2010年ベストムービー

2011年01月03日(月) 20時32分
あけましておめでとうございます!
2010年ぜんぜん更新できてませんでしたが
ベスト選びました。
映画はなんだかんだでぼちぼち観にいって
たかなぁ・・・。
基準は「10年1月1日〜12月31日に自分が観た新作で
劇場公開またはビデオで観た」作品
から選んでます。邦画と洋画の区別は自分の中で
あまり無いので区別せず選んでおります。
今年はほっとんど記事書いてないのですが・・。


2010年kazuponのベストムービー

1.「ぼくのエリ 200歳の少女」
2.「第9地区」
3.「ヒックとドラゴン」
4.「オーケストラ!」 
5.「500日のサマー」
6.「マイレージ・マイライフ」
7.「ハングオーバー!」
8.「トイストーリー3」
9.「キック・アス」
10.「Dr.パルサナスの鏡」


1.「ぼくのエリ 200歳の少女」



これは去年輸入DVDで観て3位に選んでしまってた映画です。(笑)
なんつうか、こういう映画って滅多に出会わない気がする。
すごく好きな作品です。
映画館ガラガラでなんと勿体ない!と思ったものの、
そういう空いた映画館にぴったりの作品なんですよねー。

2.「第9地区」



映画少年魂を久々に刺激してくれた映画。
ムッチャクチャなんですけど。そこがいいです。
ラストあたり大興奮。
これも先にブルーレイ!で観てちゃんと映画館行きましたよ。
久々に観客の雰囲気が盛り上がってて嬉しかった。

3.「ヒックとドラゴン」



まーったく興味なかったものの
あちらでの前評判をネットで知り、
多分いいだろうと思っていましたが、予想以上に
素晴らしい作品でした。「トイストーリ−3」も
勿論良かったけど、飛翔シーンの素晴らしさとか。
トゥースかわいかったし。
娯楽映画はこうでなくちゃって演出で大感激。

4.「オーケストラ!」



映画の文法的にはとても王道をやってる映画だと
思うんですけど、王道たるもっていきかたと
音楽の威力がすさまじくて
どんな層が観ても満足度の高い映画だと思いました。


5.「500日のサマー」



これも感想書きたい!と思ってて時期を逸してしまい
ましたが、なんとなく自分好みな作品なんです。
サイモンとガーファンクルの「4月になれば彼女は」
が頭に浮かんでしまった映画。
振り回されている設定に見えるけど、全部男に
問題ありなんですよね。


6.「マイレージ・マイライフ」

選んだ10本の中で映画の出来としては多分1番じゃないかと
思います。アメリカって大丈夫なのかなぁとひとごとながら
思ってしまう作品でもありました。

7.「ハングオーバー!」

酔って覚えてない!ってのは経験ある人には恐ろしい事(笑)
それを笑いに転化させた脚本のアイディア勝利だと
思いました。

8.「トイストーリー3」

完璧に近い映画なので、逆にアラもある「ヒックとドラゴン」
の方を贔屓目に見てしまうのかなぁと思ったり。
「月泥棒」もいいらしいですね。見逃してしまったよ。

9.「キック・アス」

自分好み作品でいうと「マチェーテ」「ゾンビランド」とこれ
どれか1本って考えると、「マチェーテ」はさすがに狙いすぎだし、
「ゾンビランド」はなんか中途半端で、この作品が映画としては
一番完成度が高いと思ったかな。
その3本もちろんどれも好きなんですけどね。
レベルがどれも突出してないかなぁとも思いました。

10.「Dr.パルサナスの鏡」

これ書いてて、そうだこれがあったな!と思い出した作品。
ブルーレイ買おうかなって思ってます。久々にギリアムらしい
映画だと思いましたよ。反面ティム・バートンそろそろやばいかも
と思ったりしてます。


あんまり観てない中では
「かいじゅうたちのいるところ」(どうしても眠くなってしまって残念)
「コララインとボタンの魔女」「月に囚われた男」「ラブリーボーン」
「インビクタス 負けざる者たち」「インセプション」
「カラフル」「告白」なんてのが印象に残りました。
そういえば今年は日本映画がベストに入れられなかったな。

すいません、今年はもうちょっと感想書いていければと思ってます!
今年もどうぞよろしく!




トイ・ストーリー3

2010年07月12日(月) 20時18分


「トイ・ストーリー」から15年。
1作目から見続けてきた人にはいろんな意味で宝物みたいな
映画でしたね。
いやーむちゃくちゃ良かった。
でもこの映画で一番感動していろいろ思ったことがほぼラストに
関わる内容になっちゃうので控え目に・・。

前作「2」はアニメ作品の中でもかなり好きな映画なんですが、
ジェシーの回想シーンの"When She Loves Me"のシーンは
アニメでセリフの無いシーンでこんなにぐぐっとくるのかーと
始めて思わされた記憶があります。
オモチャにとって持ち主の子供は絶対的な存在で、持ち主の成長と
共に捨てられてしまう運命の悲しさ。愛したものを失う失望感。
あのせつない感じは先日の「カールじいさんの空飛ぶ家」の冒頭の
回想場面にも踏襲されてましたよね。絶賛されてた部分。

