RENT レント

2006年04月30日(日) 1時22分


♪525,600 minutes
How Do you measure,measure a year?
ってぐぐっと来る曲"Seasons of Love"
は最近良く耳にしてて、いいなぁと思ってました。
「RENT」のオリジナルはタイトルは知ってたんですが、
全貌は映画というカタチでようやく自分は知る事が出来ました。
1996年のオフ・ブロードウェイの開幕直前に、生みの親である
ジョナサン・ラーソンが亡くなってるのは有名。
驚いたのはオリジナルキャストのうち6人が映画版の
主要な役をそのまま演じている事。
超ロングランヒットの舞台で、日本でも公演していた記憶があるので
生で観た方も沢山いらっしゃるんでしょうね。
オリジナルを知る方には宝物のような映画なんだと思います。
自分は内容そのものは置いといて、こういう大音響映画は
端的に好きなんで、存分に楽しめました。

ニューヨークの一角にある古びたアパートには、ミュージシャンや
映画監督を志望するロジャーとマークを始めとする様々な若者が
明日を夢見て暮らしていた。しかし忍び寄るAIDSの被害は彼らの
前には厳しい現実となって差し迫っている。

先日タワレコ行った時にサントラがプロモーションDVDのオマケ付き
で売られてたので、鑑賞前に衝動買いしてしまったんですよ。
ミュージカル好きなのと、こういう映画に関しては曲を
知ってるほうが楽しめるので、映画観る前に数回聴いてみたんですけど、
いいなぁと思ってる冒頭の曲以外は正直いって、今の自分の好みでは無かったんです。
ちょっと古めかしいというか初演は96年なんだけど
音の雰囲気は80年代の「フットルース」のサントラみたいな感じというか(笑)
映画を実際観ると、生で歌い踊ってるのを観ながら聴く曲はやっぱりいいね。

96年に二十代の瑞々しさでこの芝居を演じていた彼らが、
10年後の今同じ役をやっているのには賛否あるような気がします。
物語も「若さゆえの苦悩と友情と愛の歓び」がテーマですし。。
昨年の「オペラ座の怪人」は映画に向けたキャスティングを新たにやってて
成功してた気がします。もしあの映画のクリスティーンがオリジナルの
サラ・ブライトマンのままだったらあそこまでヒットしてない気が、というか
もちろん歌は彼女のほうがウマイのは判ってるんですけど、ちょっとコワイ(笑)


↓下に続きます。
今回の映画化も、舞台版を全く知らない僕のような観客が見ると
確かに歌は上手いけどちょっとキツイかも?ってのが正直な感想です。
ただ、これまでのミュージカル映画なら、ブロードウェイ経験の
ある映画向きの俳優や、一般的な知名度優先のキャスティングになってた
と思いますから、こういう試みは僕はいい!と思いました。
クリス・コロンバス監督は職人監督だと思うんですが、ヘンに逸脱した
表現になる事がなく、ソツなく作っている気がしました。
そこがちょっと物足らないといえば物足らない。

そして、微妙な時代のズレももちろんあります。
正直ここまでAIDSがテーマな物語だとは知りませんでした。
当時そういえばさかんにエイズ撲滅キャンペーンとか
コンサートとかあった記憶がありますけど、最近も状況はそんなに
変わってないハズなのに目立たなくなりましたよね。
その後NYは911の衝撃でいろんなものの内容が変わった気もしますし。
あれだけNY大好きのウディ・アレンの映画まで変わったし。

物語がビシってある訳ではなくて、群像劇の中で楽曲を聞かせる
タイプのミュージカルなんで、登場する楽曲が好きになれるかどうかで
評価が分かれるんじゃないでしょうか。
自分は曲って聴きこまないとなかなか好きにならないので
今のところは冒頭の"Seasons Of Love"と"RENT"
そして"Take me or leave me"が良かったかなぁ。
パフォーマンスは素晴らしいと思いましたけど。ホント歌うまいし!
どうしても歌詞を字幕にしてしまうと、原曲の韻の良さとか
そういうのが判らないジレンマもあります。

なんとなくテレビの「フレンズ」の雰囲気に似てるというか、
男も女も、ゲイもレズも関係なく明日を夢見ている友達との絆。
そしてボロアパートがみんなのたまり場。
(ひょっとして「フレンズ」が影響受けてるのかな?)
内容はシンプルで、友達がいるっていいよね!そして前向きに
生きることが大切!っていうメッセージが伝わってきたので
このミュージカルが当時から支持されてたのがなんとなく判りました。

特に女性陣のパフォーマンスと曲が全般的に自分は
素晴らしいと思いました。
あとエンジエルの彼は最高ですね。エンジェルが中心にいて
彼らがひとつになれた一番重要なキャラクター。
人生の中でああいう強烈だけど、いい友達にめぐり合えたらいいなぁと
思えるキャラクターでした。一番オイシイ役なんだろうけど、
演じているウィルソン・ジェレイマン・ヘレディアが存在感凄くて
オリジナルキャストだって事がとっても驚きです。

余談ですけど「チームアメリカ・ワールドポリス」
の主人公のミュージカル俳優が出てた芝居は「RENT」
もどきの作品だったんだなぁ(笑)
曲が♪"Everyone has AIDS"ってモロだったし。
あと同じくドラッグ・クイーンが登場するロックミュージカル
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の相棒の彼(というか彼女?)
がヘドウィグの元を去る時に手にしてたのが「RENT」のキャスト募集の
チラシでしたよね。

最近の「プロデューサーズ」とは180度違うタイプの映画だけど、
ミュージカルが好きな方には楽しめる映画だと思いますし、
DVDよりもやっぱり大画面でドカーン!と音のいい劇場でかかっている
ウチに観るのがふさわしい映画だと思います。
舞台をご覧になった方の感想が読んでみたいな。

kazupon-★★★1/2

official site
http://www.sonypictures.com/homevideo/rent/index.html

日本公式
「レント」

米版DVD"Rent (Widescreen 2-Disc Special Edition) "@amazon.com


1996年版オリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤@amazon


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