テキサス・チェーンソー ビギニング

2006年11月02日(木) 0時11分


痛い!不快!絶望の連続で、
元々こういう映画が苦手な方はほんとに鑑賞避けたほうがいいかも。
スプラッタ系の多くは主人公が危機一髪ですり抜けるんですけど、
これは「あぁ、そうなったらイヤだなぁ」
って方向にほぼ行ってしまう展開。
陰湿で、極悪で、そして最後まで救いが無い・・。

でもある意味ここまで徹底してると、爽快というか・・・
・・・いやいや爽快ではないか。(笑)
徹底的に不快な方に行くので逆に面白かったです。

1969年、ベトナム戦争から一時帰国したエリックと弟のディーン、
そして二人の彼女はテキサス縦断の旅に出た。
ところが、すぐに怪しい保安官ホイトに拉致され、彼の家へ連れてこられ
拘束されてしまう。そこには子供の頃から精神障害で、生肉工場
で働いていたトーマスがいた。
4人は監禁状態になり、その家と奇妙な家族から逃げられないのか・・。

トビー・フーパー監督の処女作、
「悪魔のいけにえ」"The Texas Chain Saw Massacre "(1974)
は子供の頃テレビで見て、怖いを通り越してバカバカしいと
思った映画でした。(笑)
それなりにプロットはあるものの、
「電気ノコギリ持った変人がぶんぶん言わせながらキャーキャー
逃げまどう女の子を追いかけまわす映画だよー。」
って一行で説明つくシンプルな面白さ。

その影響は大きかったみたいで、
その後のスプラッタ系映画って、若者数人が
キャンプとかでアハハって騒いでる所からまぁ始まって、
殺人鬼登場・・で、エッチしてるか性格悪いやつから
順に消されるというか(笑)
それでも大抵は誰か助かるじゃないですか!?
最初の段階で誰が助かるかだいたい予測できるんですよね。

後になって「悪魔のいけにえ」は
アメリカ史上最悪の猟奇殺人犯エド・ゲインの事件
を元にしていると知りました。
捕まった時には自宅に15体の屍があって、
一部は衣服や食器に加工、そして食用としても保存されてたとか。
エドは慢性的な精神障害で無罪、精神病院で
84年に78歳で亡くなるまで生きてたんですね。
びっくりです。「羊たちの沈黙」にもエドがモデルの犯人が出てきました。

ジェシカ・ビール主演のリメイク版「テキサス・チェーンソー」
は見てないんですけど、これは「悪魔のいけにえ」ではなく
03年版の以前の話という事なんですね。
でも知らなくてもそれなりに怖かったです。
というかめちゃくちゃ怖かったですよ。

エドの生い立ちはそんなに重要じゃなくて、
ホイト保安官のマッドぶりが際立つ映画でした。
ホイトを演じるリー・アーメイ怖すぎ。
レザーフェイスよりも怖いもん。
怪物よりも見た目普通で凶悪な人間の
ほうがよほど恐ろしいんだなぁ。
胡散臭い保安官=怪しい家=拷問って
もう最強コンボですよ。

ホラー系はあまり得意ではないほうなんですけど、
怖いというより、不快。
一番苦手なのが「痛い系」だもんで・・。
これは強力な痛い系映画でした。

とにかく救いの無い92分間。
珍しく試写会で観たんですけど、
途中退席する方が結構いました。
だいたいどんな映画か想像つくだろうと思うんですけど(笑)
でも退席するのも仕方ない・・・。
登場人物が絶望的に逃げられないので、
観てるほうは精神的にどんどん追い詰められていく感じ
なんですよね。
でも最初に書いた通り、イヤな方向に徹底的に
ぶっ飛ばしてる作品でもあります。
「覚悟があるから、観る!」人にはおすすめかも?

kazuponの感想ー★★★

official site
http://www.texaschainsawmovie.com/

日本公式
http://www.texaschainsaw.jp/

Kazupon Movie Index
2006年11月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
profile
kazupon
映画の感想を中心に大好きな音楽の事や、どうでもいい話もテキトーに綴っております。
感想はネタバレ確実にしてますのでご注意を!
たまにdrummerもやってます。
コメント&TB大歓迎ですが、
最近忙しくTBはマトモにお返し出来ず申し訳ありません。

https://yaplog.jp/kazupon/index1_0.rdf
Yapme!一覧
読者になる