その「カールじいさん」でも思ったけど、ピクサーって
犬とかネコとか好きが多いのかな?なんて、この映画の
オモチャと持ち主って人間とペットの
関係性に似てますよね。すごく。自分が犬飼ってるから思うから
なのしれませんが。

「2」のジェシーのパートに集約されていた「オモチャの行く末」
が本作の重要なテーマ。
「1」と「2」では人間なのに映画を観ている観客には異次元の
存在として見えていた持ち主アンディ。
今回はかなりハッキリとアンディが描かれているんですけど、
いやー、あのオモチャにしてこの持ち主ありという感じで、
アンディがとても素敵な子に育っているのがとても良かった
です。うん。
オモチャにとって一番望むことは、同じ場所で
主人と一緒にいられる、遊んでもらえる事なんですよね。
そしてその主人はどんな思いで彼らと接しているか。
そしてそれは伝わっているのかと。
最後のオトシマエのつけかたは、想像以上に
感動的なものでした。泣けたわー。

今の子供たちがこの映画観て少しモノを大切にするような
気持ちになったらいいなーなんて思いますね。
あっ大人もですよね。
そうそう、最近のドコモの携帯のコマーシャル、
携帯がカエラとか謙さんとして出てきますけど、
「機種変更」のときの別離をちゃんと描くのだろうか?なんて
この映画を観てぜんぜん関係ないこと思ってしまった。

映画の内容まるで書いてませんけど、
本編は笑いあり、考えさせられることあり、
「大脱走」みたいなスペクタクルありと
テンコ盛りの内容で、テンポよくてあっという
間にラストへ。そsて最後には泣かされてしまうという
(あっすがすがしい涙ですよ)
完璧に近い出来でした。

少し前に1と2を3D版にして公開してたみたいので
「アバター」みたく3D前提の映画なのかな?と思って
3D版を鑑賞。
冒頭のスペクタクル場面のみかなり、3D版を意識して
作ったと思われるシーンでしたが、
絶対3D!ってワケでもないと思います。

吹替えは絵に集中できていいけど、
やはりトム・ハンクスのウディとティム・アレンのバズの
声じゃないとしっくりこないので字幕版・・これがやってるところ
少なくて結局3D字幕版やってる劇場が少なくて驚きました。

バズのスペイン語バージョンめっちゃ笑ったけど、
観た日に結晶があったW杯はスペインに!

kazuponの感想ー★★★★1/2

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タイタンの戦い

2010年04月09日(金) 19時16分
久々の更新となってしまいました!
映画観なくなった訳では決してありません!どうも
バッタバタしておりまして・・。ご無沙汰しております。

3月〜現在まで観てる作品
「500日のサマー」「NINE」「マイレージ・マイライフ」
「ウディアレンの夢と犯罪」「抱擁のかけら」まだあったかな?
ぼちぼち感想書いていきますので、また覗いてみてください。
こん中だと「サマー」と「マイレージ」は良かったです。

ということでそれらすっとばしてとりあえず試写で
見せていただいた最新作。



「タイタンの戦い」

これ昔、「シンドバッド7回目の航海」等で一世を風靡した
レイ・ハリーハウゼンのダイナメーション作品として公開された
やつのリメイクですよね。ハリーハウゼン好きなんですけど
コレはなぜか観てません!なので比べられないんですが・・。
あっ試写は2D版だったので3D版がどうだったのかは
定かでないんですが・・ウワサによると「アバター」
のヒットで急遽3Dにしたとかそんな話もありましたね。

いやしかしねーこれは残念ながらつまらん!
これから公開の作品にあまりダメ出しはしたくないけど、
あれれこの映画これでいいのか?と思ってるうちに
終わっちゃったって感じ。
去年の「ドラゴンボール・レボリューション」観たあとの
脱力感に近いものがあったかも・・・。

神と人が共存していた時代、ある嵐の日に海から棺桶を
引き上げた漁師はその中で奇跡的に生きながらえている男の子を
みつける。ペルセウス(サム・ワーシントン)と名づけられた
その子は神々の王ゼウス(リーアム・ニーソン)の息子だったのだ。

「きみら気にいらんから、○月○日、怪物を放ちます!」
と神に宣言された人間たち。
怪物を倒す方法はメデューサ(頭がヘビのよくホラー映画に
出てくるあれです)の首をとってくること!
話や設定は壮大なんだけど、どうもそのへんちょっと行って
すぐ帰ってきただけの冒険なんですよね、見たかんじが。

リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズは神ですから
「一方こちらでは・・・」って
ほぼ同じセットでカミナリ様状態で3日くらいで撮影したん
じゃない?ってシーンがほとんどだったし。

