2007年ベストムービー

2007年12月30日(日) 11時49分
いつもお世話になってる皆様、1年間ありがとうございました!
年末恒例年間ベストを今年も選びます。
今年はラスト2ケ月くらい急に映画鑑賞本数が
ガクっと減ってしまったんですが、コレやらないと年越せません!
基準は「07年1月1日〜12月31日に日本で公開された新作で
劇場公開またはビデオスルーのみ」の作品で自分が
観たものから選んでます。毎年ですが邦画と洋画の区別は自分の中で
あまり無いので区別せず選んでおります。

鑑賞映画のタイトル一覧ページはこちら。

→kazupon Movie Index


2007年kazuponのベストムービー

1.「グラインドハウス」
2.「恋愛睡眠のすすめ」
3.「河童のクゥと夏休み」
4.「世界最速のインディアン」 
5.「パンズ・ラビリンス」
6.「プレステージ」
7.「松ケ根乱射事件」と「天然コケッコー」
8.「主人公は僕だった」
9.「ブラッド・ダイヤモンド」
10.「パリ・ジュテーム」

今年は結構ササって選びました。
考えたら限られた時間でなるべく
ハズさないようにとこれでも
結構選んで観ているつもりなんです・・よって
いい映画ばかりでそりゃ選ぶの大変です!
この下からの各タイトルは感想にリンクしてます。



@「グラインドハウス USAバージョン」
  "Grindhouse" 
 
「プラネット・テラー in グラインドハウス」
 ロバート・ロドリゲス監督・脚本 

「デス・プルーフ in グラインドハウス」
 クエンティン・タランティーノ監督・脚本 
 その他ロブ・ゾンビ、イーライ・ロス、ロドリゲス、
 エドガー・ライトによるフェイク予告付

いやーこれはツボすぎでした。
最初USA版の公開をサッパリ知らず、バラバラ公開を
両方観た後の全長版(3時間半)の鑑賞となりましたが、
そもそもこんなマニアックな懐古イベント的映画、
ヒットする訳もありません(笑)このタラちゃんと
ロドリゲスの二人はこの先大丈夫なんだろうかと思いつつ、
それでも自分のやりたい事をどどーん!とやってしまう
事には敬意を感じずにはおれません。
で合わさったオリジナルの状態は最高の映画体験。
単独映画としても2本ともすごく面白かった!
そう「面白い」ってのが欠如してる映画が最近多い
気がするなぁ。「いい映画」はすごく多いんですけど。
来年3月にはこのUSA版と個別2作を完全収録した6枚組!の
DVD-BOXセットが発売されるようなので楽しみです。


A「恋愛睡眠のすすめ」
  "The Science Of Sleep" 
 ミセシェル・ゴンドリー監督・脚本

ものすごく私的な映画で、評判も今一つだったんですけど、
「エターナル・サンシャイン」に続きめちゃくちゃ気に入った
作品。「グラインドハウス」もそうだけど、平均的に良く出来た
ハリウッド的な映画より自分の好きなものを
ガンガン見せつけられて、それが合うかどうか?で合う映画に
ものすごく惹かれる気がします。
これはまさにそんな1本でした。
ミシェル・ゴンドリーは内向的な天才ですよ。

B「河童のクゥと夏休み」
 原恵一 監督・脚本

そろそろDVD発売されるようなので
普段アニメそんなに見ない(自分もですが)方にも先入観ナシで
是非観ていただきたい傑作だと思います。
「泣ける映画」が昨今求められているようだけど、
別にそういう意図的なモノは感じられないのにすごくボロ
泣きした映画でした・・。

C「世界最速のインディアン」
  "The World's Fastest Indian"
 ロジャー・ドナルドソン監督・脚本

今年一番の爽快ムービーでした。
タイトルもキャストも地味だし、
「インディアン」が出てくる映画だと思ってた方も多い
みたいなんですけど、老人バイカー映画なんですよね。
結構人に勧めて、観てくれた人はみんな良かった!と
言って貰えた作品でした。
こんな風にいい人ばっかり出てすべてがハッピーに進み、
ハッピーに終わっていく映画、たまにはあっても
いいと思う。

D「パンズ・ラビリンス」
 "El Laberinto del fauno"
 ギレルモ・デル・トロ監督・脚本 

おそらくこの作品、今年のベストに挙げる人が多いんじゃ
ないかと予測してます。
恐ろしいくらい完成度とオリジナリティの高い作品。
グロい趣味的な部分が自分にもっとマッチしたら
自分もベストに選んでたと思います。

E「プレステージ」
  "Pristage"
 クリストファー・ノーラン 監督・脚本

最初観たときはそれほどでも無かったんですけど、
原作を読んで映画を再見したら、ほんとに緻密に構成された
すごく良くできた映画だと思いました。
映画のテーマ「マジック」と同様、どんどん
観てる人に仕掛けをほどこしている面白さ。
ノーラン監督これからの作品も凄く楽しみです。


F「松ケ根乱射事件」「天然コケッコー」
 山下敦弘 監督

同じ年にこれだけテイストの違う映画を
撮っているのがスゴイな〜という意味も含めて
合わせワザ一本で。。
特に「松ケ根」のほうは山下流「ファーゴ」で
ほんとにドロドロしてるんですけど。
山下監督の感覚は決して
好きではないハズなのに、観た後はすごい監督だと
いつも思わされてしまうんです

G「主人公は僕だった」
 "Stranger Than Fiction"
 マーク・フォスター 監督 ザック・ヘルム脚本

「世界最速のインディアン」もそうなんですけど、
こういう人生肯定映画大好きです。
来年もこういうWonderful Lifeな映画はもっと観たいなー。


H「ブラッド・ダイヤモンド」
 "Blood Diamond"
 エドワード・ズウィック 監督 チャールズ・リーヴィット脚本 

今年はこういう世界情勢の悲劇を描く映画が
すごく多かった気がします。そんな中でも
エンターテイメントにしながらも、映画の
完成度として一番バランスがとれていたのが
この映画だと思いました。

I「パリ・ジュテーム」
 "Paris Je'taime"
 18人の監督によるオムニバス

今年は「それでも生きる子供たちへ」とか、
日本の「ユメ十夜」とかオムニバスの良作が
多い年でしたが、パリ!を題材にしたコレが一番の
お気に入り。みなさんそれぞれ直球ではなく
変化球ばっかり投げているのが面白かったな。
パリに行きたい!

10本選ぶと以上となりました!

「キサラギ」「エディット・ピアフ 愛の讃歌」「ヘアスプレー」
「レミーのおいしいレストラン」「300」「インランドエンパイア」
「善き人のためのソナタ」「それでもボクはやってない」
など10本から漏れたけど
入れたい映画が今年も多数。
今年も皆さんのベスト10なりを拝見するのが楽しみです!

