Annie 

September 25 [Fri], 2015, 22:17
DVDにて鑑賞。 ★★★★★

心が温かくなって見ていて本当にうれしくて楽しい気持ちに
慣れる映画でした。

ミュージカルがずっと上演されずっと愛され続けるわけも
わかりました。

とても良い話です。
アメリカでは里親制度というのがわりと受け入れられている
ようだけど、それでも里親と巡り合えるまでの彼女たちの
一時的な預かり場所が良い場所ばかりとは限らず

そんな中でも懸命に生きようとしているアニーが
とても可愛らしかった。

一方で選挙活動のために始めた里親だったけど
アニーと触れ合ううちに本当の家族のように
それまで自分は冷めていると思っていたのに
実は愛に飢えていたことを知るスタックス

アニーはスタックスの作戦を利用して
自分を捨てた両親を探し出そうとするし
スタックスは選挙に勝つためにアニーを利用して
得票数を獲得するためにしてるんだけど

二人とも愛に飢えていたんだね。


スロウハイツの神様 (下)辻村深月

September 25 [Fri], 2015, 22:13


辻村深月さんの「スロウハイツの神様 下巻」を読みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
莉々亜が新たな居住者として加わり、
コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく
「スロウハイツ」の人間関係。
そんな中、あの事件の直後に百二十八通もの手紙で、
潰れそうだったコーキを救った一人の少女に注目が集まる。
彼女は誰なのか。そして玉木が受け取った一つの荷物が彼らの
時間を動かし始める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この話はずっとコーキの偽物を探すミステリーみたいなものだと
思いながら読んでいたのですが、
ただのラブストーリーでしたねwwww

とてもわかりやすいラブストーリーでした。
しかもものすごく回りくどいwww

コーキの小説のせいで人が死に
ただ小説のせいにされてしまっただけで
その人たちは自殺志願者だっただけなのに・・
それでも小説を読んでそういう気持ちにさせてしまったという
ことがコーキの心を閉ざす結果になって
書けなくなってしまうんじゃ・・・
と思っていたところに現れた「コーキの天使ちゃん」

小説から抜け出してきたような莉々亜がコーキの天使ちゃんじゃ?
とスロウハイツの住人は思っていたようだけど
当のコーキは嬉しそうな顔をしつつも
それはきちんと否定していて、なんでかなぁ?

なんて思っていたのだけど、
環が高校のころに出会っていたとは・・・・。

しかもコーキの天使ちゃんは環だったとは・・・。
環が初めてコーキに会った時コーキは「お久しぶり」と手を
差し出したことに対して環は誰か別の人と勘違いしている
と思っていたようだけど、その時からすでにラブストーリーが
始まっていたとは・・・・wwww

多分そういう目線で読んでいたらすぐに分かったんだろうけど
ずっとミステリーだと思っていたので下巻を読むまでまったく
気が付かなかった。

コーキはずっと「コーキの天使ちゃん」のことを知ってて
そしてコーキの天使ちゃんに恋をしてたんだって。

環は環でコーキの小説が好きで、
そのうちにコーキも好きになってたことを。

この二人は本当におくてで恋愛下手で笑ってしまうね。
そしてスロウハイツの住民みんなそれぞれがちゃんと
独立してて自分を持ってて
適度な距離感をきちんと保ってて大人で
本当に素敵だった。

偽物はやっぱり莉々亜で
そしてコーキと人気を二分するもう一人の謎の小説家が・・・
まさか・・・だったとは・・・。
うん。確かに仕事してるっていってたもんなぁ。
謎を絡めながらもしっかりらぶすとーりーで青春群像劇で
お得感がたっぷりな本でした。

読み終わると「リア充爆発しろ!!!!!」って叫びたくなりますw

スロウハイツの神様(上) 辻村深月

September 22 [Tue], 2015, 19:20


辻村深月さんの「スロウハイツの神様上巻」を読みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ
あの事件から十年。
アパート「スロウハイツ」ではオーナーである
脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが
共同生活を送っていた、
夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、
刺激し合っていた6人。空室だった201号室に
新たな住人がやってくるまでは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

裏表紙のあらすじを見て
ミステリーっぽいものかと思っていたら違っていました。

トキワ荘のような芸術家が集まる一軒家でそれぞれの住人の日常を描いた話でした。

はっきりと言葉で示さないけど
皆が環のことを尊敬してて環を愛しくおもっているのが感じられて
だけど決して深くは踏み込まず
ただ暖かく見守っている感じがとてもかっこ良くて素敵。

住人の人となりを描いた上巻
仲が良くてこのまま切磋琢磨して皆が夢を現実にするために頑張っていくのかと思いきや

エンヤが環の才能に嫉妬してしまって
出ていくことになったり
(それだけで無いことは明白なんだけど)

その後に現れたコウちゃんの小説から抜け出てきたような可愛い女の子
リリアが引っ越してからちょっと雰囲気がかわった。
何となく波乱の予感。

どう見ても環のお眼鏡にかなう相手ではないのに
何で環がそれを受け入れたのか? 

