ヘアスプレー

2007年10月21日(日) 19時11分


夏にブロードウェイ版来日公演を運よく観に行けたのもあって
ブロードウェイ・オリジナルキャスト盤をかなり聴いてたんで、
曲がすっかり頭に入りまくって、楽しみにしてました。
映画も期待通りのハッピーでノリノリなミュージカルで最高!
↓あらすじなどは舞台版の時に書いた記事をご参照ください。

ミュージカル版「ヘアスプレー」の感想記事

全体の印象は舞台も映画もほとんど変わらないと思いました。
逆に、舞台ではセットでしか表現出来ないボルチモアの
風景とか、学校やスタジオの部分とか、どちらかというと
88年のジョンウォーターズ監督のオリジナル版が映像キレイに
なってまた戻ってきた感じ。

映画版はもうとにかくミシェル・ファイファーが最高。
始まって歌う場面になるまでスッカリ忘れてましたけど
そうだった!
彼女は「恋のゆくえ ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ~」
の歌姫だったんですよね。あれ最初に観たときにも
あの色っぽさと歌の上手さにびっくりしたのを思い出しました。
彼女、こういう悪女役、ハマリまくりますね〜

彼女を始め、他の俳優たちもワザとオーバーな演技をしているのが
楽しそうで面白かったです。
ジョン・トラボルタのデブメイクも、写真とかで見てた感じのまま、
わざとウソくさく女性になってる感じで、かくし芸大会みたい
かも・・と思ったんですけど、そもそもオリジナルで
ディヴァインが演じてた事に敬意を表してなのか、舞台版も
この母親エドナ役は男性が演じる事がフィックスなんでしょう。

そのジョン・トラボルタとクリストファー・ウォーケン!の
夫婦が歌って踊るシーンは映画ファンには涙モノの場面。
アメリカの劇場ではこの場面、拍手大喝采だったそう。
判るな〜。
そういえば「パルプフィクション」に出ている二人なんですよね。
エドナが街に久々に繰り出す場面は舞台より映画の方が完成度が
高いと思いました。"Welcome To The 60s"の軽快な
シャッフルビートな曲がノせてくれます。
ブロードウェイオリジナルキャストのエドナはドナルドダッグみたいな
声なんですけど、トラボルタにムリにそうさせなくて正解。

そしてトレイーシー役のニッキー・ブロンスキーは顔だちが
カワイイですよね。憎めない笑顔をしてて、ほんとこの役やるために
生まれて来たような子だと思いました。まだ19歳なんですね。
オーディション1000人受けたとか。想像するといろんな意味でスゴイです。
あとペニー役のアマンダ・バインズがめっちゃ可愛かったな〜。
そしてイケズな金持ち娘アンバーの役は是非パリス・ヒルトンに
やっていただきたかった・・適役なのに。いや歌がムリだったかも。

オリジナル〜舞台〜舞台の映画版リメイクを観てきて思いましたけど、
やっぱりマーク・シェイマンによる曲の貢献度が計り知れない
作品になってるとさらに思いました。
元々の映画も半分ミュージカルみたいな映画で、DJ番組の設定だから
50s60sの既成ヒット曲をちりばめる選択肢もあったんでしょうけど、
セリフを歌に乗せる純性オリジナルで正解でした。
曲がどれもこれもめちゃ良く出来てるんですよね。
旋律がキレイで覚えやすい曲が多くって。

物語のベースに当時の差別問題とかをからめていることもあって
トレーシーがソウルやR&B系の音楽が大好きになってしまう
って設定が音楽と物語がぴったり融合してる感じなんですよね。
音楽がメインのフィクションでは「ブルースブラザース」
が死ぬほど好きな作品なんですけど、
かなりその感じに近いセンまで来ている映画だと
思いました。あっちは既成曲を上手く使った映画でしたけどね。

舞台版にあったシーンは数曲カットされているようで
"MAMA I'M A BIG GIRL"なんかは舞台の最初の方で
本作ではあまり歌う場面の無いペニーと
アンバーそしてトレイシーと母親の関係が面白く歌われる
パートでちょっと残念・・。
と思ってたらエンドロールでその曲と同じくカットされた"Cooties"
も流してくれるイキな計らい。こっちはAimee Allenなるシンガーの
バージョンでアレンジが何故かプリンスっぽくてなかなか!
そして"MAMA I'M A BIG GIRL"はちょっとバージョン違うなぁと
思ってパフォーマーが誰か必死でエンドクレジット見たけど追いつけづ。(笑)
後で調べたら「3人のトレイシー」によって歌われてるそうなんです。
1988年のオリジナル映画版トレイシー リッキー・レイク、トニー賞を受賞した
ブロードウェイのオリジナル・トレイシー メリッサ・ジャレット・ウィノカー、
そして、本作のニッキー・ブロンスキーの3人。
いやーイキな計らい。そればっかですが。

そうそう映画そのものは最高だったんですけど、
ミュージカル映画観ていると、歌詞の訳がちょいと気になって
しまう・・。元々「韻」を踏んで作られてるものですから、
その訳者のセンスによってえらく変わってくる気がするんですよね。
「オペラ座の怪人」観たときも、諦めて字幕意識しないで観てましたけど
今回もなっちゃん。字幕に・・・って強調点つけるの止めて!(笑)
ミシェル・ファイファーが歌う
" MISS BALTIMORE CRABS"って歌は彼女が「ミス蟹」みたいな
どうでもいいミスコンの優勝者だったってネタなんですけど、
歌詞ではちゃんと「CRABS」って歌ってるのに、そのまんま
「ミスボルチモア」にしてしまってたりとか。
コニーコリンズショーの週一回の"Negro Day"は「ブラックデー」
になってて"Colored"ってのは「黒人」・・このあたりは
その使い具合は作品上微妙なニュアンスの部分だと思うんですけどね〜。
差別がテーマにある訳ですから。
まぁもちろん意図されてのことなんでしょうけど。

それにしてもラストの"YOU CAN'T STOP THE BEAT"の場面はほんと
出て行って自分も歌って踊りたくなるような場面ですよね。
各人のソロパートとサビに続くホーンセクションを含め全体が
めちゃくちゃかっこいい!

音楽系映画の感想にはいつも書いてる気がしますけど、
今やシネコンにリバイバルでかかる事ってまぁ滅多にないので、
手軽に観れる今、大画面で音のいい映画館でノリノリ体験
すること、マジおすすめします!
あとガラガラより満員の映画館の方が絶対楽しい作品だと思います。

kazuponの感想ー★★★★

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http://www.hairspraymovie.com/

日本公式

http://hairspray.gyao.jp/

いや〜勿論深みはゼロな映画ですが、たまにはこんな楽しいだけの
ノーテンキな映画が凄く観たくなりません?
ところで全く関係ないんですけど、このブログ、
この10月で丸3年となってしまいました。
いつも世話になってるブログのみなさまも、偶然にもご覧いただいてる方にも
御礼申し上げます。本当にいつもありがとうございます!
いつもムダに長い駄文ですいません・・。
しばらくマイペースでボチボチ続けると思いますので
これからも気が向いたら覗いてやってくださいまし。

ブロードウェイオリジナルキャスト盤@amazon



映画版サウンドラック

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映画の感想を中心に大好きな音楽の事や、どうでもいい話もテキトーに綴っております。
感想はネタバレ確実にしてますのでご注意を!
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最近忙しくTBはマトモにお返し出来ず申し訳ありません。

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