狩人と犬、最後の旅

2006年08月29日(火) 23時19分



犬好きとしては、タイトルだけでそそられる?ものがありますが、
自分のようなヘタレ飼い主が観にいくと、どーん!
と突き放されるような作品かもしれません。
どちらかというと街が好きな自分にとって、
「あぁそろそろ人里離れた山奥で、
ひっそりと自給自足しながら生きていきたい」
なんて絶対に軽々しく言ったりしないと思うんですが、
この映画の主人公は本気でそういう暮らしを自ら選んでいます。
もうほとんどいなくなってしまったという「罠狩人」の一人
ノーマン・ウィンター本人。

ちょっと変った映画で、映画そのものは実在の
ノーマンを本人が演じていて、
自然もホンモノで限りなくドキュメンタリーに近い映画なんですが、
それを劇映画風にある程度物語性を持たせて作られています。
冬の大自然はほんとに美しくて過酷。
でも自分には先日観た「ホワイトプラネット」のような
モロなドキュメンタリーの方が、そういう自然の壮大さ、
過酷さを客観的に見れる方が退屈な面ももちろんありますが、
好みかもしれません。
主観はあまり無かった作品ですし。

この映画は監督とノーマンの自然哲学がかなり入っていて、
その部分を映画にしているので、
共感出来るかどうかも大きいのかもしれません。
自然のバランスを取るために狩をしている。
そして彼らがいなくなったらこの地は荒れ地になる・・・。
なるほどそういう自然との向き合い方と、
自分の「仕事」に対する哲学ってあるんだなぁと思いました。

この映画その割には、いわゆる「見せ所」として
冬のソリを引く犬たちと、
その群れの描写が中心に据えられています。
この犬達がめちゃくちゃ可愛くて愛おしい・・・。
ちょっとズルイです。(笑)

もちろん犬好きとしては犬たちの描写に心奪われまくるんですけど、
個人的にこのノーマン、ちょっと待てよ!という部分が。

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シザーハンズ舞台版/マシュー・ボーン@五反田ゆうぽうと

2006年08月26日(土) 7時30分


"Edward Scissorhands"
Matthew Bourne 演出・振付
東京・ゆうぽうと簡易保険ホール

マシュー・ボーンに関しては、大好きな映画「リトルダンサー」
にアダムクーパー主演の「白鳥の湖」が登場するって知識程度。
舞台の評判はよく耳にしてて、一度観てみたいなぁと思ってました。

なんといってもティム・バ−トンの「シザーハンズ」は大好きな作品。
監督以上に好きなダニー・エルフマンの音楽は
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」と並んで、
最高傑作じゃないかと思ってます。
そのエルフマンの曲をちゃんと使ったお芝居だと
聞いていたので、かなり観たかったんですが、
こういうのはまず大阪公演無いし・・。そんな舞台には浅い自分なので、
この記事レビューというより日記です。すんません。

この日、朝は大阪にいたんですが、
午後にたまたま打ち合わせが神宮前であり、
夕方には終わってしまったので、トンボ返りも勿体ないなぁと・・。
おぉ!そういえば「シザーハンズ」今やってるんじゃないか!?
と問い合わせてみると当日券あるとの事!思い立ったら吉日です!
そういえば五反田は始めて降りました。
明日の9時には大阪にいないと・・。21時終演だったら終電ギリかも(笑)
でも残り物には福があるのか、
チケット買うと前から数列目!のセンターあたりの席でびっくり。



でようやく感想なんですが、
マシュー・ボーンってバレエをちょっと変った解釈で
表現する振付師だと勝手に思ってたんですけど、
この舞台に限ってなのかもですが、
思った以上に演出がメインであったという事。
限りなくミュージカルの体裁で、
そのダンスの部分がバレエになっている!という印象。
特にバレエとか演劇とか、容易にカテゴライズされない部分が
魅力なのかもしれないと感じました。

とはいえセリフも歌も無く、役者のパフォーマンスだけでストーリーが
語られていくので、イギリスのものとはいえ日本でそのまま上演しても
物凄く判りやすい。
ひょっとしたら映画の内容を知り尽くしているから、そう思った
だけなのかもですが(笑)
そしてセットがかなり凝っていて、セットチェンジが物凄く早い。
前で見ててもほとんど判らないので、さすがにこれは
1会場で限定しないと公演出来ないんだろうなぁと思いました。

