平本の『理想の、あとかたづけ』日記

October 13 [Sun], 2013, 23:55



平本光司です。

「理想の、あとかたづけ」無事終了いたしました。

そして、15年間の役者人生も終了いたしました。
沢山の感謝を込めて、本当にありがとうございました。
役者として最後の日記。何を書いたらいいのか。

沢山の事がありすぎて、まとまりません。



家の事情もあり、これからどうしていくのか悩みました。もちろん役者として、続けて行きたい。でも、中途半端では続けることは出来ない。結局、中途半端な思いから劇団には迷惑をかけ、座長に相談し、
「ちゃんと送り出したいから、11回公演にしたら?」と言ってもらい、今回で役者を引退するとなりました。
選択肢はいろいろあったのかもしれません。でも、これが一番いい選択肢であったと思えるように、これからは違う形で劇団を支えていきたいと思っています。

そして、自分の区切りをこんな形で迎えられたこと、劇団員の愛、座長の愛を感じずにはいられません。
勿体なすぎる毎日でした。

最後なんだから、楽しんで駆け抜けていこう!!そういう訳にはいきませんでした。

今まで出来なかったことを全部やるつもりでしたが、何も出来ない自分が嫌になる稽古でした。

座長からも毎日のようにダメが飛び、「これはこの公演が終わったら、役者だけじゃなく、劇団引退しなあかんかな」と思うくらい・・・。なにも出来ない自分をさらけ出し、でも、なんとしても答えないといけない。悪戦苦闘の毎日に、やってもやっても追いつかない自分にいら立ちました。これだけ台本と向き合ったのも初めてでした。楽しむなんて程遠い、地獄のような毎日の稽古。「本当に初日開くの?」僕以上に、座長が思った事でしょう。

作品は違うけど、僕が岡部作品で初めて貰った役、早乙女くん。そして今回、早乙女くん。
最初に役の名前を知った時、あの時からどれだけ成長した早乙女くんを演じられるか・・・また巡り合えた嬉しさと共に、やらなければ!15年間やって来た事の集大成を見せなければ!!そして、平本光司ではなく、早乙女大地くんとして生きてきた道をしっかりお見せしなければと、緊張感が走りました。

上瀧さんからは沢山アドバイスをもらい、大阪公演中は袖の隙間からずっと見ててくれて、毎公演、本当に沢山の言葉をもらいました。役者として、引き離されるばっかりで、全然追いつくことができませんでした。


空晴の旗揚げ公演をやった、大阪はウイングフィールド、東京はOFFOFFシアター。これが最後だと言う実感もなく、必死に過ぎて行きました。前の劇団の先輩、後輩、共演した人たち、お芝居を始めたアイホール演劇ファクトリーの仲間・・・。高校の恩師。大切な人たちが駆けつけてくださいました。
第10回で共演させてもらった、唐組の稲荷さんは大阪公演にも来て下さり、東京公演も駆けつけて下さいました。
カーテンコールの「ひらもとっ!!」のかけ声に涙がでました。「生まれて初めてだよ。」って稲荷さん。共演出来たこと、そして繋がっていることが幸せでなりません。



そして、福岡公演は初めての劇場。リバレインホール。下見に行った時、「本当にできるのか?」と思いましたが、大阪、東京と変わりない空間に変えてくださった、最強スタッフさん達。「今までの経験をフルに活用したわ」と照明の西崎さん。魔法にかけられた劇場ではなく、スタッフさんの経験が最大に生かされたすごい空間になりました。
役者だけでは舞台は成立しません。それはもちろんのことです。この素晴らしいスタッフさんが居て、そしてお客さんが居てくださって初めて成立するのです。そのことをもう一度、強く感じました。

最後の公演にして、自分の舞台に対する想い。今までの至らなさ。頑張りの足りなかったこと、頑張って来た事。いろいろなことを気づかされました。あああ。。。。引退を撤回しようかな。やっぱり、お芝居が、空晴が大好きです。
これを生かして、次の道でもしっかり歩いていく。この経験を無駄にすることなく続いて行くのです。

「これは座長からのラブレターですね!」と見に来て下さった何人ものお客さんに言われました。ラブレターのお返事はこれから、違う形で、でも共に空晴の劇団員として歩んで行く道中でちゃんとお返事していきたいと思います。

