ソロモンの偽証 第二部決意 下巻(宮部みゆき)

August 17 [Mon], 2015, 19:46


宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第二部決意 下巻」を読みました。

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いよいよ動き出した「学校内裁判。
検事となった藤野涼子は、大出俊次の”殺人”を立証するため
関係者の聴取に奔走する。
一方、弁護を担当する他校生、神原和彦は鮮やかな手腕で
証言、証拠を集め、”無罪”獲得に向けた布石を着々と
打っていく。
次第に明らかになる柏木卓也の素顔。
繰り広げられる検事と弁護人の熱戦。
そして告発状を書いた少女がついに・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


大出が本気で自分の身の潔白を証明したいと思い始め、
森山先生も自分の名誉を回復させようとし、
そしてとうとう樹里も自らの口で証言したいと言い始めた。

それぞれの人間はずっと噂だけ一人歩きをして
自分で自分の身の証を立てる機会がまったくなかった。
だけど涼子の提案によってそれができるとわかった。

最初は戸惑い、疑い信じられないと言っていた
大出や樹里が自分で証言をしたいと思うようになった

噂や思い込みだけでどんどん悪者にされていく辛さは
本人にしかわからない。
でもそれを言える機会があれば言いたい。
とずっとずっと思っていたからで
そういう機会を与えてくれた涼子や神原に
彼らが心を開いたのは当然の成り行きだったんだろうなと。

ただ涼子とそして野田がそれぞれ
検察、弁護人としていろんな状況を調べていく中で
どうしてもわからないことが出てきてそれが

弁護人である神原の過去とつながりはじめているようで
これまたワクワクする。

人は自分の思いこみで相手を「こういう人間だ」とと感じ
何か事件が起きるとその人間だと結び付けて考えてしまう。
相手の気持ちも考えもせずに、

それは大人でも子供でも。
だからこの裁判はとても重要で素晴らしいものだなと思う。

ソロモンの偽証 第二部決意 上巻(宮部みゆき)

August 17 [Mon], 2015, 19:15


宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第二部決意 上巻」を読みました。

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二人の同級生の死。マスコミによる偏向報道。
当事者の生徒たちを差し置いて、ただ自体の収束だけを
目指す大人。
結局、クラスメイトはなぜ死んだのか。
何もわからないままでは私たちは前に進めない。
だったら自分たちで真相をつかもう。
そんな藤野涼子の思いが周囲に仲間を生み出し、
中学三年有志による「学校内裁判」開廷が決まる。
求めるのはただ一つ、柏木卓也の死の真実。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大人たちや友達の噂話ばかりが先行して肝心な事件がうやむやになり、
そこに通う生徒たちまでもが悪く思われることに憤りを感じた涼子たちが
中学生だけで裁判をすることを発案。

涼子は優等生だっただけに中学三年生の受験を控えた
大事な時期での裁判をしたいという発言が
今まで涼子のことを優等生としか見てなかった先生たちには
「がっかりした」と映り、

真実を求めたい。知りたいと思う先生や生徒たちには
その意見に乗ってみたいと思う。

でも意外と近くにいる人間のほうが冷ややかで涼子から
離れて行ってしまうのに、
逆にいつもは涼子と親しくもなかった。

どちらかと言えば目立たない生徒だった
野田や高坂、まり子たちが彼女を応援してくれるというのが
なんとなく微笑ましかった。

人はこういう時にその人の本性が出てしまうんだよね。
野田や向坂たちはただのグズな男の子じゃなくて
ちゃんと思慮深くて色々と考えていて
それが本来の彼らだっていうこと。

逆にいつも人気者だったり、頭が良かったりする人の方が
自分のことばかり考えて打算で生きているというか
人間の縮図のように思えた。

しかも学校で裁判をするという涼子のもとには
今までまったく付き合のなかった人間が
そのヒントをくれたりして特に勝木恵子が出てきたことで
涼子は卓也の死を自殺だ!と確信することに至って。
なんと大出の弁護をしようとさえ思ってしまうのだから

そして犯罪者扱いされていた大出を引っ張りだし
裁判に向かわせようとしちゃうなんて
やっぱりカエルの子はカエルね〜ってw

子供だからと言って何も考えてないわけではない。
きちんと人を見ていてきちんと考えを持っている。

そしてそれぞれが心に闇を抱えていたりする。
この裁判を通してどんどんと解決していくような気がして
ワクワクがとまらない。

今期のドラマについて

August 17 [Mon], 2015, 19:02
今期のドラマで面白いなぁっと思っているのは
「民王」「ナポレオンの村」「リスクの神様」ですね。
特に民王が好き。
エンケンさんの「総理」と呼ばれて
キュイっと条件反射で手をあげちゃうところが可愛い。