あと今年はお芝居を良く観た年でした。
ベスト選ぶほどの数は観てないんですけど、
観に行った舞台の中では

三谷幸喜さんの「コンフィダント絆」が素晴らしかったのと。
ヨーロッパ企画の「火星の倉庫」が気に入ったなぁ。

あと先週観た「RENT」や夏の「ヘアスプレー」のブロードウェイ版は
やっぱり最高でした。
来年もいっぱい観に行きたい!

最近はしばらくあんまやってなかったライブ活動を月1〜2ペースで
結構やるようになってて、バタバタしてますが、また
知ってる方はどぞ観に来てくださいなー。^^
まぁ「ワンダフルライフ」なブログなので、それ以外な事は全く
書いておりませんが(笑)来年もいいことが多くあるよう、
今年も年末は京都で過ごす予定です(笑)
来年もよろしくお願い申し上げます。よいお年を!

ブロードウェイミュージカル「RENT」@大阪厚生年金会館芸術ホール

2007年12月24日(月) 23時22分


RENT
Japan Tour Christmas 2007
大阪厚生年金会館芸術ホール

作詞・作曲・脚本/ ジョナサン・ラーソン
演出/マイケル・グライフ
振付/マーリス・ヤービィ


メリー・クリスマス!・・・あれ?
毎年ながら自分にはどうでもいい日になってるイヴですが、
みなさん如何お過ごしでしょうか。
去年映画になったミュージカル「レント」のツアーキャスト公演。
今まで何度も公演されてる舞台ですが、自分が興味を
持ったのはやはり去年の映画から。
"Seasons Of Love"の歌詞とメロディには掴まれましたねー。
昨年も来日してたようですが、映画に合わせて少しだけ
演出を変えていたそうで、今回オリジナル演出に戻したらしいのと、
会場が厚生年金会館大ホールだったのが今回は2階の(笑)
小さい方の芸術ホール!ってのでみ、観たい!と
行ってきました。

観たこの日はクリスマスイヴ。
そうそう、RENTはクリスマスイヴに始まって1年後のクリスマスイヴに
終わる物語。
その日にこの舞台を観るのはなかなか出来ないかもなぁと。

ステージ右手に大きな鉄骨オブジェと後方にアパートと判る壁面。
あとは安っぽいテーブルイスセットが置いてある程度
のシンプルなステージ。ほぼ全編このままです。
そして左手にはおぉ!バンドブース!があります。
そうかこれは生バンドで進むミュージカルなのか。
と判ってイッキにテンション上がりました。
客席に後ろ向きに座ってるキーボード奏者がバンマスで
ベーシストまでは良く見えるんだけど、音聞いてると
ドラム、ギター、とキーボードが
もう一人だけの編成みたい。ドラマーはたまにパーカッション。
それだけのメンツでこのミュージカルの演奏をすべて賄います。
いいねー。生!

バンドが「ワンツースリーフォー!」ってカウントしてから
"RENT"に突入。
やっぱりレントの音楽は特にロックっぽいものは
90年代の作品だけど、80Sっぽいなぁと生で観ても
思いました。
ここでほとんどのメインキャストとアンサンブルが登場して
RENTの大合唱。めちゃくちゃカッコイイ。
バンドバックに沢山のキャストが声張り上げて歌ってるのは
気持ちいいです。
曲が終わったらライブみたいに拍手喝采!
場内の雰囲気も良かったな。

全編こんな感じで、映画以上に「セリフだけしゃべってる」
部分はほんとに少なくて、全ての物語が音楽で綴られていきます。
テンポがすごくいい舞台なんですね。
ほとんどライブ感覚で、こりゃ自分好みです。
舞台の両端に字幕の電光掲示板があるけど、
前から数列目の中央にいたのでそっちを見ると舞台が視線から
離れてしまうので、最初の数分で勿体ないから字幕観るの
止めてしまいました。

オリジナル演出とのことで、映画では
ちょっとコメディ要素の強い場面が結構端折られてるのかな?
逆にモリーンとジョアンヌの結婚式が無かったり、
映画はオリジナルキャストは出ているものの、舞台で出来ない
スケールを入れてアレンジされた作品だったんですね。
NYの街をチャリで疾走するとか。

1幕のクライマックスはメインキャストが全員揃って
大騒ぎになる楽しい場面
♪「La vie Boheme」あのグチャグチャ感がいいなー。
もうノリノリ。

そして休憩を挟んで2幕の冒頭で歌われるのが
大好きな"Seasons Of Love"
これって、映画ではキャストも物語も知らない状態で
いきなり冒頭に聴かされる・・それでもめちゃ
いい曲なんですけど、
やはり、この位置で歌われるのが正しいような気がしました。
ばばって数えたら15人がステージ横一列に並んで
♪525,600 minutes
How Do you measure,measure a year?って歌ってる場面は
感激して涙出そうになります。
他の曲でもそうなんですけど、今回のキャストではメインじゃない
アンサンブルのミセス・ジェファーソンを演じている
Mimi Jimenezのソウルフルなヴォーカルがこの曲では
一番の要になっていて素晴らしいんです。

そういえば本国ブロードウェイではマークとロジャー、
アダム・パスカルとアンソニー・ラップの
オリジナルの二人が再び戻った公演を今年やってたみたいですね。
オリジナルキャストが沢山出ていた映画を先に観てる割には
今回のツアーキャストにほぼ違和感感じませんでした。
キャストで印象に残ったのはミミ役のジェニファー・コルビー・タルトン
とベニーのジョン・ワトソン。歌が二人ともめちゃ安定してる。
メインのロジャーのヘインツ・ウィンクラーとコリンズの
アンワー・ロビンソンはTV「アメリカン・アイドル」
出身なのだとか。
そういえば物語も主人公達ににママから頻繁に留守番電話かかってくる
って設定になってて、結構お歳を召されたオリジナル
キャストの映画より、これくらいの年齢の俳優が演じている
ほうがしっくりくるもんなんだなーって思いましたね。
エンジェル役は映画のオリジナルのWilson Helediaが凄すぎたのか
ちょっと物足らない感じがしました。一番重要な役だと思うので・・。

カーテンコールは観客総立ち。
そして、再び流れるのは"Seasons Of Love"のイントロ。
キャストも再び横一列に並んで歌い始めてくれました。
それぞれのソロパートを増やしての長尺版。
劇場が大合唱大会になりました。大感激。
自分も歌いましたよー。

劇中、ロジャーが歌う"One Song Groly"の歌詞で
「ただひとつ、世界中を魅了出来た曲を作りたい」
という歌詞があって、まさにそれが現実となった
事を知らずに、生みの親のジョナサン・ラーソンは
この世を去ったんですね。何年も経った今も、異国の地で
自分の作った歌が感動を呼んで歌われているなんて
素晴らしいですよね。