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スーパーマン リターンズ

2006年08月20日(日) 10時21分


ジョン・ウィリアムズの曲では、「スターウォーズ」よりも
「スーパーマン」の方が好きでした。
そのワクワクする壮大な曲と旧シリーズと同じスタイルの
立体文字が飛んでくるタイトルだけでお腹いっぱい。
タイトルだけじゃなく、良質のエンターテイメント・ムービーで、
今夏観た娯楽映画の中では一番のお気に入りになったかも。
「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガー監督は単なる娯楽映画の域から
「X−MEN」シリーズで内容的にも深みのあるヒーロー映画を開拓した
実績がありましたけど、
新作の「3」を蹴ってまでスーパーマンを撮ってみたかったとか。
元々舞台はニューヨークという設定なので、最近のハリウッド映画に見られる
アメリカの不安感が感じられる作品でもあります。

カンザス州のケント農場の近くに隕石が落下。
5年ぶりに地球へ戻って来たスーパーマン=クラーク・ケント。
生まれ故郷のクリプトン星を確かめに戻っていたが、全て無くなっていたと
育ての母、マーサに話すクラーク。
デイリー・プラネットに職場復帰するも、5年前に思いを寄せていた女性記者・
ロイス・レーンに同居する男性と、息子がいる事にショックを受ける。
そんな折、宿敵レックス・ルーサー(ケビン・スペイシー)が北極にある
スーパーマンの秘密の場所から弱点であるクリプトナイトを収集していた。

旧作シリーズのリチャード・ドナー監督の1作目よりも
能天気だったリチャード・レスター監督の「冒険編」が大好きでした。
コメディタッチの作風で結構なんでもありで、
パワーダウンした時にイジめられた奴に仕返しにいったり(笑)
1ではラスト地球逆回転させて時間戻したりしてましたし。
映画スーパーマンシリーズの面白いところは、超人なのに万人の危機でも
まずロイスありきで助けてしまう身勝手な所。

この物語が人気なのは、空を飛んで不死身!っていうスーパーマンの設定
は当然なんですけど、
男は普段冴えないと思われている男が実は不死身のヒーロー
だって事を隠している部分がカッコイイと思えますし、
女性にとっては本作にもありましたけど、「誰もが好きになる」ような
ヒーローが自分に恋愛感情を持ってくれるというのが少女マンガ的に入り込める部分
じゃないでしょうか。

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Summer Sonic06大阪 2日目

2006年08月15日(火) 15時17分


2日目なんといっても印象に残ったのは、SONICステージで
トリをやったFLAMING LIPSの多幸感溢れるライブ!
「フレーミング・リップスのライブはいっぺん観とけ!」って
観た事ある人には必ず言われてたんですけど、曲そんな知らないし。
で始まったとたんに、会場イッパイに飛ばされた
青い風船の大群!(笑)
1曲目だけで回収するのかと思ってたら、ライブが終わるまで
ずっと飛ばされてました。
観客はとりあえず風船タタキに夢中。ちょっとズルイです。
そして無数の紙吹雪とステージ上のコーラスも何もしない
20名くらいのダンサー?
もう飛び道具だしまくりで、ハッキリ行って演奏がよかったのか、
この雰囲気が良かったのか不明ですけど(笑)
観客みんな楽しそうにしてましたし、こういうライブはなかなか
体験出来ないものだと思いました。

そうそうキーン(Keane)が昨日急にキャンセルが発表されて、
観るつもりだったので残念。
フレーミング・リップスのヴォーカル,ウェインが後半で
しきりに「ここにキーンのファンおるか?」って呼びかけて、
ファンをステージに上げて1曲キーンの歌を伴奏つきで歌わせたのには
笑いました。

Flaming Lips Official Site
http://www.flaminglips.com/

前日の帰りのコスモスクエア駅のながーい入場待ちに辟易してたので
二日目はちょっと早起きして車で行きました。
ちゃんと1日目にWTCの駐車場のおっちゃんに朝の満車になりそうな
時間を聴いておいてよかった。帰りがラクチンでした。
二日目はお気に入りのクドカン率いるグループ魂がZeppに登場。
行った事ある方は知ってると思いますが、Zeppはすぐに入場規制かかる
ので、最初からここに入って、座って観れる二階席を占拠、めちゃくちゃ
ラクです(笑)別に前で観たいってもんでもなかったので・・。
ビール飲みながらのーんびりして登場アーティストをまったり鑑賞。
下フロアはハイカラのセッティングあたりから満杯状態です。



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DJ Shadow & Massive Attack @サマソニ

