キサラギ

2007年06月19日(火) 23時55分


死の真相は如何に?
そんな内容な同日公開のデビッド・フィンチャーの「ゾディアック」を
観てそっちも面白かったんですが、先にこちらの感想をアップします。
「キサラギ」とは架空のB級アイドル如月ミキの事。彼女が謎の
死を遂げてから1年後の同じ日に、ファンサイトの掲示板を通じて
集まった5人の男が繰り広げる真相解明劇。
劇場がほぼ満員だったこともあるんでしょうが、終始笑いと
展開の面白さにおぉ!って盛り上がった雰囲気が楽しかった。

1年前に他界してしまったアイドル・如月ミキ。
彼女の熱狂的なファンが運営する掲示板に、追悼パーティの誘いが
かかった。
集まったのは、スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、
オダユージ(ユースケ・サンタマリア)、イチゴ娘(香川照之)
そしてサイト管理人の家元(小栗旬)。もちろんハンドルネームだけ
知る初対面の5人
最初は自慢のコレクションを見せ合ったりして盛り上がる5人だったが、
オダユージだけが、彼女の死は、自ら命を絶ったのではなく
他殺なのだという話を始めた。
そしてこの5人の中にその犯人がいるという・・・。

「十二人の怒れる男」・・いや、日本の密室が舞台の同様のコメディと
いうと三谷幸喜の「十二人の優しい日本人」が想い出されますが
ああいうスタイルを踏襲しつつ、面白い脚本が観客を笑わせながら
微妙な感動へ持っていってくれます。
コレ舞台劇ですぐ出来そうだなって思ったらやはり、4年前くらいに
一度48Bluesという劇団で舞台化されてたんですね。
でも元は映画の為に作られたという面白いオリジナルストーリーと脚本は
「ALWAYS三丁目の夕日」の古沢良太。
監督は「シムソンズ」の佐藤祐市。

舞台で観ても面白いだろうな!というかそのままこの脚本で
部屋のセット一つと5人の上手な俳優あいればすぐに映画に近い
ノリが伝えられそう。
設定はシンプルでセリフと演技にに全てがある作品。
演じる方は大変だろうけど、すごく面白かったんじゃないかなぁ。

事件の真相が徐々に紐解かれていくって設定
は映画でもかなり見られるんですけど、その対象が
B級(もっと下?)アイドルってのが、物語の中ですごくいい役割に
なっていると思いました。
アイドル=手の届かないもの
っていう図式があるからこそ、成り立つ話になってるところが
この脚本の面白いところ。
まぁ実際はこんなイケメンのアイドル追っかけは
そうそういないと思いますけど(笑)

ファンにしろ、ちょっと仕事でやや近くにいる人にしろ、
有名人との接点の大小にに優越感や劣等感が発生するって面白いですよね。
でも話の展開が二転三転して、だんだん真相が判るにつれ、
たとえB級アイドルであっても、人に好かれる、愛されるってのは
ほんとに素敵な事なんだってのがなんとなく見えてきます。
この集まった5人は、入口は違うにしろその彼女が大好きだった
訳ですし・・。
アイドルなお仕事してる人にはゼヒ観ていただきたい(笑)

若手2人にお笑い1人、ユースケとベテランの香川さんというバランスが
すごくいい。特に香川さんは相変わらず最高なお芝居でした。
ここまでコメディ寄りのものって、自分が観た中では無かったので・・。
香川さんが「イチゴ娘」なのも面白いですよね。助演男優賞また有力?

「舞妓Haaaan!!!」も同日公開でしたけど、こういう面白い邦画が
同時期に観られるって嬉しいですね。
舞妓はん同様、なかなか面白いキャストの邦画だと思うのに
スクリーン数が少ないのが勿体ないような気がしましたよ。

kazuponの感想ー★★★★

official site
http://www.kisaragi-movie.com/

キサラギ プレミアム・エディションDVD@amazon
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