空晴の最強のスタッフ・・・

制作の岡本さん
ぼうさんとは僕のお芝居始めた時からの長い付き合い。今は普通に一緒にご飯を食べに行ったり出来る仲ですが、あの時の僕は夢にも思っていなかったです。そして、この公演中、「大丈夫か?」と何度もお電話くださいました。「あんたらしくやりなさいよ!」との言葉に力をもらいました。いろんなことを気を使ってくださり、そしてアドバイスくだる心優しいぼうさん。これからもよろしくお願いします。



音響の奥村さん
今回は東京の宿泊先が一緒でいろいろ話してくださいました。普段の飲み会ではなく、ちゃんと向き合って真面目な話をするのってあまりなかったような気がします。空晴のいい所から改善した方がいいところまで。一見、ポワンとされてますが頼りになる音響さん。「うちの嫁がなあ、今回観に来て、初めて平本を褒めてたで!毎回、ボロカスに言うてるけど・・・」ありがとうございます。もう少しオブラートに包んで頂けたら良かったです。

照明の西崎さん
照明だけでなく、客入れからなにからなにまで、オールマイティーに走りまわってくださいます。空晴になくてはならないスタッフさんです。僕は前の劇団から照明班だったので、一番近くに居たスタッフさん。若手の頃は、役者としてのアドバイスももらいました。もちろん今でも。「一緒にお芝居しながら、照明のオペしてるよ!」と言ってくださり、熱くそして強く空晴を愛してくださいます。ですよね?一応、弟子入りを認められたので、頑張りたいと思います。

舞台監督の青野さん
実は同い年の青野さん。「最近髪の毛薄くなったな・・・。」「まだ俺の方が!」「俺の方が!」とどっちもどっちな二人です。そんあ青野さんに、実は本番中の袖でいつもパワーをもらっていました。言葉少ないのですが、タイミング良く声をかけてくれるんです。「終わったら飲みに行こうな。12月以降になるけど・・・。」ってまだまだやん!
公演を重ねるごとにグレードアップしていく美術、次回も楽しみです!

そして、大阪、東京とお手伝いくださる最強のスタッフが沢山いらっしゃいます。その全員のおかげです。感謝。

今回のゲスト、大好きな鴨さん。前から大好きでしたが、今回もっと大好きになりました。どんなことでも、鈴女さんの笑い声でどこかへ吹き飛ばしてくれるような、太陽のような存在。ベテラン役者さんなのに、謙虚に、そして根気よく付き合ってくださいました。劇場に入ってからも、「オープニングあわせよか?」って全公演前にやってもらいました。「最初は確認のためにやったけど、もうやらないで本番迎えると落ちつかへん。」と本当に毎日。帰りの電車も一緒で、一緒に悩んでくださったり、優しくアドバイスくださり、励ましてくださり、本当にお世話になりました。ありがとうございました。



愛する劇団員たち・・・

一番若手!南川。
家も近いので、何度か自転車でうちまできて、読み合わせとかの稽古に付き合ってくれました。
まだまだ怖いものしらずで、ドキッとすることはありますが、「若さ」言う今しかない武器を最大に生かして、次の公演楽しみにしています。舞台上でリュックを渡す時、彼のキラキラした目を一番近くに見れました。そのキラキラした目を忘れずに!!



小動物系の古谷。今回は絡むところが多くて、何度も居残り練習したね。そして、次の日、「何練習してたん??」と座長に言われる日々。ごめんよー。まだまだ、課題だらけやけど、1つづつクリアーしていこうね。2作品やけど、一緒に立てたこと、本当によかったです。

最近大人になった上田。
最近、本当に頼りになる康人。マイペースやけど、やるときはやる男になったよね。最後のシーンの顔、忘れません。福岡公演中、「部屋行っていいですか?」って、アホな話も出来ておもしろかった。康人らしくマイペースに伸びていってください。

どうしようもない小池。
ほんまどうしようもないのに、そんな小池を頼ってしまう、僕は、もっとどうしようもない。
これからは、小池に対するダメ出しをキツクしていきたいと思います。



足を向けては寝られなくなった、上瀧さん。
お世話になりすぎた。そして、何も返せず終わってしまいました。お芝居に対する情熱。役への向き方。作品への愛情。すべてが深く、そして出来ない劇団員達にも絶対に手を緩めず、最後の最後まで付き合ってくれる。上瀧さんはやっぱ凄い。これは本当です。嘘つきな僕ですが、本当にそう思いました。
そして、書いて下さった日記。涙なしには読めなかったです。本当に演劇がこれからの人生の一つの拠り所となります。稽古中も本番中も褒められたことは無かったけど、じょうさんに一つでも認めてもらえるように頑張りました。
これからもよろしくお願いします。そして、いっぱい褒めてくださいね!