ってかこれだけ怪しすぎるのに
スロウハイツの住人が皆(環がコウちゃん好きってこと知ってるくせに)
コウちゃんにお似合いだなんて言ってて
ちょっとびっくりなんですけど。

それにどう見てもコウちゃんの偽物はこの子だよね?

環はわざと泳がせているのかな。

キングスマン

September 22 [Tue], 2015, 19:13
劇場にて鑑賞。 ★★★★

ものすごく明るい殺し合い???って感じですかね?
最後の部分や師匠がキリスト教でやりあうシーンなどは
もうめっちゃ楽しくなっちゃうくらいに、

グロいですよ。とてもグロいという表現で多分あってると思います。
でもそんなこと全然感じないんです。

スピード感がはんぱなくあって、見てるとワクワクしちゃうの
その殺し方の素晴らしさに・・・。

瞬きしないで見てほしい映画です。

内容はというと・・う〜ん?なんていうか
スパイ映画なのにスパイっぽくないっていうか・・・。

自分がかつて命を救われ
その救われた男の息子を同じようにスパイにしちゃう
っていう感じの映画なんですけど・・・。

もう少し違うやり方で息子を救っていくお話なのかと
思っていただけに趣味がちょっと悪いって感じは
しないでもないんですけど、

とにかくアクションシーンが素晴らしいので
内容はふっとびます。

とにかく楽しい。
エンターテイメント性の高い映画でした。

ときぐすり (畠中恵)

September 10 [Thu], 2015, 20:25


畠中恵さんの「ときぐすり」を読みました。

まんまことシリーズ第四弾
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女房のお寿ずを亡くした麻之助だが、
町名主・高橋家の跡取りとして裁定に追われる毎日。
「人が人を大事だって思う気持ちに付け込んで、下司なことするんじゃねぇよ」
幼なじみで親友の八木清十郎と相馬吉五郎の助けもあり
魂の抜けたような麻之助も徐々に回復していく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もうまんまことシリーズも4冊目になるんですね。
のらりくらりと過ごしていた最初のころの麻之助から
思うと女房をめとりちょっとだけ成長して町名主としての風格も
出てきたかなと思っていたのに、

その女房おすずと生まれてくるはずだった子供両方を
失ってふわふわと消えてしまいそうになってましたね。

最初のころよりもさらに危なっかしくなってしまった麻之助を
父の宗右衛門は心配して仕事をいっぱい与えたりして
おかげで考える暇がなくなったみたいですね。

ひょうひょうとしながらも周りが見て危なっかしいと感じてしまうほど
麻之助がお寿々のことを大事に思っていたんだと思うと
ちょっと切なくなりました。

そんな麻之助の元にもたらされた事件は
なんとあの女好きの清十郎が初めて(本気で)好きになった相手が
出来たというお話と
許嫁がいるにも関わらず茶屋の女子3人に言い寄られる吉五郎
の話など
麻之助が首を突っ込まざるを得ないようなものばかりでした。

人の恋愛話に首を突っ込むうちに
最終的にはおすずのことを思い出してもそれが悲しいものではなく
良い思い出として彼の中にあり続ける感じになってました。

哀しみを超えるには時間とそして忙しさなのかもしれないと
思いましたね。

ただ・・・おすずの姪っ子が麻之助のこと・・・どうやら好きになったようですし
この先どうなるのか楽しみ。

禁断の魔術 (東野圭吾)

September 09 [Wed], 2015, 19:32


東野圭吾さんの「禁断の魔術」を読みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる古柴伸吾は、
育ての親だった姉が亡くなって帝都大を中退し
街工場で働いていた。
ある日、フリーライターが殺された。
彼は代議士の大賀を追っており、また大賀の担当の新聞記者が
伸吾の姉だったことが判明する。
伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある”企み”に気づくが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ガリレオシリーズ8作目なのですね。
多分ドラマでも見たことがないシリーズだったと思います。

今回は湯川によって犯罪を未然に防ぐことができたお話でした。
自分の高校の後輩が犯罪に手を染めてしまわないように
しかも自分の愛してやまない科学の力によって
その復讐を成し遂げないように・・・。

そのためか今回彼は草gにも言わずに一人で
解決しようと真剣に伸吾に向き合っていて
めちゃくちゃかっこよかったです。

いつもはクールであまり他人に対して感情を出すことがなかったけど
ここ最近の湯川はどんどん感情を出すようになったというか

もともと表にあらわさないだけで実は人情深い人なんだというのが
わかってきたというか。

伸吾が使おうとしていたレールガンというものが
どんなものなのか見てみたい気がしました。

そしてライター殺人事件の発端にもなったもう一つの事件を
大賀はどんなふうに受け止めていたのか。
そしてその弟に対しての謝罪はないのか。
そのあたりも知りたかったなと思いました。