サム・ワーシントンの魅力がいまひとつ判らない自分にとって
内容でワクワクドキドキできなかったのが残念。
ハリーハウゼン版も今度観てみようっと。
上のポスターでワーシントンが持ってるのって
メデューサの首だったのね。ボールかなにか
だと思ってたよ。。3Dはあれが飛び出すのかぁ。

kazuponの感想ー★★1/2

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ハート・ロッカー

2010年03月06日(土) 20時45分

さほど強力なライバルがいないと思われる
今年の映画賞レースでは圧倒的に強いみたいですね。
アメリカ映画では低予算の部類に入る約1,000万
ドルくらいの制作費の本作、
昨年3月のアメリカ公開時も、評判は良かったもののさほど
ヒットしてないし、キャストも地味なんで日本には来ない
だろーなと思ってましたが、めでたく劇場公開。
アカデミー賞作品賞を取っても取らなくても丁度いい
発表直前ってのはベストな公開日設定なんでしょうね。
それでもやってる劇場少ないこと。
正直これがオスカー作品賞?ってあんまり向いてない
映画なような気もしましたが・・。
あちらの人の琴線にふれるなにかがあるんでしょうね。

現在進行形に近い戦争に関する映画の感想を書くのは
ムズカシイです。アメリカ人ならこの映画の感想
言い合うときも自身のイラク戦争観とかナシでは
語れないでしょうし・・。そうでもないのかな。

ちょっと変わった戦争映画。
戦闘場面は少ししかないし、かといって登場人物の
人間描写を深く掘り下げたそっち系の映画でもない。
劇中のほとんどの時間をいろんなタイプの爆弾を処理
するサスペンスに費やしてて、観客は作業中にいつドカン!
とくるんじゃなかろうかというのにドキドキ出来る
エンタメ的な要素が強い作品でもあるし。
そんな爆弾処理っていうギリの
状態におかないとダメになっている主人公。

"The Hurt Locker"って「行きたくない場所」
って意味もあるそうなんですが、そんな
戦争が自分の「オモチャ箱」の中で一番好きな
玩具になっちゃってる人も実際いるのかも。
兵士や帰還兵の苦悩を描く映画は結構あるけど、
また新たな目線を向けている部分がこの映画の
評価されてるところなんでしょうね。

2004年夏、イラク駐留米軍のブラボー中隊は
処理中事故で亡くなった班長の変わりにジェームズ
軍曹(ジェレミー・レズナー)が赴任してくる。
最初の処理の任務でも単身で爆弾に向かっていき、
無線を無視して作業する彼にサンボーン軍曹
(アンソニー・マッキー)と技術兵のオーウェン
(ブライアン・ジェラティ)はイライラしてしまう。

ザラついた感じの手もちカメラ多様の撮影監督は
「ユナイテッド93」のバリー・アクロイド。
なるほど。それを絶妙につないでる編集が
上手いなーと思いました。

「ブラックホークダウン」みたいに介入国の
敵がゾンビみたいにダーって襲ってくるような
描写はもちろんないけど、描かれるのは完全に
「こちら側」から観た世界のみ。
イラク人がどうしてテロ行為を続けるか
なんてそっちの事は描かれていません。
無差別に命を狙ってくる「敵」でしかない。
やはりそこはやはりアメリカ映画。

こういう作品なら、主要3人の兵士
が展開上で友情を深めていく・・・。
って定石のパターン予想すると肩透かしをくらいます。
微妙に酒飲んで仲良くなる場面は多少あるけど、
後の二人がやはりジェームズには理解しがたい
ものを感じているのが興味深かった。
おとなしめのヒヨっこキャラ、オーウェン君は
「死にキャラ」だろうなーと思ってたら違った(笑)
オーウェンが負傷して帰還するとき、
サンボーンには別れを惜しむ言葉なのに、
ジェームズには「死にかかったのはオマエのせい」
って罵って終わりなのが面白かったな。

印象的なエピソードがあって、
街中でバッタもんDVDを売っているベッカムと
名乗る少年が、任務先で発見した「人間爆弾」
(死体に爆弾を詰められている)にされて
しまってると思ったジェームズが、一緒に
いた男をスパイだと確信して脅迫してアジトを
つきとめようと奔走する・・。
自分の子は疎遠にしてたくせに。
コレ自体がこの戦争全体を象徴してるような
感じなのかも。

主演のジェレミー・レナーは自分は見覚えなかった
んですけど、なかなか良かったです。
オイシイ役ですしね。丸顔で若い頃のビル・マーレイに
似てると思いましたが・・。
嫁が「LOST」のケイトなのはすぐ判ったけど、
あの賞金稼ぎしてて撃たれた兵士が、
レイフ・ファインズなのは後で資料見るまで
気づかなかった・・。

主人公ジェームズはクールでカッコよかったけど、
イラクで爆弾処理していた米兵が「この映画のモデルはオレだ!」って
訴えているそうですね。つまり金をよこせと。
モデルだったのがホントだったとしてもカッコよくないなー。

kazuponの感想ー★★★★

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プリンセスと魔法のキス

2010年03月01日(月) 21時56分


試写会で字幕版を見せていただきましたが、ディズニー
久々のセルアニメだそうです。
CGやら3Dやらが氾濫している今、
久々に観た気がする超王道の昔ながらのディズニー
アニメ。
始めてのアフリカ系のヒロインとか
王子がやや遊び人とか、そのへんの切り口が新しい
のかな。セル時代の多くの作品同様ミュージカル作品で、
ニューオリンズが舞台ってこともあってランディ・
ニューマンによるジャズをベースにした音楽がやっぱり
いいです。

