役与えてたのか、
なんか一人浮いてる感じだったし。

17年前現代のどこか現実じゃない街で
ハサミを軽快にチョキチョキやっていたシザーハンズが
今度はカミソリを持って軽快に人を・・ったら
ゴールデングローブ賞ですよ。
なんだか感慨深いモノがありますねー。

昔からバートン映画は大好きで、これも
トーンは相変わらずでめちゃくちゃ満足したんですけど
なんとなく最近のバートン、実生活が幸せなのか
やや作品がそつなくまとまって
職人っぽくなってきてる気もして、
ちょっと寂しい気もしてます。

kazuponの感想ー★★★1/2


official site

http://www.sweeneytoddmovie.com/

日本公式

http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/

ONCE ダブリンの街角で

2008年01月15日(火) 23時25分


昨年の映画ベストの記事を沢山拝見した中で、一番気になった
作品でした。調べたら今週のみ梅田ガーデンシネマで再上映。
再映はプロジェクターでの上映で迷ったけど、たまたま
お手伝いしてるバンドのライブのリハ前に時間出来たんで、
出番前にテンション上げてこうと(笑)
おジャマな楽器(スネア)抱えてギリギリで劇場入ると
休日とはいえ満員で驚き。端っこの席開いててラッキーでした。
でも行って良かった。去年観てたら自分も間違いなく
ベストに入れてたと思います。
ものすごく低予算な映画なのはすぐ判るんですけど、
(調べたら2000万くらいとのこと。素晴らしい)
自分みたいな音楽映画好きにはたまらない作品でしたね。
曲そのものに魅力が無いともちろん成立しない映画ですけど、
手持ちカメラ多用、やや不器用めなドキュメンタリータッチ
なのに、静かに歌が物語を紡いでいく魅力的な作品でした。
エンドロールは主役二人の役名が"Guy""Girl"。
そう、ちょっとせつない大人のボーイ・ミーツ・ガールな物語。

ダブリンの夜のストリートでで歌う男(グレン・ハンザード)
の歌をいい曲と言ってくれた女の子(マルケタ・イルグロヴァ)
は男の仕事が掃除機の修理だと知ると、次の日壊れた掃除機を
転がしてやってきた。
彼女はチェコからダブリンに来ているらしく、父の影響で
音楽の経験があると言う。
高くてピアノが買えないからと昼休みによくピアノを弾かせて
貰ってる楽器店で男の曲をセッションしてみる。
その日から彼女に惹かれ始める男。

出会いの夜のストリートで歌う場面も良かったけど
初めて楽器屋で二人でセッションする場面が自分には鳥肌モノ。
うわーめちゃくちゃいい場面です。
名前も知らない二人なのに、音楽の鼓動が徐々に溶け合っていく。
こういう瞬間って確かにあると思う。
場所が殺風景な楽器屋の一角ってのが堪りません。
今まで見たどんな音楽映画にもなかった素敵な場面だったなー。
ハリウッドだったらここで徐々に人が集まってきて拍手喝采に
なるんでしょうが、
そういうベタな展開には絶対にならないのがこの作品の魅力。

主演のグレン・ハンサードのバンド「フレイムス」ほとんど詳しくなくて、
初めてに近い形で歌を聴きました。ややガンガン歌うタイプなので
めちゃくちゃ好み!ってわけじゃないけど、メロディラインが
綺麗で印象的な曲が多かったな。
ダブリンというとU2よりも先に映画「コミットメンツ」を未だに
思い出してしまう自分ですが、彼はあの映画のバンドのギター役で
出てたとんのこと。ギターはぜんぜん覚えがない。
あれも大好きな音楽映画なんで久々に観直したいです。
ダブリンは今プチバブルみたいな感じらしいですね。

監督は元フレイムスのベーシストだったそうで、
音楽がらみのシーンはかなりリアル。
特にダブリンのスタジオの場面は面白かった。
あんなんで銀行が融資してくれるのにもびっくりしましたけど、
最初風貌だけで判断してやる気ぜんぜんなさげなスタジオ
のエンジニアが曲やり始めたらガラって態度を変えるのにニンマ
してしまった。ああいう人いるなー。
ここで最初に演奏して、「カーステで聴く」場面でも
流れていた曲のリズムがアコギじゃかじゃかの5拍子!の曲で
気に入りました。ちょっとトム・ヨークっぽいねこれ。
後半全員のテンションがぐんぐん上がっていく
感じがものすごくカッコいい。