でも歌うっていいなー。そういえば雲泥の世界ですが
自分も明日手伝ってるバンドのライブがあって、
久々にしばらく封印してたコーラスやる予定なんで(笑)
この公演観てちょっとがんばってみようかと。^^
なんだかんだで師走は一番好きな季節です。
No day but Today

RENT 2007 Japan Chrisitmas tour cast

Heinz Winkler /Roger
Jed Resnick / Mark
Anwar F Robinson / Tom Collins
Kristen- Alexzander Griffith / Angel
Jeniffer Colby Talton / Mimi
Johon Watson / Bennie
Christine Dwyer / Maureen
Onyie Nwachukwu / Joanne


Rent The Musical offcial site

http://www.siteforrent.com/

マリと子犬の物語

2007年12月18日(火) 23時45分


この作品、かなり前から予告は目にしてたんですが、
こりゃダメ、絶対見ない!って思ってました。
そりゃ泣くに決まってますもん。
というか予告観て既に泣いてますもん。
ヘリを見送る芝犬の顔・・絶叫する女の子・・・
うーむ。これは見ない!
犬バカ飼い主にしてみれば、こういう映画は涙線
ディザスター映画に違いないから避けて通る道。
始まったらそんなもん最初の
「東宝マーク」で泣いてしまうに違いない・・。

といいながらやはり観てしまいました。
いやもうね、映画の出来不出来は犬メイン映画だと
判らなくなるんですよ。
こういう犬映画につきものの、ベタな展開、
子犬かわいいだろう攻撃(笑)
ちょっと過剰な演出は確かにあるものの、
犬映画以前に、パニック映画ではない、
震災ムービーとしての側面のある作品になっていました。
予想通り涙ボロボロですわ。あー。

2004年新潟県山古志村で捨て犬だったところを
亮太(広田亮平)と彩(佐々木麻緒)に拾われた子犬マリは
みるみる成長して3匹の子犬を産んだばかり。
彩と祖父・優造(宇津井健)が二人でいる10月23日の午後
新潟県中越地震が発生。
彩と優三は崩れた家屋の下敷きになってしまう。
何時間も助けが来ない中、無事だったマリは足を血だらけに
しながら二人の元へ何度もやってきては助け出そうと瓦礫の下を
掘ったり懸命に・・。
かなりの時間を経てようやく救助隊がやってくる。、
マリは必至で吠え訴えて二人がいることを教え、無事二人は
助け出されるのだが、マリと子犬3匹まではヘリに乗せて貰う
事は出来ない。
マリの家族はそこから何日も何日も誰もいない山古志村で
生き抜いていくことになる・・。

「子猫物語」みたいに犬のサヴァイバルを見せる映画なのかと
予想してたんですが、あくまで「地震の恐ろしさ」を感じさせる
構成になっていて、
マリたちが山古志村に取り残されるくだりになるまで
映画としては半分以上過ぎていきます。
阪神大震災、結構揺れた場所に当時住んでて、映画と同じように
寝てるとき(早朝でした)本棚がばーん!って倒れてきたりした
経験があって、建物は崩れはしなかったけど、実際もあんな
感じでリアルに描かれてる感じがしました。
震災ってそこからスパって人の生活を変えてしまいます。
今までフツーの街暮らしだと思ってたのが、いきなり
映画の避難シーンみたいな状況にほんとになるんですよね。

今更思い出しましたけど、
この地震が起こる二日前、10月21日にたまたま新潟に
いたんです。あの後のニュース見て物凄く驚きましたけど、
それから1年くらい後、今度は山古志の近くまで
行ったんですが、1年以上経ったそのときでも
まだ村まで入る道が寸断されたまま。
その時に、既に新潟駅の本屋さんで平積みされていた
「山古志村のマリと三匹の子犬」の本を読んでみて、震災で何日も
孤独と不安で過ごした犬の家族の物語は記憶していました。

映画はかなり映画的なフィクションに変更されてます。
実際は子供はいない家の飼い犬だったんですね。
事実はこんな感じだそうで・・

地震発生日の10月23日早朝、3匹の出産をした日に
被災。飼い主の五十嵐豊さんの父・高繁さんが家の中で家具の
下敷きになり、身動きとれない状態になるが、マリが懸命に
探し出し、早朝まで何度も励ましににくる。その後、高繁さんは
救出されるがマリたちはたくさんのペットフードだけを置いて
もらったものの山古志村に残された。
それからマリたちが生きていて再開できたのは16日後の
出来事だったそうなんですが、飼い主にも最初判らなかった
くらいマリは痩せてしまっていたそうです。

子犬を産んだの震災その日!だったのはびっくりです。
特に産まれたばかりの三匹は良く生きてたもんだ2週間以上も。
子を守る動物の本能は想像以上にすごい。

映画は避難民たちの葛藤も若干描かれます。
正直子供二人がまだ余震とかあるのに、二人で山登っていく
のとか、現実だったら高確率で死んでてもおかしくないし、
じゃあ人間の命だけが大事なのかというと、多くの人にとって
はそれが正論だと思います。
映画的には、飼い主を献身的に助けた犬なのに
置き去りにされる、そりゃ可愛いそう!と端的に思う人も
いれば、「仕方無いこと」と思う人もいるでしょう。
ペットは家族だといわれるけど、やはり人ではない。
人命が危うい状態で、犬を助けるってのは今の日本だとまだ難しいんでしょうね。
そういうのは進んでる国もあるようですが

マリには3匹の子供がいて、それを懸命に守る親=
船越英一郎と2人の子供の関係をシンクロさせながらも
このヘン映画観てる人が誰も気づく部分のように作られてる
なぁと思いました。

この映画は登場人物みんな基本いい人なんで
「こんな事態に犬の事なんかどうでもええやろ!」
みたいな展開にはなりませんが。

それにしても芝犬、凛としていていいなぁ。
犬ってしゃべらんのですけど(当たり前ですが)
しゃべらんながらも、いろいろと想いを馳せてるような
顔をしてるんですよねー。
犬飼ってると良く判りますけど、ほんとに長く一緒にいる
人や犬と寄り添っていれればそれで幸せ・・それ以外は
何もいらない。。いやエサはいるけどそれで幸せ。と
思ってるんだろうなって思うんですよ。

毎日ボール投げしてもらってた場所に、もう誰も
いないのにボール加えて毎日通っていくのは「ハチ公」じゃないけど
泣けまくりでした。あそこがただひとつの飼い主に再会出来る
可能性だったんでしょうね。

どんな感動的なベタラストにしているのかな?と
思ってたら、あのマリにはやられました。ちょっと予想外の
感じですごくグっときたなぁ。
マリをああいう動きにした演出は犬好きには
たまらんかったです。

