低学年から常用漢字

2005年01月25日(火) 9時43分
1、振り仮名付き常用漢字を低学年から
私は抜本的な漢字提出案をあたためている。それは、小学校低学年の、平仮名学習が一通り終わった頃から、常用漢字すべてを使用した通常の漢字仮名交じり文を、振り仮名を付けて提出するという案である。
子どもたちはそれを読んで、通常の漢字仮名交じり文にふんだんに接し、語の表記形(第*章第*節参照)に慣れ親しむようにするのである。その場合、もし、出てきた漢字すべてを一度に習得させようにすれば、学習負担が過重になって大問題になるであろう。
が、私の改革案では、子どもが書く場合には、書ける漢字だけを書けばよいとするのである。書く場合には、好きなだけ平仮名を使って書いてよいとするのである。教師は、それをおおらかに受け入れて、それぞれの子が、自分の発達のペースに応じて、通常の漢字仮名交じり文の書き方に近づいていくのを、長い目で見守って支援し続けるのである。
そして、漢字に付ける振り仮名は、学年が進むにつれて、その割合を少なくしていくようにするのである。それが私の改革案である。もしこれが受け入れられると、通常の漢字仮名交じり文で使われる語の表記形に出会う回数が飛躍的に多くなり、読める漢字がいつの間にか増えてくる。そして、漢字学習の困難が、今よりはるかに少なくなる。

首藤久義(しゅとう・ひさよし;千葉大学教授)著『生活漢字の学習支援(楽しい国語2)』東洋館出版社、2003年4月発行、2500円、ISBN4-491-01892-8 より抜粋。
2005年01月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
最新コメント
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:kaoruamore
読者になる
Yapme!一覧
読者になる