この女の子、ちょっと困りますよね。
男はいいように考えてしまうですからねーだいたい。
ぜんぜんそんな気ないのに
まったく無自覚で男を結構その気にさせてしまう
行動を天然にとってしまう人。
ダンナがいるけど、男の方は気持ちはかなり
彼女に振れている。でも彼女の人生を尊重して本気では
踏み出せない。
男が彼女の気持ちをやや自信なさげに
手探りしてる感じがリアルもどかしかった。

そしてボーイ・ミーツ・ガールでも、
二人が挨拶以外のキスする場面は無いまま。
甘すぎる現実は見せません。

レコーディングが終わってからエンディングに至る
あの淡々とした感じにものすごく魅力を感じました。
彼がロンドンで売れるのか、彼女が幸せに
生きていけるのか・・それは想像するしかありません。
でも彼女は毎日ピアノが弾けるようになる
みんないろんなしんどい事はあるんだけど
音楽はきっと一時でも心を満たしてくれるはず。

観終わってライブハウスでこの映画の話してもやはり
誰も知らず映画話は途中から「アイアムレジェンド」
と「猿の惑星」の話にすり変わってしまった。
まっ映画の興味なんてそんなもん(笑)
それはそれで良しな夜でした。

そうそう二人がバイクで海に行って
「ダンナを愛してる?」って聞く場面に彼女がチェコ語で
返して終わっちゃう場面。
あれ自分の想像してるような言葉だったらいいな。
いや1単語違うだけだったから絶対そうだ。

kazuponの感想ー★★★★

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http://www.foxsearchlight.com/once/

日本公式

http://oncethemovie.jp/

ナイロン100℃「わが闇」@シアターBRAVA!

2008年01月14日(月) 11時48分


ナイロン100℃「わが闇」大阪公演
イオン化粧品シアターBRAVA!

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:

坂井真紀、岡田義徳、長谷川朝晴、
犬山イヌコ、三宅弘城、大倉孝二
みのすけ、峯村リエ、長田奈麻、
廣川三憲、喜安浩平、吉増裕士、皆戸麻衣

ケラ氏監督「グミ・チョコレート・パイン」
かなり気に入ったんですが、観た翌日のナイロン本公演。
昨年末の古田新太主演「犯さん哉」
メチャクチャぶりとは打って変ったシリアスな内容。
セットは田舎の日本家屋の居間のみだけなのに、
俳優陣は素晴らしく、物語を紡ぐ舞台ならではの演出が
巧みで、3時間半!があっという間でした。
いやーいいお芝居だったな。

小説家、柏木伸彦(廣川三憲)には3人の娘、
長女・立子(犬山イヌコ)、次女・艶子(峯村リエ)
三女・類子(坂井真紀)がいた。
環境を変える為、田舎の叔母が残した家に引っ越して
から妻(松永玲子)の様子がおかしくなり、
柏木に別の女がいる事が判るとついには自殺。
立子は人気小説家となり、艶子は郵便局員の
虎男(みのすけ)と結婚して同居している。
ドキュメンタリー監督の滝本(岡田義徳)は柏木の
人生についての映画を撮る為、カメラマンの
大鍋(大倉孝二)と自宅に滞在。
柏木が病気で容体が危うくなったころ、女優になり上京して
いた類子がスキャンダルを起こして久し振りに帰ってきた。

三姉妹というとすぐ「ハンナとその姉妹」とか思いだして
しまうんですけど、キャラクターづけが明確に出来て
面白い設定になりますよね。このお芝居でも
長女は秀才タイプ、次女は優しくて人の影となって生きるタイプ。
そして三女は奔放という性格の違う3人に。
舞台は映画監督の岡田義徳さんが語り部みたいな形で登場して
姉妹と家族の現代までの顛末を語っていきます。
家族の誰かにで闇が生じる瞬間をセットそのものに映像を
かぶせて表現する演出が斬新で面白かった。

あくまで会話劇メインで進んでいく感じでしたが、
いつも何か影を持ってそうな長女、次女の表情とか、
会場が凍りつくようなイヤな男のみのすけさんの存在とか。
観ている方も妙な緊張感が持続していく中、
大倉孝二さんが「犯さん哉」の時みたいな支離滅裂な
ボケキャラで出てくると、あぁ笑っていいんだなって
安心したように会場が和んでた感じがしました。
ハッキリいって物語上この役いなくてもいい感じなんですけど、
そこが良かったですね。
三宅弘城さんの老け役には泣けた。

