なくもんか

2009年11月14日(土) 23時07分


宮藤官九郎脚本、水田伸生監督、阿部サダヲ主演の
「舞妓Haaaan!」トリオによる新作。
うぅむ、観てる間はもちろん楽しめるんですけど、、
残念ながら映画としてはいまひとつの仕上がりだったかも。

幼い頃に父に捨てられ、生き別れてしまった兄弟。
兄・祐太(阿部サダヲ)は、下町の商店街で惣菜店「山ちゃん」
を営む夫婦に育てられた。主人亡き後店を継ぎ、
ハムカツを名物に山ちゃんは人気店に。
弟・祐介(瑛太)は苦難の人生の末、赤の他人の金城大介とコンビを組み、
兄弟漫才師として人気者になっていた。互いの所在はお互い知らないまま。
そんなある日、デブでブサイクだった山ちゃんの一人娘・徹子(竹内結子)
が別人のように美人になって帰ってくる。

舞台ファンは置いといて阿部サダヲがどれだけ
人気あるのかさっぱり判らないんですけど、
終始ハイテンションだった「舞妓」に比べると
こちらは笑ってるけどホントは心が笑ってない男。
こういうのもさすがクドカンだけあって適役だとは思いますが、
せっかくの物語がとっちらかり過ぎな気がしました。
分かりやすかった「舞妓はん」に比べると
異様に地味な寅さん作品みたいな舞台設定、
報われない主人公の描写が結構続くのでダークさのほうが
上回ってしまい、コメディとしての要素がいまひとつ空回り
してる感じがして・・・。
イチバン笑ったところ、認知症になってるといういしだ
あゆみが皆川猿時のことを「村田英雄」だと思ってるって場面。

コレ観てふと思い出した映画があって
ウィル・フェレルとジョン・C・ライリーが最近出た映画で
ビデオスルーになってた「俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-」
って作品。
ラスト、野外イベントのパフォーマンスで兄弟の絆を深める
あたりが似てるから思い出したんですけど、
その映画では兄弟がいがみ合いながらずっと
同居する描写がベースにあるんですけど、こっちは別世界に
いる二人が結びついていくあたりの肝心なところが
とってつけた感じなんで、ラストが盛りあがらんのかなぁ
なんて思ってしまった。

意外や印象に残ったのは主演二人ではなくて、
気丈でやや性格悪目の役をこなした竹内結子と
塚本高史だったような気がする。

そうそう、山田孝之が漫才師の設定だった「手紙」も
そう思ったけど、漫才を重要な要素で登場させるなら
ただ「人気俳優が漫才師の役やってる」ってカンジにならない
ように、それなりに笑えるくらい舞台のネタは作りこんでほしいなー
と思ってしまうんです。

クドカンファンのわたくしですが、今回は残念ながら
辛口感想になってしまいましたー。次回あるならまた期待。
あ、でもハムカツは食べたくなります。


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