ってことでやはり犬は素晴らしい!と
思いつつ1リットルの涙を流してしまう映画でした。

kazuponの感想ー芝犬が良すぎて評価不能
映画としては★★★くらいかなー。


official site

http://mari-movie.jp/

チェルフィッチュ/三月の5日間@国立国際美術館

2007年12月11日(火) 23時22分


チェルフィッチュ(Chelfitsch)
「三月の5日間」

大阪公演
国立国際美術館 NMAO (中の島)

作・演出:岡田利規
出演:山崎ルキノ 山縣太一 下西啓正 松村翔子
   瀧川英次 村上聡一 松枝耕平

横浜を拠点にする岡田利規さんのソロユニット
「チェルフィッチュ」の代表作「三月の5日間」
の再演が大阪でも上演されました。
第49回岸田戯曲賞を受賞した作品とのことで、
前からタイトルはよく耳にしていたので一度観て
みようと、あまり深く考えずに会場へ。

中の島の国立国際美術館は大阪市立科学博物館の
ちょうど真下に、3年前に開館したばかり。
広くて静かで落ち着くところですね。
講堂やホールではなく、展示場の一角に座席・・
というより段差に人が座れるようにして、一公演
約150人くらいでようか。
前方のフロアには何もなく、背後に
スクリーンがあるのみ。

こういうタイプのパフォーマンスは
あまり観た事が無かったのでやや最初戸惑ったのが
正直な感想です。

音楽も何もなく最初二人の男性がぬぼーって現れて、
「これから三月の五日間ってのをやるんですけど・・」
ってボソボソ観客に向かって話し始める。
最初、コレいわゆる「前説」なのか?と思ってたんです。
ところが、もうその最初からこのお芝居というか
パフォーマンスは開始されていて、前説みたいな語り
である男がライブハウスで初対面の女の子と仲良くなって
渋谷のラブホで5日間過ごした。って事を
これから話していきますよ・・って事を話し始めます。
2003年の3月、アメリカがイラクに侵攻したのと
同じ頃のの出来事。

全部で7人の男女が入れ替わりステージ上に歩いてきて
二人になったり、一人がいなくなったりという不規則な
感じでそれぞれが人のことを話しているのか、自分の事を
話しているかさえ曖昧な感じで進行していきます。
最初に語る男がラブホに行った彼なのかと思えば
別の男からそれが自分の事のように話が繋がれていくとか。
終始そんな感じで、
一人称、2人称とかを敢えてめちゃくちゃにしているのが新鮮。

「前説」って書きましたけど、どちらかというとライブの
「MC」みたいな感じだなーって思いました。
ホラ、ライブの時、ヴォーカルとかがMC担当で、とりあえず
「何話そうか・・」って多少は決めてるんだろうけど、その場
になって結構思ってたことと違うことも混ぜながら、たどたど
しゃべるみたいな感じ。ツレに話してる感じとは違う、
一応は大勢の他人に対して話すプライベートスピーチ
になっているんです。

特にラブホに行ったとされる女性(山崎ルキノ)の
話し方とかひとつとってもやたら
「なんか」「ぜったい」「っいうか」的な言葉が
ひとつの話をするのにウン十回と出てきます。
他の登場人物も基本そんな感じ。コレは
脚本に書かれているのか、そういう風にクセっぽく話すのを
まかせた演出だったのかは、観ていて判らなかったんですけど、
最近の人はほんとに自分の話そうとする
言葉に自信が持てていないのか、
やたらめったら「なんか○○って感じでなんかぜったい・・」
って装飾してしまう感じ。
そういうのは演劇でもセリフになったとしても、
妙に演劇的になってるんですけど、このパフォーマンスでは
ほんとにヘタクソにたどたど語られてる感じがするんです。
それが逆に新鮮。
語られてる内容は別にどうって事無いモノに自分は思えたんですが、
それでもなんとなく頭の中で聞いてる自分なりに絵を浮かべて
いくんですね。

全く何もないステージで、多少バックのスクリーンに色のデザインが
ゆっくり浮かび上がる程度の演出。音楽は多分無かったかな?
渋谷とか、一応何度も行った事あるから、「ロッテリアの上の
北陸銀行」とか、知らなくてもなんとなく彼らの会話から
出てくる東京の街の映像が浮かんでくるから不思議でした。

登場人物の中ではほとんどがごくごく普通なので途中登場する
ちょっと不思議ちゃんのミッフィーちゃん(松村翔子)の
エキセントリックさが際立つように作られてるのも興味深かったです。
ある意味あの演技は凄いな。

上演しているこの空間も、ひとつの全体のステージだと見ているのか、
途中退席したり、音をたてたりする人がいたりすると、
座って話しを聞いている役の男性がそっちをギロって見たりする。
観客とステージとの交わりは無いんだけど、そういう同一空間感は
すごく感じました。

この作品は東京で何度も上演されてるそうです。東京に
住む方にはもっと明確に刺さってくる作品のように思いました。
大阪ってそういう「なんか」的な今使われてる言葉のニュアンスは
また違うから、、例えば心斎橋とかアメ村とか
そういうのを舞台にしてくれて、自分が感じるリアルな言葉になってると
もっとぐぐっと別の意味で世界に入り込めたのかもしれないと思いました。

来年は山口、福岡、高知のほか
パリ、ブリュッセルでも上演する予定があるそうです。

Chelfitsch official site

http://chelfitsch.net//

金沢のお寿司

2007年12月10日(月) 23時22分
久々に金沢へ行きました。
昔ながらの風情ある街でもあり、都会でもあり・・・。
訪れた事がある中ではかなり好きな街。でもよく知らないまま。
以前に頻繁に行ってた割には、ちょっと身近に感じられない
所でもあります。なんかこう、好きな人に手が届かない感じ
というか・・・。
一番賑やかな香林坊・片町のあたりなんてあまり変わってないんです
けどね〜
いつの間にやら「金沢21世紀美術館」なんてアートな空間が
出来てて、ビョークのダンナの拘束のドローイング展示+映画は
金沢らしいイベントでしたね。
あっ今回も食べ物ネタです。

前から石川県のお寿司やさんなら!って
よく聞かされていた
「小松弥助」
ってお寿司屋さんに連れてってもらいました。
うまぁ〜。
いやー旨かったー!!たまらんでした。

前は名前の通り小松にあったそうなんですけど、
今は金沢といえば!例の女社長で有名なAPAグループの一番
昔からある片町のホテルの1階にあります。
ここ昔良く泊まってたけど前は何だったかな?