そんな張りつめた三姉妹が、お酒の力を借りて
子供の頃みたいにはしゃぎ、踊る場面がとっても良かった。
その場面があるからラストにぐっと来るのかもなぁと
思えました。

物語は敢えてヒネリを入れないストレートな展開。
いや実は、みのすけさんのイヤ男キャラには救いが、
三宅弘城さんのいい人キャラには闇的な落とし所があるのか
と想像してしまってましたけど、ずっとそのままだったなぁ。
考えすぎでした。

犬山さんは今回主役。いつ観ても違う存在感で凄いな。
坂井真紀さんは去年観た
ペンギンプルペイルパイルズの「ゆらめき」
で演じてたちょっと影のある主婦とは正反対の、
竹を割ったような性格の女の子がものすんごく
ハマってて良かったです。
体当たり的場面にはびっくりしましたけど、
魅力的な女優さんになってるなーと思いました。
あと長谷川、岡田の客演二人も勿論良かったです。

ケラさんの作品は去年舞台を2作、
今年既に映画とコレを観たんですけど、
内容やスタイルは全然違うものの、
なんとなく一貫したモノを感じます。
特にグミチョコと本作は。
タイトルから想像する、
「人にはそれぞれ心に闇を抱えていて・・」
って感じはそうなんだけど、
端的にそういうものでもないというか。
誰でも人生のうちに情けない事や、
ネガティブな事って対面する時があるけど、
まぁそれでもどんな人でもなんとか人は生きていくのだ。
という今回のセリフにもあった目線。
グミ・チョコも主人公の高校生たちの
希望がない未来をまず見せておいて、輝かしい過去へ
そしてまた今を生きる現代へ戻ってきたように。

本作のラストは意外やほっこり出来るものでした。
かなりベタなエンディングなのに泣いてしまった。

ナイロン100℃ official site

http://sillywalk.com/nylon/index.html

グミ・チョコレート・パイン

2008年01月12日(土) 23時55分


いやー良かったです。
楽しくて、ほろ苦く甘酸っぱい青春映画に仕上がっていました。
中学高校の頃から映画が大好きで、挙句の果て映画館でバイト、
バンドのマネゴトも始め出した青春時代だった自分には
もうイタタタ・・・。イタむず痒くて
なんか恥ずかしいような・・でもど直球の作品。
大槻ケンジの原作は未読ですし、ケラリーノ・サンロドロヴィッチ氏の
監督した映画も初体験でしたが、想像したよりも
ストレートな映画だったな。
そうそう、あの頃は誰もが自分が主人公で世界は回っているのだ。
ごく普通でまぁサエない男子なのに
クラスで一番カワイイ女の子といい感じになっていくのは
ものすごくマンガ的であり、実際あのくらいの年の頃ってそんな
非現実な妄想ばっかりしてたような気もします。
自分にはかなり刺さりまくる映画でしたけど、女性とか今現役で
これくらいの世代の子にはどう映る映画なのかな?

現代。会社をクビになった賢三(大森南朋)が実家に帰ってくると
自殺したという同級生からの最後の手紙があった。
1986年の東京。
映画好きの高校生の賢三(石田卓也)はクラスの軽いノリが苦手で、
名画座通いの毎日。
前のクラスの友人二人と勝手に「映画部」を作っているものの、
やってる事はツレの自宅でだらだらとノイズのレコードを聞くだけ。
マニアックなものを知る事で他のヤツらとは違うんだと思い込んでいた。
クラスで一番気になる存在の美少女・美甘子(黒川芽以)と偶然
名画座で遭遇する。ジョン・カーペンターが好きだという
彼女と始めて会話出来て有頂天に。
そんな頃、インディーズバンドのメンバーに偶然遭遇した
事がきっかけで映画部の3人でバンド結成を決意する。
ある日、石井聰亙監督作品のオールナイト上映につきあって
欲しいと彼女から電話がかかってくるのだった。