にしてもお姉さんが代議士と不倫関係にあったということで
なんとなく気持ち的にはもやもやっとしたものが残りました。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (七月隆文)

September 08 [Tue], 2015, 19:35


七月隆文さんの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を読みました

・・・・・・・・・・・・・・・・・
京都の美大に通うぼくが一目ぼれした女の子。
高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。
気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった
大きな秘密が隠されていて・・・。
「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」
奇蹟の運命で結ばれた二人を描く、甘く切ない恋愛小説。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎日通う電車の中で偶然出会った女の子に一目ぼれして
その日のうちに告白しちゃうっていうシチュエーションからして
ええ?って感じだったのだけど、

その彼女がその告白にあっさりとOKしてしまったのと
この本の題名から察するに多分彼女は未来から来たとか
そういうことなのかな?と思っていましたが、

うん。未来は未来でもちょっと状況の違う未来というか
ややこしくて

彼女の秘密が明かされてからこんがらがりました。

徐々にぼくと彼女が離れていく?という意味なのか。
どうなのかが本当にわかりにくいんです。
とにかく・・・。

だから帯にはとても感動して泣けたとか書いてあるんですけど
私の場合は泣くどころか。
「え〜とこれはどういうことかな?」
と悩むことが多くて最後まであんまり感動できなかったけど

でも切なさは伝わってきました。
彼女が出会ってすぐにOKしたのも
いつも何かにつけてすぐに泣いていたのも。

二度目に読んだら素直に感動して泣けるかもしれません。
ちょっと難解で一度だけだと状況がうまく頭の中で
つながらなかったですw

8月の読書メーター

September 04 [Fri], 2015, 20:28
2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:3556ページ
ナイス数:84ナイス

ときぐすり (文春文庫)ときぐすり (文春文庫)感想
まんまことシリーズの4冊目麻之助がお寿々の死から少し立ち直ってきたようでほっとした。多分これからもお寿々のことは思い出すだろうけど、きっといい思い出になっていくような気がする。がしかし、その姪のおこ乃が今度は好きになり始めてるみたいで・・・次回作はこのあたりの話になるのかな?なんにしても麻乃助がだんだん町名主らしくなってきてるのが頼もしい。今回は吉五郎が主役になるお話が多くてちょっと笑ってしまった。
読了日:8月31日 著者:畠中恵
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)感想
途中で泣けてしまいました。相手の気持ちを考えずいじめる人間、いじめられたことで鬱屈した気持ちを晴らそうとする人間、嫉妬心から人を傷つける人間。誰でも自分と相手を比較して優劣をつけている。でもそういったものはすごく不安定なものの上にたっていてほんの少しのバランスで保っているんだなと。裁判によっていろんなものが明らかになって噂によって人が陥れられ噂によって犯罪者扱いされ噂によっていい人にも悪い人にもなる。それを見極めるにはやっぱり双方の言い分を聞かなくてはいけない。人は人を自分のものさしでしか見ていないんだな
読了日:8月28日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)感想
裁判が始まって各々の言い分がわかってきて、さらに新証言も出てきてこの裁判の意義が発揮されてきましたね。しかもそれを同じ人の目線ではなく違う人の目線で追っていくことで裁判に関わった人すべての色んな気持ちも手に取るようにわかる。まるで自分も傍聴しているような気分になる。最初に茂木記者を尋問したことで、この裁判を始める明確な理由もはっきりしたし。一人一人証人の話を聞くごとにこの事件の全容が解けていく。そしてこの事件にかかわった人の気持ちが晴れていくようですがすがしい。
読了日:8月28日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)感想
大出が本気で自分の身の潔白を証明したいと思い始め、森山先生も自分の名誉を回復させようとし、そしてとうとう樹里も自らの口で証言したいと言い始めた。 いよいよ裁判が始まると思うとワクワクする。そして弁護人である神原の過去が野田と涼子によって少しずつ解き明かされていこうとしてる気がする。人は自分の思いこみで相手を「こういう人間だ」と感じ何か事件が起きるとその人間だと結び付けて考えてしまう。相手の気持ちも考えもせずに、それは大人でも子供でも。だからこの裁判はとても重要で素晴らしいものだなと思う。
読了日:8月14日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)感想
大人たちや友達の噂話ばかりが先行して肝心な事件がうやむやになり、そこに通う生徒たちまでもが悪く思われることに憤りを感じた涼子たちが中学生だけで裁判をすることを発案。犯罪者扱いされていた大出を引っ張りだし事件の概要を追っていくところが本当にすごい。子供だからと言って何も考えてないわけではない。きちんと人を見ていてきちんと考えを持っている。そしてそれぞれが心に闇を抱えていたりする。そんなものがこの裁判を通してどんどんと解決していくような気がして ワクワクがとまらない。
読了日:8月12日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)感想
自殺だと思っていたところに届いた告発状。差出人は樹里。彼女は大出にいじめられていてその仕返しに告発状を書くことを思いついたのだが、彼女の心の闇が深くて怖い。誰のことも信用していなくてただただ妬み、嫉み、恨みだけで生きている。そして柏木の第一発見者の野田もまた闇を抱えていて、中学生だとはいえ、どんな人間にもそれぞれ心の中の闇と戦っているんだなというか。(子供だからこそ周りの者と比べたりできない分世界が狭くてどんどん深みにはまっていくというか)そんなことを思ったりした。
読了日:8月12日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)感想
映画化され前篇は観ましたが、いまいちぐっとくるものがなく、本当はどんな話だったのかが気になったので購入してようやく読み始めました。映画では自殺した男の子の人となりが今一つわかりにくかったのですが、小説になると事細かく描写されていて面白かった。裁判に関わる人物たちそれぞれの裏の事情もきちんと描かれていたので、映画で見たときのように、教師たちが簡単に事を封印したのではないというのもわかってなんとなくほっとしました。
読了日:8月12日 著者:宮部みゆき