ニューオリンズで貧しいけれど温かい家庭に育った
ティアナ(声アニカ・ノニ・ローズ)は料理人だった
父親の影響で、いつかは自分で店を持ちたいと懸命に
ウェイトレスの仕事をこなしていた。
そんな頃マルドニア国のナヴィーン王子(声ブルーノ・
カンポス)が街に来たことで街は歓迎ムード。しかし
王子は到着した直後、魔法でカエルに変えられてしまう。

「トイストーリー」でCGアニメ時代の幕を開いた
ジョン・ラセターがプロデューサーなのが面白いですね。
一昔前というか、かなりクラシカルな印象にわざとしている
アニメ作品だと思いました。
基本ベーシックなシンデレラストーリーなんですけど、
絵はかわいいし、テンポもいいし、カエルの表情はファニー
だし、面白くて音楽もいいんだけど、
あまりに王道すぎて際立った特徴を感じなかったかも。
まぁ安心して楽しめる映画ではあります。

日本タイトルからは「カエル」が外されちゃいましたが、
その肝心のストーリーがかなり単純すぎる印象。
カエルになったという衝撃的な現実にもあんまり
強く落胆もしてなさそうな二人なのが、なんだかなぁとか
二人が結びつくあたりの説得力が無さ過ぎるとか
そのヘンの浅さがやや気になったけどアニメだから
いいのかな。

将来を夢見てヒロインが歌いあげる冒頭シーンが
あるのはディズニーお約束。そんなお約束を実写でやってた
ディズニーアニメのパロディだといえる
「魔法にかけられて」は今思えば粋な映画だったなぁ。
音楽のランディ・ニューマンはピクサー
作沢山やってるけどディズニー2Dアニメは始めてなんで
すね。やや意外。ヒロインの声、アニカ・ノニ・ローズは
映画の舞台にあったソウルフルな歌声でかなり良かった。
彼女に決まるまでにはジェニファー・ハドソン、
タイラ・バンクスやアリシア・キースなんかも
候補になってたそう。それくらい歌に比重を考えて
いたキャラクターだったんですね。

本作で面白かったのは、子供時代に多分家政婦さんとして
母親が行ってた家の娘が同年代で、成長して
典型的なお金持ちお嬢様のキャラ(最近のこういうキャラは
多くはパリス・ヒルトンをイメージしてそう)
は大抵ならイジワルに設定されるところを
キャーキャーはしゃぎまくるけど、
実は天然でイイ子にしていたところ。
彼女が一番の笑いどころでした。

ニューオリンズ行ったことないんですけど、
ガンボスープ?とあの甘そーなティアナの
得意料理が気になりました。美味しいのかな。

そういえばこの映画関連のニュースで、
アメリカの少女たち多数が映画を真似て
カエルにキスしちゃってサルモネラ菌に
感染してしまったという話。
もちろんあってはいけないことなんだけど
なんとなくほほえましいと思ってしまいました・・・。

kazuponの感想ー★★★1/2

http://disney.go.com/disneypictures/princessandthefrog/

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恋するベーカリー

2010年02月21日(日) 12時16分


「ホリディ」など恋愛映画を得意とする
ナンシー・マイヤーズ監督・脚本による新作。
メリル・ストリープがベーカリーのオーナーで、
随所に美味しそうなパンやスイーツが出てくる
グルメな作品・・ではありません。
気楽に見れるコメディなんで
まぁそこそこは面白かったんですけど、
熟年離婚・・いや熟年恋愛がテーマなんで
見る世代によって感想が変わりそうな
映画かもしれません。

街で人気のベーカリーを経営するジェーン
(メリル・ストリープ)には、10年前に
離婚した敏腕弁護士ジェイク(アレック・ボールドウィン)
との間に3人の子供がいた。
ジェイクには歳がかなり離れた若い後妻と
再婚し、連れ子もいる。
長男の大学卒業式出席の為、NYのホテルの
バーで偶然鉢合わせした二人は酒の勢いで
ベッドをともにしてしまうのだが・・。

それにしてもベーカリーなんてほんの
ちょっとしか出てきませんよこの映画。
原題は"It's Complicated"
「複雑!」って意味になるのかな。
アレックには後妻がいて、離婚したメリルと
肉体関係を持ってしまうから、元夫婦なんだ
けど不倫関係にあるという。
そこにこちらも相手の不倫で離婚した経験のある
マーティンがからんでくるという。ややこしい関係。

出演者のおよその実年齢はメリル・ストリープ60歳、
スティーブ・マーティン65歳、アレック・
ボールドウィン52歳・・ちなみにアレックの
元妻キム・ベイシンガーは57歳。(imdbによる)
向こうの人は歳がよくわからんです。
スティーブ・マーティンもっと若いと思ってたましたけど
映画ではアレックとメリルは同年代に見えてたなぁ。
年齢調べてみたのは、
まぁそういう、子供も大きくなって、仕事も落ち着いて
っていう世代の恋愛観、離婚観とは・・っていう
作品なんですよね。

メリルが同年代の友人と自分たちの
恋愛・・というかセックス系の話を飲みながら
する場面が2回出てくるんですけど、
まぁそこで話されているような女性目線の
ヨタ話が映画全編にあるカンジなので
自分にはちょいと合わないかなーと。
アメリカらしいですけどね。ああいうの。