上のプロットちょっと読んだら映画ファンはクスっとなる
んじゃないかと思うんですけど、賢三が美甘子に再会しようと
観に来る劇場でやってるのは「ニューヨーク1997」と
ボウイ主演の「地球に落ちて来た男」の2本立てだったり
します。あはは、ありそうありそう。
でも現実はそんな映画や石井聰亙監督の映画を
一人で観に来て、ロメロの「マーティン」の話するような
可愛い女子高生なんて自分の回りにはいなかったです!(笑)
とはいえ悔しいけどこういう設定には弱いわ・・
別に黒川芽以ちゃんタイプでもなんでもないのに、
賢三と同じく愛おしい存在に感じてしまう。
映画少年の描く理想の女の子なのかもしれません。

でも実はそういうマニアック加減はかなり薄味。
これケラさんじゃなく、別の監督だったら、登場する
映画の内容とかか、当時のディティールに徹底的に
こだわって、マニア版「ALWAYS」みたいな映画になってた
気もしますけど、そのへんはかなりアッサリ描かれているのが
丁度いいかもって自分には思えました。
原作のオーケンはこういう高校時代だったのかもですが、
ケラさんって、若い頃からバンド「有頂天」で
絶大なる人気あったし、
ずっと第一線で活躍してこられてるクリエイターですから、
主人公とはかなり違う人生を歩んで来られてるハズ。
やや客観的な視線も感じました。
勿論当時のほろ苦い青春がメインですけど、
その彼らが20年後の今どうなって
どう生きてくのかってのに描きたい根っこ部分があるよう。

舞台演出家の映画は松尾スズキもそうだけど、舞台で
やる事の延長ではなく、よりストレートな方向を目指している
感じを受けます。
熱烈なファン・・・というわけではないんですが、
昨年観た、ケラ演出の舞台「狸里狸里ばなし」「犯さん哉」
時代をある意味行き来するような内容だったから、やはりその辺は
作家性が出るのかなぁなんて。
美甘子が賢三の部屋に妄想として度々登場したり、
冒頭のタイトルバックにかぶさるセリフとか、急に主人公が
観客に向かってセリフを言うなんてのはやっぱり舞台的な
面白い部分だと思いました。
そうそう黒バックにシンプルな文字ってのはまさにウディ・アレンの
映画のタイトルなんで意識したのかな?お好きみたいだし。

バンド経験者ならではの描写も面白かった。。
レゲエバンドがスタジオで全然終わらず、「ごめんごめん」とか
いいながらタイムオーバーして練習してるとか。
開店前のライブハウスのどよーんとした感じとか。
映画の当時はレンタルレコード全盛の頃なんですね。

主人公二人はとっても良かったんです。
黒川芽以は上手すぎるくらい。
始まる前に予告やってて、邦画の予告3本のうち2本に主演の
石田卓也君が出ていました。売れっ子なんですねー。
助演陣ではやはり犬山イヌ子さん。もっと他の
映画でも観てみたい女優さんです。

映画の中で芽以がスカウトされる監督って大林宣彦監督がモデルかな?
そういえばこの映画が大林監督の傑作「青春デンデケデケデケ」の
20年後版みたいな印象を自分は受けてました。
ただ大林映画には○○○ーの描写なんてあんな頻繁に出てきませんけど
その辺は照れもなく正直な青春映画だとも言えます。(笑)


自分も含めそうそうドラマや映画みたいな劇的な青春時代を
送ってる人はいなんじゃないでしょうか?
なーんもそれほどなかったにしても、振り返ってみたら死ぬほど
輝かしい時間だったのかもしれません。
「ロミーとミッシェルの場合」って映画で学生時代は劣等感の塊だった
主人公が、大人になってから同級生に「輝いていて羨ましかった」
と言われていたように。
こういう映画を観るとふとあの頃は・・なんて
ちょっとセンチメンタルな気分にもなるんですけど、20年後とか
30年後に今を振り返ってもそう思うかもしれないわけだし、
とにかく今をガンガンやろう!とそんな事を逆に思いました。

たまたま明日ケラさんのナイロン100℃の新作「わが闇」
を観に行く予定にしてて、そっちもすごく楽しみです。

kazuponの感想ー★★★★

official site

http://gumichoco.com/

Cocco@大阪フェスティバルホール

2008年01月08日(火) 21時31分


12月5日に、梅田シャングリラっていう収容300名くらいの
ライブハウスに突如フツーにイベントライブのひとバンド
としてブッキングされ出たのを運良く観たばかり。
あの狭い空間で楽しそうに、そして真剣に歌ってたCocco。