2006年08月14日(月) 23時04分


DJ Shadowは結構ライブを観てるんですけど、
Massive Attackは、アルバム結構持ってるにもかかわらず、
ライブを・・・というか演奏してるライブビデオすら
今まで観た事がありませんでした。
数年前にマッシヴ・アッタックの前座にシャドウが出るって
ライブが東京だけであって、東京まで観にいくつもりに
してたんですけど、その後シャドウのみ大阪でやる事になって
東京行きは断念した事があって・・。
結構音楽性が近い部分があるんで、、仲いいのかもですね。
この後もヨーロッパ等で一緒にツアーやってるみたいです。

日本でも知名度はあるんで、この際見よう!って思ってた人も
多い感じで、大きなマウテンステージに結構な観客数。
ハッキリ言って一人のDJがメイントラックをチョイチョイっていじったり
スクラッチする程度がメインのライブなんで、
もう少し小さめのダンスフロアみたいな所でやったほうが
いいんじゃないかなぁなんて思いました。
あんまり期待されてもなぁって・・。(笑)

今回は昨年DJ来日した時と違って、ちゃんとDJ Shadow名義の曲を
やるライブだったので嬉しかった。

1曲目から名盤Entoroducingの冒頭の" Building Steam with
a clain of salt"のピアノが!おぉぉ!って感じでした。
数年前の単独ライブの時と同じ、モニターを駆使したライブで、
前は手元でサンプラーとかスクラッチを実際にやってる所を
見せてましたけど、今回は完全にVJが映像を造りこんできた
感じでした。まぁ映像無いとこんなフェスだとバンドにどうしても
負けるから・・ってインタビューでも言ってましたし。



嬉しかったのはU.N.K.L.Eの時の"Be There"って曲を
イアン・ブラウンのヴォーカルバージョンで、当時たまにMTV
で見かけてた映像とシンクロしてやってくれた事。あの地下鉄が
登場する謎めいたクリップ好きだったので・・。

珍しくゲストヴォーカルを二人連れてきていて、8月末リリース
予定の新譜に登場するヴォーカルトラックを歌ってました。
多分一人はシャドウも在籍する「Quanam」の人かな?
ちょっと新しいサウンドはまた王道ヒップホップ寄りになってるようで、
アブストラクト色はさらに薄くなるのかなぁ?

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Summer Sonic06大阪 1日目

2006年08月13日(日) 23時02分


夏は断続的にしか休みが無いにもかかわらず、気合でサマソニ行ってきました。
今年はDJシャドウ、マッシヴ・アタックというかなり好きな
アーティストが出ることもあり、なんとなくノリで二日間のチケットを。
暑いです!でも楽しかった。
シャドウとマッシヴはそれ書いてるだけで終わってしまいそうなんで
別エントリで書きます。

サマーソニックってたまに聞くけど何?っていう方にチョイっと説明しますと、
どちらかというと洋楽ノリの野外ライブフェスで、フジロック・フェスティバル
が苗場に移った翌年?から、同じような感じで開催されるようになって、
フジロックが大阪からだと超行きにくい苗場(新潟)でやるのに比べて、
大阪の南港エリアと東京(幕張)で同時開催で二日のアーティストがごっそり
入れ替わるというものです。1日目大阪出てたのがほぼ翌日には東京でやると。
フジロックは体験済みなんですけど、なかなか苗場まで行くのは
時間的にキツイ自分には、気楽にふらって行けて結構ありがたいイベントです。
もう4回目かな?参加。

↓今年はだいたいこんな時間割

タイムテーブル06大阪

今回一番大きなオープンエアスステージのトリはリンキン・パーク・・。
結構デカイ所はヘヴィーロック系がメイン。最近の好みちょっと違うので、
二日間通して野外にいた時間がほとんど無いのは始めてかも。



オープンしょっぱなの10YEARSを観たかったんですけど、朝ぼやっと
してるといい時間になってて、いつも駅から
リストバンド交換まで時間かかったりなんだりで諦めて
マウンテンステージの"MUM"のDJセットを観る。
もう超ゆるゆる。アイスランドのバンドなんですけど、
以前ベル&セバスチャンのジャケットに登場した双子姉妹
がいたバンドでしたよね?今回は男二人でDJ。
もうほとんど踊れないヘンな楽器とミックスばっかり(笑)
個人的にはなかなか良かった。でも客ボーゼン。

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ユナイテッド93

2006年08月12日(土) 23時54分


こんなに終始緊張感の持続する作品は久しぶりに観た気がします。
リアリティがあるって言葉は、この作品に相応しい。

2001年9月11日、世界中の誰もが、どんな作り物の映像よりも
度肝を抜かれた同時多発テロ。
その一つ、ユナイテッド93便の行方。
空港〜機内と、管制塔だけの描写にとどめ、リアルタイムに近い形で映像化。
機内と管制塔の場面が目まぐるしく切り替わるのに、観客はどちらの
現場にもいたような感覚にさせられる演出と編集の手腕は凄い。
監督は「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス。
この監督、あらためてもの凄い力の持ち主だって思いました。

