ファミレス(上) (重松清)

November 08 [Tue], 2016, 13:58


重松清さんの「ファミレス」を読みました。


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3人のオッサンたちのそれぞれのお家事情を
料理を通じて描いていく小説でした。
ファミレスは、そのおっさんたちに家族や絆といったものを
教えてくれるアイテムになっていました。

料理が好きで自分で料理をつくり、学校で料理教室の
部活を立ち上げている だけど、
最近はなんでも手軽にどこでも何でも買えるし食べられる
だけどそうじゃないものを生徒たちに教えたいと思ってるけど
全然人が集まらない。

家では子供たちが独り立ちして夫婦二人きりになってしまうし
奥さんの部屋から離婚届を発見してしまうし
で、モヤモヤした気持ちのまま過ごしている。

その友達の  はもうずいぶん前から別居状態
ある日突然妻が実家の京都へ和菓子の勉強にいったきり
かえってこなくなった。
このまま多分離婚になるのだろうなと思っているところに
料理教室で知り合った先生とその娘が転がり込んでくる。

そしてもう一人の友達は嫁姑問題で離婚したから今度こそ

何者 (朝井リョウ)

November 04 [Fri], 2016, 21:47


朝井リョウさんの「何者」を読みました。

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就職活動を目前に控えた拓人は、光太郎、瑞月、理香
隆良と頻繁に集まるようになる。
だが、SNSや面接でかわす言葉の奥の本音や自意識が彼らの
関係を次第に変えていく
・・・・・・・・・・・・・

SNSの中の自分とリアルな自分そのギャップと
就活というものを通して知り合った仲間たちとのやり取りが描かれていました。

一見クールで常識があると思っていた拓斗が
実は一番いやしくて人を下に見ていたっていう。
でもそう思っているのは本人だけで周りの数名はちゃんと彼の本性を見抜いて
それでも付き合ってくれていた。

就活での焦りを見栄や虚勢を張りながら活動していく過程が
なんだか痛々しくもあり、そんなものだよねと共感することもありで面白かった。
みんなそれぞれ何者かになりたくてSNSをやっているけど、
でも結局は隠しきれるようなものでもないし

名前がニックネームになろうとどれだけ虚勢をはろうと
何物にもなれはしない。

リアルな自分に魅力がなければSNSでも魅力的にはなれないし
就活でみんなが虚勢をはり見栄をはっているのは
そうやって歯を食いしばって必死になってる証拠で
それが自分を何者かにしてくれるものなんじゃないか。って
そんな風に言われてるように感じる小説でした。

64(ロクヨン) (横山秀夫)

November 04 [Fri], 2016, 21:46
 

横山秀夫さんの「64」を読みました。 
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元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。
記者クラブと匿名問題でもめる中、(昭和64年)に起きた
D県警史上最悪の証拠ちゃん誘拐殺人事件への
警察庁長官視察が決定する。
だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。
組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描く
・・・・・・・・・・・・・・
記者クラブとの軋轢、ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の
全面戦争。
その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は
長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。
そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警を
さらに揺るがす事件が・・・
・・・・・・・・・・・・・・

娘さんの失踪の話から始まっているのでてっきりこのことと
ロクヨンが結びついているものと思っていましたが
最期の最後まで娘は失踪のまま終わってしまいましたね。

そこは自分の想像でということなのでしょう。

最初に出てきた娘の行方・・・。
三上と妻が同じ年頃の娘さんの死体が上がったと聞くとそこへ出向き顔を確認する。
てっきりそこから話が64に及んでいくのかと思っていたけど、
三上が刑事から広報に移ったことの葛藤と広報と新聞社との確執に話が終始していて、
いったいいつになったら64事件に関わるのかとちょっとイライラ。。
でも二渡が刑事部にやたらと何かを嫁ぎまわっていることに気付いた三上が
辿りついたものは64年に発生した誘拐殺人事件の噂。
刑事部があの時隠していたもの。
それが今広報が直面している匿名問題と結びついていく。

広報部と刑事部の中が険悪になる中で
広報部の上司は64事件での捜査1課の失態を隠すために
必死になり、
刑事課は自分たちの失態を広報部に知られまいと必死になる。

捜査一課は64事件を全く諦めてなかった。
むしろ警視総監が来ることを見越して64の犯人を捕まえようとしていた。
広報はそれまでずっと騙されていたわけだったんですね。
今回の事件の犯人警察の内部ですら、
動きずらいものがあること新聞記者たちとのやり取りどれも緊張感たっぷりでした。
面白かった。だけど思っていた話とはずいぶん違っていた
最後の最後まで三上の娘さんがどこかに絡むのだとばかり思っていた。

怒り

November 04 [Fri], 2016, 21:44
劇場にて鑑賞★★★
 
二年前に一軒家で起きた凄惨な殺人事件の犯人
どこかに逃亡して指名手配犯にとなっている。

別の場所ではどこからともなくやって来た
三人の青年のそれぞれの生活が描かれる。

ミステリーなのかと思ったけど違いました。
誰が犯人なのかはさておいて
突然現れて町や村に馴染んでいる人のなかに
殺人犯がいる。
最初はちょっと変わった人と言う感じで付き合っていて
そのうち情もわいてきて、そんなときに
ふとTVの番組で見た指名手配犯の写真が
自分の側にいるその人に似ていたら貴方ならどうするのか?
と言う疑問を突きつけてくる映画でした。

一人はそうに違いないと思って警察に通報し、
一人は何もしないことで相手と距離を置き知らない降りをし
一人はそれでも信じ続けた。

誰かを信じるって難しい。ものだなぁと何年も付き合っていたならまさか!という気持ちにもなるけどいつの間にかそこにいたという
過去を知らない人間には皆結構冷たくなれるのだな。

それが悪いことではないけど信じて貰えなかった時
凄く傷つくと思う。

信じていたのに裏切られるより辛いのではないか?とも思う。

予告の宮崎あおいに騙された。
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