記事→桃源郷音泉@梅田shang-ri-La


このライブで一番最初にしっとり歌った「ジュゴンの見える丘」の沖縄民謡の
フレーズも取り入れたメロディと歌詞がずっと頭から離れず。

元々年明けのフェスのチケットは持っていたので
行ってきました。いやー2,700席のフェス完売なんですね。
2階席なんでステージ遥か彼方です。考えたら
シャングリラは目と鼻の先だったなー。でも
会場が小さかろうが大きかろうが、彼女の音楽に対する
モノってのは同じなんだろうなってライブでした。
ライブの出来はかなり日によっては波があるそうなんですけど、
昨日もめちゃめちゃ良かったなー。感動しました。

昨年の復帰ライブの時はデビューからずっと一緒で
プロディーサーでもあった根岸孝旨さんのベース、
めちゃくちゃヘヴィなドラムを叩く向山テツさん組の最強バックから離れ、
長田進(ギター)さんを中心とした5人編成のバンド。

新作「きらきら」も前作「ザンサイアン」も休止前の
どこか痛々しい歌詞のものはかなり少なくなってきて、
だんだんそういのから離れていっても、さらに良くなって
いってる印象を受けてます。
勿論ライブは新作がメインの選曲。
とはいえ以前の曲「樹海の糸」なんかが登場すると会場の空気も
ぐっと上がった感じになって、それはそれでよし。

2階席まで結構総立ちライブだったのが、途中MCのコーナー
で「まぁまぁ座って」って全員座らせてから始めた
アコースティックセット。
ギターのイントロは「Raining」。この日雨が降ってたので
やってくれるかなと期待していた曲でした。
最後までバンドが入ってこないアコバージョンがすごく良かったな。

静かに静かにアコースティックセットを数曲じっくりと聴かせた
あとは彼女の曲でもド激しい昔の曲「Wayout」や「けものみち」
なんかもやってくれてそのヘン大好きだった自分は感激でした。

この日、彼女すごく上機嫌そうで、「もうツアー終わりやから
今までやれんかった事やります」とか思いつきで言って、
バックのメンツ彼女の指示で全員パートを交代。
Coccoは「人前で始めてエレキ弾く」っていいながらギターに回り、
そのギターの大村氏がこっこの代わりに1曲まるまるヴォーカル。
メチャメチャなのに何故かものすごく盛り上がる(笑)
前回のライブでもその日考えたという歌をその場で合わせて
曲にしていくってのを見せてましたが、カッチリとしたライブ
の中にも、こういうアドリブ的な部分を入れるのが彼女が
バンドはバックではなく、一緒に音楽を奏でている大きな存在だって
自然に思ってるからなんだろうなと。

そんなメチャクチャな演奏のあとは、ウソみたいに
静かになって「ジュゴンの見える丘」
この曲はほんとに素晴らしい。
やはりこの日のベストソングでした。

これでCoccoのライブを観たのは3回目なんですけど、
前半からどんどん声が出始めて最後あたりは鳥肌たつ
くらい歌が前に前に刺さってくる感じがするんですよね。
今回は歌のインパクトは昨年以上に大きかったです。
2階席で観てても、もうおかまいなしにガンガン来ます。

熱狂的なファンも多い彼女ですが、ライブ活動続けて
くれるなら、また聴きに行きたいな。
ほんと天性のライブアーティストだと思います。

Cocco Official site

http://www.cocco.co.jp/

↓めっちゃいい曲

エンジェル

2008年01月06日(日) 20時54分


いま一つ自分にとっては作風が掴めていない
フランソワ・オゾン監督作品。フランス映画だと
思ってたんですが、イギリス・ベルギーの合作で言語は英語。
若いイギリスの女性作家がその才能から名声を得ていく物語というと
昨年公開された「ミス・ポター」が思い出されますけど、
こっちは破滅型。
一人の男性を心から愛する部分とか似てるものの、才能はあるけど
あまりにストレートな性格すぎて共感できない主人公。
同じような設定なのに「ミス・ポター」とは真逆な感じが興味深かった。
かなり難しい役だと思える主人公を演じたロモーラ・ガライ
がなかなか良かったです。