カウンター10席、テーブル6人程度がギリのスペースで
ご主人が延々とおしゃべりしながらお寿司握られてます。
もう70を過ぎられてるとか。お元気ですね。
ちょっと検索すると山のようにここの
体験談が出てきます(笑)いつもカウンターの
お客さんと会話しながら握られてるようですね。
カウンターの中はあとは若いお弟子さんが一人ってのもカジュアル。

最初に出されるイカを切って軽く塩したもので
結構ドカーンとやられましたが、どれもこれも
美味しかった。
↓トロの炙りとか


特に握りではなく、小さな小鉢に酢飯とウニと
とろろと鮪をのせたものとか、芸術的な一品。
大人気だという焼いた鰻を海苔で巻いたやつとか
絶品でした。これ読んでもサッパリだと思いますが
写真全部無くてごめん。こういう記事
たまに書いてる割にはお店で写真撮るの結構苦手です・・。

お値段もお寿司おまかせで(7貫くらい)でちょっと
追加しても一人6千円程度みたいですから、
値段書いてないお寿司屋さんの中で、
この美味しさならかなり良心価格なんではないかと思います。
この後、近江町市場行きましたけど、あの辺りのお店
海鮮丼とかで2500円とかしますもんね。
あれはちょっとボッタクリじゃないかと(笑)

さすが全国的に有名みたいで、この時もほとんど関東の
方がお客さんでした。海外の方も結構連れられて来られる
とか。
金沢行かれる予定があるならピンポイントでオススメかも。
今は11時〜夕方4時には終わってしまう店だそうで、
夜ゴハンは出来ません。土日は事前に予約しないとムリだと
思われます。

小松弥助
076-261-6809
金沢市池田町二番丁21−1アパホテル 1F

実は数回チャレンジに来た事あったんですが、大抵いっぱいか
終わってるかどっちかだったので今回初体験。
いっぱいだとちょっと歩いて、犀川大橋渡った
とこにある「寺喜屋」さんに久々に行ったりしてましたけど、
魚屋さんの奥に食堂があった頃が懐かしいなぁと思います。



今回、金沢タッチして帰ったみたいな感じだったんですけど、
近江町市場では蟹とダイコンがズラーって並んで
あーもう冬なんだなぁと。
というコレ書いてる今は猛烈にお腹減ってます・・・。
弥助にタイムマシンで戻りたい。

桃源郷音泉@梅田shang-ri-La

2007年12月06日(木) 0時03分


「湧出!桃源郷音泉〜年末大阪編」
というライブイベントに行きました。
会場は梅田シャングリラ(shang-ri-La)。
梅田ガーデンシネマのある空中庭園スカイビルのちょっと脇に
ぽつんってあるいい感じの小ぶりなライブハウス。

出演は3組。
後藤まりこ(ミドリ)+井上鉄平
タテタカコ
Cocco

こっこ!
丁度新アルバムも発売されて全国ツアー中の彼女、
たまたまシャングリラに出るらしい!ってのを聞いて
えぇ!シャングリラ!?マジですか?半信半疑で
チケット取ったらあっさり取れたんですが、
確かに出演者名に小さくCoccoって書かれててホンマかなぁと。
公式サイトのツアースケジュールにも載ってないし。
機会あればあまり大きくない会場で彼女の歌を聴いてみたい!
とは前から思ってたんですけど、ホンマにCoccoでした。

今のツアーは大阪はフェスティバルホールとか
東京は武道館とかホール級がメインのようですけど、
入場の際に配られたシートによると
Coccoが「ライブハウスのイベントでさりげなく
演奏したい」と言ったのを実現させたのだとか。
だから「イベントライブのタイバンのひとつ」みたいな
扱いになったんですね。
ラフっぽくてキモチいいライブだったな。

シャングリラってせいぜいキャパ350人くらい。
会場に障害物少なくてどの場所からも見やすいハコなんで
後ろのほうのバーカウンターのそばで観る事にしました。
飲みながら聴くCoccoなんてなかなか贅沢かも。

他の2アーティストもなかなか良かった。
パンクバンド「ミドリ」のヴォーカル、後藤まりこさんはたまーに
飲みにいくバーでバイトしてたそうで(遭遇したことはなし)
前ライブ観たときも、お客さんに挑発したりツバはいたりそんなん
やってて、強烈なパフォーマンスも有名なんですが、
この夜はライオンの着ぐるみで「みんなのうた」
的な可愛い歌をゆるゆる歌ってました。ゆるゆるで
なんかツレのライブ見てる感じでした・・。

タテタカコさんは始めてでしたけど、かなり力強いパーカッシブな
ピアノ+透明感のある歌で、MCしてるときはもんのすごく
ふわーってしてるのに、歌い始めると別人みたいに
なる人だなぁと思いました。なんか降りてきてる感じというか。
タイプ違うけど、シガー・ロスとか好きな人には合うかも。
前の二組Cocco目当てで来た人も気に入った人多かったんじゃない
かなぁ。才能ある人はそれぞれタイプ違っても、
みな一瞬で自分の世界に持っていってくれます。

Coccoはギターの長田進氏と登場。
2曲アコースティックで「ジュゴンの見える丘」「Rainbow」。
ほとんどキャーキャー言うお客さんも無く、いいカンジで
じっくり聴かせてもらう事が出来ました。
その後はドラム+アコースティックギター2本のベースレスな
アンプラグドバンドで最新アルバムと前作「ザンサイアン」
の曲を中心に7曲ほどやったかな?
全部良かったけど、曲が進むにつれてどんどんぐぉーって
来る感じがしたなぁ。

昨年ホールで観たときも歌がビシバシ来る感じが具合が
凄いと思ったけど、やっぱり彼女は天性のライブアーティスト
なんだと今回も凄く思った。

ソロではパートナーだった根岸さん(ベースとアレンジ)と今回は
離れた形でしたが、誰と組もうがCoccoは変わらないですね。
自身もタンバリンとかでリズムを取って、
バンドの演奏に息を合わせていきながら、楽しそうに前半は
歌ってくれました。
個人的には新しいアルバムの曲「秋雨前線」とかすごく良くて
ここ2枚のアルバムは前と違ってある意味キツい部分が
無くなっててそれはそれでいいと思ってましたが、
前作の曲「暗黙情事」ってややデビューの頃の
イメージに近いハードな曲もこの日はアンプラグドな演奏で
歌ってすごく新鮮に感じました。
バンドも彼女も座った状態のライブなのにグルーヴがすごい。
彼女みたいなアーティストのバックをやれるってのは
ほんと羨ましいなぁと思います。

Coccoって前のコンサートでもステージ上で即興で曲作ったり、
音楽が体から湧き出てくるんでしょうね〜。そして正直。
数曲演奏した後、昨日の神戸でのエピソードを披露し
「神戸が好きと簡単に言えない。」という思いを
話し始めたらどんどん上手く伝えられなさそうだけど
言葉が溢れてきて感極まって泣いてしまったようで、
その後の演奏はさらに気持ちが入ってるよう。

もっと小さなライブハウスにひょっこり出て、
そこにお客さんが数人しかいなかったとしても、
変わることなく、心を込めて彼女は歌うに違いないだろう
と思います。

普段ほとんどアンコールはやらないというCocco。
この日はなんとアンコールに応じて昨日作ったという曲を
「予定外」といいながらもビシっとバンドで合わせて歌う。
笑ってステージを後に。悔しいくらい素晴らしい。
とにかくすっごく気分良く過ごせた夜でした。
ライブってやっぱりいいなぁ。

