2017年読書まとめ

January 12 [Fri], 2018, 8:24
去年一年たくさん詠んだつもりでしたが意外と少なかった(^_^;)
大体ドラマがひと段落した中休みに読んでいるのでこれくらいなのかも。

2017年の読書メーター
読んだ本の数:26
読んだページ数:9012
ナイス数:662

明治・妖モダン (朝日文庫)明治・妖モダン (朝日文庫)感想
明治になって妖だのなんだのが遠いものと考えがちだけど未だに少し裏へいけばモダンな建物は消え掘っ立て小屋のような江戸時代から続く建物が並んでいる。だから明治だからといって妖がいないとは限らない。原田と滝二人の巡査とよくいく牛鍋の店百木屋の常連たち事件が起きそれを解決していく捕り物帳だけど、なんだか不思議な終わり方ばかりそこにいる人たちが人の姿をした妖なのか・・・。はっきりしない物語。でもここに集う人たちはみんな妖なんだろうなぁ。なんて思いながら読みました。
読了日:11月13日 著者:畠中 恵
プラージュプラージュ感想
犯罪を一度でも犯してしまうと、それがたった一度、魔が差した事だとしてもその後の人生は180度変わってしまう。そういったことをヒシヒシと感じる話でした。貴生の生活を中心に描かれているものの、それぞれの抱えた問題も描かれていて切ないような気分になった。ラストの告白はちょっとびっくり。
読了日:09月04日 著者:誉田 哲也
カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)感想
自分を許すためにやってきた。自分を許してやれ。出てくる登場人物それぞれが過去に囚われて傷を持っていて、それを相手に許してほしいと思っているけど、誰が悪いわけでもなくて、許すというのは相手からではなく、自分の中にある自分を苦しめているものを取り除くこと=自分を許すっていう行為なのかなと。元凶を作った倉田仙太郎にしてもずっとずっと許してほしいと願っていた。みんな切ない。
読了日:08月02日 著者:重松 清
カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)感想
小学校4年生の時の仲良かった4人が20年たってそれぞれの道を歩んでいたのに、ある事件がきっかけで少しずつ距離が縮まっていく。バラバラになってしまった気持ちが少しずつ近づいていく。もしかしたらシュンが病気にならなかったら死ぬまで叶わなかったことかもしれない。不幸な事件がなかったらメールを送らなかったかもしれない。まだそれぞれの心に何が引っ掛かってるのかわからないけど、それが少しずつでもわかって分かり合えたらいいなぁ。と思う。後編はぜひハッピーエンドでお願いしたい。
読了日:08月02日 著者:重松 清
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)感想
シリーズ完結編なんですね。でも続きがどんどんできそうな雰囲気でした。3冊のシェークスピアの本その中のどれが本物か当てるというもの。おじいさんの遺した宿題。この本がきっかけで母親は失踪し、栞子との確執も生まれた。呪われた本ともいえるのかも。
読了日:08月02日 著者:三上 延
パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子 (角川ホラー文庫)パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子 (角川ホラー文庫)感想
石上が最初に検案した白骨化した遺体についていた紙片から連続殺人の捜査に巻き込まれていくんだけど、遺体についている虫から犯罪の時期や場所を研究しているジョージの子供のころの話からてっきりジョージが犯人かと思っていたら少し違っていてそれはそれでびっくりした。自分を愛してくれるはずの人間から愛されないというのは人格形成に大きな影響をあたえるんだなぁ。なんてしみじみしてしまった。
読了日:08月02日 著者:内藤 了
みんなの朝ドラ (講談社現代新書)みんなの朝ドラ (講談社現代新書)感想
朝ドラ歴が浅いので古い朝ドラの話はよくわからなかったけど、朝ドラには法則もありそうだし、昔のよかったところと今の良いところがあげてあり、面白かった。SNSの普及は朝ドラを観たりテレビを見る人にとって新しいツールになってますし、それを見た製作者もやる気を出すんだなって。ただあまり視聴者の思惑通りに事を運びすぎるのもどうかと思う。視聴したものをどのように感じるかはひとそれぞれでそれにいちいち製作者側が合わせる必要はないと思う
読了日:07月11日 著者:木俣 冬
リバース (講談社文庫)リバース (講談社文庫)感想