大切な友人であり、恩師であり、愛情いっぱいの作家、岡部さん。
こんな最高の花道を作ってくれた座長に感謝。そして、髪の毛が抜けおちるほど厳しくでも見捨てることなく稽古に付き合ってくれた座長に感謝。前の劇団から一番近くに居る座長。だからこそ分かっていることも多く、愛情深く接してくれました。
最近は座長と劇団員としての関係が多く、一緒に仕事することも多いので仕方ないけど、また関係なくおいしいものでも食べに行きましょ!あんなに手を煩わせて、もうまっぴらと思われて居なかったら嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

そして!そして!!!観に来てくださったお客様。長い間応援して下さったお客様。ありがとうございました。もう、言葉では到底表せない感謝の気持ちを、これからは違う形で空晴の一員として、お返しできればと思っております。
「夢を追って頑張ってきたらこそ、大切なものに出会えた」そう思っています。

本当にありがとうございました。心を込めて。

理想の、あとかたづけ おまけ日記〜鴨鈴女さん

October 12 [Sat], 2013, 21:00

大阪の老舗劇団南河内万歳一座の旗揚げメンバーである、
鴨鈴女さん
これまでも実は名前はあがっていたのですが、今回満を持して客演依頼。

私でええの〜??
なんて嬉しい事を言ってくださっておりました。

皆が書いているように、太陽のように存在してくれました。
万歳の劇団員の方が見に来て下さった時は、一様に「ごめんな」と言ってましたが…
こちらが謝らねば!



平本や小池という、稽古ストッパーと一番絡んむ役。
しかも最近の万歳では珍しく冒頭からの出番。
あまりのセリフ量に、最初の1週間は吐きそうになりながらやっていたと告白してくださいました。


昼夜稽古の時は、差し入れまで!
炭水化物はホントにありがたかったです。
今回の稽古では皆で、持ってきてくださったパンやおにぎりの具をめぐってのじゃんけん大会がお決まりでした

稽古中や、本番劇場に通うファッションでもいろいろ楽しませて下さいました。


いや、本人は楽しませようとは思っていないですね…失礼しました


フェリーでも頭をぶつけて、保冷剤で冷やしながら証拠写真を撮るのに協力してくださったり…


東京本番中の、マチネとソワレの間には…



KARAの曲に合わせて、時代を感じるダンスを披露してくださいました。
その動きのバリエーションに、皆大笑いがとまりませんでした


大口をあけて、美味しそうに食べる顔も何度も拝見しました。
色んな物食べに行きましたね〜
稽古では焼き鳥や後半のピザ大会。
大阪公演直前には二人でイタリアンランチも行きました。
デーバクでの打ち上げや、東京公演中のパンコントマテ。
福岡でのラーメンや、差し入れのカレー、打ち上げの水炊き。
「うんまっ!」という声と顔は更に美味しく感じさせてくれる魔法の言葉でした。


ちーやんスペースで何を思うのか…


時には陰から見守って…笑っちゃいけないところで笑う鈴女さん。


同級生のぼうさんとのコンビネーションも素敵でした。


電話をしながらメモを段ボールにとっていたのはこんな風に書いてはりました


たくさんの笑顔と、あったかさをいただきました。
稽古初めの第一項を読んで泣いていた鈴女さん。
平本に届いた大千穐楽のケーキをみて、泣いていた鈴女さん。

同時に涙も見せてもらいました。


今回は平本の引退という事もあり、特別でしたが、その稽古場を本番を、飲み会を
空晴を
こんなにも照らしてくださった鈴女さんが、もう次回はいません。
当たり前ですね。
それがゲストです。
思えば空晴は本当に素敵な方にばかり出ていただいてます。
空晴の事を好きな人ばかりで…
もちろんそれ以上に私たちが大好きで。

なのでやっぱり今回も寂しいですね。
寂しいばかりではなく、鈴女さんにいただいたものや教えてもらったものを、また私たちは次に繋げていかないと!
そしてまたいつか是非とも一緒にやりたいです。

空晴にまたお迎えできるよう頑張らねばっっ!!


