落ちる、 と言う事

2009年03月22日(日) 0時33分


今回、運良く子3は合格した。

でも飛んでいた番号を見ると・・・

あまりの嬉しさにその場で大喜びしてしまった自分を省みている。

子3は試験の時、その子と話したという。

子3の中学からはひとりぼっちで受験したので心細かったところ

子3が何かを尋ねたらとても優しそうに対応してくれたという。




数年前の春・子1の高校受験の年だった。

担任から「普通にいけば大丈夫です」と言われていた。

初めての子の受験である。

緊張の面持ちで(当時は)仕事前に早朝の発表を見に行った。

・・・・・・無かった。

次々と合格手続きをして「合格おめでとう」と書かれた紙袋を持ってくる生徒達。

当惑し、凍り付いた表情の子1は担当の先生の車の中に入るなり泣いた。

私は「この学校から拒否された!」という感情になりしばらくその近辺に行けなかった。




午前中仕事をし、午後年休を取って帰宅すると

子1は自分の部屋を綺麗に片付け

「お母さん、俺、大丈夫だよ。吹っ切れたから」と言った。

悲しさを押し殺して居るのだろうが私はその成長振りに驚き我が子ながら尊敬の念を抱いた。

また涙がこぼれそうになったが必死で堪えた。

私立の特待が受かっていたので少し遠いその学校に行くことになった。


次に越えなくてはならない試練は電車通学の車内だった。

どうしても自意識過剰にならざるを得ない。

公立高校の学ランが多い中、ブレザーの私立は少数派だ。

慣れるまでの数日間の子1を思うと私にできることは

一生懸命お弁当を作ることだけ。



そんな日々も徐々に慣れ、硬式テニス部に入り忙しい毎日になった。

子1も笑顔が戻りネクタイも上手に結べるようになり

私の豪華お弁当も喉元を過ぎノーマルになっていった。



今、元気に国立大に通う子1を見て本当に良かったと思うし

悲しみは優しさを作ると実感する。


今回、子3の同級生も数人、絶対に受かると思われた高校に落ちてしまった。

直接は話せないが「どうか頑張って!」と言いたい気持ちが込み上げる。


子3の中学のある先生が教室で話してくれたという受験の思い出。

先生は友達7〜8人と一緒に合格発表を見に行った。

行く途中、その中の一人が途中で「あっ、俺、受験票を忘れた!」と言い戻ったので

その他の生徒は先にいったそうだ。

発表会場に行ってみると、何と、取りに戻った生徒だけ落ちていた、というのである。

そして、合格者はその子に会わないように違う道で帰ったという。




ちなみにぼんやりと覚えていた「15の春は泣かせない」という言葉は

1950年から7期28年間 京都知事だった蜷川虎三氏の言葉だと

リンクさせていただいている「なべさんの部屋」のコメントで知った。



これは最近つぼみをつけた庭のシュンラン
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かま猫
  K・Fさん
お返事が遅くなりごめんなさい。
こんな重くて独りよがりな記事にコメント頂き嬉しいです。
やはりずっと書こうと思っていたことだったので
ようやく書く気になったことなのです。

父の文に・・私も実はそんな感じで書いていたので
K・Fさん、するどいですね!ありがとうございます。
(父は生きていたら「とんでもない、まだまだだ」と言うでしょう。

そうでしたか〜内申点だけでは結局先生のお気に入りの
いわゆるいい子であったり不正などもあるいはあったかもしれませんね。
今は点数開示もできるのである程度納得はできますが
合否の決定の4割は内申点が占めるので
内心のあまりよくない子3なのでハラハラだったわけです。

そうですねぇ、人生どう転がるかわからない・・。
人生経験豊富なK・Fさんにそう言っていただくと
自分は運が悪いと思うことでも前向きに考えられるような気がしてきます。
自分のことに置き換えて見ると・・・
まさか若いときは給食のおばさんになるとは
夢にも思わなかったし、進学した高校も
親からは不甲斐ないと言われていましたが
そこで出会った友達が今は義理の姉ですもんね。
人生わかりませんね。





2009年03月25日(水) 0時34分
K.F

 子1さんが今に親になってこのブログを読んだら再び泣くのかな?
 でもね、父親と母親では違うので分からないよね。

 それにしても、かま猫さんの文章とお父上の文章は感性がよく似ていますよ。

 昔、私の高校進学の頃は内申書だけで進学が決まったから、もっと痛切で理不尽なことがありました。

 でも、人生は不運が幸運を呼ぶということもあって、そんなに単純なものではないですよ。要はその瞬間瞬間に真剣に生きるということが大切だよね。
2009年03月23日(月) 5時02分
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