Cocco official site

http://www.cocco.co.jp/

グラインドハウス USAバージョン

2007年12月04日(火) 23時49分


見逃した見逃したと嘆いておりましたが、
日本ではバラ売り公開された"Grindhouse"
USAオリジナルバージョンの劇場再上映を知り、
なんとか観る事ができました。いやー大満足。
もぅ半分根性でしたが・・・。
本国での興行収入がダメダメだったこともあって、
海外上映はほとんどがバラだったらしく、
このオリジナルの状態で観れたのはアメリカと日本くらいだ
そうなんですよ。
↓2本単独上映の感想はこちら。

9月2日「デス・プルーフ in グラインドハウス」

9月23「プラネット・テラー in グラインドハウス」

日本公開は先行でUSAバージョンを東京と大阪の2館のみで、
単独公開が「デスプル」→「プラテラ」がだった訳ですが、
オリジナル版はプラテラが先。

@ダニー・トレホ主演"Machete"の予告
A「プラネット・テラー」
 (エンドロールなし)
ウソ映画予告大会
B「ナチ親衛隊の女狼」予告
CレストランのCMフィルム
D「Don’t」予告
E「感謝祭」予告
F「デス・プルーフ」
G全編キャストスタッフのエンドロール
(デス・プルーフ単独版のエンドロールの曲の
後はプラネット・テラーのテーマが流れる

全編約3時間半!
でも2本とも単独版より尺が短いので
感覚的にはあっという間でした。

元々「トラッシュ映画2本立て館」をテーマに
このサイズで観る事を目的として作られたもので、
最初にこっちを観たら、まぁなんと具の多い贅沢な映画だと
思ったでしょうね。

「プラネット・テラー」の方は単独版とほとんど
変わらない印象。多少時間は短いんだろうけど、カット
してる場面あんまり思い当たらないくらい。
あぁ、そういえばあの女医さんが手に麻酔打たれて
無理にドアを開けようとして失敗して
手をグギ!ってさせちゃうバカな場面は
2回あった記憶あるけど、2回目は無かったなぁ。
そんなもん?

それにしても2回目観てもやっぱり面白いですこれ。
前半の医者夫婦の確執がサイコホーラ調なのが、
バーベキューハウスに篭城するあたりからは、もうめちゃくちゃ
スピーディーな映画になっていくのが最高。
チェリー(ローズ・マッゴーワン)の片足マシンガンは
ポスターの図柄になってる割に時間が短すぎて残念!と
思ってたけど、再見するとあの程度がちょうどワクワク面白いのかも
しれないと思いました。全編だと飽きちゃうだろうしちゃんと
考えてますよね。
もうめちゃくちゃ映画的にカッコイイです。

エル・レイ(フレディ・ロドリゲス)とチェリーがいい感じに
なるところで丁度「1巻フィルムなくなりました。すんません」
のテロップが出る訳ですが、二度目観てなんとなく判りましたけど

・二人のエッチなシーンはどこまで描かれてたのか?
・女医と父親のアール保安官の確執の和解。
・どうやってあの感染者に包囲された家から
 バーベキューハウスに逃げてきたのか?
・ヘイグ保安官(マイケル・ビーン)はどうして
 やられたのか?
・クラブのマネージャーと双子はなんでここに
 たどり着いたのか?
・エル・レイとは何者なのか?

って部分がその1巻で全部飛んでます。かなり
盛りだくさん。(笑)
映画の内容これくらいすっ飛ばしてもグラインドハウスなんて
みんなヒマ潰しに観にきてるし
どうってことないって事なんでしょうね。



「デス・プルーフ」の方は逆にディレクターズカット
に比べるとかなりカットしている印象が強かったな。
ハッキリ判るのは、
バタフライが彼氏?とちょっと口論して
雨の車に乗り込む場面がナシ。
単独版では出なかった「1巻消失しました」テロップが
出てバタフライがスタントマンマイク(カート・ラッセル)に
ラップダンスを披露する場面も全くありません。
そしてジャングルジュリアたちの惨劇の後、
「プラネットテラー」の女医と父親の確執が
ある場面があって(ここで例の赤・青・黄の注射器が
彼女の胸にちゃんとあるのが笑える。怪しすぎだろー)
その後あったヴォーグのイタリア版を買うコンビニ+駐車場の
場面が全てカットされてました。ここだけでも結構長い。
あのダラダラ続く会話ももっとあったような気も・・。

ただ「プラテラ」の方の1巻消失はギャグみたいになって
ましたけど、こちらの方は全く無いシークェンスが結構あるので
かなり映画の印象が違う気がしました。
その分、かなりスリムになった印象でこっちもいいなー。

ゾーイ・ベルが最後あたりで鉄パイプでスタントマンマイクを
ボコボコにしてからドア開けずに空いた窓ガラスから
動き出した車の飛び乗る!ってものすごいワザを
さりげなく見せてる!なんて新たな発見もありました。スゴイ。。

続けて両方観直すと、プラテラは過去にこんなお金のかかった
バカ面白いB級ホラーアクションなんて存在しないだろうと思えたし、
デスプルの方はかなりマイナーなサスペンス映画のノリを狙ってる
んでしょうが、回顧的でありながら、やっぱり新しいって印象。

そして「デス・プルーフ」の感想で触れてましたけど、
楽しみにしてたウソ予告。
唯一単独版でも観れた本編を製作中というウワサの
「マチェーテ」はなんとなくストーリーが判るつくり。
「メキシコをなめるな!」(笑)
人殺し神父のキャラがすごく面白そう・・ロドリゲス作品
おなじみのチーチ・マリン。

B「ハロウィン」のリメイクでまた株を上げた
ミュージシャンでもあるロブ・ゾンビ監督の
"Werewolf Women of the S.S." はナチ女親衛隊もの。
ウソ予告の中でも一番ウソ臭い・・というか、実際には
コレは無さそうな感じでした。ニコラス・ケイジとか
絶対こんな映画メインで出ないもん。
でも将校がウド・キアなのはありあり!