鈴女さん、ありがとうございました!


理想の、あとかたづけ おまけ日記〜稽古中NG写真

October 12 [Sat], 2013, 13:00

稽古中はネタバレにもつながる写真は面白くても載せられませんでした。

皆よくつかっていたレッグマジック
たまにちょっと写りこんでいましたが、これだけガッツリだと…ね。



後は、衣装を着ていたり…


これも、本番までは…


衣装…さらにレッグマジックまで写りこんでいる、ネタバレダブルパンチ!!


これは使ってましたが、その時は何の写真かわからなかったですよね…


後で見るのも面白いものです

理想の、あとかたづけ おまけ日記〜チラシ撮影

October 11 [Fri], 2013, 23:51

前回も載せたこのチラシ表面の写真。
これをキュートカメラマンきよちゃんが撮ってくれ、男前デザイナー一色さんがデザインしてくれるんですわ!

その中に色んな職業を連想させる小道具を置いて、夢を詰め込みたいってことで…

コック帽、ギター、サッカーユニフォーム、出席簿、スケッチブック、ヘルメット、ボクシンググローブ、警官の帽子、カチンコなどなどを準備しました。
お借りしたり、家にあったものだったり、作ったり…

そう!
このカチンコ!


ようあったなぁ!買ったん!?
なかなかね〜本番で使うとわかっているものならば買うんですが、チラシのみ、しかも数がたくさんいるとなると買うのに踏み切れないんですわ{
すると、持ってきたコッキーが

「作りました」

すげー!!嬉しいっっ


でも裏側雑〜っっ


いやいや、ホントに充分ですわ。
チラシでも存在きいております。

そんなチラシ撮影。
裏側の長いピアノで一列に写っているのはもちろん合成。

ココでココからの話。の縁側のように別に撮ったものをつなげるのです。


こんな風に。
で、後ろにあまり写りこんでいると処理がややこしくなるので、机の天板をなんちゃんが後ろで掲げて背景を消す係りをしてくれていました〜。

で、今回DMで平本の願いをかなえました
本番や、本チラシではちょっと無理だったので…
DMハガキでは色んな職業の格好をしているって言うていで…



こんなん撮ってましてん…


満足か??


衣装を目の前にすると、着てみたいと言い出す人がおるんですよね〜一人は。


やっすんの方がキマってる??

理想の、あとかたづけおまけ日記〜段ボール

October 11 [Fri], 2013, 21:25
空晴舞台には欠かせないといっても過言ではなくなってきた段ボール!


これは、ハンガーラックかわりに段ボールを組んで雰囲気を作っていたもの。
実際につかうものから、セットの代用などなど段ボールは稽古の初めごろにもう集めて使っております。
スーパーやコンビニからいただいたり。
助かる存在です。
たためば運ぶのも楽ですしね。


段ボールはそのまままでも存在できるし、中にも入れられる。
困難風に…こちらは今回の大事な小道具。
後半活躍しました



あとは年代を出す場合は、懐かしいものを見つけてきて…
これも見た方から懐かしいと評判でした。
これはもうチラシの撮影の時から用意してくれていました。



こんな風に…






上瀧の『理想の、あとかたづけ』日記

October 10 [Thu], 2013, 18:00
上瀧昇一郎です。


空晴11回公演にして

平本光司の引退公演、

三都市をめぐるツアーで

しかも新人、南川泰規の

デビュー作となったこの公演。





稽古から夢のように過ぎ、



暑い暑い夏を乗り切った今、

秋空の到来とともに幕を閉じました。


季節の変わり目や台風とも重なり、悪天候に見舞われた今回ではありましたが、


おかげさまで今までの最高動員数を記録した公演になりました。

ホールまでお運びくださった皆様、平本光司の最後の舞台を見に来て下さった皆様、まことに有難うございました。


観に来てもらった俳優仲間の一人が観劇後に、「やっぱり自分の最後の舞台を想像してしまう」と言っていました。平本の役が15年役者をやってきた30代で、もし自分が最後の舞台に立ったら、とその心境を慮る(おもんばかる)ことを禁じ得ない、と。