ナポレオンの村は前向きでたまにそんなに上手くいかんやろ〜。と
思うところがあっても何となく許せてしまう。

リスクの神様は設定にちょっと無理を感じつつも
堤さんの父親の過去が明らかになっていくのを見るのが楽しいです。

ホテルコンシェルジュ
毎回あっさりと解決して投げっぱなしジャーマンなときもありますが
悪い人も出てこないし気楽に見られるのでいいです。

エイジハラスメントと花咲舞が黙ってないは
水戸黄門みたいで見ていてスッキリするし。

デスノートも探偵の探偵も突っ込みながら楽しんでます。

そういう意味ではあんまりハズレがないのかな?

ソロモンの偽証 第一部事件下巻(宮部みゆき)

August 16 [Sun], 2015, 10:13


宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第一部事件 下巻」を読みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう一度、事件を調べてください。
柏木君を突き落したのは・・・・。
告発状を報じたHBSの報道番組は厄災の箱を開いた。
止まらぬ疑心暗鬼。
連鎖する悪意。そして同級生がまた一人、命を落とす。
拡大する事件を前に、為す術もなく屈していく大人たちに対し、
捜査一課の刑事を父に持つ藤野涼子は、真実を知るため
ある決断を下す。
それは「学校内裁判」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自殺だと思っていたところに届いた告発状。差出人は樹里。
彼女は大出にいじめられていて
その仕返しに告発状を書くことを思いついたのだが、
彼女の心の闇が深くて暗い。
誰のことも信用していなくてただただ妬み、嫉み、恨みだけで生きている。

そして柏木の第一発見者の野田もまた闇を抱えている、
中学生だとはいえ、
どんな人間にもそれぞれ心の中の闇と戦っている。
(子供だから世界が狭くてどんどん深みにはまっていく)
そんなことを思ったりした。

そのことがきっかけで樹里のことを一番心配していて
一番関下てくれていた唯一の親友??ともいえる松井は
樹里の真意を問おうとして事故に遭い死んでしまった。

樹里が自分にコンプレックスを持っていて
それを大出達にいじめられたことで仕返ししたいという気持ちがイタイ。

自分の周りの人間はバカで何もわかってないと思っててそれがものすごく
歪んでて怖い。

それをすべて人のせいにして自分のやっていることを正当化してそんな風にしか生きられない彼女をかわいそうに思う。

そして担任の森内先生は自分の容姿に自信を持ち
無意識ではあるけど自分より劣るものを少なからず見下すような性格で
それがもとで隣人から恨まれることになるのだけど。
それが今回はマイナスに働いて信用を無くしていく。
本人はその事に気づいてないのが可哀想だけど。

またその隣人も自分の不幸を他人のせいにして生きていくような人で
勝手に森内に恨みを抱いて行くのだけど
これも痛々しくて見ていられない。

また柏木の父の証言によって拓也の性格も垣間見えてきた。
病弱なことで人一倍甘やかされていた彼はとても頭が良くて
死に対して物凄く興味を持っていたこと。

証人の尋問によってそれぞれの気持ちと背景が見えてきて
少しずつ真相に迫って行くのが楽しい。

ただこんな中で当事者でないものたちのヤジがどれ程無責任なものなのかが
良くわかる。


トゥモローランド

August 16 [Sun], 2015, 9:50
劇場にて鑑賞。★★★

ザ・ファンタジー、ザ・SFっていう感じの映画でした。
ディズニーらしい未来に希望を見いだせるような
そんな映画だったと思います。

未来を作っていくのは、未来を守れるのは
今そこにいる君たちだ。
そしてあきらめない気持ちだ。

というメッセージが強く込められているような気がしました。

その上でディズニーらしいファンタジーの世界観が
画面いっぱいに広がっていて

子供の心に戻してくれるようなワクワク感が漂ってきます。

何も考えずに見る映画です。
深く考えることはないです。

ただただ画面の中で起こることを楽しむ映画だと思います。
どことなくTDLにいってアトラクションを見ているような感じでした。

ソロモンの偽証第一部事件上巻(宮部みゆき)

August 15 [Sat], 2015, 13:32


宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第一部事件 上巻」を読みました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。
柏木卓也、14歳。
彼はなぜ死んだのか。殺人か。自殺か。
謎の死への疑念が広がる中、”同級生の犯行”を
告発する手紙が関係者に届く。
さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、
犯人探しが公然と始まった。
一つの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。
それに対抗し、市の真相を求める生徒たちを描く。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

