カーズ

2006年07月18日(火) 0時21分


あまりアニメを熱心に観るほうじゃないんですが、最近のCGアニメだと
99年の「トイストーリー2」が未だに一番好きな作品。
Mr.PIXARとも言えるジョン・ラセターが監督として
クレジットされているのは99年のその作品以来だから7年振り。
その彼の新作は車が擬人化してしゃべる映画です。
どうなんでしょう?って思ってたけど、やっぱり出来はすごくいい。
ただ若干物足らなかったのは、物語が平坦すぎたからなのかも。
それでも劇場に足を運ぶ値打ちは十分ある作品だと思いました。

若き天才レーサー、ライトニング・マックイーンはピストン・カップ決勝に
向かうトレーラーからはぐれて、“ラジエーター・スプリングス”という
田舎町に迷い込んでしまう。トラブルから町のメイン道路をメチャクチャ
にしてしまったマックイーンは裁判で道を元通りに直す事を命じられる。
そこはかつては栄えていたのに、高速道路が出来たために来訪客が
ほとんどいなくなっている町だった。

「トイ・ストーリー2」の中盤でランディ・ニューマンの手による
“When She Loved Me”という曲がかかる好きな場面があります。
ウェスタンガールのおもちゃのジェシーが、大好きだった持ち主の
少女が成長するにつれてだんだん遊んで貰えなくなり、
最後には捨てられてしまう回想シーン。

PIXARってテクノロジーを駆使したCGで映画製作をする会社ですが、
ラセターが描くのは「遊んでもらえなくなったアナログなオモチャ」
そして本作の舞台は「高速道路開通によって忘れ去られた田舎町」
という、技術の発展のために忘れられていく古き良きものへの想い。
失われつつあるアメリカの車文化への想いが
この作品には込められています。そこが素晴らしい。

この作品も予告とか宣伝を観た段階ではハデなレースシーンがメインの
レース映画だと思ってましたけど、レースは冒頭とラストに
あるだけで、映画の本筋は単身で異質な世界に飛び込んで交流する
「ストレンジャー映画」のパターン。(「ニュー・ワールド」の感想で書きましたが、最近プロットとして多い?)
ジム・キャリーの「マジェスティック」なんかも浮かびます。
田舎町で鼻持ちならないヤツが心開いていくって
パターンは結構観た気がしますよね。

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