ドラマを見てから読みました。最後は広沢の死の真相を深瀬が知ったところで終わっていました。ドラマはその後の事も描かれていましたが、私は小説の方が好きだなって思いました。残酷かもしれないけど余韻が好きです。この先どうなってしまうんだろうと読者に想わせ考えさせること。にしても湊さんは本当にこの手のミステリーがうまいですね。小説でスポットが当たっていなかった人たちにもスポットをあてて話を混乱させたドラマも面白かったです。自分では友達だと思ったいた人のこと案外何も知らないってことあるよなってすごく納得できる話でした
読了日:07月11日 著者:湊 かなえ
ケモノの城ケモノの城感想
今、別のミステリーを読んでいますが、それがものすごく可愛らしく思えてしまうほど、残酷で残虐な描写ばかりです。読んでいるだけで実際に見てもいないのに吐き気がしてきます。でもそれくらいにインパクトがあります。こんな人世の中にいないよ!と思いたいのですが、実際にあった事件を元に書かれたものなのですよね。(多少脚色はあるでしょうけど)自分では一切手を下さず拉致した者同士で殺させ合う。それを見て笑う。そんな人間が世の中にはいるのだと。自分が実際に手を下してないから痛みを感じないのだろう。にしても狂ってる。怖い話です
読了日:07月11日 著者:誉田 哲也
昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫)昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫)感想
旦那さんが死んで、義父と二人で一軒家に暮らすテツコとその周りの人たちがゆっくりゆっくりと旦那さんである一樹の死を受け入れていくお話で、すごく良かったです。一樹とかかわりのあった人はそれぞれ一樹と共に何かを共有していてそれが亡くなってしまったことでそれとどうやって折り合いをつけて行こうかとあがいてもがいてでも最終的には自分に一番合った方法で「そういうことなんだな」と受け入れていく感じ。誰にでもきっとあるんだろうな。って思いました。とても良い本です。何度も読み返したくなると思います。
読了日:07月11日 著者:木皿 泉
青の炎 (角川文庫)青の炎 (角川文庫)感想
高校生が完全犯罪を計画、実行していくお話。自分の頭の良さを過大評価している感じがいかにも高校生という雰囲気周りの人間の方がその様子を見ておかしいと気付いているにも関わらず、殺人を実行。そのほころびはあっという間に出てきて第二の殺人を犯すことに・・。ラストは自分の愚かさに気付いてしまったからの結末。なんとも言いようがなかった。
読了日:05月26日 著者:貴志 祐介
青い鳥 (新潮文庫)青い鳥 (新潮文庫)感想
吃音の激しい先生が、悩んでいる生徒に寄り添って時には相談にのったり、時には間違いを気づかせたりしていくお話。自分自身が吃音ということで差別を受けたり笑われたりしてきたからなのか。生徒たちの悩みに人一倍早く気がついて先生らしい方法で生徒自身にそのことを気づかせるっていうところが押し付けがましくなくていい。自分に正直に自分を見失わないようにそんな言葉が聴こえてくる話ばかりだった。
読了日:05月26日 著者:重松 清
傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)感想
ヴェールベン刑事の三度目の事件簿。自分の近い女性の被害が多いなぁと思いながら読んでいましたが、最後はそうでしたか。って感じでした。とはいえ、一緒に居れば情が移るのは当然だし、しょうがないかなと・・。にしてもヴェールベンはどうしてこんなにも敵が多いのか・・。(^_^;)今回は犯罪のレベルもやわらかくなっていたので良かったです。
読了日:05月26日 著者:ピエール・ルメートル
果しなき流れの果に (ハルキ文庫)果しなき流れの果に (ハルキ文庫)感想
こういったSF物というのは作者の想像物で、それを私達読者にわかりやすく描くものだと思っていたけど、どうやら私には理解が出来なかったらしい。プロローグとエピローグだけ読めばあとはなんか色々やったんだな。っていうだけになってしまう感じ。わからない惑星の名前や出てくる人物機械などの説明というかなんだろう?ただでさえ自分の想像力を試されるSFでせめて説明だけはわかりやすくしてほしかったかなぁ。という印象。言い回しなどがまどろっこくて本筋が見えにくい
読了日:03月30日 著者:小松 左京
北海道警察 日本で一番悪い奴ら (だいわ文庫)北海道警察 日本で一番悪い奴ら (だいわ文庫)感想