50も後半と思える設定の3人、未だに高校生みたいな
恋愛を育くもうとし始めているメリルとマーティンに
対して、アレックのほうは弁護士って設定ながら
メリルと違って仕事してる場面全く出てこないから
とにかく常にあっちの方やりたい!ってばかり考えて
るんじゃこのオッサンという印象の役。
元妻への愛がまだ・・っていうよりも
寝る事への執着の方が目立ってたし。

あの完全に中年太りの体型、役作りなのかな・・。
彼の肉体がこの映画のある意味一番の見所なのかも・。
アレック・ボールドウィン、よく引き受けたなー
と思うような役ですよね。
悲しくなるくらいオッサン化してたなー。

自分はメリル・ストリープいつもめちゃ上手いと
は思うんですけど、特にコメディ系の作品は
なんとなく彼女がキャラよりも「上手に演じている
メリルさん」に見えてしまのでちょっと
苦手だったりします。まぁ彼女ありきの映画なんで
そんな事言ってたらみもふたもないですが;;

そんな中、一番の笑いどころは二人の長女(ひときわ美人!)
の婚約者ジョン・クラシンスキー演じるハーレイの役。
ホテルで二人が密会してるのムダに気づいてしまったり
ひとりだけいろいろ知ってしまってオロオロしちゃう
めちゃくちゃイイ人の役で面白かったな。

そういえば今年のアカデミー賞はこのアレック・ボールド
ウィンとスティーブ・マーティンがホスト。
後半アレックの●●●をスカイプを通してマーティンが
見ちゃうって場面(ここが一番ウケてました)あるから
ネタにしそううですね。

kazuponの感想ー★★★

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コララインとボタンの魔女3D

2010年02月20日(土) 20時03分


昨年待ちきれずに
DVDで先に観てしまってましたが、
公開されたので劇場版も観てきました。
吹替版。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の
ヘンリー・セリック監督最新作。
日本では本国よ1年も遅れて公開です。
「ナイトメア」めちゃ好きなんですよ。
グッズのコレクションには興味ないですが。

DVD鑑賞時の感想はこちら。
→Coraline(09/12/15)


いやー大画面で観るとこの映画のハンパない
箱庭世界の作りこみが良く判ること。
2D版の公開は無いんですね。
アバターみたいに3D必然の映画では無いかも。
映画の絵作りが極彩色で鮮明なだけに、
あのメガネを通して見ると
画面がどうしても暗く見えてしまうのはやや残念。

でも劇場でも観といて良かった。
なんでもないところの細かい動きとか
表現がむちゃリアル・・・人形アニメだからリアルって
おかしいんですけど、作られた箱庭世界の中でリアル
に感じるというそんな印象を持ちました。
例えばネコなんて、造形はマンガチックなんだ
けど、すごく魅力的な動きするんですよねー。

日本語版メインってこともあって、
劇場は家族連ればっかりでしたが、
コレはどちらかというと大人に観て
ほしい作品だと思いますけどねー。
「スターダスト」のニール・ゲイマン原作。
かなりダークな部分も多くて、単純明快な
ストーリーでもないから退屈になっちゃうか、
あのどろろん世界がトラウマになるか、
めちゃ気に入ってくれるか
のどれかだろうなぁ。
泣く子がいなくて良かったよ。
ちなみに字幕版は六本木、梅田、なんばの
3館のみみたい。コララインの声はダコタファニングで
ぴったりだったんですよね。

ストップモーションアニメって
基本全シーンセットを組んで、人形を
ひとコマずつ動かして作ってるわけなんですが、
準備を除く撮影には1年8ヶ月!もかかっているとか。
製作段階のスチルとか見ていると、
人形もセットも思ったより大きくて驚きました。
ストップモーションも技術の進化で
いろいろ出来るようになってるようで、
「ナイトメア」のジャックでは15種類しか
出来なかった表情も、
コララインちゃんは20万種類もある
そうなんです。
そんなあるなら人形ひとつくらい貰えませんでしょうか。
ネコでワイビーでもいいです!

印象的だったのは今まで極彩色だった世界が
歩いていくとどんどん真っ白な世界になったり、
モノクロになっていくところ。
その土台となる部分を作っている
コンセプアートは日本の上杉忠弘さん
が担当したとのこと。

「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」は
ダニー・エルフマンによる音楽と歌が魅力でしたが、
本作はミュージカルではないにしても
フランス人のブリュノ・クーレによる
ファンタジックな音楽がかなり良かった。
この人5年前の仏映画「コーラス」の音楽やってる
人なんですね。なるほど。

3月本番のアカデミー賞、長編アニメ映画賞に
ノミネート中。
でも「ナイトメア」の頃はこの部門無かったし、
ピクサーのCGアニメはもういっぱい貰ってるから
ヘンリーさんに上げてもいいんじゃないかと
自分は思いますけど、まぁ「カールじいさん」
なんだろうな。