かく言う僕も、15年一緒にやってきた平本と舞台に立つのは最後なのかとおセンチになってばかりおらずに、自分の引退試合ならどう挑むか、どう終えるかを考えてみました。

先ずは稽古。

今回は大先輩の鴨鈴女さんがそのお力を貸していただける貴重な舞台。その鈴女さんに多大なる感謝を込めて全力で稽古しよう。
そして台本。

その鈴女さんとがっつり絡める役と、本筋ど真ん中を行く設定とロジックを組んでくれた座長、岡部の心意気に応えられるよう、今までの感謝とこれからの自分の意気込みをしっかりと表現に込めて演じよう、そう心に決めて、最初からぶっ飛ばして最後の力が残らないようにやるでしょう。

そして本番。

ダッシュ時代から僕を育ててくれたお客さん、みてて下さいよ。これが僕の15年の答えです。どんな役がきてもどんなに失敗してもずっとずっと見てて下さったお客さんに思いきり楽しんでもらえるよう、細心の注意を払い、最高のパフォーマンスが出来るように今日まで寝る間も惜しんで稽古して来ましたから、どうかまばたきせずその目に焼きつけて下さいね。

そしてスタッフさん。
僕らにただの仕事としてでなく、心意気でお付き合いいただいてる類い稀なるスタッフの皆さん、あなた方の力なしには僕らはただの人形です。



今回も役者として役としてなんの迷いなく、劇空間に生かせていただきました。お客さんの入場から真心のこもったスタッフワーク。その感謝と敬意を込めて作り上げた最後の役、早乙女を、どうぞこれからも忘れずにいて下さいね。

そして最後に友よ、僕をこの世界にいざない、一緒に演劇と闘って来た友よ、僕はこれからも生涯その経験を力に生きてゆけることがなによりも一番嬉しいことなのだ。
更なる成長を求めてまた、お互い意見交換をしあい、高めあっていこう。
僕らには共通の言葉がたくさんあるから。




こんなことを書いて当の平本は自分の日記は書きづらいだろうか。

でも僕はこの日記で意地悪しようとしているのではありません。


これらの事で平本の今公演の取り組みに不十分があったであろうかというと、僕はなかったと思います。

やつなりの120%を今回初めて(笑)見られた気がします。

今回の公演で彼は初めて自分の取り組んできたものに出会い、そこで生きる自分と出会い、そこの住人とコミュニケーションがとれたように思います。


演劇とはこうでなければなんて誰にも言えないと僕は思うし、それぞれの人生があるようにそれぞれの演劇もあるのかな?なんて思います。

だから平本が今回発見した新しい個人的な演劇はこれからの人生でどんな形で役に立つのかはわかりませんが、一つの大きな拠り所となることは間違いないでしょう。

そして、やつが向き合ってきたものと、やつの心意気が偽物でなかったことは、この最後の見納めに駆け付けてくれたお客さんや仲間たちによって裏付けられたと思います。

みなさん、ほんまにほんまに有難うございました。


有難うね、みんな。






理想の、あとかたづけ おまけ日記〜リバレインの奮闘

October 09 [Wed], 2013, 23:55
今回初公演だった、博多リバレインホール。
下見に行ったときの様子です。


天井にバトンがなく…後ろにトラスがあるのみ。
舞台も高く、平本がジャンプすると届きそう。


半分より前は全面パイプ椅子。
客席の中腹にもトラス。


照明と音響のブースが舞台に対して垂直位置。


事前の資料があまりなく、ご紹介いただいたホールで下見に行って正直「どうしよう…」と思いました。
照明をつる位置。
舞台の高さ。
客席の雰囲気。
ブースの位置。

音楽やダンスイベントなどなど、もちろんお芝居もやっているとは聞いていましたが、今まで空晴が使ってきた劇場とは大きく条件が違ったんです。

で、写真を撮りまくって平本と共にスタッフさんに伝え…
スタッフさんの中でも色々考えなければと課題山積みだったようです。
しかも持って行ける荷物も限られているし…

私たちには知らせず、東京公演終わりで最年長の音響奥村さんが声をかけ、照明西崎さんと舞台監督青野さんの三人でスタッフミーティングを開いてくれていたんです。

そしてそれぞれに色々知恵を絞り、経験を活かし…


仕込むバトンがない照明は、レールライトを!
しかも、重さは大丈夫ですか?って私の言葉に…


バインド線で固定。


目立つ後ろのトラスは…


幕で丁寧に隠す!