読書メーター

ソロモンの偽証 第三部法廷 下巻(宮部みゆき)

September 03 [Thu], 2015, 20:22


宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第三部法廷 下巻」を読みました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一つの嘘があった。柏木卓也の死の真相を知るものが、
どうしてもつかなければならなかった嘘。
最後の証人、その偽証が明らかになるとき、
裁判の風景は根底から覆される
藤野涼子が辿りついた真実。三宅樹里が叫び、
法廷が告げる真犯人。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

樹里の痛々しい告白
それは自分がされてきた辛い思いを誰かにわかってほしかった。
そのただ一点に尽きた。

その事を法廷で樹里の変わりに糾弾してくれた
彼のために最後の嘘をつく。
でもそれはただ空中に漂って消えていくだけの証言だった。
でもその証言をすることで彼女自信が救われた気がして
今まで辛い思いをしてきたことを法廷で皆の前で訴えることができて
本当に良かったねと思えた。

そして事件の肝柏木卓也の当日の行動と謎の公衆電話の少年の
行動が明らかになって悲しくもあったけど

でも結局は誰も悪くないのだと言う結論に
たどり着けたのは良かった。

柏木卓也は本当に自ら死を選んだ。
余りにも聡明で、賢過ぎた。

だけどそれはやっぱり子供で
大人ならそれを上手く誤魔化したり顔に出さなくなれたのに
そうできなかった。
彼の闇なんだと思う。

人の中には必ず闇があって誰もがその闇と上手く付き合い
上手に消化している。

でも闇は他人からの攻撃や自分の弱さから抑えることが出来なくなって
出てきてしまう
それとどう折り合いをつけていくかは
やっぱり自分の気持ち一つなんだなって。

皆が納得のいける判断が出来た中学生たちに脱帽でした。

ソロモンの偽証 第三部法廷 上巻 (宮部みゆき)

September 03 [Thu], 2015, 20:18


宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第三部法廷 上巻」を読みました
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
空想です。
弁護人・神原和彦は高らかに宣言する。
大出俊二が柏木卓也を殺害した根拠は何もない。と
城東第三中学校は”問題児”というレッテルから空想を
造りだし、彼をスケープゴートにしたのだ。と
対する検事・藤野涼子は事件の目撃者にして告発状の差出人
三宅樹里を証人に出廷させる。
あの日、クリスマスイヴの夜。屋上で何があったのか。
白熱の裁判は、事件の核心に触れる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

裁判が始まって各々の言い分がわかってきて、
さらに新証言も出てきてこの裁判の意義が発揮されてきましたね。
しかもそれを同じ人の目線ではなく違う人の目線で追っていくことで
裁判に関わった人すべての色んな気持ちも手に取るようにわかる。

まるで自分も傍聴しているような気分になる。
最初に茂木記者を尋問したことで、
この裁判は中学生のごっこ遊びじゃないことを
傍聴人たちに知らしめることもできたし証人自身にも
覚悟を決めさせたというか・・・。

だから証人は本当に真剣に話をするし
そして陪審員はそれをちゃんと受け止める。
ただ、まだ始まったばかりでたどだとしい場面あるけど

一人一人証人の話を聞くごとにこの事件の全容が解けていく。
そしてこの事件にかかわった人の気持ちが晴れていくようですがすがしい。
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