最後から二番目の恋【第4回】フジ木10

February 08 [Wed], 2012, 20:26
女が年取るってせつないよね 

「そんなにさぁ、絵に描いたみたいな幸せな家族だなんて思ってなかったわよぉ。夫婦の会話だってぇそんなになかったし、息子は私のこと『うるせ〜ババァ』とか言うしさぁ。でもねぇ、でも…、そんなもんだろうと思ってた。家族なんてさ、そんなもんだろうと思ってた。そうでしょう??そりゃさ、文句ばっか言ってたかもしれないよ。でもさぁ、家族なんてさぁ、そんなもんじゃない??そんなさぁ、お母さんがいつも綺麗にしててにこにこしててさぁ、息子も爽やかでさぁ、『お母さんの作る料理はおいしいね』なんて言ってさぁ。ねぇ。旦那もさぁ、誕生日には花買ってくるみたいにさぁ、そんなのないじゃん実際はぁ。ないわよそんなのぉっ!!!だからそういうことも全部含めてぇ、暮らしなわけじゃない。だからぁ、そこそこ幸せなんだろうと思ってたわけ私は。想像でね。よそと比べるのはやめようと思ったし、イライラするぐらいが幸せなんだろうと思ってたわけ。そりゃぁさ、少しさこう自分の事を綺麗にしたりとか、怠けてたかもしれないよ。でもねそれだって、不安がないから怠けられるんじゃん。一生一緒に過ごす人が居るんだからって。もう駄目なとこ全部見せても大丈夫って、思ってるからさ。だからじゃんっ!!!ジジイって呼んでたのだってさぁ、すごい年上っていうのはあるけどさぁ、こう親しみっていうか、愛情表現じゃん。ホントにすごい年取ってるのがイヤだったらさ、ジジイなんて言わないでしょ普通。そうでしょぉ??」by水谷典子(飯島直子)。

うわぁ、典子ウゼェっ!!!ウゼェと思いつつ、うん、きっと家族とか家庭ってそういうもんなんじゃないかななんて思ってみたり。
そんな話を聞かされた千明(小泉今日子)の反応がまたおもしろかったわ。「どうなんだろうねぇ。私にはよくわかんないけどさ、そうなんじゃない??うんよくわかんないんだけどさ私にはさ」とか、「いやいや、だとえはちょっと極端だけど、ないだろうね、そりゃあったら気持ち悪いよ」とか、「よくわからない自分が悲しい」とか、よくわかんないなりに、典子につきあってやってるって感じで、でも自分も飲んじゃってるからわからないながらも共感してみたりしてさ。
ホントはこのあとに続く千明の「あんた主婦でしょ。私外で1人で働いてるでしょぉ。私たちもう全然違うわけでしょう。でもさ、どっちにしてもさ、女が年取るのってさ、大変だよね。切なくなるよねぇときどきね」をピックアップセリフにしようと思ったんですが、典子のというか飯島直子の酔っ払い芸に軍配を上げちゃいました。すんごくウザい酔っ払い主婦ってのを見事に演じてくれましたわよ。ウザいしこんな愚痴聞かされたくねぇよなぁって思っちゃいながらも、言ってることはうんその通りかもなんて思わせてくれました。そして千明の「女が年取るのって大変」っていうのはなんかしんみりそう思ったわ。男と違って女はやっぱり年齢を重ねて絶賛されるってことって少ないですからねぇ…。
でもさ、「じじぃ」って言われるのがイヤだってんなら、じじぃ広行(浅野和之)もすぐイヤって言えばいいのよ…。典子みたいな女は言わないと気づかないんだし、言ったからってなにかしこりが残るようなタイプじゃないんだからさぁ…。別れる別れないの話になっていっちゃうみたいですが、シビアな展開にはなってほしくないわぁ。

シビアな話と言えば、真平(坂口憲二)の病気のことですわね…。もう検査に行ってないとかなんとかで…。主治医も和平(中井貴一)にちゃんとそのこと言っておいてくださいよ…。真平に口止めされたんでしょうけど、検査しなくてもいいような軽い状況じゃないんでしょう。「大丈夫だから放っておいて」と言う真平に「放っておけるわけないだろう」と言って和平がつかみかかるくらいなんですから、検査やめちゃっていいような状況ではないんでしょう。
つかみかかったときに、桜貝のたくさん入った瓶が転がったんですが、これ、和平が集めていたものよね。真平も集めているのかしら。和平の奥さんの死とやっぱりなにか関係あるのかしらね…。

シビアな展開があるわけですが、千明と和平のやり取りや、千明の職場でのこと、和平の職場でのこと、どんな場面でも会話が楽しくておもしろくて、ニヤニヤしながらときには吹き出したりしながら見ていました。なんだろな、ホントそれぞれの日常を描いているだけなのに、退屈に感じるどころか、ポンポン飛び交う会話がおもしろくて仕方ありません。これが脚本の力ってことならきっとそうなんでしょう。うん、脚本って大事、ホント大事。と今更のように言ってみたりして。