この作品、いわゆるドラマ性はゼロで、ほぼ無名の俳優だけで構成。
TVなどでよくあるドキュメンタリードラマのように、誰か特定の
人物に焦点を当てている訳でもなく、ドラマ的なメッセージ性は皆無。
感傷的な場面も墜落寸前に機内から家族へ電話していた事実以外は全く出てきません。

まだ日の浅い5年前の惨劇を映像化するってのには、かなりのハードルが
あったと思います。当然被害者40名全員の遺族の意思を無視して
作れなかったでしょうから、全員納得させるだけの製作意図がまず
あったんだと思います。
おそらく事実を変えて描かない事、飛行機の乗客達の行動によって
被害が最小限で抑えられた事が明確に伝わる事が
条件だったのかなと思いました。
それでも、機長、副機長を含む搭乗員、乗客の数人はかなり残虐な殺され方
をするので、その方々のご遺族は観るに耐えない映像なのかもしれません。

世界中の観客の誰もが結末を知っている最近の実話の映画化、
というのは意外と珍しいような気がします。
でも実際はあの飛行機の中の最後はどうだったかというのは
誰にも判っていない。
膨大な事実にまつわる資料とインタビューで映画の内容を組み立てて
いったとか。おそらく明確な部分は観客が交わしていた電話の内容と、
通信記録?くらいだったんじゃないかと思います。
でもかなり事実に近そうな気がしました。

この作品、観客の向き合い方が、他の映画とは違う気がしてました。
映画の面白さよりも、事実の行方に興味対象がある作品ですし。

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Cocco ザンサイアン・ツアー@大阪厚生年金会館

2006年08月10日(木) 6時43分


前から一度ライブを観たい!と思っていたCoccoの
約5年の活動休止後の初ツアーの大阪公演を観る事が出来ました。

いやー、期待以上でした。
バンドセット以外にはほとんど何もないステージ。
ファンから贈られたと思われる、両手一杯の花束を抱え、走って登場した彼女。
復活アルバム「ザンサイアン」の一曲目「音速パンチ」で幕開け。
2曲目はファーストアルバム「ブーゲンビリア」の冒頭の「首」!

昔にビデオで観た、デビューの頃の気迫迫る感じはそのままで
一気に引きこまれました。
裸足のパフォーマンスで、気持ちを物凄く込めて歌ってるのが
遠くからでもビシバシ伝わってきます。

新譜からの曲がメインでしたが、
「強く儚い者たち」「眠れぬ星の王子さま」
「焼け野が原」なんてヒット曲も。
正直、一度音楽活動を止めちゃった彼女だったので、古い曲は
一切やらないと思ってたんでびっくりしました。

中盤、静かなピアノのイントロが鳴ると歓声が上がる。
鳥肌が立ってしまった・・・生で聴きいてみたかった
「カウントダウン」!
アルバムより全然かっこいい。
やっぱりすごいよCocco。

過去の曲を全部書いた紙が入っている箱から
くじ引きで2曲程度演奏するコーナーがあるようなんですが、
ツアーも終盤で飽きたのかくじは引かず、
前日神戸のステージでアコースティックで作ったという曲を
バンドアレンジで即興でやった後(これがめちゃくちゃいい曲!)
「きょうのうた」ってその日に彼女が作ったばかりの曲をメンバーに歌ってみて、
その場でコードとらせて曲に仕上げていくのが面白かった。
何がって、もう最初に唄ってる段階で、ほぼ完成してる。
彼女コードとかほとんど判らないそうなんですけど、
既にキャッチーなメロディが即興に近い形で出来ているんですよね。
インタビューで「歌がどんどん勝手に出てくる」って言っててホントかなぁ
なんて思ってましたけど、あれはマジですね。すごいわ。

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ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男

2006年08月09日(水) 23時49分


1969年7月に自宅のプールで水死体で発見された
ローリング・ストーンズの創設メンバー、ブライアン・ジョンーンズ。
観る前はドキュメンタリーものだと思ってたんですが、
ちゃんとした劇映画でした。
ストーンズそのものが今でも現役バリバリで活躍するバケモノみたいな
バンドですから、ミックやキースの若い時が登場しても、結構知ってる
だけにリアリティは感じられません。

