ディパーテッド

2007年01月21日(日) 11時06分


香港映画「インファナル・アフェア」をなんと
マーティン・スコセッシ監督、、しかも凄いキャスティンで
でリメイクすると聞いてずっと楽しみにしてました。
スコセッシは「全く別物として作った」って言ってるようですが、なんのなんの
予想以上にオリジナルの「まんま」の映画でちょっと驚き。
アンディ・ラウ=マット・デイモン、トニー・レオン=ディカプリオ
そしてエリック・ツァン=ジャック・ニコルソンってもうオリジナル
観た方は結構誰もが「なかなかハマってる」キャスティング!って
思ったんじゃないでしょうか。
当然こっちは展開判って観てますから、どうしても「ここでああなる
こうなるか?」って比べながら観てしいました。
ハッキリ言ってオリジナルを知らずにた方が楽しめる映画なのかもしれません。
テンポも良く、あまりダレ場の無い面白いクライムアクション映画。

同じ頃、警察学校を学んでいたビリー(レオナルド・ディカプリオ)
とコリン(マット・デイモン)の二人。
コリンはマフィアの親玉コステロ(ジャック・ニコルソン)
に子供の頃から目をかけて貰っていて、捜査の情報をマフィアに
流す事が目的でもあった。
一方ビリーの方はクイーナン警部(マーティン・シーン)と
ディグナム巡査部長(マーク・ウォルバーグ)からコステロ
の組織に5年身分を隠して潜入する任務を着任すぐに
言い渡される。
警察に入り込んだマフィアの手先と、マフィアに入り込んだ
警察官。二人はやがて交錯することになっていく。

映画作家にとってマーティン・スコセッシって憧れの対象の
一人なんじゃないかと思うんですが、香港版のアンドリュー・ラウ
監督やアラン・マックってどう思ったんでしょうね。

@えっ!?スコセッシにディカプリオでリメイク?嬉しいよ〜オィ!
Aハリウッドでリメイクされるスゴイ映画を作ったオレはやっぱり偉い。
Bけっ!しょーもない映画になったらタダじゃおかんぞ。まぁ
 版権料で儲かったから次回作にまわそっと。
 それにしてもなんでオレに監督させんのだ。

まぁ多分@じゃないかと思うんですけど(笑)
元々「インファナル・アフェア」を観た時、刑事がヤクザ組織に潜入する面白さ
はタランティーノの「レザボア・ドッグス」の設定×2の展開だなぁって
思ったんですけど、良く考えたらあれは元はチョウ・ユンファが
出てた「友は風の彼方に」のアイディアをいただいてる訳で、
ラウ監督がそれを参考にしたかどうかは別にして
香港映画→米インデペンデント→香港映画→ハリウッド
ってなんか食物連鎖みたいになってる気がするなぁ。

映画で一番面白かったのはマーク・ウォルバーグのディグナム巡査部長!
しゃべると汚い罵り言葉しか出てこないんですけど、
もの凄く頭がキレる人だってちゃんと伝わってくるキャラで
登場時間こそ少なかったものの、マーティン・シーンとの凸凹っぷり
は出てくる度に楽しくてニヤニヤ観てました^^
字幕ではあまり再現されてませんでしたけど、
彼を含めて登場人物みんながやたら
FxxK!FxxK!って言いまくる映画で
途中でファ○クって「正」書いて数えようかと思ったくらい。(笑)

そしてアレック・ボールドウィンのおとぼけ警部も笑えました。
なんか天然に一番物事が判ってない感じでひょうひょうとしてて。
監視カメラに死角が出来てて、コステロ取り逃がした時
「オマエのせいだ〜!コラ!」って担当者を急にボコボコにする
場面とか、コントみたいで可笑しかったなぁ。まさに「ボコる」でしたよあれ。
上役三人はちょっとお笑い担当みたいになってて、
オリジナルとはちょっと違うキャラ作りにしたのは成功してると思いました。

そして肝心の主役3人はもう想像した通りぴったり。
マット・デイモンは「リプリー」が帰ってきたのかと思えるくらい、
ドキドキしながら裏で悪いことする奴やらせたらピカイチだし(笑)
ジャック・ニコルソンはいつキレるか判らない親分やる為に生まれてきたような
人じゃないかと思えますもん。
普通に笑って座っててもいつ豹変して凶行に及びそうな怖さ。
エリック・ツァンも上手かったですけど、やっぱり映画を一人で
さらっていってる感は相変わらずです。

ラスト近くのビルの屋上で二人が対決する〜エレベーターまでのシーンは
かなりオリジナルに忠実に作っていて、前作のファンとしては
嬉しい反面、スコセッシらしい違うアプローチも見たかった気がします。

↓下に続きます


↑は昨年香港で見かけた看板。
オリジナルは原題タイトルの「無間道」っていうテーマがあって、
悪の道へ足を踏み入れた人生を変えたいと思っても一生そこから抜けられない
って事が展開の中に織り込まれていた気がします。
こちらのほうはオリジナル版の「両方に潜入する」面白さだけを
追ったような内容になっていて、その辺の深みは香港版の方が上。
そういう意味ではオリジナルのまま進んでいく映画で唯一びっくりしたのは
あの違う展開となるラストでした。
また、あの精神科医の二股行動はちょっと狙ってわざとなのかも
しれないですが、オリジナルと違って三角関係にする意味は
あまり無かったような気もしました。でもビーラ・ファミーガ
魅力的で良かったですね。

賞レースも含めてアメリカでめちゃくちゃ評価高いのは
オリジナルの映画的ストーリーの上手さにあるような気もします。
あそこまで同じように作ったならやっぱり
エンドクレジットでもっと早いうちに大きな文字で
"Based On the motion picture INFERNAL AFFAIRS"って出すべき
ですよ!いつ出るかすごく気になってたんですけど、
かなり後のほうでちっちゃくでしたもん。

ちょっといい意味でスコセッシらしくない娯楽映画に仕上がっていて、
面白い映画には間違いないと思います。
ラストああなったんで「2」とか「3」のリメイクは無いだろうな〜
スコセッシなら裏社会をノワールっぽく描いた「2」のリメイクを
一番上手に作るような気がしますけどね。^^
「インファナルアンフェア無間笑」を同キャストでリメイクしたら神様。

kazuponの感想ー★★★1/2

http://thedeparted.warnerbros.com/

http://wwws.warnerbros.co.jp/thedeparted/

参考
「インファナル・アフェア1&2」感想

「インファナル・アフェア3」感想

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