おしゃれなカフェでの3組鉢合わせなんてありえね〜だろと思いつつも、うんあってもいいよむしろあってくれって思いながら見ちゃってました。
千明と万里子の会話もおもしろかったですし、和平と大橋母(美保純)との会話もおもしろかったですし、なんといっても鉢合わせしちゃった和平のテンパりっぷりがおもしろくてしょうがなかったわよ。
千明が気を利かせて離れた席に行こうとすると、「いえ全然っここでいいですよ、全然いやここでここでっここにいてくださいっ!!!」なんて慌てふためいて、もはや独り言のように「いてほしいくらいだ…」なんてぼそっと言っているんですもの。あぁなんだろな、和平のこういうテンパっている姿がホントにおもしろいわ。
大橋母との会話でも、年上の男性が好きなのを枯れ専だなんて話をしていて、じゃぁ年上の女性が好きなのは〜ってな話になったとき、大橋母を指さして意気揚々と「ババ専っ!!!」なんて言っちゃって、でもすぐさままずいこと言っちゃったぁってんで「ってあ、ごめんなさい。そういうつもりじゃ全然そういうつもりじゃないですすいません」って慌てて謝るのとか、もう愛おしくなっちゃうほどです。
でもでもカッコいいというかきゅんとしちゃうようなことも言うんですよ。大橋母が「すいません。なんか私といるところを見られちゃって、恥ずかしいですよねぇ」なんて否定してほしいってミエミエのこと入ったときも、「なに言ってんですか〜あはは〜」とかごまかそうとせずに「なにをおっしゃってんですか。怒りますよ。……照れくさいだけです」なんて言っちゃうのとか、和平って基本的に真面目なんですよね。
大橋娘(佐津川愛美)が仕事もせずに一条さん(織本順吉)のところに行って愚痴を垂れているところに呼び出されたときも、大橋娘の気持ちには答えられないってことで、テキトーにごまかすんではなく「知美ちゃん、いや、大橋さんさ、オレはぁ、嬉しいよ。いやあのう、ウソでも冗談でもね、一時的にでも、こう若くてかわいいキミみたいな子にさ、そんなふうに思ってもらえてっていうか、言ってもらえてね、男として自信になるよ。ありがとう。でも…、キミみたいな素敵な子の相手は、オレじゃない。オレなんかじゃない。キミはしっかりしてるしさ、チャラチャラしたところのない女性だから、同世代の男が、軽く見えるんじゃないかな。物足りないっていうか。だから…、オレみたいなオジサンのことを、そんなふうに思うんだと思うんだ。それにキミは、早くにお父様を、亡くしてるっていうのもあるかもしれないね。だから…、オレのことがちょっとよく見えたりするのかもしれないけれど、あぁ…、オレは…、ダメなんだ。オレ…、オレなんかもう全然ダメなんだよ。オレ全然たいしたことないんだ…」なんて真面目に言う和平にホント好感持ちまくりですよ。大橋娘が「そんな和平さんが、ますます好きになりました」っていうのも無理ないと思っちゃう素敵さだわよ。うんでも、私は年の差婚ってのはどうにも好きになれなかったりします。親子ほども離れている恋愛はどうにも気持ちが悪いと思ってしまうんです。なんだか最近では芸能界で年の差婚が流行ってるってことですが、それが自分の親だったらすんごくイヤだなって思っちゃいますもん。
あ、話がそれていますが、大橋娘の猛アピールを「ちょっと言ってる意味がわかんない…」って言っちゃう和平さんも好きだわ〜。うんたぶんホントにわけがわからないんでしょうね。

万里子におもちゃにされたくないと思っていながら、どうにもこうにも気になっちゃって真平のことあれやこれや聞いちゃう千明がかわいいというか哀しいというか…。千明は万里子よりも10も年上ですから大人ぶりたいというか、年上の余裕を持っていたいのかもしれないんですが、完全に万里子のおもちゃになっちゃっています。でもそんな万里子が「私は千明派です」なんて打った携帯(スマホかしら)の画面を見せてくれたときは、なぜだか私も嬉しくなっちゃいました。
千明が真平にクリームシチューを作っているときに「言っとくけど、おいしくないかもしれないよ。むしろまずいかもしれないよ。でもなんにも言わなくていいからね。おいしいとかも言わなくていいからねぇ。作った物のことなんてなんにも言わないでさ、ただテレビ見ながらご飯食べてさ、んで、いつの間にか平らげちゃった〜みたいのがいいから」なんて言っていたんですが、千明器が大きいななんて思っちゃいました。私だったらやっぱり作ったものに対して「おいしい」って言ってもらいたいし、そう思って食べてもらいたいと思ってしまうので…。そういう恩着せがましさがよくないんだろうなと今更ながらに思った次第です。でもつきあっているときならともかく、やっぱり毎日毎日の積み重ねって考えると、たまには「おいしいよ」って言ってもらいたいと思っちゃうのよねぇ。←ウゼェ。