1900年初頭のイギリス。下町の小さな食料品店を
営む母の元で暮らす16歳のエンジェル(ロモーラ・ガライ)
は自分は将来大作家になって、家のそばにある大きな
屋敷で貴族のような暮らしをする将来があるのを信じて
疑わない。
彼女が送った原稿を気に入った発行人のセオ(サム・ニール)
は世間知らずの彼女が全ての物語を想像の元に書いていることに
驚く。稚拙な描写は修正するアドバイスも彼女は最初から
はね退ける。
しかし彼女の本は売れに売れ、またたく間に人気女流作家
となり、丁度売りに出ていた憧れの屋敷を手にいれるまでに。
そしてパーティで一目惚れした画家を夫に迎えるのだった。

この映画、多分観る多くの人がメインの登場人物にほとんど
共感できないんじゃないでしょうか。
主人公は才能はあるんだろうけど、
最初から自意識過剰で失礼な事言いまくるタイプで、
実はかなり不器用な生き方しか出来ていない。
夫になるエスメはとにかくネガティヴで上手く人生を
生きられない上、彼女との結婚は多分惰性も計算もあり。
そしてその姉のノラはエスメの台詞にあったように
人の影となってしか生きられないタイプ。
悲しい3人。

物語としてはやや単純で、
そんなに劇的な内容じゃありません。
ところが共感出来ない登場人物ばかりなんで逆に引き込まれて
しまった感じです。

自意識過剰だけど、映画始まって20分くらいで
彼女すぐに思った通りの人気作家になってしまいます。
最初夢見てるだけなのかと思ってましたがそうじゃ
なかった(笑)
アーティストって謙虚さもいいけど、多少敵を作ってでも
ガンガン思った事言って実行するタイプの方が
いいんじゃないか?って思ってるほうなんで、
エンジェルのような人がっ認められてくのは
真っ当だと思うんですけど、彼女の場合
小説を書く事が「屋敷に住んで貴族みたいな暮らし」
する為のものなのかも?って感じなんですよね。
この物語は徹底して登場人物を突き放している
感じもありました。原作が面白そうです。

原作者エリザベス・テイラーは勿論あの女優さんとは
同姓同名の別人。日本ではほぼ知られていない
女流作家とのことで、この物語を自分の事として書いていた
のか、大キライな誰かさんを想定してたのかって
想像してしまいます。
特にめっちゃ才能あるのに「いやいやまだまだですよー」
っていう謙虚さが良かったり悪かったりする日本人には
かなりドギツイ内容になってるかも。

映像がやはりキレイで、徐々に変わっていくロモーラの
ファッションやメイクも観ていて楽しかった。
彼女気付かなかったけど「タロットカード殺人事件」
にも出ていたんですね。あの友達役の子かな?
映画では黒髪でしたが、実際はブロンドのようです。
サム・ニールとシャーロット・ランプリングは映画に
格調高さを与えてる印象でしたが、ランプリングさすがに
老けましたねー。

この映画「ミス・ポター」と「恋愛睡眠のすすめ」
と3本立てで観たら面白いかも。
「恋愛睡眠」は自分がこうなりたいって夢ばっかり
観ててそのまま空想の世界に閉じこもってしまう
映画だったし。

kazuponの感想ー★★★1/2

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俺たちフィギュアスケーター

2008年01月03日(木) 12時04分


年明け1本目に観た映画はコレでした。笑った笑った。
ウィル・フェレルが「バス男」のジョン・ヘダーを持ちあげる
フォギュアの男子ペアの写真を観たときから、だいたい
どんな映画か想像ついてました(笑)み、観たい!
でもまぁこれはビデオスルーなんだろうなって思ってましたがなんと
正月映画!でも東京1館、大阪もミナミで一箇所だけ
の公開です。それもあってか超満員で大爆笑。
こういう作品は満員の観客の劇場で観るのがめちゃ楽しいです。
想像通りのバカな映画でしたけど、思ったよりマトモな
スポコンもの。
ベン・スティラー製作の「ズーランダー」とか、「ドッジボール」
あとファレリー兄弟の「キングピン/ストライクへの道」とか
「少林サッカー」まで、ありえない対決ノリが好きな方は
絶対楽しめる映画。
これ出てないけどやっぱりベン・スティラーがプロデューサー
なんですね。
「少林サッカー」+「ズーランダー」÷フィギュアスケート
って印象かな。