実績重視だった警察でどんどんと成績をあげた稲葉が裏ではやらせ捜査を行い。けん銃の密輸覚せい剤の密輸をやり、さらに自身も覚せい剤に溺れていく。警察の協力者だったS(スパイ)の渡邊の告発によって表に出てきた事件。ここでは語られていない事はまだたくさんあるのだろう。自己保身のために部下の悪事をいさめもせず放置その結果、より大きな十字架を背負うことになった道警。でもこれって氷山の一角なのでは?稲葉が悪いのは当然だが、組織がそれを隠蔽。恐ろしい話です
読了日:02月19日 著者:織川 隆
カラフル (文春文庫)カラフル (文春文庫)感想
サクサクと読めました。一気読み。突然人生のやり直しの抽選にあたった俺が、別の人間の人生から自分の罪をやり直すというもの。途中で何となくわかってしまったけど、見えているものがすべてじゃない。家族一人一人それぞれいろんな思いで生きているっていうのが実感できる本。これの前に読んだ本が残酷だっただけにこの本で救われた。
読了日:02月07日 著者:森 絵都
隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)感想
これを読みながらまず思ったのは女子高生コンクリート殺人事件だった。少年たちだけによる暴走の末女の子がもてあそばれリンチにあい、まるでゴミクズか何かのように扱われ最終的には死んでしまう。まったく同じ状況だと思った。ただ一つ違う事と言えばそれを率先していたのは子供を持つ母親であったこと。とにかく胸糞が悪くなる話、ディヴィットはいつだって母親に話すことが出来たにもかかわらず、怖いもの見たさメグへの性的な欲求に負けた。凄惨な事件があっさりと終わりを告げたことは何とも言えず虚しさが残った。
読了日:02月06日 著者:ジャック ケッチャム
空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)感想
色んな患者さんが駆け込む精神科。そこの精神科医(伊良部)には逆らえない何かを持っていて、彼のペースに巻き込まれながら自分の悩みの種になる症状と原因が徐々にわかってきてなくなっていくという話でした。伊良部さんはわざとそのようにしてるのか?それとも本当に天然なのか?わからないけど、来る患者さんをありのまま受け入れる伊良部さんのような医者ってものすごく必要だよなぁ〜と思いながら読みました。義父のヅラの話は笑ったw
読了日:02月01日 著者:奥田 英朗
そして生活はつづく (文春文庫)そして生活はつづく (文春文庫)感想
星野源さんのエッセイ、面白かったです〜。割と真面目できっちりとしている人なのかと(ドラマの影響が大きすぎて)思っていましたが、そんなにダメ人間だったのか!と思わず笑ってしまいました。でも源さんの思うようなことを私も思うことがあるので皆多かれ少なかれそういう気持ちがあるんじゃないか?ただ言わないだけで。と思えて共感できました。ちょっと疲れたときにこれを読むとふふっ!って笑えて元気になれそうです。
読了日:01月23日 著者:星野 源
仮面病棟 (実業之日本社文庫)仮面病棟 (実業之日本社文庫)感想
もしかしてこの人犯人じゃないの?というのはわかったんだけど、その理由が結構ヘビーだったのは予想外でした。スピード感も緊張感もあって、一気に読み進むことができました。終末医療をしている病院でのコンビニ強盗のたてこもりからこんな風になるとは・・・。そして最後の余韻も良かったと思う。
読了日:01月13日 著者:知念 実希人
光 (集英社文庫)光 (集英社文庫)感想
三浦しをんさんの本はそんなに読んだことはなく、神去なあなあくらいだったけど、ほんわかした物語が素敵な方だと思っていたら、この小説で全く見方が変わった。これほど人の心の奥底をドロドロと吐き出していくものは観たことがないくらい。人間だれしも持っているであろう毒な部分で埋っている。でもそれがものすごく哀しい。自分の犯した罪と自然の災害と一人になって周りの人たちの偽善的な目が彼らをここまで醜くしたのかなと思う話でした。輔はかなり可哀想だったな。
読了日:01月06日 著者:三浦 しをん
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)夏と花火と私の死体 (集英社文庫)感想
友達のちょっとした意地悪がとんでもないことに、読み始めてすぐに私は死んでしまう。その死んだ五月目線で話が続いていく。怖かった。小学生が死んだ友達を担いで隠そうとするのには少し無理がある設定ではあるけど、小学5年生だとすればそれくらいできるのかなぁ?と思ったり、なんとか大人たちから死体を隠そうとする弥生と健にハラハラしてしまう。死体の五月がそれを冷静に淡々と物語って背筋が凍る感じがした。そして最後に待ち受けていた事にまた驚愕した。
読了日:01月01日 著者:乙一

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