大阪公演では、LEDライトが他の照明の中で浮いているのが気になると照明仕込終わってから発言した私に、西崎さんは上の方でつるし、ほかの灯体で隠すという!
そんなLEDもリバレインでは見せる照明に!
他の照明が見えない分、これがまた素敵に見えるという…


音響ブースは移動させ、西崎さんはちょっと乗り出してのオペ。


仕込みバラシは大変でしたが、舞台は低く。



その分客席の前数列の椅子をとっぱらって、桟敷に!



ウイングフィールド、OFFOFFシアターに肩を並べる小劇場空間に。
空晴の世界観にぴったりの空間に。



この三人!
職人技です。


最初に稽古で暗転していく中、涙が出そうになりました。
先の二つの劇場とはまったく違う形になってしまうのではと不安がっていた自分に、大丈夫だと言ってあげたいと、初日の公演前のあいさつで全員の前で言い、感謝を伝えました。
ぼうさんは感動して泣いてはりました。

それを見て私がまた泣きました…

本当に幸せな劇団です。








理想の、あとかたづけ おまけ日記〜観たからこそ

October 08 [Tue], 2013, 23:00


舞台を見ていただいた方には何をしているところかわかると思います。
事前にね、こういう事をしておりました

霧吹きでシュッシュシュッシュ!
大阪はまだよかったですが、東京や福岡は楽屋と舞台が隣接していたので音に気を遣いながら。
実は私も濡らしていたんですよ。あんまり衣装の色的にもわからなかったかもですが…



この二人…今回色々稽古場でも笑わせてくれました。
自分たちでもね〜やっていると…耐えられない瞬間がくるんですよ。

だって…


これですもん。

このためにやっすんは、筋肉をつけるべく毎日のように筋トレをやってましたね。
東京公演中は近くの公園に行っていたとか。
ま、後ろ姿なのに大阪公演初日には割れた腹筋を嬉しそうに見せてくれましたが


そうそう、東京公演中の電車の中で…


思わずパシャリ。
これも全然おかしくないのに、笑えてくる一枚

理想の、あとかたづけ おまけ日記〜舞台セット2

October 08 [Tue], 2013, 18:00
まだまだ舞台の事について!


健康器具とか、使わなくなったものの悲しい置かれ方をとの案を出したら…

そりゃね、ぶら下がり健康機がハンガーってのは定番ですよね??
ブルーが探してきてくれました。
ええハンガーです…アカンけど。


そこに下げていた服は劇団員の私服だったんですが、劇団で買った衣装も。
手前のコートは、前回公演で稲荷さんが着ていたもの。
真ん中手前にちょっと見えているピンクや青やの花柄ワンピースも前回公演で私が着ていたもの。
その後ろの茶色のチェックブレザーは第三回公演で久保井さんが素肌に着ていたもの。

ちゃっかり登場しておりました。
右にかかっているのはスパッツなんですが、稽古場で私がなんとなく掛けたものがそのまま…
ずっと舞台セットとしてかかっておりました。
特にこだわっていたわけじゃないことをここに告白します。


あとはね〜コレね〜


クビレディ。
使ってたのは箱だけですけどね。
私物です、中身は持ち主の家に。


レッグマジック。
私物です。
誰のかは言いませんが…わかりますかね。
もっと稽古場や本番中に暇さえあればやる予定が…
そないにやりませんでした。

だいたい本番中は舞台も狭いし、最初に登場するのはしまってある状態なんでそれをわざわざ広げてまでやらなかったという…アカンですわ。



そしてボディブレード。
これは借り物です。
お手軽なので結構皆やってましたね〜

使っていたアルバムはコッキーの私物。
表紙をちーやんが作ってくれていました。
写真が…撮れてませんでした

なので中身を…



中身しかありませんでした。
卒業写真撮る日に休んではったみたいです、小池さん。

理想の、あとかたづけ おまけ日記〜舞台セット

October 07 [Mon], 2013, 23:07
役者による公演日記の途中ですが…おまけ日記を差し込んでいきたいと思います!