ヘンリーさんのこの映画の前の仕事は
ウェス・アンダーソン監督のダラダラ海洋映画
「ライフ・アクアティック」(好き)
のアニメパート。
そのウェス監督の次回作は全編ストップモーション
アニメなんだって。影響受けたのかな。
「Fantastic Mr.Fox」
評判いいみたいだし楽しみだなー。
こちらも同じ賞にノミネートされてます。

kazuponの感想ー★★★★

インビクタス/負けざる者たち

2010年02月09日(火) 3時28分


イーストウッド監督の最近の作品の感想にはいつも書いて
しまってますけど、ほんとイーストウッド爺すごすぎ。
あの歳になって精力的に新作を出し続けて1本もハズレないですもん。
本作は最近の作品の特徴だった、身近にある暴力や心の闇や孤独って
いうどろどろダークな要素がほとんど登場しないこともあり、ここ
数年の彼のフィルモグラフィの中では異色だと言えるストレートな
感動作。
同時に彼の映画って多くを語らず・・という特徴もある気がしてて、
作品の印象と同じように、多くを語らないストーリーを追ってるうち
にいろんなものがなんとなくイーストウッド爺から教えられてる
気になってきます。
ネルソン・マンデラの人となりを象徴するラグビーのワールドカップ
のエピソードを題材にしていながらも、イーストウッドが描くものは
これまでと一貫してるような気がする。
漠然とですけど「人としての正しきあり方」みたいなそんなもの。
先生ついていきます!

94年に南アフリカ初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ
(モーガン・フリーマン)。
新政権において今までの職員は立場的に職を失うのではと心配してい
たが、マンデラは両者の和解、協力こそが祖国の未来への道だと考え
ていた。
南アフリカで初開催されるラグビーW杯を絶好のチャンスと捉えた
マンデラは長らく国際試合から閉め出され弱小化していた代表チーム
のキャプテン、フランソワ(マット・デイモン)を招き、W杯の
優勝を訴える。

映画はメインにアパルトヘイトの事がどうこうって主軸にせず、
淡々と当時起こっていた事象をそのまんま見せている作品。
映画で登場するそのほとんどが事実なのだとか。
あの飛行機接近ぐわーんとかも。日本なら考えられないですが、
あそこ急にパニック映画みたいになってびびってしまった。

映画はマンデラの視点も描かれてるんですけど、どちらかと
いうとキャプテンのフランソワの視点がメイン。
多分彼の家はガチガチのアパルトヘイト時代の差別意識をまだ
引きずった白人家族。黒人の家政婦もいる。
そんな彼がマンデラに接し、直接的ではないにしろ
「正しきあり方」について考え始めます。自分のラグビーという
世界を通して。

その橋渡しとなる、映画のテーマになっているあの詩
の事は鑑賞前に知ってしまったんですけど、イーストウッドの
ここの見せ方は上手かったと思いました。
事前に観客に興味を持たせておきながら、その詩は実際に
フランソワたち選手団がロベン島の監獄を訪れ、独房を目に
するあたりにさりげなくかぶせられます。
映画に登場する独房は実際のものらしいですねー。
マンデラが労働させられてるイメージも挿入されます
けど、当時のあの強制労働って全く意味が無いもの
(ただ岩を削るだけで
何かに使うものではない)だとか。なんとも。
あの詩は病床の詩人が入院中に書いたものとかで、
さらにそこを深く受け取って自分の糧として支えにするって
のがいいなと思いました。

恥ずかしながら今までラグビー全然興味無くて、
ルールとかもあんまり良く判ってないんですけど、
試合のシーンは、フツーの監督だったら
もっと感動的にいくらでも出来る演出の見せどころ場面。
でもイーストウッドは拍子抜けするくらい淡々と描いて
いきます。
あのテレビで見てる人たちとかの描き方も
妙に地味なんですよね。
こういう題材のこんな演出は逆に初めてかも。

でもさりげなく入れられたタクシー運ちゃんと
黒人少年の描写が本編に関係ないのに
ずしっと心に残ったりします。

あのスラム地区のあばら家がズラっと並ぶ感じは最近
「第9地区」で観たばっかりでしたが、
なるほど、あの映画のエイリアンは完全にアパルトヘイトで地区に
隔離された黒人に当てはまるんだなー。
そういえばこの映画アカデミー賞ノミネートされてないのが
めちゃくちゃ不思議です。10本もあるのに・・・。
ノミネートするととっちゃうからかな。なんて。

「父親たちの星条旗」「硫黄島の手紙」で史上初とも
言うべき、完全に戦う双方の視点からの映画を作った
イーストウッド。
「グラントリノ」ではそれこそガチガチな保守アメリカ
人だった爺さんがアジア人の子にグラントリノを託す。
イーストウッドって本作もしかりですけど、
最近は白人たちの未来を憂いているんじゃないかと
思うフシもありますよね。
そういう意味では超保守的な感じのアカデミー会員ウケしない
題材ではありますこれは。
まっイーストウッドは賞なんてどーでもいいんでしょう。
とれようがとれまいが
魂は自分で導いているものですから。

さてさてそんな事実が多い映画なら、実際はどうだったんだろう?
ってのに興味あってyoutubeとか探したらやっぱりありましたね。
youtubeに当時の映像が。
マンデラはフリーマンよりも人のいいおっちゃんってイメージ
です。優勝後はめっちゃ嬉しそう。

