スパイダーマン3

2007年05月03日(木) 10時35分


全世界同時公開でも日本がチョイ早いのかな?
シリーズものでそういう興行形態の時って、たまに
出来がイマイチの場合があるんですよね。
不評が伝わる前に公開しちゃえ!みたいな。
で、観てみると、いやいや、コレは賛否あるだろうな〜と
思いました。話を詰め込み過ぎですもん。
でも面白いじゃないですか。自分は気に入りましたよ!
というかバカウケ。

途中、ピーターがアナキンみたくダークサイドに
落ちる展開になるんですけど、もぅそこが脱力しそうに
なるくらいバカに作ってあって、大爆笑してしまいました。
普段ビシっと7−3分けのピーターがダークサイドに落ちると・・
とりあえず髪の毛を下ろします・・・(笑)すると・・・・
安っぽい女たらし兄ちゃんの出来上がり。常に流し目(自己陶酔)
街中であんなポール牧みたいな踊りしてるヤツいないだろう(笑)
トビーやるじゃん!^^
1・2はなんだかんだ言ってシリアスな映画でしたけど、
ライミ監督「キャプテン・スーパーマーケット」の頃みたいに
結構ふざけて作ってるのが面白かった。
ブルース・キャンベル出てるし(そこが劇場で一番ウケてた)
でもああいう展開怒る人結構いそう・・・。いいじゃないですか!
元々マンガなんだし!

ピーター=スパイダーマン(トビー・マグワイア)の活躍でNYの街は
平和を保てていた。
ハリー(ジェームズ・フランコ)は父の仇を討つべくスパイダーマンを
倒そうと立ち向かってくるが、その空中戦によって一時的な記憶喪失になって
父の仇がピーターである事を忘れてしまう。
彼女のMJ(キルスティン・ダンスト)はブロードウェイの
舞台に主役で立つが、酷評の嵐で下されてしまうが、スパダーマン稼業が
忙しくて彼女が落ち込んでるのに気付かないピーター。
同じ頃、殺人犯マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)
が脱獄、研究中の細胞分裂装置に落ちてしまった為に自在にその姿を
砂に変化させるサンドマンとなって、街で強奪を始めた。
マルコには病気の娘がおり、過去の殺人事件も娘を助ける一心で起こして
しまったこと。その時の犠牲者がピーターが慕っていた叔父だったのだ。

この作品、先日公開の「バベル」のテーマを踏襲しています。ウソです。
「私は悪人ではないの、ただ愚かな事をしてしまっただけ」(byバベル)
この映画に登場してダークサイドに落ちる人みんなそんな感じなんですよね。
ちょっとした事がきっかけで、
取り返しのつかない事態にまで発展してしまうというか。
「嫉妬」とか「挫折」そして「慢心」とかって、どうしても誰でも芽生える感情が
ストーリーの核になっていて、その怒りを具現化させてしまう象徴みたいに
あの寄生物体が登場してるような気がしました。

ヴェノム、サンドマン、ブラックスパイーダマン等、
原作マンガの人気あるキャラをかなり詰め込み過ぎた感は否めなくて
ハッキリ言ってサンドマンのストーリー無くても映画は成立してそうです。

サム・ライミのフィルモグラフィ見てたら2002年以降スパイダーマン
シリーズしか監督してないんですね・・。ちょっと勿体ないです。
この3本目は結構遊んで作ってる感じしましたし。
共同脚本のアイヴァン・ライミはお兄さんでお医者さんなんだとか。
ライミ作品に脚本で参加してるのは
「ダークマン」「キャプテン・スーパーマーケット」と本作。
3本ともややバカなテイストも残したライミらしい特徴が出た映画ですよね。

トビー・マグワイア(結構お太り?)とジェームズ・フランコの
二人とも、いいヤツの面とダークサイドの面の両方を演じ分けている
映画になっていて、そこが見所の一つだと思います。
トビーはさっき書いた通り最高ですが、フランコの方も記憶無くなって
気のいい兄ちゃんになってる時とのギャップがかなりあって、二人ともいいです。

1作目ではウィレム・デフォー、前作ではアルフレッド・モリナって
渋い強敵役のキャスティングのシリーズですが、
サンドマン役のトーマス・ヘイデン・チャーチは傑作「サイドウェイ」で
女たらしで売れない俳優の親友をやってた人ですよね。後で
あぁそうか!って思ってしまいまいた。気づかなかった〜。
この人典型的なアメコミの岩石男系(そんなのあるのか)の顔とスタイル。
ぴったりだと思いました。
後下宿のアパートの娘さんがまだいてて嬉しかった。可愛いんですよ。
いつも神経質で結構自己中なMJより彼女の方がいいんでないの?

ブロードウェイのミュージカルで階段から降りて歌う
彼女を最前列でピーターが見る場面から始まるこの映画、
ちょっと往年のハリウッド恋愛映画のテイストがあります。
アクションシーンやVFXシーンを仮に全部とっぱらった
としても、ちょっと変わったラブコメとして成立してるかも?って
思いましたよ。
ストーリーの大半は痴話喧嘩ですもん・・。

MJ「あなたとはもう終わりなの。好きな人が出来たのよ」
ピーター「エっ!なんでー!?そんな事言わないで・・。」(涙)
ハリー「お前がそばにいてやらないからだ、好きな人とはオレだよ」(ニヤリ)
ピーター「・・ムムっ」(怒)

ってその後、嫉妬させられた仕返しに行くのが笑えた。
挙句に手を上げちゃうし・・。ピーター最低!^^
こんなのヒーローじゃないやっ!
っていう展開が結構新鮮でしたよ。ここダメな人が多そうですが。
ラストにもMJが歌う所にピーターが戻ってくるのも
昔のハリウッド映画っぽくて良かったな。

あれ?スパイダーマンの活躍場面については一切書いてないな・・
最近CGやVFXでどれだけスゴイ事をやられてもあまり驚かなくなって
しまってて、こういうちょっと遊びや逸脱した部分を入れてくれる映画って
嬉しくなっちゃうんですよね。

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