見応えのある作品ですけど、エピソード羅列型で単調な印象。
映画としてはイマイチなんですけど、フェイクドキュメンタリーだと
思って観ると結構面白い。
この当時のミュージシャンについては色んなエピソードが
様々な本や映像から情報としてあるので、まぁ
「ロック伝説・ブライアンジョーンズの巻」みたいな軽いノリで
観るのがいいのかもしれません。

この映画はブライアンの「他殺説」を検証している映画でもあります。
事実かどうかは別として、60年代後半のロックスターの死に際周辺は、
こんなもんなんだろうなっていう雰囲気はめちゃくちゃ出てます。

ドラッグにハマリ、スタジオに来ない、曲作らない、やる気無い、、で
ストーンズを干されていたブライアン・ジョーンズ(レオ・グレゴリー)
の豪邸の改装を任せるために、ツアーマネージャーはキース・リチャーズの
家を手がけた経験のあるフランク・ソログッド(バディ・コンシダイン)
を連れて行く。最初はあまりにもイカレてそうなブライアンに仕事を断る
フランクだったが、ガールフレンド以外に知人があまり来ないこの家に
頻繁に滞在するようになってしまう。

製作にあたっては、ミックとキースに許可もちろん貰ってるんだと思いますけど、
観て納得というか、「他メンバーが裏で殺させた説」もあるらしいブライアンの死
ですけど、物語の中ではキースもミックもほとんどからんでいない。。
一人がバンドに迷惑かけてる中、二人はマジメに音楽を創っていた
というイメージでチョイって出てくる程度です。
ミックは若い頃に結構近い?キースはゼンゼン似てねぇ(笑)

自分にとってブライアンのイメージは、ビデオなんかで観る
残された映像とか、あのゴダールの映画のほんとにラリラリ状態のイメージしか
なくて、、結構シャンとしてるんですよね、この映画では。

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ゆれる

2006年08月08日(火) 23時35分


なんだか観た後どーんと落ちる映画です。
「ゆれる」のは吊り橋だけでは無くて、主人公と観客の心理もゆれます。

東京で活躍するカメラマンの猛(オダギリジョー)は母の一周忌で
久しぶりに里帰りするが、頑固物の父(伊武雅刀)には相変わらず反発してしまう。
父の営むガソリンスタンドで真面目に働く兄・稔が、従業員で幼馴染みの智恵子
(真木よう子)に好意を持ってるのが面白くない猛はその夜、彼女と寝る。
翌日稔に誘われて三人で子供の頃行った事のある渓谷へドライブに行くが、
猛が写真を撮って離れていると、稔と智恵子が吊り橋の上で揉めているのが見えた。
気付けば彼女が川に落ちた橋の上で呆然とする兄の姿があった。

観終わった後、西川美和監督が女性だと知って驚きました。
それなのにこの映画の鬼畜具合はすごいなぁと・・。前作「蛇イチゴ」は未見です。
ヘンな表現ですけど、なんだか70年代〜80年代っぽい印象というか、
結構見ているほうがドロンドロンするこの感覚・・。東映セントラルフィルムとか
昔のATGの映画を見ているような、そんな感じ・・。
猛は本質的に女性に対して冷たい奴で、
あのラブシーンの生々しいエロイ感じとか
それでも抱かれて、すぐ死んじゃうヒロインの幸薄そうな雰囲気とか・・。
なんだか男目線のようにも感じましたけど、
30代前半の女性監督の目線から観るちょっとモテる男と
あまりさえない男のイメージってあんな感じなのかなぁと、
逆に興味深くなりました。

香川照之さんは最近どの映画を観ても出てる気がするんですけど、
穏やかさと狂気と情けなさのギリギリの線を行ったり来たりする人を
演じていて、やっぱりスゴイです。
オダギリジョーは受ける側なんで難しい役だったと
思うんですけど、適役ですよね。この二人の心の葛藤が観客に
かなり伝わってたと思います。

この作品、敢えて事実を明確に描いていない部分があって、観る人に
よって解釈が様々なんじゃないでしょうか。そこも狙いなんだと思いますが。
兄が実際に彼女を突き落としたのか、誤って落ちたのかという部分です。
そして、その一部始終を弟が観ていて、全ての会話を聞いていたか
どうかもホントの事は観客には良く判らない。

↓下に続きます
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映画の感想を中心に大好きな音楽の事や、どうでもいい話もテキトーに綴っております。
感想はネタバレ確実にしてますのでご注意を!
たまにdrummerもやってます。
コメント&TB大歓迎ですが、
最近忙しくTBはマトモにお返し出来ず申し訳ありません。

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