1995 Rugby World Cup Final post game and trophy presentation Part 1(youtube)







kazuponの感想ー★★★★

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ラブリーボーン

2010年02月01日(月) 0時39分


ピーター・ジャクソン(以下PJ)
の映画にあんまりハズレ無い
と思ってるほうなんです・・・。
えっ「キングコング」は?勿論あれもOK!
ひとつ前の記事のプロデュース作「第9地区」も傑作
だったし。
ってことで日本で予告がかかるまで製作している
事すら知らなかった久々の監督作。
内容から「ロード・オブ・ザ・リング」以前の
「乙女の祈り」みたいな傑作をかましてくるんじゃないか
と期待しておりました。
ところがあちらの評判はかなり酷評が多いとの
こと。そんな前情報いらん。

・・・って事でいつもの事ながら
原作を知らぬまま観てきましたが、
映画に描かれる事件の顛末のスッキリしなさ具合
は確かにアメリカではウケないんだろうなー。
でもそこをああ描くってのが原作を映画にした
PJの本意だと思うし、アメリカ人で
はないPJだからこそ、こういう映画に出来るのかな・・
なんて思ったり。
そういう部分も含めて面白い作品でした
自分には。

※今回、いつも以上にかなりネタバレ感想
なのでご注意ください。

ごくありふれた幸福な家庭を持つ、ジャック・
サーモン(マーク・ウォルバーグ)の3人の
子供の1人、スージー(シアーシャ・ローナン)
はある日、学校から帰ってこなかった。
彼女は帰宅途中に近隣に住むハーヴェイ
(スタンリー・トゥッチ)に地面の下に
作った部屋で殺されていたのだ。
ジャックは犯人探しに懸命になる。

文字通りこの映画のキャッチコピーにしても
いいような2作、「さまよえる魂たち」(96)、
は成仏できない幽霊が見える人の映画だったし、
「乙女の祈り」(94・原題は"heavenly Creatures")
は実際に起こった少女が犯人の事件を、彼女たちの
視点から描いた作品。
そんなのをフィルモグラフィーに持つ
PJにはさもありなんな題材。

個人的にはファッションを含め70年代を感じ
させる現実世界は良かったんですけど、
あの世?シーンはなんとなくPJに
してはありきたりなビジュアルと演出だなーと
思ってしまった。
おいおい誰ですか丹波哲郎の「大●界」
みたいだって言うひとは・・でもそんな感じ
なのかな?観てないけど。

多くのこういう題材の作品と違って、
最初から犯人が誰なのかが明確に出てくるんで、
犯人探しの作品ではありません。
彼女が殺された(処理された?)と思わせる
浴室のイメージシーンがショッキング。
彼女が死を認識してからは
天国でもない中途半端?な
場所からスージーの目を通して家族や
憎い犯人の世界を見守っていくことになります。

ところがサスペンスにならないハズなのに
スージーのいる世界のシーンの印象よりも
ネガティブな部分、特に犯人の保身描写の
方の印象が際立ってしまって、
なんでこの男ボロ出さないの?犯人って気
づかないの?ってスージーと同じように観客
はイライラさせられてしまいます。

釈然としない部分も多くて
あの母親の心情がいまひとつ判らんとか、
スーザン・サランドンのおばあさんは結局
何を言いたいためのキャラなのか?とか
あの手帳発見後すぐになぜつかまらない?とか
結局あの霊媒師みたいな女の子は何もしない
やんとか・・・。
特に彼女のボーンに関するあの結末と
犯人の顛末は、ハリウッドの
初号試写とかの反応でよく耳にする
「作り変え」にならなかったもんだと思え
るくらいスッキリしないんですよね。

でもそういう釈然としない部分を受け入れられる
かどうかが、映画のテーマにもなっている
ような気がしました。
被害者やその家族にとって犯人が死ぬとか
逮捕されるとか、ひたすら憎しむ事だけが
果たして救いの道なのか・・・。
映画は爽やかに終わっていくんですけど、
実際観た人の多くは爽やかさより、やはり
モヤモした気分のまま終わってしまう作品に
なったのが逆にこの映画のユニークな
ところだと思ってしまった。

スージーを演じたシアーシャ・ローナンが
魅力的でなければ全然ダメだった映画ですけど、
華奢でかわいらしい感じの彼女、
本作でファンが急増しそうですよね。

PJ、現在「ロード・オブ・ザ・リング」
の前日噺「ホビットの冒険」3部作を製作中。
監督はギレルモ・デル・トロ!
なんでまた傑作を作ってくれる事でしょう。

(注・超ネタバレ追記)