さて、今回も舞台監督兼美術のブルーこと青野氏の舞台セットが冴えわたっておりました!
私仕込み日は仕事で昼過ぎの入りだったんですが、思わず「おっ!」と声が出そうになるセットでした

空晴の舞台はガッツリ作りこむっていうより具象と抽象の間
今回も私のイメージをさらにブルーが形にしてくれました!
中でもいつもの舞台上手…客席から見ると右側寄りだった入り口がセンターに!
で、その廊下のやり取りもちょっと見せたいってことを伝えると、入り口が木枠のみで両側が見えているという素敵な空間!



稽古中は、椅子を両側の木枠に見立てて稽古しておりました。



そして細部にも!




のぶ君の部屋のいろんな場所に飾られていた音楽関係のフライヤーや記事の切り抜きは、やっすんが用意してくれたもの
大切にとって置いたものを使わせてくれました。
時代を感じる…結構レアですよ!


本を棚に飾りたいという言葉に、小道具ちーやんが用意してくれたのはお手製のブックカバー
今回のテーマソングをタイトルに。
そしてキーとなるピアノをデザイン。
舞台の下手の棚にあったんですよ〜。

その棚の上には…



ピアノを弾く人の粘土細工
何とこちらはブルーのお手製
きっとこんなの作っただろうってのを作ってくれました!!すげー!!
なのに、誰にも言わずこっそり棚の上に置いておく…
で、これ何!?の声ににやりとしているブルー。
そんな人なんです。


プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:空晴(からっぱれ)
  • アイコン画像 現住所:大阪府
読者になる
2007年
元ランニングシアターダッシュ劇団員5名で旗揚げ

旗揚げイベント
2007年4月
   「空晴 誕生会」
 大阪:kitchen bar ma2ha

旗揚げ公演
2007年10月
   「きのうのつづき」
 東京:OFFOFFシアター
 大阪:ウイングフィールド

第二回公演
2008年6月 
 「つづきのとちゅう」
 東京:劇場MOMO
 大阪:ウイングフィールド

第三回公演
2008年12月(大阪)
2009年2月(東京)
 「引っ越しのススメ」
 リーディング「一番の誕生日!」
 大阪:精華小劇場
 東京:OFFOFFシアター

第四回公演
2009年7月
 「いってきますの、あと」
 大阪:ウイングフィールド
 東京:OFFOFFシアター

空晴イベント
2009年12月
 「上映会」
 大阪:ウイングフィールド
 東京:駅前劇場

第五回公演
2010年3月
  「もう一回の、乾杯。」
 東京:劇場HOPE
 大阪:ウイングフィールド

第六回公演
2010年7月〜8月
 「ボクのサンキュウ」
 兵庫:伊丹アイホール
 福岡:大博多ホール
 東京:駅前劇場

第七回公演
2011年2月〜3月
「いつもの朝ごはん」
 大阪:ウイングフィールド
 東京:OFFOFFシアター

第八回公演
2011年10月
「ココでココからの話。」
 東京:劇場MOMO
 福岡:大博多ホール
 大阪:HEPHALL

第九回公演
2012年2月〜4月
「32年生の8時間目」
 東京:OFFOFFシアター
 大阪:ウイングフィールド
 福岡:大博多ホール

空晴5周年記念イベント
2012年9月
「おたのしみ会」
大阪:kitchen bar ma-ha 

第10回公演
2012年12月
「これまでの時間は」
 大阪:HEPHALL
 東京:劇場MOMO

第11回公演
2013年8月〜9月
「理想の、あとかたづけ」
 大阪:ウイングフィールド
 東京:OFFOFFシアター
 福岡:博多リバレインホール

第12回公演
2014年6月〜7月
「こっからの、距離」
 東京:劇場MOMO
 大阪:インディペンデントシアター2nd
 福岡:ぽんプラザホール

第13回公演
2015年3月〜4月
「おしまいのしるし」
 大阪:HEPHALL
 北海道:シアターZOO
 福岡:ぽんプラザホール
 東京:ザ・スズナリ

第14回公演
2015年12月〜2016年1月
「せんたくの日和」
 東京:劇場MOMO
 大阪:インディペンデントシアター2nd
 福岡:ぽんプラザホール


第15回公演
2016年8月〜9月
「ここも誰かの旅先」
 大阪:HEPHALL
 東京:ザ・スズナリ
 北海道:シアターZOO


次回公演
第16回公演
2017年10月〜11月
 大阪・東京公演
他都市 検討中



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