フィギュア男子スケートの花形スケーター、チャズ(ウィル・フェレル)
とジミー(ジョン・ヘダー)は選手権の決勝で同点で二人
優勝となるが、ワイルド派のチャズと生真面目なジミーは表彰式の
壇上で大ゲンカした事が問題となって永久追放されてしまう。
3年後、チャズはアル中で3流子供向けスケートショーに、ジミーは
スケートショップの店員になっていた。ストーカーなファンの
助言でペア部門なら出場出来る事を知るジミー。慌てて
パートナーの女性を探す最中、チャズのショー会場で再会した二人は
また大ゲンカしてニュースになる。
それを観ていたコーチはかつてない男二人でのペアを組ませる事を思いつく。

ベン・スティラー製作の「ズーランダー」は男性モデルの「キメ顔対決」
っていうありえない世界観だけで映画を作っていましたけど、
フィギュアは世界中で花形競技。それを茶花してる部分もあるし、
これよく怒られないなーって思うどころか、結構メジャーな
選手がカメオ出演している度量の大きさです。

「少林サッカー」みたいにVFXを駆使して現実では
ありえない奇想天外な技の見せ方が面白さのキモになると
思いますけど、肝心なフィギュア競技の場面は結構少なかったかなー。
そこは面白いだけにもっともっと観たかった!
たぶん会場での撮影が大変だったからってのもあるんで
しょうねー。
その分、ウィル・フェレルの濃ゆいキャラとジョン・ヘダーの
二人がヘンな友情を育んでいくスポ根ものならではの
ストーリーが楽しかったです。

ジョン・ヘダーは今のところ「バス男」しか観た事ないけど
この映画先に観てから「バス男」観たらあまりに違う
印象のオタク役なのでびっくりするんじゃないかなぁ。
彼が演じるジミーはベンの今までの映画だったら、
オーウェン・ウイルソンの役どころで爽やか系。

こういう展開にはお約束のライバルペアがめちゃくちゃ判り易い
マンガ的なイジワルキャラに設定されてて、
自宅でもフィギュアの派手な格好してる場面で爆笑してしまった。
大事な決勝の直前にチャズとジミーを嵌めるためにわざわざ
自分たちが小細工してるムダ加減ものバカバカしい。
特に決勝当日に捕まったチャズが会場まで逃げ延びてくる
一連のドタバタ場面は一番ウケてましたね。

そのペアがやってたマリリン・モンローとケネディの設定の
演技とかどんなだ?ってすごく見てみたかったし
フィギュアっていう美味しい設定だからもっと奇想天外な
ペアとか登場させてほしかったなーとは思います。

それでも終始笑いっぱなしで大満足。
こういうのめちゃくちゃ好きだなー。
そうはいいながらも、努力することとパートナーを尊敬する!
というそういう熱いものもちゃんと根底にある映画なので
正月にはぴったりの作品です。
ベン・スティラー先生にはもっとこういうノリの
映画を気楽にバンバン作ってほしいなと思います。

kazuponの感想ー★★★★

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2008

2008年01月01日(火) 23時17分
いつも大変お世話になっております。
2008年、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
映画の感想メインのここ、今年もマイペースで
かなりボチボチの更新になると思いますが、
たまに覗いて下さると嬉しいです。



いやー大晦日ってもんのすごく寒かったですよね?
毎年年末は京都で過ごすのが習慣になってるんですが、
新京極の近くでヨーロッパ企画のカウントダウンイベント
やってたので、それも観てきました。ゆるゆるな
感じで面白かったな。
という訳で今年はテリタミ留守番でした。
年明けてからは三年坂上がって恒例で清水寺に。
ひゃー寒い。


年末年始はダラダラ過ごしてる感じの割には
かなり過密スケジュールになってます。
といっても飲み会、飲み会、移動みたいな感じ
なんですけど・・・。
今からテリタミ散歩させてから
年明け映画でも観に街に繰り出してきます!
ご挨拶にはまた伺いますー。



約10分くらい前のテリタミ・・・めずらしく
一緒に日なたにおりました。
こうやって二匹ひっついている写真が撮れることはかなり
珍しいんです。これが。
年明けくらいってことでカメラ待ってたかのようでした(笑)

ってことでテリータミーともども今年もよろしく
お願い申し上げます!
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映画の感想を中心に大好きな音楽の事や、どうでもいい話もテキトーに綴っております。
感想はネタバレ確実にしてますのでご注意を!
たまにdrummerもやってます。
コメント&TB大歓迎ですが、
最近忙しくTBはマトモにお返し出来ず申し訳ありません。

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