原作では死体は殺された後とっくに捨てられ、
家族が彼女の死を知るのは映画よりもずっと早いそう
ですね。
で、ハーヴェイの最後はアメリカのテスト試写ではもっと
ボンヤリしてたらしく、もっと厳しくしないと納得できない!!
って意見が多くて差し替えられたものらしいです。
あれでも・・・・ってことはもっと
モヤモヤする終わり方だったみたい!
ハリウッド作では勧善懲悪にどうしても作ってしまうから
現実の殺人事件の多くは実際もやもやしてて、
その事から逃れられず家族を苦しめ続けますもんね。
PJはそっちをやりたかったんだろなーと想像してます。

kazuponの感想ー★★★1/2

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第9地区

2010年01月28日(木) 17時14分


「第9地区」
District9

ピーター・ジャクソンがプロデュースの
南アフリカ人の監督が撮ったドキュメンタリー風SF
だというこの作品、アメリカ公開前から気になってて、
日本公開しないのか?と思ってたんで待ち切れずに
ブルーレイで観てしまいました。遅いもん。
いやーウワサ通リめちゃ面白い!
ちょっと感想先走りですが、映画館にかかったら劇場
に行きますからお許しを。4月くらい公開だそうな。

何故か南アフリカに飛来し、居すわった宇宙人たちを
管理する会社の社員がフライみたいに遺伝子感染し
ちゃう。
全編テレビのインタビューシリーズの映像を繋いだ
感じにし、エイリアン襲来とドキュメンタリー作品風、
ってことで「クローバーフィールド」が想い起こされ
ますけど、ああいう手持ちカメラブレブレ系ではなく、
テレビ映像、ニュース映像、監視カメラの画像など
映像ソースがぽんぽんテンポ良く変わるのがユニーク。
内容はいい意味でマンガ的で、メカとかエイリアンと
かアクション、男の子が大喜びなモノが満載。
南アフリカ出身の監督、Neill Blomkampを
見込んだピータ・ジャクソン!が好きに
作れと30億くらいの予算を出したそうな。
でありながら、B級臭がプンプンで、
なんとなくチープなのが良いんです。

本作は監督の2005年の6分の短編"Alive in Joburg "
をブローアップした感じの内容だそうで。
yotubeとかで観れるコレ↓

http://www.youtube.com/watch?v=iNReejO7Zu8

ストーリーは、英語版なんで相変わらずあやふやですが
こんな感じ。

南アフリカ・ヨハネスブルグの上空に突如飛来してきた
巨大宇宙船。
中にはエビのような顔をもった"Prawn"と呼ばれるエイ
リアンが沢山いて、彼らの大半は病気に侵されているよ
うだった。
主導者と見られるPrawnたちは死んでしまっていて、
残った彼らは街の中心「第9地区」に隔離され、
何年もそこに留まっているが、そのエリアは彼らの
スラム街のようにすさんでいた。
さすがに街の治安的に問題があると、
彼らを管理する会社「MNU」は彼らを説得し、
もう少し街から離れた第10地区へ移させる
プロジェクトを始めるが、そのリーダーに選ばれた
まだ新婚のウィクス(シャールト・コープリー)
は彼らのキャンプに隠されていたカプセルから
謎の液体を顔にかけてしまう。
数日後、ウィクスの体に異変が起き、片方の腕は
いつの間にかエイリアンの持つそれに変貌して
いたのだった。

南アフリカに現存するスラムをエイリアンの住む
第9地区として撮影していて、帰るすべを無くした
労働階級層のエイリアンたちがやさぐれてる
感じはなんだかとってもリアル。
彼らは何故かキャットフードが大好物(笑)
そこに目をつけた人間のワルたちは、エイリアン
相手のアコギな商売してたりします。
キャットフード買うのにみんな行列作っちゃう。
滑稽でなんだか悲しいんです。

宇宙船の造形とか強力な武器とか、遥かに地球
より文明の進んだ星と思われるけど、地球上では
彼らは隔離され、差別的扱いを受けている。
これは子供の頃にアパルトヘイトを知っている
南アフリカの監督だからこそのシチュエーション
作りだと思えます。

ウィクスは何故か人間には扱えない高度な彼らの
武器を感染で扱えるようになってしまった。
そりゃもう実験台にされちゃう!ってところで逃走。
そして水面下で母星への帰郷を画策していたエイリアン
(名前ついてて、クリストファーくん、子持ち)
との間に奇妙な友情が生まれ、ついには彼らのために
戦うことになる主人公がかっこいいんです。
演じるSharlto Copleyはほとんど演技的な経験の
無い人だそうで、ごくごく一般人ぽいイメージがこの
映画の作風にぴったり。

「アバター」に登場したようなモビールスーツ戦も
ラストあたりで登場するし、とにかくアツいんです。
そういえばタイプ違うけど「ターミネーター」最初に
観たときみたいな斬新さを感じたかも。
映画はやっぱりアイディアとテンポだなぁと
痛切に思った1本でした。
特に男の子にオススメ!

kazuponの感想ー★★★★

4月12日追記

劇場の大スクリーンでも観てきました!
やっぱり面白かった。
上のあらすじで「ウィクス」と書いてしまいましたが
字幕は「ヴィカス」でしたね。
内容が内容だけにブルーレイ版でほぼ理解できてたんですけど、
ヴィカスが感染した理由が性交渉が原因とでっちあげられてた
のは判ってなかったなー。
子エビちゃん、かわいいですよね。やはり。

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映画の感想を中心に大好きな音楽の事や、どうでもいい話もテキトーに綴っております。
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たまにdrummerもやってます。
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