D「ショーン・オブ・ザ・デッド」の
エドガー・ライト監督による「Don't」の
予告は笑ったな〜 訪れる館は「ヘルハウス」調。
昔ホラー予告多かったタイトル連呼型の典型みたいで
とにかく、ドアを開けたら「Don't」
なんでもかんでも「どんと」「どんと」・・・・
どうせ本編はつまんないんだろうと思わせるのも
らしくて良かった。どんと。

Eは「デスプルーフ」でバタフライを口説こうと
飲ませ作戦でがんばってた胡散臭そうな
赤シャツの男として出演もしている「ホステル」
のイーライ・ロス監督の"Thanksgiving"
これは本編あったらめちゃくちゃ痛そうな
本格スプラッターな感じです。フィルム異様に
退色してるのもそれっぽい。

こういうウソ予告はもっと観たかったです。
どれも本編を撮影して編集してるかのように
細部までかなり凝ってるので結構な制作費かかったと思われます。

「グラインドハウス」のメッカ、ニューヨーク42streetの
グラインドハウスでかかっていた映画の予告を集めた
DVDを先日買っちゃいました。子供の頃から予告大好きで(笑)
これ予告で観ていてもすっごいつまんなさそう!と
思う映画ばかりなのがすごい(笑)実際はどれも低予算で
プラテラ、デスプルみたいにお金かけれる映画なんて
無かったんですよね。

「キル・ビル」の片目女ダリル・ハンナの元ネタ
クリスチーナ・リンドバーグ主演、1972年の

They Call Her One Eye(予告@youtube)

とかそんなんばっかり20本くらい収録されてます。


42nd Street Forever, Vol. 1 @amazon.com 



CのウソCMはSomething Wried VideoのIt's intermision
timeってビデオにこういうのが山ほど収録されてます。
フィルム使い回しすぎてあの色の落ちた感じがもうすごくマズそうで。
ドライブインシアター時代のインターミッションには
必ずスナックバーのCMがあったそうです。
↓youtubeにも結構落ちててこんなのとか
「関連映像」とかでもかなりアップされてますから興味
ある方はどうぞ
今や大抵は探せばyoutubeで観れるから便利。
日本のシネコンもこんな感じの今でも上映前にやってますよね。

Vintage Drive-in Intermission films@youtube

これはオマケ
Our Feature Presentation@youtube

今回の上映料金は2000円。確か大阪東京の初公開は
3000円だったと聞いてましたが、同じく
某シネコンのプレミアシート。
考えたら2番館3番館の場末映画体験の再現を
こんなゴージャスな劇場でやってるのはどうなんだろう
と思うフシもありますが・・・^^
観たところは残念な事に見事にガランガランでそこだけは
コンセプト通りなのか・・。
あと30年もしたら、今の映画好き世代がシャレで
2007年くらいのシネコンの再現とかやるのかも
しれないですね。
ドルビームービーの再現とか、「給料3ヶ月前」とか
映画の前に「映画泥棒」のフィルム入れたり、
・・ってあまり面白そうじゃないなー。

そういえばロドリゲス監督、チェリー(ローズ・マッゴーワン)
と完全にできてしまい、5人の子と嫁(過去全作のプロデューサー)
を捨てて彼女のもとへ。
「バーバレラ」のリメイクの監督予定だったのに
主演を彼女に!とかいいだしてディノ・デラウレンティスともめ
ナシになったとか。シンシティの続編も頓挫しそうとかいろいろみたい。
逆にウディアレンみたいに、作品にいい影響が出ればいいんですが
がんばれロドちゃん!

とにかく再度観ても面白かった!
DVDもアメリカではとりあえずバラで出たそうなんで
この状態で日本発売してくれる事をとりあえず待ちます!

USA版「グラインドハウス」としての
kazuponの感想ー★★★★1/2

公式サイトによるとこのUSA版は年内下記の劇場で
上映されるようなので、見逃した!という方でお近くなら
ご参照ください。
というか特にバラでも観てない方はとりあえず劇場へ!
「どんと」じゃないよ。
「あぶそるーとりー」です!

広島:広島サロンシネマ 12月8日(土)〜12月14日(金)
東京:吉祥寺バウスシアター 12月15日(土)〜12月28日(金)
東京:シネセゾン渋谷 12月22日(土)(オールナイト)
秋田:秋田フォーラスシネマパレ 1月5日(土)〜1月18日(金)

official site

http://www.grindhousemovie.net/

日本公式

http://www.grindhousemovie.jp/

京の紅葉とイタリアン

2007年12月02日(日) 20時39分


もう12月になっちゃいましたけど、京都の紅葉は
11月下旬から今くらいがピークだったみたいです。
最近仕事がらみがバタバタしてる割にはいろいろ足を運んだりとか、
今ちょいとお手伝いしてるバンドのライブがあってめちゃ
楽しかったり、なかなか充実した11月でした。
演劇の秋な自分でしたが、もちろん食欲も・・。
ってことで久々に食べ物ネタを。

京都にはたまーにふらって行く事が昔から好きなんですけど、
随分前から、三十三間堂の近くの「イル・パッパラルド」
ってイタリアンレストランが美味しい!って良く耳にしてました。
当日電話しても「満席です」って絶対なる
お店で結局一度も行けずじまい。
そこのシェフが独立してお店を出されたのがここ。
評判はどんどん高まり東京にもお店を出されたようなんで、
そちらに行かれた方も多いのでは?かなり有名店になってる
みたいですね。

IL GHIOTONE(イル・ギオットーネ)



東山の八坂の塔の影にかくれるように静かな佇まいが
あるお店。
以前、平日のお昼にたまたまそばにいて
ダメモトでランチでも・・・と入ってみて見事玉砕
したんですけど(笑)
その時、お店の方が申し訳ないと丁寧に応対して
くださって、ゴハン食べた訳でもないのに玄関先まで
見送ってくださったのがめちゃくちゃ好印象だったんです。
後でHP観たら、その方がオーナーシェフの笹島さんその人でした。

実際は1ケ月前から予約開始で、その日に電話しないと
どうもダメらしいと。結構そういうのはスルーなんですけど、
京都で「ヨーロッパ企画」の舞台を観る予定があって、珍しく
○月○日に京都に行く事が判ってたので、夜の予約をとっておきました。
お昼に電話したのに最後の一席だったらしい。(驚)
考えたら秋のこの日の東山のレストランなんて、1年で一番
人が多い時期なんですよね・・。それにしてもすごいなぁ。

お店は店構えよりも中は結構広い。オープンな厨房は
賑やかで観ていて楽しいですね。結構若いスタッフが
多い印象でした。



そんなに頻繁にディナーとか行ってるほうでは
勿論ないので浅い経験の中でも、すべてのメニューが
超びっくり!という感じでは無いんですけど
お料理は全般美味しかったです。
サービスもベタすぎず丁寧。、重くなくややカジュアルな感じです。
コースに関しては「特別なにを出すかを決めてないん
ですけど、嫌いなものありますでしょうか?」って
予め聞かれるスタイルで、メニューに何が出るというの
は書かれていないんですね。
観ると、結構テーブルによって同じ料金でも
違うメニューを出してる印象だったので、いろいろ変えて
るとしたら驚きですが。
コースにしても○○が食べたいとかのリクエストも
その日の素材ではスタッフに言えば対応されてるようでした。
イタリアンのメニューってパスタあたりで量に負けて
しまうパターンが自分の場合多いんですけど、
量的にも丁度いいくらい。ワインがすすみまくりです。^^