柏木卓也という中学生が雪の中に埋もれた状態で発見され
それを発見した野田健一をはじめ。
それに関わる人物たちがそれぞれ家庭の事情を交えて
事件に関わっていく様子がこの事件上巻では
描かれていました。

野田健一は柏木の第一発見者。
そして学校の近くに住む藤野涼子。父親が警察官
告発状を送り付けた三宅樹里
そして柏木卓也の両親とその兄宏之
中学校校長の津崎。
二年A組の担任森内先生。
その森内先生のマンションの隣に住む垣内美奈江

それぞれの人物紹介とその家族や学校のかかわりやそういった
背景が描かれていて映画でさらさらと流されていた部分が
よくわかりました。

学校側は子供たちを守りたいという気持ちと
これ以上大げさにしてはいけないという気持ちから
いろんなことを伏せて事実確認をしようとしたのだけど、
噂ばかりが暴走し。さらには告発状が届けられたことで
マスコミがそれにくいつき、好き勝手なことをまき散らし

結局生徒や保護者達もが疑心暗鬼になって
翻弄されていくのが怖いなと。

まず大人たちの勝手な思い込みによる勝手な判断が怖かった。
そして自分の私欲のために勝手に事実を歪んで報道する記者も

それと自分をいじめていた相手を
この事件に乗じて弾糾しようと告発状を書いた樹里。
彼女は自分の中のドロドロとしたものを吐き出したいだけのようで
とても恐ろしかった。

虚像の道化師(東野圭吾)

August 15 [Sat], 2015, 13:11


東野健吾さんの「虚像の道化師」を読みました。

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ビル5階にある新興宗教の道場から信者の男が転落死した。
男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、
教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。
教祖は本当にその力を持っているのか、
そして湯川はからくりを見破ることができるのか
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ドラマのガリレオ2seasonでやっていたものばかりですね。
新興宗教の教祖が教団関係者を殺してしまう話。
透視マジックができると言っていたホステスが何者かに殺されてしまう話
頭の中に話しかけてくる不思議な声の話
亡くなった奥さんの不思議な行動と錆びた車の話
双子の片方の危機を感じ取る話
両親の自殺をわざと他殺に見せかける話
演出家を殺した女優の話。

すこし忘れていたものもありましたが、
読んでいるうちに。ドラマと結び付けてさくさくと読むことが
できました。

多少違う部分もありましたが、湯川の推理はすごい。
ただ少しずつ物理とはかけ離れていたりしますけどね。

ミリオンダラーベイビー

August 15 [Sat], 2015, 12:58
TVにて鑑賞。★★★

貧しい大学生が家族のために賞金を稼ぎたいと
ボクシングジムに通って成功させていく話なのかと
思っていたら尊厳死の話でした。

彼の決断がどうだったのかっていうのは
わからない。
でも私は彼女がそれを望んだのだからそれでよかったのでは?
と思ったりする。

もう二度と立ち上がりこぶしを握ることができない
ただ生きているだけ。
それが彼女にとっては地獄なら
しょうがないのかなと・・・・。

ただ彼には逃げないでほしかった。
その上できちんと自分もそれなりの罪を追ってほしかったかな。
とは思う。



マーガレットサッチャー

August 15 [Sat], 2015, 12:44
TVにて鑑賞。★★★★

鉄の女と呼ばれたマーガレットサッチャーが首相を退いてからの
出来事を追っていく映画。

メリルストリープがサッチャーと生き写しでびっくりしてしまった。

彼女が任期を終え、余生を過ごしている姿から
少しずつ過去へ映像が戻っていく。

彼女のそばにはいつも旦那さんがいてお茶目なことをするのだが
それが彼女の幻覚だということは周りの人間の
マーガレットに対する態度でわかる。

マーガレットは認知症をわずらっている。
現実と過去のはざまで生きていて
過去を思い出しながら、自分の人生はどうであったのかを
振り返っていく形にしてあって
老いてしまったマーガレットの

あの時こうしておけばよかったとか
ああすればよかったという
心の叫びみたいなものが聴こえてきて切なくなってきた。

彼女が強く強く声を荒げて戦ってきたことは
すべて国民のため。
強引でもそうすることが国を変えていくことだと思っていたから
でも男性ばかりの社会でそれをしていく大変さが
ひしひしと伝わってきた。

私がもう少しイギリスの歴史に詳しかったらもっともっと面白かった
だろうな〜と思う。良い映画でした。
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