おもちゃにされていると言えば、美人脚本家の栗山ハルカ(若益つばさ)も完全に千明たちをおもちゃにしているわよね。いや〜〜〜〜でも美人脚本家先生には腹が立ったわ。若益つばさだから余計腹立つのかもしれないわ。えぇえぇ、ただ単に私が若益つばさのこと好きじゃないってだけです、ハイ。
まぁ悪気がないってことなんでしょうけど、無神経っちゃぁ無神経よね。女45と男35のカップルに無理があるってのはまぁ一理ありますが、「よっぽどお金持ちとかぁ、よっぽと綺麗とかならまぁねぇ。そこそこじゃちょっとねぇ。なんか裏あったりしないんですかねぇ」なんて言っちゃってさぁ…。わかって言ってるんだったら性格悪すぎるわよ。
千明の友達との取材と称した飲みでもまぁムカつくこと言ってたのよ。痛い痛い言いまくりですし「切ないオーラ出てる」とか言っちゃったり、挙句「大丈夫ですよ、私はっ。そうじゃなくて〜〜〜。だって結婚してますもん私。子供もいますし。4歳ですっ。だから〜、こういう方たちの気持ちが全然わからないので〜、こうやってここにきてるんじゃないですかぁもうやだなぁ千明さぁん。あっ写真見ます〜??家族の写真〜。じゅんくんとぉけんちゃんで〜す。そうなんですよ〜幸せで〜」ですからね。若益まんまって感じだわよね。地でやってるとしか思えないわ。だからかしら、あんまり棒にも見えないというかなんというか…。あれ、ホントなんか腹立ってきたわ。でもまぁそういうのもひっくるめておもしろく見ちゃっているんですけどね。確かリアル若益って離婚危機とか報道されてなかったかしら。そう考えるとなんかこのセリフも切なく感じてきちゃったりなんかして…。←単純。

どの会話もなんかクスッとできちゃうしおもしろかったんですが、やっぱり千明と和平の会話がなんともおもしろかったです。駅のホームでの言い合いなんて、まるで子供のケンカですからね。あぁおもしろいったらありゃしないわ。
千明が「今一番行きたいのは、七里ガ浜の、シーラスっていうお店」と言ったら、すかさず和平が「あぁあそこですか、あそこいいですよ」なんて言うんですけど、実は行ったこともないのにとりあえず言っちゃったみたいで、そこを千明につっこまれると、「イヤ、あいや『いいですよ』とは言ってしまいましたけど、『行ったことがある』とは言いませんでした」なんて屁理屈こねるわけで、そういうのが許せないんであろう千明が「行ったことないのにどうして『いいですよね』とか言えるんですか」と食ってかかると、和平も負けずに「そんなにかみつくことですかね。これ普通の大人の会話じゃないですか。『あそこ行きたいんです』『あぁあそこいいですよ』『わぁじゃぁ行ってみたい』って、なんでそういうふうになれないんですか」なんて言い返すという。この和平の言い方がなんか小芝居入れちゃって馬鹿にしたような雰囲気でなんともおもしろかったです。そう言われても引き下がらない千明が「だって行ったこともないのになんで褒めるんですか。そんなの観光推進課の人がすることじゃないでしょう。無責任ですよ。おかしいですよ」と責め立てると、売り言葉に買い言葉なのか和平が「わかりましたよっ!!!じゃぁ行きましょうっ!!!」なんて言っちゃって、奇しくも2人はデートすることになっちゃいました〜〜〜〜っ!!!イヤ〜〜〜なんていうかマンガ的展開っ!!!そんなマンガ的展開を45の女と50の男が繰り広げているのがなんともおもしろいし、イヤな気持ちにならないってのがなんかすごいわ。
「オバサン図々しくてすいません〜〜」な大橋母から和平に連絡あって、「今度七里ガ浜のシーラスってお店に行きたいんです〜」なんて言われたんですが、そのとき千明のこと思い出してくれたんですのよね。だから大橋母の行きたがっている七里ガ浜のシーラスは断ったんですのよね。あぁなんだろう、ホントマンガみたいな展開だわ。あぁおもしろい。

劇的ロマンチックなことやドラマチックなことを描いているわけではないのに、なんだかおもしろく見ることができるドラマってなかなかないよなぁなんて思っています。このまま突っ走ってほしいところですが、シビアな展開にもなっていきそうなのよねぇ…。うん、でも次回も楽しみです。





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