基本京野菜をイタリアンに上手くとりいれている
料理がメインになっているとのことで、聖護院大根と
お肉のバランスが絶妙の一品とか、めちゃ贅沢満足しました。

帰りも会計をすませると、やっぱり厨房からわざわざ
笹島さんが出てこられて、丁寧に挨拶をしてくださいました。
そりゃお客さんは感激しますよ〜。
人気の秘訣はここにもあるように思いました。

まー最近は京都って犬連れてる事がほとんどなんで
かなり難しいんですけど、
また機会があれば食べにきたいなぁと思ったお店でした。

http://www.ilghiottone.com/

イル・ギオットーネ 京都店
京都市東山区下河原通塔の前下ル八坂上町388−1
075-532-2550

そうそう、うちの近くにもクッチーナ笠井って
小ぶりなイタリアンレストランがありますが、
すごく美味しくて、そっちもかなりオススメです!
あー普段こんなんばかり食べてる訳じゃない
ですからねー!基本Bグルメな毎日ですわたくし。
誰かついてきますから奢ってください!



ちょうどここは清水寺の下あたり、すぐそばは高台寺が
あって、まさに紅葉ライトアップまっさかりなので
予約時間までちょっとあったから高台寺の方へ行くと
長蛇の列だったので、上の圓徳院に行ってみましたが
まーすごい人で全員デジカメか携帯で写真撮ってる
状態なので、風情というものには程遠い感じでしたが^^
写真で見るとやっぱりキレイですね。一番上の画像も
圓徳院にあったものを接写したものです。
たまには犬ナシ京都もいいなぁと。って言ったら
留守番してもらったテリタミ(犬2匹)に激怒されそうです。

ベオウルフ/呪われし勇者 (2D版)

2007年12月01日(土) 23時26分


ロバート・ゼメキス監督なので全く予備知識
ナシで良く行くシネコンに足を運んだんですが、
後で公式サイト見てびっくり。
これって本国ではIMAXシアターメインで上映していて、
日本でも一部の劇場では3Dメガネをかける3D版で
上映しているそうですね。
自分が観たのは2Dバージョンで、
アトラクション的要素の強い3D版とはおそらく
印象がえらく変わってしまうのではないのかなぁと。
いやいや映画鑑賞前に情報を遮断してしまうのは、たまに
弊害があったりするなぁ。「グラインドハウス」の
フルバーション見逃したときも思ったけど。
おまけにこの映画は観るまでフルCGだってことも知らなかった
んですよ(苦笑)
でも全編CGだと気付いたところで「そりゃすごい!」と
思ったかというとそうではなく・・・。

現存する最古の英語叙事詩の映画化だそうなんですが、
宣伝文句にある「ロード・オブ・ザ・リング」と「300」
の融合みたいなのは確かにそうなんだけど、決して
プラスの要素にはなっていない印象。
正直2D版は退屈はしないけど、これってほぼ役者による
パフォーマンスキャプチャーで作っている訳ですから、
CG映像にする意味があるのか?って部分を多く
感じた作品でした。
俳優の部分は別にCGにしなくともほぼ実写観てる
カンジなんですよね。
でも全編演じているわけではない手法だそう
なんで、拘束時間短くてギャラそれなり!って
日本のCMに出たりするのに近いのかも。

古代デンマーク。
フロースガル王(アンソニー・ホプキンス)の元で勝利の祝宴の最中、
おぞましい巨人グレンデルが襲ってきた。
戦士ベオウルフ(レイ・ウィンストン)はその征伐に成功し、
王の信頼を得る。しかしその母親(アンジェリーナ・ジョリー)の怒りを買い、
多くの部下を惨殺されてしまったベオオルフは母親の元へ
向かうが、あまりに美しい彼女の前である契約を交わしてしまう。

ゼメキス監督って、今はプロデューサーメインでやってるのか、
前の監督作は3年前の同じフルCGの「ポーラーエクスプレス」
だったし、純然たる劇映画は2000年の「キャスト・アウェイ」
が最後みたい。まぁ前から「ロジャーラビット」とか、そういうの
好きな監督でしたけど、新しい娯楽映画の方向性を作るのが好きな監督なので
「バック・トウ・ザ・フューチャー」を期待しない方がいいんでしょうね。

この映画、キャプチャーとはいえ豪華キャストなのに
ものすごく地味な印象を受けます。主演がレイ・ウィンストン
ってのがかなり地味目だし、酒焼けしたみたいなガラガラ声、
キャラクターも実は弱い面があって、ちょっと虚言癖な
面もあります。
史実上の英雄伝説とかって、権力持つものが
後世に自分の伝説を語り継ぐためにかんなり脚色・・ヘタすると
全部ウソってのもありそうだし。そういう部分が
描かれているのは面白かったかな。

前半のグレンデルのくだりは、「ロード・オブ・ザ・リング」
なんかよりも結構グロイ。造形も描写も。
なんだかやたら裸になりたがるベオウルフ。
どんな場所にいても大事な部分だけは手前に顔があったり、
モノで隠れたり、絶妙に映りません(笑)
あまりにグレンデルの股間を隠す場面が連続しまくるので
笑ってしまいましたよ。なんちゅうムダなCGの使い方。(笑)

フルCGなのに物語はフロースガル王の館に終始してて、
グレンデルがめちゃくちゃキモい以外は古典劇を観てる
ようなイメージ。メインの登場人物はかなり実写に近いイメージ
の割には、背景にいる人たちとか、どうでもいい女性の役は
モロCGっぽくて安っぽい感じがする。うーん・・。
アンジェリーナ・ジョリーって広告ではかなりメインの
扱いですけど登場場面はほんの少し。
同じくCGは凄いけど、映画としてはちっとも面白くなかた
「スカイキャプテン」に近いゲスト出演みたいな感じです。
全編なんか中途半端だなぁと思ってました。
後半のドラゴンが出てきてからは迫力あってなかなか
だったんですけどねー。

このベオウルフ、長編映画になるのはこれが3度目だ
そうで1999年版の「ベオウルフ」は
クリストファー・ランバートが主演。



そして2005年には「300」でスペクタクル映画に
ぴったりだというのが判明したジェラルド・バトラー
がベオウルフを演じた"BEOWULF & GRENDEL"ってのが
あって日本未公開。わずか2年前なんですね。



とにかく3D版を観ないとマトモな感想にならない
気がしてますが★は2D版を観た印象です。
やってるウチに3D版観に行こうかな・・。

kazuponの感想ー★★1/2

official site

http://www.beowulfmovie.com/


日本公式

http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/
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kazupon
映画の感想を中心に大好きな音楽の事や、どうでもいい話もテキトーに綴っております。
感想はネタバレ確実にしてますのでご注意を!
たまにdrummerもやってます。
コメント&TB大歓迎ですが、
最近忙しくTBはマトモにお返し出来ず申し訳ありません。

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